今回の話は、私もな～んとなく心配していた「カロリー」の話からでした。
小説の文章を読んだだけで想像出来るクソマズイ料理、そしてお菓子の無い世界だったのですから、当然江戸時代的なカロリー摂取だったのでしょう（江戸の方がまだマシか！？）。そこにいきなりリサの絶品地球料理とお菓子です。カロリー計算なんて考える人は当然居ないでしょうし、そりゃみんな太るよ～
・・・という事で、「ダイエットメニュー開発物語」です。まさかの「にがりから作る豆腐」です。リサちゃんすげぇ！！海水を発注する所は笑ってしまいましたが、それを受けるアシュリー商会の商人魂もすごい！アレク叔父様は、もうどこまでもリサに付き合う気満々です。
そして、前巻でめでたくジークとおつきあいする事となったリサちゃんですが、カフェに学校、そして花祭りというイベントに屋台を出す準備等々、あきらかに忙しすぎます。そのせいでジークとの関係がギクシャクしてしまい、ここがある意味今回のヤマ場です！・・・でもここは実際本を読んでみてください。
リサの料理科の教え子達も屋台に参加したりして、着実に経験値を積んでいってます。彼らの成長が今後も楽しみです。
最後に番外編（？）の「ある男性客の葛藤」を紹介します。ヘレナがコーヒー修行をするお話です。初めてリサやジークのような技術を求められる仕事を与えられます。その行程と「おいしい」と言ってもらえた達成感が読んでいる私にも伝わってきました。
それと、リサのコーヒーに対する執念のすさまじさも見所です。何よりコーヒー豆を探す、量産してもらう、コーヒーミルを作ってもらう・・・を３年もかけてやっている、という所がすごい！異世界で地球と同じモノを作るという難しさを端的に表しているエピソードです。是非読んでみてください。
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