今回のお話は、カフェおむすびの偽２号店騒動と、隣国スーザノウルへのバカンスです！
偽２号店「カフェおこめ」。
あれだけ人気と知名度があるのだから、いずれそうなるのではないかと思っていましたけど、やはり・・・
単にスィーツや食事を出しているだけだったり、真面目に営業しているお店だったらリサだって文句は無かったみたいですが、致命的に料理が下手くそ！
しかも当たり障りのないよう「カフェおこめはカフェおむすびの２号店」というウソのウワサを流して金儲けをされてしまいます。それによってカフェおむすびは地味に迷惑を被っていきます。折角色々な人脈があるのだから、法的に何らかの対策をするのかと思ったら・・・
「誰もマネの出来ないメニューを作ります！！」
・・・さすが我らのリサ嬢。やっぱりそうきたか！
この世界の料理人の知識では、材料も製法も想像出来ない超絶難しいスィーツを作っちゃいます。
（何を作ったのかは本を読んでみてください。）
私も何度か食べた事はありましたが、この本を読むまでそんな難しいお菓子だったとは思いもしませんでした。勉強になりました。
そこまで凄いスィーツをカフェおむすびが出し始めると、技術が大したことない偽２号店の経営は窮地に追いやられます。追い詰められた悪徳商人は、まさかの手段に・・・危ない、リサ！！
そしてカフェおむすびメンバーとの慰安旅行編です。
海水浴目的で隣国スーザノウルに行ったリサ達一行が、たまたま泊まった旅館の経営建て直しに協力するお話です。
宿はキレイで好立地。経営者夫婦は超良い人達。料理もカチコチパン以外はおいしい！・・・なのに悪しき隣人のせいで経営危機です。やりきれない気持ちになったリサ達は協力を申し出ます。当然、料理で！！
久々に入手可能な材料のみで絶品料理を作るリサ達。
カチコチパンを何とかする為に考えたメニューは、本の表紙にも描かれている「トルティーヤ」でした。
・・・この話を読んだ後、私も翌日近所のスーパーにトルティーヤを買いに行っちゃいましたよ。本当においしそうに描かれています。（話も絵も）
旅館の食堂を海の家にした事で食事目当てのお客様が集まり、宿泊客も来てくれるようになっていきます。
しかし当然、悪しき隣人はそんな事を良く思うハズが無く、直接的行動に出てきます。（どうなったかは、本を読んでくださいね）
イケメンだけど、リサにちょっかいを出すマスグレイブ公爵が出てきたり、それに嫉妬するジークの目が、氷点下！など、リサとジークの関係もちょっとだけ進展します。
あまり注目する話ではありませんが、オリヴィアの幼い息子と宿の子供達との別れのシーンなんかは「これ、あるある！！」って思ってしまうカワイらしさがあって、私のお気に入りです。
最後になりますが、恒例になっている巻末の料理科のお話も面白いです。
今回は仲良し３人組が夏休み中に、王宮の調理場におじゃまします。プロの仕事を初めて見る面々が授業とは違う貴重な体験をします。彼らの頑張りも見てあげてください！
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