今回自分が初めて買った『長生灸 ライト(1000個入り)』と、以前に自分が買い置きしてあった『せんねん灸オフ レギュラー 伊吹』との比較を中心に、いくつかの項目に分けて素人なりの感想を書いていきます。
※ただ先に私個人の結論を書きますと、今後は◆長生灸◆の方を買い足そうと考えています。長生灸に関して特段使いにくさを感じなかったのと、せんねん灸伊吹と比べた際のいくつかの欠点?も「コスパ」という長所で十分霞む程度に些細だった為です。
凡例:項目名の先頭が「◆」なら長生灸、「●」ならせんねん灸伊吹、それぞれ「こっちの方が優れている気がするなあ。」と個人的に感じた評価項目です。「◆●」は同等もしくはそもそも優劣を付けていない項目です。流し見の際の参考に。
◆●温度
同じくらいに感じました。どちらもキュッと効いてじんわり残って、良い感じ。
「せんねん灸伊吹よりコスパが良いものを求めて辿り着いたけど、具体的な温度がわからないから使用感が不安…。」という方には、長生灸のライトを個人的におすすめしたいです。
◆コスパ
長生灸(1000個入りの場合)の方が良いようです。
Amazonでの価格は現時点(2023/11/04)で、せんねん灸伊吹は「-18% ¥2,191 税込 (¥13 / 個)」、長生灸(1000個入り)は「¥7,590 税込 (¥8 / 個)」でした。
●取り出し、管理の容易さ
せんねん灸伊吹の方が便利そうな気がしました。台座の裏に貼ってある剥離紙を剥がすだけで使え、1個単位からの保管も出来ます。
長生灸は大きなシートから1個ずつ取り出すタイプなので、まず嵩張る他、もしお灸でなくお灸が収まってるシート側に液体が掛かったりなどのトラブルでも起こると、1シート分丸ごと駄目になるリスクがありそうです。
●(◆●)粘着力
「非常に些細な優劣」ですが、せんねん灸伊吹の方が粘着力に安心を感じました。これまで300個以上使ってきましたが、剥がれ落ちたものはほぼ存在しませんでした。
長生灸は貼ってからうっかりポロリする時が、体感60個に1個程度ありました。ただし、自分側も少し貧乏ゆすりしたりと安静状態でなかったので、使い方の問題の可能性も大いにあることを付け加えておきます。
◆●燃焼時の臭い
どちらも当然、煙の香りがします。長生灸ライト、せんねん灸伊吹は共に、煙が出るオーソドックスなタイプの製品です。
「お灸をしたいけど煙やその臭いは嫌…。」という方は、そもそも煙の少ないタイプにした方が良いと考えられます。幸いなことに長生灸、せんねん灸どちらのメーカーさんにも、しっかりその手の製品が存在しているようです。
◆●芯棒の太さ、もぐさの密度
長生灸は細くぎゅっと詰まっていて、せんねん灸伊吹は太くふわふわです。
ちなみに3、4枚目の拡大画像はx14ルーペで拡大して撮影したものです。
(芯棒の太さがお灸効果にどう影響するのか、の明確なエビデンスを自分は知らないのでここからは他にも増して個人の想像になるのですが、自分のツボの位置をピンポイントで理解している人は長生灸、ざっくり程度の人はせんねん灸伊吹の方が安心なのかも、と思いました。)
◆●(●)説明書
どちらも製品の使い方、してはいけないこと、それらの図解が明記されており理解が容易です。
ただ強いて言えば、せんねん灸伊吹の説明書にはツボとその見つけ方に関する2つのおまけ説明も書いてあるので、全く初心者の方への贈り物にするならこちらを選びたく感じました。
ちなみに、おまけ説明の内訳は「おすすめの施灸ポイント(代表的なツボとその場所の説明。ただし効果の説明は無し)」、「施灸ポイントの見つけ方(『指幅○本』の説明&正しいツボを指で撫でた際の感触の例)」です。
梱包サイズ | 14.4 x 10.2 x 3.8 cm; 140 g |
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