花の奥には何があるのだろうか。内側へと重なりあう花びらが収束する一点はどこにあるのだろうか。
大地が芽を萌やし出す。湖の底にはこんこんと湧き出る泉がある。それらは、わたしたちの生きる世界とわたしたちにも、目に見えないがこれをつねにあらしめる根源があることをまざまざと物語っている。根源とは永遠の別名である。
「生きていくうえで、かけがえのないこと」。これは、処世術ではない。かけがえのないことは、自分で獲得するものではない。言葉や花鳥風月を深くじっと眺めていれば、おのずと浮かび上がってくる根源と永遠のことだ。
「書けないという実感は、自分のなかにある、容易に言葉にならない豊穣な何ものかを発見する兆しだともいえる」(p.134)。つまり、書くという言葉は「容易に言葉にならない豊穣な何ものかを発見する」ことを意味する。
「何もの」とは何だろうか。「それは土に埋まった宝珠を掘り当てるような営み」(p.135)。マタイ福音書を思い出す。「天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている。見つけた人は、そのまま隠しておき、喜びながら帰り、持ち物をすっかり売り払って、その畑を買う」。「天の国」とは、まさに、目に見えない神、つまり、根源であり永遠なる存在にほかならない。
本著には「ふれる」「聞く」「愛する」など、二十五の動詞が取り上げられている。そして、それぞれが「かけがえのないこと」を志向していることがつづられている。
「『念う』は、念願、念仏という表現に見られるように、意識の彼方、私たちが心であると感じる場所の、さらに奥深くで『おもう』ことを意味する」(p.101)。
「人が働くのは、死すら私たちから奪えない何かをそれぞれの人生で実現するためではないだろうか」「働くとは自己を見つめ、他者と交わりながら、魂と呼ばれる不死なる実在にふれることである」(p.83)。
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生きていくうえで、かけがえのないこと 単行本 – 2016/8/26
若松 英輔
(著)
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吉村萬壱版『生きていくうえで、かけがえのないこと』
同タイトルで同時発売!
ふれる、聞く、愛する、憎む……
悲しみの先に広がる
25の風景
NHK「100分de名著」(9月)著者出演!
『悲しみの秘儀』に続き魂の思想家が贈るエッセイ集!
生きていればときに闇の中を歩かなくてはならないことがある。
そうしたとき、私たちは、内なる言葉を、ともしびにしながら歩くことができる。
言葉など、と思ってはもったいない。
たった一つの言葉にも闇にある人を光へと導く力が宿っている。
(「祈る」より)
25の「生きていくうえで、かけがえのないこと」
眠る 食べる 出す 休む 書く
ふれる 悲しむ 喜ぶ 嘆く 老いる
読む 見る 聞く ときめく 忘れる
働く 癒す 愛する 耐える 念ずる
待つ 憎む 見つめる 壊す 祈る
【書評・メディア情報】
産經新聞(関西)(9月30日)/著者インタビュー
北海道新聞(10月2日)/著者インタビュー
信濃毎日新聞(10月25日)/紹介記事
京都新聞(11月6日)/紹介記事
Hanako no.1123(11月24日)/紹介(町田康氏・作家、山田航氏・歌人)
同タイトルで同時発売!
ふれる、聞く、愛する、憎む……
悲しみの先に広がる
25の風景
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『悲しみの秘儀』に続き魂の思想家が贈るエッセイ集!
生きていればときに闇の中を歩かなくてはならないことがある。
そうしたとき、私たちは、内なる言葉を、ともしびにしながら歩くことができる。
言葉など、と思ってはもったいない。
たった一つの言葉にも闇にある人を光へと導く力が宿っている。
(「祈る」より)
25の「生きていくうえで、かけがえのないこと」
眠る 食べる 出す 休む 書く
ふれる 悲しむ 喜ぶ 嘆く 老いる
読む 見る 聞く ときめく 忘れる
働く 癒す 愛する 耐える 念ずる
待つ 憎む 見つめる 壊す 祈る
【書評・メディア情報】
産經新聞(関西)(9月30日)/著者インタビュー
北海道新聞(10月2日)/著者インタビュー
信濃毎日新聞(10月25日)/紹介記事
京都新聞(11月6日)/紹介記事
Hanako no.1123(11月24日)/紹介(町田康氏・作家、山田航氏・歌人)
- 本の長さ144ページ
- 言語日本語
- 出版社亜紀書房
- 発売日2016/8/26
- 寸法13.7 x 1.7 x 19.5 cm
- ISBN-104750514837
- ISBN-13978-4750514833
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対象商品: 生きていくうえで、かけがえのないこと
¥1,430¥1,430
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商品の説明
著者について
批評家・随筆家。1968年生まれ、慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて三田文学新人賞、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』にて西脇順三郎学術賞を受賞。著書に『井筒俊彦 叡知の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『イエス伝』(中央公論新社)、『魂にふれる 大震災と、生きている死者』(トランスビュー)、『涙のしずくに洗われて咲きいづるもの』(河出書房新社)、『生きる哲学』(文春新書)、『霊性の哲学』(角川選書)、『悲しみの秘義』(ナナロク社)など多数。
登録情報
- 出版社 : 亜紀書房 (2016/8/26)
- 発売日 : 2016/8/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 144ページ
- ISBN-10 : 4750514837
- ISBN-13 : 978-4750514833
- 寸法 : 13.7 x 1.7 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 121,737位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 310位ロシア・東欧文学研究
- - 2,097位日本文学研究
- - 2,397位日本のエッセー・随筆
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。
2007 年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14 回三田文学新人賞受賞。
2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』にて第2回西脇順三郎学術賞受賞。
2018年詩集『見えない涙』で第33回詩歌文学館賞を受賞。
2018年、『小林秀雄 美しい花』で角川財団学芸賞を受賞。
2019年、『小林秀雄 美しい花』で蓮如賞を受賞。
著書に『井筒俊彦 叡知の哲学』(慶応義塾大学出版会)、『生きる哲学』(文春新書)、『霊性の哲学』(角川選書)、『悲しみの秘義』(ナナロク社)、『イエス伝』(中央公論新社)『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)『言葉の贈り物』『弱さのちから』(亜紀書房)など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経験という門をくぐらなければ響かない言葉がある。まさにこの本の一文一文がそれでした。
2022年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一回だけじゃなく、二回読んだ方がいいかなたら思いながら読んでます。生きていくことでかけがえのないもの、そのの一つ一つの事柄に改めて考えさせてくれる一冊ではないでしょうか。
2018年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若松英輔氏の示唆に富んだ言葉の数々は本当に心の奥底にある「光」に向けて発せられており、感銘を受けております。
2018年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人生を生きるうえで、これからどのように生きるかの参考になりました。
2017年1月9日に日本でレビュー済み
著者の名前を見てすぐには思い出さなかったのですが、震災時の某所の寄稿が印象的だった人だと途中で気づきました。
巷にエッセイの類いは溢れ、ふわふわと少しも骨を折らずに書いているようなのが殆どですが、
本書は説明するには難しい領域に踏み込んで表現することを試みていて、かなりチャレンジングだと思いました。
けど、本当に辛い時には、これくらい深く突っ込まないと届かないものです。
具体的に何か特別不幸があったわけではないけれど、色々あるうちやがて無視できなくなってきたような
悲しみとしか言いようがないものを感じ始めた年頃には、その受け止め方を教えてくれるような内容です。
石牟礼道子氏、プラトンなどの引用があり、そちらも読んでみたくなりました。
嘆く、老いる、ときめく、癒す、耐える、念ずる、憎む、壊す、祈る、など
個人的に新たな発見のある章でした。
が、ほとんどが最終的には悲しみの感情についての考察であり
それについて、色んな角度から説明を試みていると言っても良いくらいだと思います。
悲しみというと辛いし、弱い人間のようなので
きょうび皆それを感じることを避けたがり、
ほとんど忌み事として回避してしまうのですが、
それをここまで価値のあるものとして肯定し、意味を見出しているのは
他には「インサイド・ヘッド」くらいしか思いつきません。
悲しみとその孤独に耐えかねている時は、
何とかその辛さを軽減してくれる言葉を探しまわってあちこち彷徨うのですが
でも確かに、悲しみが固有のものである以上、癒してくれる言葉も結局は自分自身の中にしかないのかも知れませんね。
人の言葉を読む事だけではなく、誰もが自ら言葉を紡ぐことも著者は励ましてくれています。
余談ですが、これを読んでからお正月番組で立川談志の高座を聴いたところ
若い時にはさっぱり分かっていなかった、ああこの人も悲しみを表現していたのかということが、
ようやく少し汲めるようになった気がしました。
巷にエッセイの類いは溢れ、ふわふわと少しも骨を折らずに書いているようなのが殆どですが、
本書は説明するには難しい領域に踏み込んで表現することを試みていて、かなりチャレンジングだと思いました。
けど、本当に辛い時には、これくらい深く突っ込まないと届かないものです。
具体的に何か特別不幸があったわけではないけれど、色々あるうちやがて無視できなくなってきたような
悲しみとしか言いようがないものを感じ始めた年頃には、その受け止め方を教えてくれるような内容です。
石牟礼道子氏、プラトンなどの引用があり、そちらも読んでみたくなりました。
嘆く、老いる、ときめく、癒す、耐える、念ずる、憎む、壊す、祈る、など
個人的に新たな発見のある章でした。
が、ほとんどが最終的には悲しみの感情についての考察であり
それについて、色んな角度から説明を試みていると言っても良いくらいだと思います。
悲しみというと辛いし、弱い人間のようなので
きょうび皆それを感じることを避けたがり、
ほとんど忌み事として回避してしまうのですが、
それをここまで価値のあるものとして肯定し、意味を見出しているのは
他には「インサイド・ヘッド」くらいしか思いつきません。
悲しみとその孤独に耐えかねている時は、
何とかその辛さを軽減してくれる言葉を探しまわってあちこち彷徨うのですが
でも確かに、悲しみが固有のものである以上、癒してくれる言葉も結局は自分自身の中にしかないのかも知れませんね。
人の言葉を読む事だけではなく、誰もが自ら言葉を紡ぐことも著者は励ましてくれています。
余談ですが、これを読んでからお正月番組で立川談志の高座を聴いたところ
若い時にはさっぱり分かっていなかった、ああこの人も悲しみを表現していたのかということが、
ようやく少し汲めるようになった気がしました。
2016年9月11日に日本でレビュー済み
本書を読んでいると、書かれた言葉の向こうから、不可視な何かが盛り上がって来るのを感じずにはいられません。見えるものでもない、聞こえるものでもない、書き得るものでもない、その「何か」の、重く、力強い、唸りのような脈動が、不可視な何かの感触が、言葉の背後から迫ってくるのです。言葉によって言葉にならないものの輪郭を浮かび上がらせようとしているかのようです。この「感触」は本書の特徴である「動詞」にあるのかもしれません。
本書は「悲しむ」「祈る」「嘆く」など25の日常的な動詞を主題としたエッセイ集です。名詞はときに頭で理解出来るかもしれませんが、動詞はつねに自らのかけがえのない体験をぶつけなければその深意に触れえません。動詞とはすべて何らか心の「動き」方の有り様だからです。心が動くことを「感動」というならば、本書には著者の真の意味での「感動」だけが、偽りのない言葉で、大地を歩むように刻まれています。
それぞれの動詞によって整えられる心の動きを真摯に活写するなかで著者は、その動きの源泉である「何か」の気配を丁寧に写し取ってゆきます。姉妹本の「序」において「真に告白し得るとき言葉は、おのずと詩情を伴う」と述べていますが、かけがえのない「感動」を確かな足取りで書き留めるとき、その言葉は彼方の世界の息づかいを写し取るのでしょう。本書もその意味で、著者の真摯なる告白録であると言えそうです。書くことをめぐって著者は、次のように書いています。
「手を動かさなければ文字を書くことはできないが、ペンを握っていないときも、さらにいえばペンを握ることができないときにこそ、言葉が内なる世界に宿り始めるのを実感する。書くとはそれらを、目に見える世界に浮かび上がらせることにほかならない。」
言葉はすべて「書き得ないこと」と「書き得る言葉」のあわいで紡がれていきます。その場所こそが「かけがえのないこと」の次元だからです。「同じ悲しみは二つとなく、在るのはいつも、ただ一つの悲しみだけだからだ」と著者は書いていますが、そのような自らの「かけがえのないこと」だけを本書に刻んでゆく。言葉は次第に透明になり、読者は詩情の世界へと誘われてゆくでしょう。書かれながらも書かれていないような、あるいは書かれるはずのない言葉が書かれているような、そんな言葉の断片たちが、紙背から現れては踊り出すはずです。
本書は言葉そのもののもつ純粋な美しさに満ちています。飾ることのない言葉の裸の輝きがあります。それぞれの言葉たちは強く、それでいて余りにも柔らかい。読み手はそれを真っ直ぐに受け止めなくてはなりません。著者が告白をするのは、読み手に「届く」ことを信じているからです。紡がれた悲しみの調べは、読者のただ一つの悲しみによって受け止められることを待っているのです。
本書は「悲しむ」「祈る」「嘆く」など25の日常的な動詞を主題としたエッセイ集です。名詞はときに頭で理解出来るかもしれませんが、動詞はつねに自らのかけがえのない体験をぶつけなければその深意に触れえません。動詞とはすべて何らか心の「動き」方の有り様だからです。心が動くことを「感動」というならば、本書には著者の真の意味での「感動」だけが、偽りのない言葉で、大地を歩むように刻まれています。
それぞれの動詞によって整えられる心の動きを真摯に活写するなかで著者は、その動きの源泉である「何か」の気配を丁寧に写し取ってゆきます。姉妹本の「序」において「真に告白し得るとき言葉は、おのずと詩情を伴う」と述べていますが、かけがえのない「感動」を確かな足取りで書き留めるとき、その言葉は彼方の世界の息づかいを写し取るのでしょう。本書もその意味で、著者の真摯なる告白録であると言えそうです。書くことをめぐって著者は、次のように書いています。
「手を動かさなければ文字を書くことはできないが、ペンを握っていないときも、さらにいえばペンを握ることができないときにこそ、言葉が内なる世界に宿り始めるのを実感する。書くとはそれらを、目に見える世界に浮かび上がらせることにほかならない。」
言葉はすべて「書き得ないこと」と「書き得る言葉」のあわいで紡がれていきます。その場所こそが「かけがえのないこと」の次元だからです。「同じ悲しみは二つとなく、在るのはいつも、ただ一つの悲しみだけだからだ」と著者は書いていますが、そのような自らの「かけがえのないこと」だけを本書に刻んでゆく。言葉は次第に透明になり、読者は詩情の世界へと誘われてゆくでしょう。書かれながらも書かれていないような、あるいは書かれるはずのない言葉が書かれているような、そんな言葉の断片たちが、紙背から現れては踊り出すはずです。
本書は言葉そのもののもつ純粋な美しさに満ちています。飾ることのない言葉の裸の輝きがあります。それぞれの言葉たちは強く、それでいて余りにも柔らかい。読み手はそれを真っ直ぐに受け止めなくてはなりません。著者が告白をするのは、読み手に「届く」ことを信じているからです。紡がれた悲しみの調べは、読者のただ一つの悲しみによって受け止められることを待っているのです。
2019年8月14日に日本でレビュー済み
帯に「悲しみの先に広がる~」と書いてあったので、悲しいときに読まないと味わえない本なのかと思っていました。しかしそうでないときに読んでも、一つひとつの言葉に励まされたり、温かい気持ちになったり、新しい発見や気づきを感じることができました。装幀もすてきなので手元においておきたい本です。