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名前のない女たち 貧困AV嬢の独白 単行本 – 2017/1/18
中村 淳彦
(著)
お待たせしました! 人気シリーズ最新刊
第一章 日本最安値の女
撮影中にガスバーナーでカラダを焼かれた……つるのゆうv
第二章 発狂する母
死にたい、死にたい、死にたい……丘咲エミリ
第三章 貧困AV嬢の独白
年収3万円の“超熟"AV女優……澤村ミキ
風俗、アル中、売春、措置入院……井上沙耶
第四章 ネグレクト
AV女優になったのは人生の復讐……白咲まどか
裸になってすべてを失った元地下アイドル……森下なお
愛情が欲しくてヤリマンになった……小西まりえ
第五章 セックスを晒す母親たち
アナルセックス不倫で脳が壊れた……鳴海遥子
AV女優が天職の女……早乙女ありさ
第六章 介護業界というセックス蟻地獄
孤独と奨学金とカードローン……片岡麻衣
AV女優志願、44歳処女の妄想……福江雅美
第七章 性欲の奴隷
異常性欲に翻弄される元自衛隊員……篠原ゆきの
元日本代表バレリーナの淫乱DNA……みおり舞
第八章 平成AVと地味系女子
悩んで、悩んで、悩んで、堕胎して何もなくなった……さくらここる
“地味系女子"というセックスモンスター……春日野結衣
ヤクザに250万円で風俗へ売り飛ばされた……かさいあみ
流されるままカラダを売って……西野理緒
第九章 猫殺し
ネグレクト、猫殺し、シャブ中、レイプ妊娠……竹田淳子
第一章 日本最安値の女
撮影中にガスバーナーでカラダを焼かれた……つるのゆうv
第二章 発狂する母
死にたい、死にたい、死にたい……丘咲エミリ
第三章 貧困AV嬢の独白
年収3万円の“超熟"AV女優……澤村ミキ
風俗、アル中、売春、措置入院……井上沙耶
第四章 ネグレクト
AV女優になったのは人生の復讐……白咲まどか
裸になってすべてを失った元地下アイドル……森下なお
愛情が欲しくてヤリマンになった……小西まりえ
第五章 セックスを晒す母親たち
アナルセックス不倫で脳が壊れた……鳴海遥子
AV女優が天職の女……早乙女ありさ
第六章 介護業界というセックス蟻地獄
孤独と奨学金とカードローン……片岡麻衣
AV女優志願、44歳処女の妄想……福江雅美
第七章 性欲の奴隷
異常性欲に翻弄される元自衛隊員……篠原ゆきの
元日本代表バレリーナの淫乱DNA……みおり舞
第八章 平成AVと地味系女子
悩んで、悩んで、悩んで、堕胎して何もなくなった……さくらここる
“地味系女子"というセックスモンスター……春日野結衣
ヤクザに250万円で風俗へ売り飛ばされた……かさいあみ
流されるままカラダを売って……西野理緒
第九章 猫殺し
ネグレクト、猫殺し、シャブ中、レイプ妊娠……竹田淳子
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2017/1/18
- 寸法13 x 1.9 x 18.2 cm
- ISBN-104800262356
- ISBN-13978-4800262356
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商品の説明
著者について
中村 淳彦 (なかむら あつひこ) プロフィール
1972年、東京都生まれ。ノンフィクションライター。アダルト業界の実態を描いた『名前のない女たち』シリーズ(宝島社)、『職業としてのAV女優』(幻冬舎新書)、『日本の風俗嬢』(新潮新書)、『女子大生風俗嬢』(朝日新書)など著書多数。また介護事業に進出し、デイサービス事業所の代表を務めた経験をもとにした『崩壊する介護現場』(ベスト新書)、『ルポ 中年童貞』(幻冬舎新書)が話題に。
1972年、東京都生まれ。ノンフィクションライター。アダルト業界の実態を描いた『名前のない女たち』シリーズ(宝島社)、『職業としてのAV女優』(幻冬舎新書)、『日本の風俗嬢』(新潮新書)、『女子大生風俗嬢』(朝日新書)など著書多数。また介護事業に進出し、デイサービス事業所の代表を務めた経験をもとにした『崩壊する介護現場』(ベスト新書)、『ルポ 中年童貞』(幻冬舎新書)が話題に。
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2017/1/18)
- 発売日 : 2017/1/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 253ページ
- ISBN-10 : 4800262356
- ISBN-13 : 978-4800262356
- 寸法 : 13 x 1.9 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 213,967位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 36,353位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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ノンフィクションライター(Twitter・@atu_nakamura)
最新刊『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)
大学時代から20年以上、AV女優や風俗、介護など、貧困という社会問題をフィールドワークに取材・執筆を続けているノンフィクションライター。自分の価値観を持ち込むことなく、彼女たちが直面している現実を可視化するために、親からの虐待、精神疾患、借金、自傷、人身売買など、さまざまな過酷な話に、ひたすら耳を傾けつづけている。著書は『AV女優消滅』(幻冬舎)、『崩壊する介護現場』(ベストセラーズ)、『日本の風俗嬢』(新潮社)、『女子大生風俗嬢』(朝日新聞出版)など多数。代表作に「名前のない女たち」シリーズ(宝島社)があり、劇場映画化される。本書の元となる東洋経済オンラインの連載「貧困に喘ぐ女性の現実」は2憶PVを超える人気を博している。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者の作品を読んでます。現代の問題点を定義しているようで興味深いです。
2017年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初に、私は永沢光雄氏のAV女優シリーズの文章がスキな人です。
永沢氏の後、氏の死後に文章を発表した中村氏の文書は
暖かみのない、冷たい目線で遠い距離から石をぶつけているような
そんな文章だと感じています。
とはいえ、ファンではありませんが
中村氏のAV女優シリーズは読んできましたし、映画も観ております。
期待はしてませんが、読ませて頂きました。
そういう立場の人からの感想なのでドライな中村氏の文書がスキな人と
逆な感想になります。
読後感を言うと、幾年かぶりの書籍のようですが
過去作と変わらず、冷たい文章でした。
何より女優さんに敬意を全く払わない視点に
(それは代わりがいくらでも利く業界だから「それがいい」のかもしれませんが)
永沢氏の作品に感じてきた女優に寄り添う姿勢が全く感じられませんでした。
S級女優の小西まりえにも人格が破綻してしまった某女優にも
同じ冷徹さと「自分はこうなりたくはない」という軽蔑感を感じて嫌悪感しか出ませんでした。
中村氏の女優に対する敬意、というほどの物はいらないでしょうが
題材としているのは「代わりの利くAV女優」ではないはずです。
女優さんのパーソナルを見ようとしないで女優のインタビューを書く仕事をする中村氏の文章は
どうしても好きになれません。
あと、タイトルの「貧困AV嬢」という文句は酷いと思います。
確かに貧困に属する階層の方も出てきますが
DMMで検索すれば数百本は出てくる小西まりえは億単位のお金を稼いでるでしょうし
その下ランクの丘咲エミリあたりも「貧困」と括るのは間違いでしょう。
それでもAV女優にスポットを当てる文章を書いているのは現状中村氏だけなので
大嫌いだけど、また次作が出たら読むんだろうなとは思います。
永沢氏の後、氏の死後に文章を発表した中村氏の文書は
暖かみのない、冷たい目線で遠い距離から石をぶつけているような
そんな文章だと感じています。
とはいえ、ファンではありませんが
中村氏のAV女優シリーズは読んできましたし、映画も観ております。
期待はしてませんが、読ませて頂きました。
そういう立場の人からの感想なのでドライな中村氏の文書がスキな人と
逆な感想になります。
読後感を言うと、幾年かぶりの書籍のようですが
過去作と変わらず、冷たい文章でした。
何より女優さんに敬意を全く払わない視点に
(それは代わりがいくらでも利く業界だから「それがいい」のかもしれませんが)
永沢氏の作品に感じてきた女優に寄り添う姿勢が全く感じられませんでした。
S級女優の小西まりえにも人格が破綻してしまった某女優にも
同じ冷徹さと「自分はこうなりたくはない」という軽蔑感を感じて嫌悪感しか出ませんでした。
中村氏の女優に対する敬意、というほどの物はいらないでしょうが
題材としているのは「代わりの利くAV女優」ではないはずです。
女優さんのパーソナルを見ようとしないで女優のインタビューを書く仕事をする中村氏の文章は
どうしても好きになれません。
あと、タイトルの「貧困AV嬢」という文句は酷いと思います。
確かに貧困に属する階層の方も出てきますが
DMMで検索すれば数百本は出てくる小西まりえは億単位のお金を稼いでるでしょうし
その下ランクの丘咲エミリあたりも「貧困」と括るのは間違いでしょう。
それでもAV女優にスポットを当てる文章を書いているのは現状中村氏だけなので
大嫌いだけど、また次作が出たら読むんだろうなとは思います。
2017年11月19日に日本でレビュー済み
AVを見ることはありますが、ここに出てくる女優さんの名前は一人も知らず、撮影の舞台裏とかを興味本位で知りたくて手にとって見ました。
ざっと読んだ感じでは、かなり興味深く読めました。
様々な原因が理由で貧困となりAVをやる女性も多いが、そうで無い女優も居る。いずれにせよ、AVを叩いて裏に追いやることは果たして彼女たちのためになるのかとは思えない。という主張で同意できるものかと思います
しかし ここアマゾンのレビューはかなり低かったのでネットを見て見ると、中村淳彦さんの取材の方法や発表の方法でトラブルが多くあったようです。ルポという発表の形式をとっているので、手法は評価の対象であると思い星3つにしました
ざっと読んだ感じでは、かなり興味深く読めました。
様々な原因が理由で貧困となりAVをやる女性も多いが、そうで無い女優も居る。いずれにせよ、AVを叩いて裏に追いやることは果たして彼女たちのためになるのかとは思えない。という主張で同意できるものかと思います
しかし ここアマゾンのレビューはかなり低かったのでネットを見て見ると、中村淳彦さんの取材の方法や発表の方法でトラブルが多くあったようです。ルポという発表の形式をとっているので、手法は評価の対象であると思い星3つにしました
2020年9月26日に日本でレビュー済み
AVライターの中村淳彦さんの本です。
基本、AV女優たちのインタビュー集という感じです。
大沢佑香、月丘うさぎ、山崎アジコ、亜由美、木下いつき、山瀬ナミ、高橋ゆりか、ひなこ、京野真里奈、北崎未来、桜沢雪乃、美咲沙耶
といった面々のインタビューです。
うーん、なんというか、まあ、これだけいれば、みんなさまざまといいますか、
一日中セックスしててもオッケーという猛者もおれば、
東大の大学院に行ってるインテリもおれば、
がっつり借金にはまってるヤツもおれば、
明らかにAVメーカーにだまされてるヤツもおり、
精神病んでるヤツだとか、自殺しちゃうヤツだとか…。
AVの敷居が低くなって、供給過剰になったので、
「もう、替えはたくさんおるんやで」
となってまして、
「仕事したかったら、ハードプレイやるしかないっすなぁ」
という流れになって、なんでも過激にやっちゃう人間になるものの、
すでに賞味期限切れでした、というわけで、風俗業に…というのが、一つの黄金パターンのようです。
とりあえず、AV目指している女の人は、読んでおいて損はないでしょうな。
それにしても、いくら美人であっても、AVじゃすぐに飽きられますからなぁ。
完全に女性が商品化していますね。
基本、AV女優たちのインタビュー集という感じです。
大沢佑香、月丘うさぎ、山崎アジコ、亜由美、木下いつき、山瀬ナミ、高橋ゆりか、ひなこ、京野真里奈、北崎未来、桜沢雪乃、美咲沙耶
といった面々のインタビューです。
うーん、なんというか、まあ、これだけいれば、みんなさまざまといいますか、
一日中セックスしててもオッケーという猛者もおれば、
東大の大学院に行ってるインテリもおれば、
がっつり借金にはまってるヤツもおれば、
明らかにAVメーカーにだまされてるヤツもおり、
精神病んでるヤツだとか、自殺しちゃうヤツだとか…。
AVの敷居が低くなって、供給過剰になったので、
「もう、替えはたくさんおるんやで」
となってまして、
「仕事したかったら、ハードプレイやるしかないっすなぁ」
という流れになって、なんでも過激にやっちゃう人間になるものの、
すでに賞味期限切れでした、というわけで、風俗業に…というのが、一つの黄金パターンのようです。
とりあえず、AV目指している女の人は、読んでおいて損はないでしょうな。
それにしても、いくら美人であっても、AVじゃすぐに飽きられますからなぁ。
完全に女性が商品化していますね。
2017年11月30日に日本でレビュー済み
2000年代序盤に出てた1巻から最終章まで出てた本と、映画化されたものも大好きだったファンです。
作者様がAV業界から「本当のことを書きすぎる」からと、危険人物視され、むしろAV女優から慕われつつも、身を削ってインタビューしていた過去の苦労しってます。かわいそうでしょでしょ本じゃありません。
ただのリアルです。
以前の名前のない~(最終章まで)は、まだバブル期の余韻、AV業界がこの本の内容より収入が天と地はあっても、それぞれの女優さんがある程度の安定して仕事がなんとかあった時代でしたね。インタビューされた子たちの中でも、選ぶ過程ではぶかれた(おそらく雑誌には載ったが、本にはならなかった)子たちまでくまなく、そして、真摯に対応している様子は当時のままでした。だからこそ引き出せたんだろうなって内容が凝縮です。私は作者さんのAV女優さんたちへの真っ当な態度、そして、まっすぐ聞くことと、他の本で得た信頼がものを言った2017年版だと思いました。リスカの後をすんなり聞く事で、「そんなこと言われたの初めて」って言っていた2巻辺りの女優さんは印象深かった。大抵は、インタビューされても「寿司が好き」→「イチゴケーキ大好き」みたいに改変される。あなたはそれをしないから好きって。本当の事を書いて、また業界から敵視されるのを恐れない人生経験。もはや、作者様のエッセイ書いた方がおもしろいんじゃないかって思うようになりました。
以前の本は「いつ、誰がAVに出演してもおかしくない。それくらいその業界は近くにある。他人事と思って、特殊な仕事と思うのは違う。さっきまで道を歩いていた子がスカウトされて、10分後には撮影してる」というメッセージが胸にぐんと来た。
あの頃は、ちょうど不景気が始まったが、まだ一縷の人達にはお金はまわっていた時代。ただ、社会問題として、育児放棄や暴力が多発。家に帰れない子があぶれた頃。援助交際が流行ったころ。バブル期親が放置を始めた頃でしたね。不景気は人を変えたって変換期に当たった子たちの生きざまでしたが・・・。
この本はまさに「今」です。
たしかに、AVがネットに繁忙して、海外の人まで日本語のまま見るほど。
不正DLが増えたのが、業界不況の根源かな。
仕事激減によって生まれた、前のシリーズになかった新しい闇。黄金時代に仕事をして、不景気についていけない熟女になったAV女優。
出演料のガタ落ちは、AV女優じゃなくても、普通の会社でも起こってる。
それが、SM問わず安いとなると、もはや作者様の言う通り極貧によって生まれた極貧女優たちの現実が荒々しく書いてあると感じました。
前のシリーズではマンション2戸持ち、イベント大盛況!・・・演者の裏。って感じな言葉踊ってましたが、この本の子たちは、今の格差社会や、閉鎖的な近所関係による家庭内問題の深刻化から派生した子たち、行政の支援の穴(大阪で有名な餓死が2件起きてるのに改正されない)にて誰の手の助けも求められな、求められない子たち。隣近所見渡せばいるだろうな、でも、わからない。でも、そんな子たちが、内心暴露によって、どう生きているかはっきり知れる内容です。前より問題や闇、渇望や希望が深く、貫くような痛みと、彼女たちなりのたちなりの光を追い求めている内容となってました。
AVを辞めれれない心の闇と、かすかな希望をAVに託して、必死に生きようとしている子たちが、なんか辛かった。
既存の本の中で一番「鬱」になりました。
読む価値はあります。ただ、格差の現実はこういった職業(本来、人より金銭をもらえたり、実力がものを言う職)から、今の社会の未来や全貌が見える気がします。
それが凝縮されたAV業界が、数年後に社会に反映されて、みんな麻痺して気づけないような状態になるんだろうなって予感もしました。
バカにしちゃいけないです。
私は立ち直れない話も多くて、鬱っぽくなりましたが、読んでよかった。
作者様。おかえりなさい!
作者様がAV業界から「本当のことを書きすぎる」からと、危険人物視され、むしろAV女優から慕われつつも、身を削ってインタビューしていた過去の苦労しってます。かわいそうでしょでしょ本じゃありません。
ただのリアルです。
以前の名前のない~(最終章まで)は、まだバブル期の余韻、AV業界がこの本の内容より収入が天と地はあっても、それぞれの女優さんがある程度の安定して仕事がなんとかあった時代でしたね。インタビューされた子たちの中でも、選ぶ過程ではぶかれた(おそらく雑誌には載ったが、本にはならなかった)子たちまでくまなく、そして、真摯に対応している様子は当時のままでした。だからこそ引き出せたんだろうなって内容が凝縮です。私は作者さんのAV女優さんたちへの真っ当な態度、そして、まっすぐ聞くことと、他の本で得た信頼がものを言った2017年版だと思いました。リスカの後をすんなり聞く事で、「そんなこと言われたの初めて」って言っていた2巻辺りの女優さんは印象深かった。大抵は、インタビューされても「寿司が好き」→「イチゴケーキ大好き」みたいに改変される。あなたはそれをしないから好きって。本当の事を書いて、また業界から敵視されるのを恐れない人生経験。もはや、作者様のエッセイ書いた方がおもしろいんじゃないかって思うようになりました。
以前の本は「いつ、誰がAVに出演してもおかしくない。それくらいその業界は近くにある。他人事と思って、特殊な仕事と思うのは違う。さっきまで道を歩いていた子がスカウトされて、10分後には撮影してる」というメッセージが胸にぐんと来た。
あの頃は、ちょうど不景気が始まったが、まだ一縷の人達にはお金はまわっていた時代。ただ、社会問題として、育児放棄や暴力が多発。家に帰れない子があぶれた頃。援助交際が流行ったころ。バブル期親が放置を始めた頃でしたね。不景気は人を変えたって変換期に当たった子たちの生きざまでしたが・・・。
この本はまさに「今」です。
たしかに、AVがネットに繁忙して、海外の人まで日本語のまま見るほど。
不正DLが増えたのが、業界不況の根源かな。
仕事激減によって生まれた、前のシリーズになかった新しい闇。黄金時代に仕事をして、不景気についていけない熟女になったAV女優。
出演料のガタ落ちは、AV女優じゃなくても、普通の会社でも起こってる。
それが、SM問わず安いとなると、もはや作者様の言う通り極貧によって生まれた極貧女優たちの現実が荒々しく書いてあると感じました。
前のシリーズではマンション2戸持ち、イベント大盛況!・・・演者の裏。って感じな言葉踊ってましたが、この本の子たちは、今の格差社会や、閉鎖的な近所関係による家庭内問題の深刻化から派生した子たち、行政の支援の穴(大阪で有名な餓死が2件起きてるのに改正されない)にて誰の手の助けも求められな、求められない子たち。隣近所見渡せばいるだろうな、でも、わからない。でも、そんな子たちが、内心暴露によって、どう生きているかはっきり知れる内容です。前より問題や闇、渇望や希望が深く、貫くような痛みと、彼女たちなりのたちなりの光を追い求めている内容となってました。
AVを辞めれれない心の闇と、かすかな希望をAVに託して、必死に生きようとしている子たちが、なんか辛かった。
既存の本の中で一番「鬱」になりました。
読む価値はあります。ただ、格差の現実はこういった職業(本来、人より金銭をもらえたり、実力がものを言う職)から、今の社会の未来や全貌が見える気がします。
それが凝縮されたAV業界が、数年後に社会に反映されて、みんな麻痺して気づけないような状態になるんだろうなって予感もしました。
バカにしちゃいけないです。
私は立ち直れない話も多くて、鬱っぽくなりましたが、読んでよかった。
作者様。おかえりなさい!
2017年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章が上手いので、引き込まれます。出て来る人物も個性的でおもしろい。
2017年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者のノンフィクションライター・中村淳彦は登場するAV女優たちを面白可笑しく、わざと不幸で貧困な境遇にして本を書き、取材したAV女優たちからTwitterなどで突き上げを食らって炎上! 逃亡する始末。今は東洋経済オンラインで書いてますが、貧困女性たちから搾取する「貧困ビジネス」の旗手! こんな悪質なライターを放っておいていいのか? ま、東洋経済オンラインみたいに持ち上げるメディアがある限り、生き残るのだろうけど、こんなやつ、許してはいけません!
2017年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事前に不幸話やマイナス情報ばかり集めて、誘導尋問のようなインタビューで派手な悲惨話に仕立て上げたインタビュー本。面白おかしく悲惨な見世物に作り上げて、ねぇねぇ悲惨でしょう?ほらほら、世間の皆様はこういうの好きでしょう?こいつらーはー不幸だよーほーらーほらほら見てらっしゃい、買ってちょうだいという悪趣味極まりない手法が特徴的。さらにたちが悪いのが、無許可で本にされていると女優がツイッターで告発していること。女優本人のツイッターの悲痛な叫びから、この悲劇的なエピソードにとどめをさすのが著者であることが伺えます。さらに無許可で映画化、動画を勝手に使う等々。やりたい放題で女優を食い物にして、食い散らかしたままにするのはもうやめてくれ。貧困なのはこうでもしないと食っていけない著者なんだってことはもう十分伝わっている。