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イギリス王道ファンタジック・サウンド・トラックとでもいう感じです。
平たく詳細を書くとすれば「ハリポタ」や「ロード・オブ・ザ・リング」や「アリス・イン・ワンダーランド」のサウンドトラックと同じテイストのサントラですね。
イギリスのファンタジーによくあるゴシック感やクラシック感の他に、一度は聞いたことのあるファンタジー映画の特色やアレンジが効いてます。
このCDは映画先行リリースだったようですが、サントラどころか映画を見逃し、最近ようやくDVDでお目にかかれた人にとっては、少々手が出しにくい方々も居るかもしれませんね。
王道過ぎる聞き慣れたテイストも多々目立ちますが、まあこの映画のエンジニア陣が、イギリスのファンタジー映画ではお馴染みの顔触れだからでしょうか？。
つまらなくはないと思います。
ですが「ハリポタ・シリーズ」を見まくった世代には、つまらない内容かもしれません。
ただ。サントラとしては、やはり映画のコンセプトを上手く演出するだけの技量や、アレンジングは「さすが！」と唸らせてくれます。
アメリカよりも、イギリスのファンタジーは闇の部分が多いので、一歩でも間違えるとR指定がついてしまうファンタジー映画になってしまいます。
そこをオブラートに、かつ奥行きのあるサウンドで、ファンタジーのエンタメ性をぐっと引き出す役目を、このCDのエンジニア陣は最大限に活かし、それを見事に１枚に濃縮しています。
マニアックな言い方かもしれませんが、ハリポタのようで、やはり「ミス・ペレグリンと奇妙な子どもたち」のCDになっているんですよね。
そこが一番の聞き所であり、イギリスのファンタジーの主旋律でもあるんだと思います。
個人的にはエンドロールの歌が気になり、一度レンタルしましたが音が最後の方でエラーを起こしまくり、聞く以前のトラブルに断念しました。仕方なく購入も検討中ですが…。
amazonさんでも、サウンド・トラックとはいえ、普通のフル・アルバム並みの値段なので、買うとしたら中古や値下げを見計らって購入したいです。
ラスト・ソングの歌が本当に素敵だったので、個人的にはサウンド云々も含め、手に入れたい１枚です。
こういうイギリスファンタジーってCDは、だいたいサウンドがパターン化している！と思われがちですが。
逆に、だから下手にハズレがなくて良いですよね。安定した内容ばかりのサウンド・トラックなんで。
