山羊座のもとに [DVD] FRT-129
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フォーマット | 字幕付き, 色 |
コントリビュータ | マイケル・ワイルディング, イングリッド・バーグマン, アルフレッド・ヒッチコック, マーガレット・レイトン, ジョセフ・コットン |
稼働時間 | 1 時間 56 分 |
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商品の説明
「レベッカ」に見られた階級の差からくる不安感、アイデンティティ?のもろさのようなものがこの映画でも描かれており、ジョセフ・コットンがイングリット・バーグマンとの間の階級差に悩み、その裏ではコットン邸でメイドをしている女がコットンとの間の階級差に悩んでいるという階級差の二重構造としてこの映画に存在している。コットンのキャラクターは複雑だが、いい人であることは間違いない。この他の登場人物たちも基本的にはいい人である。バーグマンは夫のことを心から愛しており、マイケル・ワイルディング演じる青年もバーグマンへのほのかな愛情を隠している。この映画でただひとり悪意を抱いているメイド。酒瓶を下女たちに見せるシーン、ミイラを小箱にしまうシーン、ひそかに薬を飲み物に潜ませるシーンなど、彼女に関するシーンではこの映画の特徴である長回しが生きてくる。階級差に悩むメロドラマとしてもなかなかおもしろい作品である。
登録情報
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4560285901295
- 監督 : アルフレッド・ヒッチコック
- メディア形式 : 字幕付き, 色
- 時間 : 1 時間 56 分
- 発売日 : 2006/12/14
- 出演 : マーガレット・レイトン, ジョセフ・コットン, アルフレッド・ヒッチコック, マイケル・ワイルディング, イングリッド・バーグマン
- 販売元 : ファーストトレーディング
- ASIN : B000LXINOG
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 125,914位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 4,508位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヒッチコック監督作品なので殺人事件とかが起こると思ったら、純愛物語でした。とは言えそこはヒッチコック、嫉妬や猜疑心など人間の心の暗い部分をサスペンスの要素としてうまく取り込んでいました。ハッピーエンドなのも好印象です。
2021年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただのメロドラマでヒッチコックテイストのスパイスはまったく感じられませんでした。
めまいやレベッカなどサスペンスとメロドラマの融合傑作とどうしても比べてしまうから残念な出来と言わざるを得ません。
めまいやレベッカなどサスペンスとメロドラマの融合傑作とどうしても比べてしまうから残念な出来と言わざるを得ません。
2016年5月8日に日本でレビュー済み
邦題「山羊座のもとに」は誤訳ではなかろうか。 Capricorn の意味には、冬至点がある。太陽が最も南に来たときが冬至である。舞台が英国が開拓したオーストラリア(1810年の60年後)であることから、「冬至」が正しいと思われる。ちなみに、Tropic of Capricorn は、南回帰線であり、オーストラリア大陸のほぼ中央部を横断する。
本作は、芸術作品である。ヒッチコックの技法が発揮されているが、トリックはない。白眉は、フラスキー夫人役のイングリッド・バーグマンによる告白である。心の底に閉ざされていた秘密を明かしていく、その後に、自分を取り戻していく精神分析でもある。
過去の経緯はシーン撮影されることはなく、この長回しの告白によって、フラスキー夫人の感情とともに視聴者の目の前に現れる。イングリッド・バーグマンの巧みな演技力に魅せられる。
オーストラリア開拓の人手不足を補うため、英国の罪人が島流しで送り込まれる。働く代わりに刑務所を出され、真面目に働いていれば、過去を問われることはない。他人の過去を問うことは、むしろタブーでさえある。しかし、再び罪を犯すと刑務所に戻される。
英国での刑期を終え、新天地オーストラリアで成功したフラスキー(ジョゼフ・コットン)。彼は、かつて英国で馬の世話をしていた先の貴族の娘と駆け落ちして結婚する。それは階級を超えた許されない結婚であった。そのことが、全ての歯車の遠因となっている。そして、新天地オーストラリアにも、英国の階級社会が、そのまま持ち込まれたため、苦難が終わることはなかった。
そこに現れたオーストラリア総督の甥アデア(マイケル・ワイルディング)。彼は故郷アイルランドで、フラスキー夫人と幼なじみであった。変わり果てたフラスキー夫人と再会し...
アデアは、「冬至」の太陽のように、南の果てオーストラリアに来た後、ふたたび英国に帰国する。
フラスキーの屋敷と、女中ミリーに「レベッカ」に通じるものを感じた。
本作は、芸術作品である。ヒッチコックの技法が発揮されているが、トリックはない。白眉は、フラスキー夫人役のイングリッド・バーグマンによる告白である。心の底に閉ざされていた秘密を明かしていく、その後に、自分を取り戻していく精神分析でもある。
過去の経緯はシーン撮影されることはなく、この長回しの告白によって、フラスキー夫人の感情とともに視聴者の目の前に現れる。イングリッド・バーグマンの巧みな演技力に魅せられる。
オーストラリア開拓の人手不足を補うため、英国の罪人が島流しで送り込まれる。働く代わりに刑務所を出され、真面目に働いていれば、過去を問われることはない。他人の過去を問うことは、むしろタブーでさえある。しかし、再び罪を犯すと刑務所に戻される。
英国での刑期を終え、新天地オーストラリアで成功したフラスキー(ジョゼフ・コットン)。彼は、かつて英国で馬の世話をしていた先の貴族の娘と駆け落ちして結婚する。それは階級を超えた許されない結婚であった。そのことが、全ての歯車の遠因となっている。そして、新天地オーストラリアにも、英国の階級社会が、そのまま持ち込まれたため、苦難が終わることはなかった。
そこに現れたオーストラリア総督の甥アデア(マイケル・ワイルディング)。彼は故郷アイルランドで、フラスキー夫人と幼なじみであった。変わり果てたフラスキー夫人と再会し...
アデアは、「冬至」の太陽のように、南の果てオーストラリアに来た後、ふたたび英国に帰国する。
フラスキーの屋敷と、女中ミリーに「レベッカ」に通じるものを感じた。
2021年7月6日に日本でレビュー済み
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日本では劇場未公開で、地上波で放映されたことがあるらしいです。そのときのタイトルが『ヒッチコックの南十字星』だったとか。イギリス時代には、こういう時代劇をけっこう撮ってるんですよね。
ちょっと『レベッカ』を彷彿させますが、イングリットバーグマンとジョセフコットンといえば『ガス燈』ですよね。似たようなコンセプトなんですけど、あっちはスリラー、こちらはメロドラマ色が濃いです。
ちょっと『レベッカ』を彷彿させますが、イングリットバーグマンとジョセフコットンといえば『ガス燈』ですよね。似たようなコンセプトなんですけど、あっちはスリラー、こちらはメロドラマ色が濃いです。
2020年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヒッチコック作品で観た中では一番ダメっぽい映画。イングリット・バーグマンもミスキャスト。部分的に音声のノイズが酷いです。
2010年9月20日に日本でレビュー済み
前作は実験的な問題作「
ロープ [DVD
]」、次作は(自他共に認める)大失敗作「
世界名作映画全集84 舞台恐怖症 [DVD
]」です。
ヒッチコックが自分でプロデュースした第2作目で、興行的には完全な失敗で、銀行にも借金が返せなかったそうです。
トリュフォーとの対談本「 定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー 」から。
「いずれにせよ、わたしがこの映画でやったことはまちがいだらけだ。ハリウッド最大の女優イングリッド・バーグマンを手に入れて得意になっていたこと、これが第一のまちがいだ。映画はわたしのプロダクションの製作で、撮影はすべてイギリスでおこなわれることになった。わたしは、イングリッド・バーグマンという当時最大のスタアをつれてロンドンに向かい、まるで故郷に錦を飾るような気分に酔っていた。飛行機のタラップを降りるイングリッド・バーグマンとわたしにカメラのフラッシュが一斉にたかれた。こういったすべてがこの映画のそもそもの愚劣さをよくあらわしている。いまになって、わたしはよくわかるのだが、わたしはなんともナイーブに思い上がっていたんだ。この映画は出発点から虚飾のかたまりだったんだよ。」
さて、映像の程度は悪いです。
少々焦点がぼけ気味で、カラーがおかしな変色をしています。
色が変わったり戻ったりするので、気分が悪くなりそうです。
ただ、このソフトしか見ることができないので仕方ないでしょうが。
個人的な感想ですが、面白くないわけではないと思います。
どこかしら傑作「 レベッカ [DVD] FRT-001 」の匂いがしますが、何となく短絡的でバランスの悪いところは「 パラダイン夫人の恋 [DVD] FRT-174 」を思わせます。
ヒッチコックの作品としては非常に珍しいコスチューム・プレイ、そしてサスペンスとは言いがたい展開、異色だらけなので評判は悪いのでしょう。
ただ、単純にヒッチコックの名前を忘れてみる分には、十分だと思うのです。
ヒッチコックの作品として押すのは難しい作品であることは違いありません。
程度としては「 スミス夫妻 (トールケース) [DVD ]」と同等くらい。
ヒッチコック×バーグマンなら「 白い恐怖 [DVD] FRT-104 」のほうを勧めます。
こちらは次の次で十分だと思います。
ヒッチコックが自分でプロデュースした第2作目で、興行的には完全な失敗で、銀行にも借金が返せなかったそうです。
トリュフォーとの対談本「 定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー 」から。
「いずれにせよ、わたしがこの映画でやったことはまちがいだらけだ。ハリウッド最大の女優イングリッド・バーグマンを手に入れて得意になっていたこと、これが第一のまちがいだ。映画はわたしのプロダクションの製作で、撮影はすべてイギリスでおこなわれることになった。わたしは、イングリッド・バーグマンという当時最大のスタアをつれてロンドンに向かい、まるで故郷に錦を飾るような気分に酔っていた。飛行機のタラップを降りるイングリッド・バーグマンとわたしにカメラのフラッシュが一斉にたかれた。こういったすべてがこの映画のそもそもの愚劣さをよくあらわしている。いまになって、わたしはよくわかるのだが、わたしはなんともナイーブに思い上がっていたんだ。この映画は出発点から虚飾のかたまりだったんだよ。」
さて、映像の程度は悪いです。
少々焦点がぼけ気味で、カラーがおかしな変色をしています。
色が変わったり戻ったりするので、気分が悪くなりそうです。
ただ、このソフトしか見ることができないので仕方ないでしょうが。
個人的な感想ですが、面白くないわけではないと思います。
どこかしら傑作「 レベッカ [DVD] FRT-001 」の匂いがしますが、何となく短絡的でバランスの悪いところは「 パラダイン夫人の恋 [DVD] FRT-174 」を思わせます。
ヒッチコックの作品としては非常に珍しいコスチューム・プレイ、そしてサスペンスとは言いがたい展開、異色だらけなので評判は悪いのでしょう。
ただ、単純にヒッチコックの名前を忘れてみる分には、十分だと思うのです。
ヒッチコックの作品として押すのは難しい作品であることは違いありません。
程度としては「 スミス夫妻 (トールケース) [DVD ]」と同等くらい。
ヒッチコック×バーグマンなら「 白い恐怖 [DVD] FRT-104 」のほうを勧めます。
こちらは次の次で十分だと思います。
2013年9月21日に日本でレビュー済み
見終わってすぐにレビューを書きたくなるような素晴らしい作品です。
安価だけにどうかな?と思いながら購入しましたが、ヒッチコックの英国での初期の作品(白黒)はTVの特集で見て、英国風の地味さながら、どれも見ごたえがあり知らずに引き込まれていったように、これもまた同じように引き込まれました。
しかも若干米国風味も加味され、舞台は流刑植民地時代のオーストラリアですが、どうもアメリカをダブらせ風刺の要素が入っているようです。この流刑植民地時代を描写した点が日本で未公開になってるかと思います。
内容は開拓地で成功した富豪の不釣合いな夫婦生活のミステリーがだんだん明るみに出て行くストーリーですが、ヒッチコック独特の二転三転していく中で、人の気高さをこうストレートに出した作品は後期にもなかなか無いと思います。
また実写動的なものが少なく劇場演劇として作られたかの様な錯覚さえ受けましたが、そこでバーグマンの演技力です。共演が輝くのもヒッチコックの魅力ですがこれも素晴らしいの一言です。
映画としての魅力に欠けるという人が出てもおかしくない簡単なセット作りですが、内容の濃さや俳優陣の役としての演技は満点です。
隠れた名作に出会えて大変満足しています。
安価だけにどうかな?と思いながら購入しましたが、ヒッチコックの英国での初期の作品(白黒)はTVの特集で見て、英国風の地味さながら、どれも見ごたえがあり知らずに引き込まれていったように、これもまた同じように引き込まれました。
しかも若干米国風味も加味され、舞台は流刑植民地時代のオーストラリアですが、どうもアメリカをダブらせ風刺の要素が入っているようです。この流刑植民地時代を描写した点が日本で未公開になってるかと思います。
内容は開拓地で成功した富豪の不釣合いな夫婦生活のミステリーがだんだん明るみに出て行くストーリーですが、ヒッチコック独特の二転三転していく中で、人の気高さをこうストレートに出した作品は後期にもなかなか無いと思います。
また実写動的なものが少なく劇場演劇として作られたかの様な錯覚さえ受けましたが、そこでバーグマンの演技力です。共演が輝くのもヒッチコックの魅力ですがこれも素晴らしいの一言です。
映画としての魅力に欠けるという人が出てもおかしくない簡単なセット作りですが、内容の濃さや俳優陣の役としての演技は満点です。
隠れた名作に出会えて大変満足しています。
2020年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
舞台は古く、オーストラリア大陸が発見されて間もなくの
まだイギリスが統治していたころの話。
画質があまりよくないのでハンサムな男性陣の区別がつきにくいが
主役級2人を見分けられればよし。
主役の女性は病気から復活すると途端に美しくなる。
ネタばれはしたくないので内容は書かないけど。
ヒッチコックの作品としては物足りない!
まだイギリスが統治していたころの話。
画質があまりよくないのでハンサムな男性陣の区別がつきにくいが
主役級2人を見分けられればよし。
主役の女性は病気から復活すると途端に美しくなる。
ネタばれはしたくないので内容は書かないけど。
ヒッチコックの作品としては物足りない!