自然は裏切らない❗
恐れてばかりでは、何もできない。前向きに、進めることも大切でしょう‼️
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥968¥968 税込
ポイント: 30pt
(3%)
無料お届け日:
4月5日 金曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥968¥968 税込
ポイント: 30pt
(3%)
無料お届け日:
4月5日 金曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥175
中古品:
¥175

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
御嶽山噴火 生還者の証言 あれから2年、伝え繋ぐ共生への試み (ヤマケイ新書) 新書 – 2016/9/16
小川 さゆり
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥968","priceAmount":968.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"968","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"A9zUUGXQUqaOB47z8tmaaK%2FeBNtMyVKBYaRyLW9PyJonKqTN%2BgNazC6sjJOkI88CGCFVlW35QbTxOvOEhPjQOgdX1lVFO4pUd81NKpSEYHUfRMysKhoYo%2FWsH9ysA9naRjRHYNln10I%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥175","priceAmount":175.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"175","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"A9zUUGXQUqaOB47z8tmaaK%2FeBNtMyVKBotacS%2FAxv4mCLSpTmBw5hRCTWHbWcylyPRhTTersrcmvLk6jXa42JrgEOVbeA8rigVICCbG%2BG03Ss2TZ06Ro2kSz1rzFUeOWd8YyJsE4eC4Xi81QkWZoxRJZpw1rjRPMH3tKxUnj3Vu82%2FJGJ%2Bnoxw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
頂上直下で被災した山岳ガイドが綴る、懸命の脱出行とそこから得られた教訓、そして、伝えることの大切さ。
御嶽山大噴火の生還者で山岳ガイド 小川さゆり氏が、噴火の模様を時系列で克明に記したドキュメントとその後の検証、得られた教訓などを中心にして執筆。 噴火から丸2年、3年目を迎えて、あの御嶽山噴火を多角的に検証した貴重なノンフィクション。
2014年9月27日午前11時52分、御嶽山が突然、大噴火した。9月最後の土曜日、素晴らしい好天と絶好の紅葉シーズン、そして大勢の登山者でにぎわう昼どきの最もゆったりした時間帯での突然の大噴火だった。死者58人、現在も5人の行方不明者を出している戦後最悪の事故となってしまった。
頂上直下で被災した山岳ガイドの小川さゆり氏もそのひとりで、わずかな時間のすきをついての懸命の脱出だった。
その事故からまる2年、彼女はその後も機会があるごとに、講演会などで悲惨な噴火の状況をを報告しながら、いまだにあの事故はなんだったのか、自らに問いかけ続けている。
本書は、同じ境遇に立たされた生還者たちの証言を交えながら、時系列で噴火の詳細を追った第1章「運命の一日」、専門家の考察を交えながら、客観的な視点からあの御嶽山の噴火に迫った第2章「噴火の実態」、捜索と報道、生存者と遺族の心の葛藤などを描いた第3章「噴火の影響」、そして生死の境を分けた現実や、登山者の意識などを考察した第4章「噴火の教訓」などからなるノンフィクションである。
噴火を風化させないためにも、事故のすべての顛末を明らかにしようと試みた渾身の一冊となっている。
※詳細地図、時系列・場所別口絵
御嶽山大噴火の生還者で山岳ガイド 小川さゆり氏が、噴火の模様を時系列で克明に記したドキュメントとその後の検証、得られた教訓などを中心にして執筆。 噴火から丸2年、3年目を迎えて、あの御嶽山噴火を多角的に検証した貴重なノンフィクション。
2014年9月27日午前11時52分、御嶽山が突然、大噴火した。9月最後の土曜日、素晴らしい好天と絶好の紅葉シーズン、そして大勢の登山者でにぎわう昼どきの最もゆったりした時間帯での突然の大噴火だった。死者58人、現在も5人の行方不明者を出している戦後最悪の事故となってしまった。
頂上直下で被災した山岳ガイドの小川さゆり氏もそのひとりで、わずかな時間のすきをついての懸命の脱出だった。
その事故からまる2年、彼女はその後も機会があるごとに、講演会などで悲惨な噴火の状況をを報告しながら、いまだにあの事故はなんだったのか、自らに問いかけ続けている。
本書は、同じ境遇に立たされた生還者たちの証言を交えながら、時系列で噴火の詳細を追った第1章「運命の一日」、専門家の考察を交えながら、客観的な視点からあの御嶽山の噴火に迫った第2章「噴火の実態」、捜索と報道、生存者と遺族の心の葛藤などを描いた第3章「噴火の影響」、そして生死の境を分けた現実や、登山者の意識などを考察した第4章「噴火の教訓」などからなるノンフィクションである。
噴火を風化させないためにも、事故のすべての顛末を明らかにしようと試みた渾身の一冊となっている。
※詳細地図、時系列・場所別口絵
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社山と渓谷社
- 発売日2016/9/16
- ISBN-104635510360
- ISBN-13978-4635510363
よく一緒に購入されている商品

対象商品: 御嶽山噴火 生還者の証言 あれから2年、伝え繋ぐ共生への試み (ヤマケイ新書)
¥968¥968
最短で4月5日 金曜日のお届け予定です
残り4点(入荷予定あり)
¥880¥880
最短で3月31日 日曜日のお届け予定です
残り6点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 山と渓谷社 (2016/9/16)
- 発売日 : 2016/9/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 264ページ
- ISBN-10 : 4635510360
- ISBN-13 : 978-4635510363
- Amazon 売れ筋ランキング: - 423,494位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 122位災害
- - 1,448位登山・ハイキング (本)
- - 32,188位新書
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年9月3日に日本でレビュー済み
著者はあの日、ガイドの下見のため、御嶽山にいた。晴天、紅葉、土曜日という絶好の登山日和で、御嶽山は多くの登山客でにぎわっていた。
剣ヶ峰のお鉢の外輪手前で、突如、一回目の噴火が起きた。噴煙を見た著者は一瞬、「あれ、噴火の対処法ってなんだっけ」と思ったが、生きるための思考回路に切り替わり、身体が勝手に動いた。落石から身を守るため、登山道路の岩に張りつき、できるだけ小さくなった。数十秒後、強烈な腐卵臭のするガスに巻かれ、「もうダメだ」と思った瞬間、風向きが変わり、何とか息ができるようになった。
その直後、噴煙を見てから2分近くたってから、噴石が降り出した。時速200キロとも300キロとも言われる凄まじい破壊力で大量に降ってきた。6分ほどたって噴石が止み、場所を変えたとたん、二回目の爆発が起き、あたりは真っ暗闇になる。目の前にかざした手のひらさえ見えない「漆黒の闇」だった。
「ドーン」という爆発音の後、噴石が雨のように降ってきて、隠れていない右足にバチバチ当たった。後で見てみると、右足の外側はアザだらけだった。噴石と一緒に石の粒がざんざんと降り出し、あっという間にしゃがんでいる腰まで埋まった。「何で今日なの」という悔しさが「生きる」ことへの執着心となった。生きて帰ることだけを強烈に意識し続けた。
メモ帳に遺書みたいなものを書こうかと考えたがやめた。書いたら本当に死ぬんじゃないかと思った。それにズボンのポケットにあるメモ帳を出すのには、隠れている小さな穴から肘が出てしまう。噴石が当たるかもしれない。「今はするべきことではない」と判断した。それから三回目の爆発が起きた。
三回目の爆発はお寺の鐘の中に頭を突っ込み、鐘を鳴らされたようなものだった。噴石の飛んでくる音と量が今まで以上に凄まじく、「殺される」山の本気を感じた。
他の生存者の証言も生々しい。暗闇のなか、噴石、熱風、火山ガスが容赦なく登山者を襲い、誰もが死を覚悟したという。
最初の噴火から一時間後、噴火は止み、著者は女性1人と男性3人の登山者に会う。女性は怪我をしていたが、男性3人は無傷だった。彼らが身を隠すだけの大きな岩があったので、著者は自分のすべきことは「自分の身を守ること」と判断し、単独で登山道でないところを突っ切って小屋にたどり着き、無事下山できた。
後日、著者はその女性と男性1人が死亡したことを知る。あの後、再び噴石が飛んできたのである。
著者はその後、何度か取材を受けて報道の恐ろしさを知ることとなる。編集されたテレビと記者のセンスのみで書かれた新聞のどちらも事実を伝えていなかった。言葉だけ切り取られ、こちらが意図していないことを繋ぎ合わされ、あたかもそう言っているようになる。おかげで著者は、お客を置いて自分だけ助かったガイドだと思われ、非難された。
他の生存者も噴火直後は取材を受けていたが、その後皆取材を受けなくなった。自分の意図しないことを書かれたりしたからだろう。
著者は多くの記者から「なぜ1人で逃げたのですか。4人の登山者と一緒にいようと思わなかったのですか」と聞かれた。それは状況による。「一緒に行きましょう」、それは一見優しい言葉に聞こえるかもしれない。だが、あの状況でこれほど無責任な言葉はない。あの時、この先どうなるのかも分からないなかで、どれほどの技術、体力、精神力を持っているか分からない登山者の命を預かることなどできるわけがない。彼らに会ったとき、噴火が終わったとは思っていなかった。だから自分の命を守ることを最優先した。その判断、決断は間違っていないと信じている、と述べている。
一番印象に残った話は、動けない重傷者を見捨てざるを得なかった生存者が、一年後、その重傷の女性が生きていたことを知って自責の念から解放された話である。その女性は左腕がちぎれるほどの重傷を負っており、女性の止血をしたSさん自身、足の甲の骨が三本折れるケガを負っていたため、歩けない女性を山荘まで連れていくことはできなかった。
女性は取材で「装備の大切さ」を語っていた。女性は初心者でも気軽に登れる山でも、ツェルトとダウンジャケットを準備しており、夜の寒さを凌ぎ命を繋いだ。女性の周りには同じような負傷者がいたが、夜を越せずに命を落としたという。
著者は生還できた理由を幾つか挙げ、突然の噴火から生死を分けたのは、「どこにいたのか」「噴煙を見てからどれだけ早く危険と判断でき、命を守る行動に移れたのか」、そして最後に「運」で、この三つが揃わなければ、生きて帰るのは難しかったのではないか、と述べている。
あの日、突然の噴火から命を守ろうと行動しなかった登山者は誰一人いない。誰もが生きて帰るために、目の前の非情な現実の中で精一杯抵抗したはずである。その生き様を「運が悪い」という言葉で終わりにすることはできない。生かされた自分にできることは、「噴火の恐ろしさとそこから学んだ教訓」を伝えることである。その教訓を伝え生かすことができるのなら、噴火で傷つき、命を落とす登山者は今回が最後になると信じていると、著者は述べている。
剣ヶ峰のお鉢の外輪手前で、突如、一回目の噴火が起きた。噴煙を見た著者は一瞬、「あれ、噴火の対処法ってなんだっけ」と思ったが、生きるための思考回路に切り替わり、身体が勝手に動いた。落石から身を守るため、登山道路の岩に張りつき、できるだけ小さくなった。数十秒後、強烈な腐卵臭のするガスに巻かれ、「もうダメだ」と思った瞬間、風向きが変わり、何とか息ができるようになった。
その直後、噴煙を見てから2分近くたってから、噴石が降り出した。時速200キロとも300キロとも言われる凄まじい破壊力で大量に降ってきた。6分ほどたって噴石が止み、場所を変えたとたん、二回目の爆発が起き、あたりは真っ暗闇になる。目の前にかざした手のひらさえ見えない「漆黒の闇」だった。
「ドーン」という爆発音の後、噴石が雨のように降ってきて、隠れていない右足にバチバチ当たった。後で見てみると、右足の外側はアザだらけだった。噴石と一緒に石の粒がざんざんと降り出し、あっという間にしゃがんでいる腰まで埋まった。「何で今日なの」という悔しさが「生きる」ことへの執着心となった。生きて帰ることだけを強烈に意識し続けた。
メモ帳に遺書みたいなものを書こうかと考えたがやめた。書いたら本当に死ぬんじゃないかと思った。それにズボンのポケットにあるメモ帳を出すのには、隠れている小さな穴から肘が出てしまう。噴石が当たるかもしれない。「今はするべきことではない」と判断した。それから三回目の爆発が起きた。
三回目の爆発はお寺の鐘の中に頭を突っ込み、鐘を鳴らされたようなものだった。噴石の飛んでくる音と量が今まで以上に凄まじく、「殺される」山の本気を感じた。
他の生存者の証言も生々しい。暗闇のなか、噴石、熱風、火山ガスが容赦なく登山者を襲い、誰もが死を覚悟したという。
最初の噴火から一時間後、噴火は止み、著者は女性1人と男性3人の登山者に会う。女性は怪我をしていたが、男性3人は無傷だった。彼らが身を隠すだけの大きな岩があったので、著者は自分のすべきことは「自分の身を守ること」と判断し、単独で登山道でないところを突っ切って小屋にたどり着き、無事下山できた。
後日、著者はその女性と男性1人が死亡したことを知る。あの後、再び噴石が飛んできたのである。
著者はその後、何度か取材を受けて報道の恐ろしさを知ることとなる。編集されたテレビと記者のセンスのみで書かれた新聞のどちらも事実を伝えていなかった。言葉だけ切り取られ、こちらが意図していないことを繋ぎ合わされ、あたかもそう言っているようになる。おかげで著者は、お客を置いて自分だけ助かったガイドだと思われ、非難された。
他の生存者も噴火直後は取材を受けていたが、その後皆取材を受けなくなった。自分の意図しないことを書かれたりしたからだろう。
著者は多くの記者から「なぜ1人で逃げたのですか。4人の登山者と一緒にいようと思わなかったのですか」と聞かれた。それは状況による。「一緒に行きましょう」、それは一見優しい言葉に聞こえるかもしれない。だが、あの状況でこれほど無責任な言葉はない。あの時、この先どうなるのかも分からないなかで、どれほどの技術、体力、精神力を持っているか分からない登山者の命を預かることなどできるわけがない。彼らに会ったとき、噴火が終わったとは思っていなかった。だから自分の命を守ることを最優先した。その判断、決断は間違っていないと信じている、と述べている。
一番印象に残った話は、動けない重傷者を見捨てざるを得なかった生存者が、一年後、その重傷の女性が生きていたことを知って自責の念から解放された話である。その女性は左腕がちぎれるほどの重傷を負っており、女性の止血をしたSさん自身、足の甲の骨が三本折れるケガを負っていたため、歩けない女性を山荘まで連れていくことはできなかった。
女性は取材で「装備の大切さ」を語っていた。女性は初心者でも気軽に登れる山でも、ツェルトとダウンジャケットを準備しており、夜の寒さを凌ぎ命を繋いだ。女性の周りには同じような負傷者がいたが、夜を越せずに命を落としたという。
著者は生還できた理由を幾つか挙げ、突然の噴火から生死を分けたのは、「どこにいたのか」「噴煙を見てからどれだけ早く危険と判断でき、命を守る行動に移れたのか」、そして最後に「運」で、この三つが揃わなければ、生きて帰るのは難しかったのではないか、と述べている。
あの日、突然の噴火から命を守ろうと行動しなかった登山者は誰一人いない。誰もが生きて帰るために、目の前の非情な現実の中で精一杯抵抗したはずである。その生き様を「運が悪い」という言葉で終わりにすることはできない。生かされた自分にできることは、「噴火の恐ろしさとそこから学んだ教訓」を伝えることである。その教訓を伝え生かすことができるのなら、噴火で傷つき、命を落とす登山者は今回が最後になると信じていると、著者は述べている。
2017年12月6日に日本でレビュー済み
貴重な話を読ませていただきました。
何も調べずに自然に向かうのは無防備なんだなと改めて思いました。
主観や気持ちの表現が多々あるので少し読みづらいなと感じました。
何も調べずに自然に向かうのは無防備なんだなと改めて思いました。
主観や気持ちの表現が多々あるので少し読みづらいなと感じました。
2017年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
火山弾で死亡された方が多かったのは事実でしょうが、過去の火山災害(雲仙)では、火砕流で大勢が死亡されています。そんなに大規模噴火でなかったことが生存者が比較的多かった理由でしょう。
すぐに逃げる、というのは確かに役に立つ話ではあります。大規模災害に遭遇した時、しばらく眺めてしまう、ということは良くあることです。
基本的には、登山は遊びなので、活火山には近づかないのが一番かな、と思います。
なお、私は、中学、高校、大学と山岳部に所属していました。山で遭難・死亡した友人は一人もいません。
すぐに逃げる、というのは確かに役に立つ話ではあります。大規模災害に遭遇した時、しばらく眺めてしまう、ということは良くあることです。
基本的には、登山は遊びなので、活火山には近づかないのが一番かな、と思います。
なお、私は、中学、高校、大学と山岳部に所属していました。山で遭難・死亡した友人は一人もいません。
2016年10月30日に日本でレビュー済み
私もあの日御嶽山にいました。あの日の出来事が忘れなくていました。私は何か言いたくても何も言えずに、そしてずっと自分に何か出来たのではないかと自責の念にさいなまれていました。この本を読んで前を向くきっかけになりました。
本書のなかに、生かされた命。これからどう生きるではないか。何かできるとすればそれしかない。という言葉が心に刺さりました。そしてあの状況のなか、自分の命を守ること以外何かできたと思うなら、それは人間の思い上がりではないか。とありました。あの状況を知る人でしか言えない言葉です。その言葉は私がずっと誰かに言って欲しかった言葉だと思いました。この言葉を読んだ時なぜか涙が溢れました。
私はあの日以来山に行くことごが出来ずにいますが、来年山に行ってみようかと思います。
著者の熱い思いが伝わる本です。あの場所にいた私には思いを代弁してくれてる部分が多く心に残る本でした。
本書のなかに、生かされた命。これからどう生きるではないか。何かできるとすればそれしかない。という言葉が心に刺さりました。そしてあの状況のなか、自分の命を守ること以外何かできたと思うなら、それは人間の思い上がりではないか。とありました。あの状況を知る人でしか言えない言葉です。その言葉は私がずっと誰かに言って欲しかった言葉だと思いました。この言葉を読んだ時なぜか涙が溢れました。
私はあの日以来山に行くことごが出来ずにいますが、来年山に行ってみようかと思います。
著者の熱い思いが伝わる本です。あの場所にいた私には思いを代弁してくれてる部分が多く心に残る本でした。
2016年9月27日に日本でレビュー済み
御嶽山は、紅葉の美しい秋晴れのあの日、はっきりした前兆なしに突如噴火した。だれがあの噴火を予想できただろうか。
しかし登山とはつねに安全を確保する、つまり危険を避けるためにあらゆる手、考え得る予防策を尽くすことが必要であり、リスク管理ととっさの意思決定が求められる。この非常時への対応を山で常に考えてきたことを活かして、著者である女性登山ガイドは自らの手で生をつかんだ。
本書は一瞬で秋晴れの世界を漆黒に変えた噴火時間に、御嶽山のお鉢に居合わせた一人の人間がその時に思ったこと、とった行動などのすべてを渾身の思いで書き起こした書であり、一種のドキュメンタリー番組のようにリアルタイムに展開し、付録の地図をにらみながら読み進めた。
噴火で人々がパニックになった瞬間にも冷静な観察をしていることに驚かされるが、熱い思い、瞬時の意思決定、その結果と後日談などが、くわしく書かれている。大災害で生き残った人に共通する罪悪感までも隠さず描いていることに、これが自分だったらどう行動するだろうと思うことも多々あった。
筆者が渾身の力をふりしぼって「生への賭け」と、その意思決定を描き出し、それに対する社会の評価や遺族の気持ちまでも書き込んでくれていることで、読者にはたくさんの教訓が得られる。その真摯な姿勢にとても共感をおぼえた。
しかし登山とはつねに安全を確保する、つまり危険を避けるためにあらゆる手、考え得る予防策を尽くすことが必要であり、リスク管理ととっさの意思決定が求められる。この非常時への対応を山で常に考えてきたことを活かして、著者である女性登山ガイドは自らの手で生をつかんだ。
本書は一瞬で秋晴れの世界を漆黒に変えた噴火時間に、御嶽山のお鉢に居合わせた一人の人間がその時に思ったこと、とった行動などのすべてを渾身の思いで書き起こした書であり、一種のドキュメンタリー番組のようにリアルタイムに展開し、付録の地図をにらみながら読み進めた。
噴火で人々がパニックになった瞬間にも冷静な観察をしていることに驚かされるが、熱い思い、瞬時の意思決定、その結果と後日談などが、くわしく書かれている。大災害で生き残った人に共通する罪悪感までも隠さず描いていることに、これが自分だったらどう行動するだろうと思うことも多々あった。
筆者が渾身の力をふりしぼって「生への賭け」と、その意思決定を描き出し、それに対する社会の評価や遺族の気持ちまでも書き込んでくれていることで、読者にはたくさんの教訓が得られる。その真摯な姿勢にとても共感をおぼえた。
2017年1月23日に日本でレビュー済み
最近、ご遺族が国と県を相手に訴訟をおこすとというニュースを見て違和感を覚え、御嶽山噴火について知ろうと本書を手に取りました。
確かに警戒レベルがあがっていれば誰も犠牲にはなっていなかったのかもしれません。しかし自然の営みを人間がどうこうできるわけもなく、ご遺族の大切な家族を亡くされた悲しみはお察しいたしますが噴火は自然災害だと改めて思いました。
登山にはリスクは付き物です。そのリスクをどれだけの登山者が認識していたのでしょうか。
山岳ガイドの著者も活火山に登っていながら噴火のリスクは想定外だったと言っています。その事を踏まえ自身への戒めも込め、著者は誰が悪いわけでもなく、御嶽山噴火について語っています。あの噴煙の中何が起きていたのか知ってもらい、生死を分けた教訓をなんとかくみ取り伝えようとしています。特に登山者の山に踏みこむ意識について語っています。「運」で終わりにしてはいけないという必死さが伝わってきます。
著者が書くドキュメントは圧巻です。プロの物書きではないはずですが、その場にいた人にしか書けない臨場感をもって読んでいる自分には何が出来たか、場面場面で問いかけてきます。そして暗闇の中、生きようとした登山者の思いが伝わってきました。それと同時に助からなかった人への自責の念も伝わってきました。自分には何が出来たのか読み終えた時深く考えてしまいました。報道で御嶽山噴火をそれとなく見ていただけでしたが、この本を読んで噴火だけではなく災害から命を守るために出来ることを考えさせられました。
確かに警戒レベルがあがっていれば誰も犠牲にはなっていなかったのかもしれません。しかし自然の営みを人間がどうこうできるわけもなく、ご遺族の大切な家族を亡くされた悲しみはお察しいたしますが噴火は自然災害だと改めて思いました。
登山にはリスクは付き物です。そのリスクをどれだけの登山者が認識していたのでしょうか。
山岳ガイドの著者も活火山に登っていながら噴火のリスクは想定外だったと言っています。その事を踏まえ自身への戒めも込め、著者は誰が悪いわけでもなく、御嶽山噴火について語っています。あの噴煙の中何が起きていたのか知ってもらい、生死を分けた教訓をなんとかくみ取り伝えようとしています。特に登山者の山に踏みこむ意識について語っています。「運」で終わりにしてはいけないという必死さが伝わってきます。
著者が書くドキュメントは圧巻です。プロの物書きではないはずですが、その場にいた人にしか書けない臨場感をもって読んでいる自分には何が出来たか、場面場面で問いかけてきます。そして暗闇の中、生きようとした登山者の思いが伝わってきました。それと同時に助からなかった人への自責の念も伝わってきました。自分には何が出来たのか読み終えた時深く考えてしまいました。報道で御嶽山噴火をそれとなく見ていただけでしたが、この本を読んで噴火だけではなく災害から命を守るために出来ることを考えさせられました。
2021年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
御嶽山は不幸な出来事でした
作者は丁度近くに隠れることのできる岩があって、さらに運良く噴石が当たらなかっただけ。
単に運が良かっただけだということを作者はもっと認識すべき
最近調子乗ってる素人登山YouTuberが槍穂高から転げ落ちないのも運が良いだけ
作者は丁度近くに隠れることのできる岩があって、さらに運良く噴石が当たらなかっただけ。
単に運が良かっただけだということを作者はもっと認識すべき
最近調子乗ってる素人登山YouTuberが槍穂高から転げ落ちないのも運が良いだけ