『EDEN エデン』が今年(2015年)話題になっていた、ミア・ハンセン=ラブ監督作品。
妻と3人の娘を持つ映画プロデューサーの男が、資金繰りが上手く行かなくなり、
自ら命を絶つ。 それまでの物語と、その後の家族のお話。
バタバタとしつつもテンポよく、多忙を極める男と家族の日常が描かれる。その
スピード感がとても心地良かった。 あらすじを知らずに観ていたので、その時点
まで主人公だった男が自殺したのには驚いた。
なんでも監督の知り合いのプロデューサーが実際に自殺したらしく、その経験を
元にした作品らしい。
エンディングの曲が胸に刺さりました。
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あの夏の子供たち [DVD]
¥3,850 ¥3,850 税込
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フォーマット | 色, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | キアラ・カゼッリ, ミア・ハンセン=ラブ, アリス・ゴーティエ, マネル・ドリス, エリック・エルモスニーノ, フィリップ・マルタン, アリス・ド・ランクザン, ルイ=ドード・ランクザン, ダヴィッド・ティオン 表示を増やす |
言語 | フランス語 |
稼働時間 | 1 時間 50 分 |
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商品の説明
さよならパリ。
父の匂いをこの街に残して、私たちは歩いていく。
父親を失った悲しみを健気に乗り越えようとする三姉妹の再出発を、まぶしい夏の陽光と共に描き出す珠玉の感動作!
自ら命を絶ってしまった父親の死と向き合いながら、その悲しみを乗り越えようとする家族の再出発を、眩しいパリの夏の陽光とともに描き出す珠玉の感動作。監督は1981年生まれのミア・ハンセン=ラブ。尊敬する映画プロデューサーを自殺で失った実体験を基に、シリアスなテーマを扱いながらも、光溢れる瑞々しい映像美の中に潜ませた巧みな演出が高く評価され、2009年カンヌ国際映画祭<ある視点部門>審査員特別賞に輝いた。
映画プロデューサーとして精力的に飛び回るグレゴワールは、仕事に情熱を注ぎながらも、家に帰れば妻シルヴィアと3人の娘たちを心から愛する男だった。しかし経営する製作会社ムーン・フィルムが多額の負債を抱え、窮地に追い込まれた彼はある日、自ら命を絶ってしまう。突然の死は、家族と会社に衝撃と絶望を与え、多額の借金と未完成の映画だけが残された。父の死を受け止めようとする長女、温もりを忘れられないでいる次女、そして死をまだ理解できない幼い末娘。3人の娘を抱えシルヴィアは、傷心の夫を一人にしたことを悔やむも気丈に振る舞い、ムーン・フィルムの建て直しを決意する・・・。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : フランス語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 83.16 g
- EAN : 4523215056243
- 監督 : ミア・ハンセン=ラブ
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 50 分
- 発売日 : 2011/4/28
- 出演 : キアラ・カゼッリ, ルイ=ドード・ランクザン, アリス・ド・ランクザン, アリス・ゴーティエ, マネル・ドリス
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : 紀伊國屋書店
- 生産者 : フィリップ・マルタン, ダヴィッド・ティオン
- ASIN : B004IPQE58
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 112,343位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 10,739位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
6グローバルレーティング
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-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
軽快なpops、街をリズミカルに写すop、ミア・ハンセン=ラブ監督の映画。
ケータイ人間と(妻に呼ばれてしまう)映画プロデューサーのグレゴワール(お父さん)。
グルジア人監督との話を終えたところらしい。歩きながら、車中で・・・ケータイでのオフィス、ロケ現場との会話からのあれこれが、後のシーンに繋がり、話が絡み合ってゆく。とても考えて作られているが、そういう緻密さを特に感じないで見ていける。自然な様子、自然な会話。本当に自然、だが決して散漫ではなく、話の内容、ストーリーがわかりやすい。
このあと・・・(ケータイ片手に運転のせいなのか?スピード違反で捕まり免停がバレ・・・と続くが、この話も後のシーンに生かされ)・・・妻シルヴィア(キアラ・カゼッリ)と小さい二人の女の子と大きい長女クレマンスのいる幸せな家庭での、家族に細かく気づかうお父さんの様子もとても自然に見せている週末を過ごす郊外の別荘、テンプル騎士団の遺跡・・・などの美しい映像は、ロメールやリヴェットの作品をふと思い出すし、川遊びシーンのルノワールのような光。
これらと交差して、グレゴワールのオフィス(映画制作会社)の、決して楽ではない現状を描いてゆく。・・・特に「スウェーデンからの電話です」と、彼にとって鬼門のようなスティーグという(良い映画をとるが)わがままな監督の存在を通して・・・映画愛にあふれ人望もあるが商才のようなものに欠け、(また、全てに・・・)少々甘く人の良いのが災いした結果の経営困難など・・・グレゴワールが徐々に窮地に追い込まれる様子がとてもよいリズムで描かれる。。(グレゴワール役のルイ=ドー・ド・ラングザンは、長女クレマンスを演じているアリス・ド・ランクザンの実際のお父さんだが、この方の身ごなしのリズムのようなものも素晴らしいように思う。アリス・ド・ランクザンの母はカロリーヌ・シャンプティエという家族!)
<ネタバレします>
シルヴィアは、「夫は死にたくはなかったと思う」と、(グレゴワールとともに仕事をしてきた)オフィスの女性に話す・・・確かに、彼は死にたかったわけではなく、生きてあれこれ片付けるのに疲れてしまったのだと私も思う。そしてこれも・・・いろんなことに追い詰められてゆくその流れのようなものの中で起きたこと・・・という感じに見ていて思える。(はじめのグレゴワールのケータイ会話に登場する)タジキスタンの映画監督であるらしいコヴァさんは、「運命だ」とシルヴィアにいう。そういうコヴァさんの死生観。子供たちは、そのときおとうさんは自分たちのことを思わなかったのか?と、それをとても寂しく悲しく思うのだが・・・シルヴィアは長女クレマンスに「死は生の否定ではなく、(人生の)ひとつのできごと」だと説明する。
しかしそれはそうとして・・・グレゴワールの死は、傾いた会社の他に私的なこと(・・・これは、主に長女クレマンスが自分の中でどういう場所に置くのかを通して婉曲に語られてゆく)も残していて・・・
後半、この二つをそれぞれシルヴィアとクレマンスの担当のように交差ぎみに、前半と同じくシーンを連ねて自然でしかもわかりやすく描かれている。(それぞれ特徴があるが、ほんとのような会話の場面を重ねる感じは、知っている監督さんではアサイヤスやデプレシャンと共通すると思う。)
映画愛の人グレゴワールのようなプロデューサーが、このような苦境に揉まれて去ったあと、コヴァさんのように地味だが良い映画を作る人や、グレゴワールのところへ脚本を送ってきた映画青年のような人たちが育たなくなってしまうのではないか・・・と、心配しながら見ていくと・・・
コヴァさんの映画には(小さいところだが)出資会社があるし、ラスト近くでは・・・これもそれまでの展開で長女クレマンスと(とてもうまく「偶然」もその中に使い)ふれあいを持たせていたこのなかなかかっこいい映画青年の作品にも出資者があり・・・「彼は運がよかったわ」と、クレマンスがいう。
テーマとしては(・・・本作は、ギシギシとテーマ中心にを語ると言うタイプではないと思うが・・・)決して軽くないし、淡々とシーンを重ねる作り方の中に「ストーリー」の起伏がしっかり浮かび上がるので、グレゴワールの死のあと、家族の気持ちが辛い方向へ傾くところは、見ていてとてもしんみりしてしまう。それを傾け直すように、2、3の想い出の場所の静止画と、それに続くグレゴワールの仕事仲間のセルジュ(←この人は、グレゴワールとは違って、現実を見据えた人)とともに家族が経験する「停電」シーン。そこでシルヴィアのイタリア(実家のよう)行きの決意と、少しずつ見えてきた希望が語られ、さらにその後のシーンでは、会社の「清算人」について小さい子に説明する大きいクレマンスのお姉さんぶりではあるが、本心はパリにいたいのだ・・・
予定だったようなのに、お墓には行かず皆で乗ったタクシーの中で、父は無くなっても「映画の中に生きている」「私たちの中にも」(「とくに私たちの中にね」と、念を押す次女ジュヌヴィエーヴも小さいが素晴らしい女優さん)と言う言葉と、それでもやっぱりある、涙・・・にかぶさり流れる ♪ケ・セラ~・セラ~ がほんとうに素敵だ。
ケータイ人間と(妻に呼ばれてしまう)映画プロデューサーのグレゴワール(お父さん)。
グルジア人監督との話を終えたところらしい。歩きながら、車中で・・・ケータイでのオフィス、ロケ現場との会話からのあれこれが、後のシーンに繋がり、話が絡み合ってゆく。とても考えて作られているが、そういう緻密さを特に感じないで見ていける。自然な様子、自然な会話。本当に自然、だが決して散漫ではなく、話の内容、ストーリーがわかりやすい。
このあと・・・(ケータイ片手に運転のせいなのか?スピード違反で捕まり免停がバレ・・・と続くが、この話も後のシーンに生かされ)・・・妻シルヴィア(キアラ・カゼッリ)と小さい二人の女の子と大きい長女クレマンスのいる幸せな家庭での、家族に細かく気づかうお父さんの様子もとても自然に見せている週末を過ごす郊外の別荘、テンプル騎士団の遺跡・・・などの美しい映像は、ロメールやリヴェットの作品をふと思い出すし、川遊びシーンのルノワールのような光。
これらと交差して、グレゴワールのオフィス(映画制作会社)の、決して楽ではない現状を描いてゆく。・・・特に「スウェーデンからの電話です」と、彼にとって鬼門のようなスティーグという(良い映画をとるが)わがままな監督の存在を通して・・・映画愛にあふれ人望もあるが商才のようなものに欠け、(また、全てに・・・)少々甘く人の良いのが災いした結果の経営困難など・・・グレゴワールが徐々に窮地に追い込まれる様子がとてもよいリズムで描かれる。。(グレゴワール役のルイ=ドー・ド・ラングザンは、長女クレマンスを演じているアリス・ド・ランクザンの実際のお父さんだが、この方の身ごなしのリズムのようなものも素晴らしいように思う。アリス・ド・ランクザンの母はカロリーヌ・シャンプティエという家族!)
<ネタバレします>
シルヴィアは、「夫は死にたくはなかったと思う」と、(グレゴワールとともに仕事をしてきた)オフィスの女性に話す・・・確かに、彼は死にたかったわけではなく、生きてあれこれ片付けるのに疲れてしまったのだと私も思う。そしてこれも・・・いろんなことに追い詰められてゆくその流れのようなものの中で起きたこと・・・という感じに見ていて思える。(はじめのグレゴワールのケータイ会話に登場する)タジキスタンの映画監督であるらしいコヴァさんは、「運命だ」とシルヴィアにいう。そういうコヴァさんの死生観。子供たちは、そのときおとうさんは自分たちのことを思わなかったのか?と、それをとても寂しく悲しく思うのだが・・・シルヴィアは長女クレマンスに「死は生の否定ではなく、(人生の)ひとつのできごと」だと説明する。
しかしそれはそうとして・・・グレゴワールの死は、傾いた会社の他に私的なこと(・・・これは、主に長女クレマンスが自分の中でどういう場所に置くのかを通して婉曲に語られてゆく)も残していて・・・
後半、この二つをそれぞれシルヴィアとクレマンスの担当のように交差ぎみに、前半と同じくシーンを連ねて自然でしかもわかりやすく描かれている。(それぞれ特徴があるが、ほんとのような会話の場面を重ねる感じは、知っている監督さんではアサイヤスやデプレシャンと共通すると思う。)
映画愛の人グレゴワールのようなプロデューサーが、このような苦境に揉まれて去ったあと、コヴァさんのように地味だが良い映画を作る人や、グレゴワールのところへ脚本を送ってきた映画青年のような人たちが育たなくなってしまうのではないか・・・と、心配しながら見ていくと・・・
コヴァさんの映画には(小さいところだが)出資会社があるし、ラスト近くでは・・・これもそれまでの展開で長女クレマンスと(とてもうまく「偶然」もその中に使い)ふれあいを持たせていたこのなかなかかっこいい映画青年の作品にも出資者があり・・・「彼は運がよかったわ」と、クレマンスがいう。
テーマとしては(・・・本作は、ギシギシとテーマ中心にを語ると言うタイプではないと思うが・・・)決して軽くないし、淡々とシーンを重ねる作り方の中に「ストーリー」の起伏がしっかり浮かび上がるので、グレゴワールの死のあと、家族の気持ちが辛い方向へ傾くところは、見ていてとてもしんみりしてしまう。それを傾け直すように、2、3の想い出の場所の静止画と、それに続くグレゴワールの仕事仲間のセルジュ(←この人は、グレゴワールとは違って、現実を見据えた人)とともに家族が経験する「停電」シーン。そこでシルヴィアのイタリア(実家のよう)行きの決意と、少しずつ見えてきた希望が語られ、さらにその後のシーンでは、会社の「清算人」について小さい子に説明する大きいクレマンスのお姉さんぶりではあるが、本心はパリにいたいのだ・・・
予定だったようなのに、お墓には行かず皆で乗ったタクシーの中で、父は無くなっても「映画の中に生きている」「私たちの中にも」(「とくに私たちの中にね」と、念を押す次女ジュヌヴィエーヴも小さいが素晴らしい女優さん)と言う言葉と、それでもやっぱりある、涙・・・にかぶさり流れる ♪ケ・セラ~・セラ~ がほんとうに素敵だ。
2011年5月17日に日本でレビュー済み
ある種、ドキュメンタリーチックでした。
映画プロデューサーの苦悩や多忙さを描いた作品、「トラブル・イン・ハリウッド」では主演のプロデューサー(ロバート・デ・ニーロ)に焦点を置き、その苦悩やハリウッド映画界の裏側を描いていますが、この作品も最初は、似たような始まり方。
でも、ストーリーが進むにつれ、そのプロデューサーの妻、そして子供たちへとフォーカスが移る。
ネタバレになるので展開は書かないけど、フランス映画らしい真実味を帯びたシリアスな作品でした。
人は、その時に起きている出来事に、強く対応し、順応していく事で、まだ見えない未来(将来)に向けて、歩み続けなければならないんだな、と教えてくれます。
何でもない日常も自分の人生の主役は自分。
ラストに流れる「ケ・セラ・セラ」が、まさにこの作品のテーマであることがわかります。
映画プロデューサーの苦悩や多忙さを描いた作品、「トラブル・イン・ハリウッド」では主演のプロデューサー(ロバート・デ・ニーロ)に焦点を置き、その苦悩やハリウッド映画界の裏側を描いていますが、この作品も最初は、似たような始まり方。
でも、ストーリーが進むにつれ、そのプロデューサーの妻、そして子供たちへとフォーカスが移る。
ネタバレになるので展開は書かないけど、フランス映画らしい真実味を帯びたシリアスな作品でした。
人は、その時に起きている出来事に、強く対応し、順応していく事で、まだ見えない未来(将来)に向けて、歩み続けなければならないんだな、と教えてくれます。
何でもない日常も自分の人生の主役は自分。
ラストに流れる「ケ・セラ・セラ」が、まさにこの作品のテーマであることがわかります。