鬱病とか双極性障害とか、色々読んだけどどれもしっくりこなかった
この先生は分かってくれているんだなと思って読みながら泣いた
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双極II型障害という病 -改訂版うつ病新時代- 単行本 – 2013/7/2
内海 健
(著)
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ポストメランコリー型時代の気分障害の本質
今日の気分障害の臨床は、若年事例や治療抵抗性事例の増加、過量服薬、リストカット、病名依存など、さまざまな困難を抱え込んでいる。
そのような現代の気分障害を象徴する「双極II型障害」に焦点を合わせ、回復への里程標とする。
好評を得た『うつ病新時代』、改訂新装版!
今日の気分障害の臨床は、若年事例や治療抵抗性事例の増加、過量服薬、リストカット、病名依存など、さまざまな困難を抱え込んでいる。
そのような現代の気分障害を象徴する「双極II型障害」に焦点を合わせ、回復への里程標とする。
好評を得た『うつ病新時代』、改訂新装版!
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社勉誠出版
- 発売日2013/7/2
- 寸法13.5 x 2 x 19.5 cm
- ISBN-104585240055
- ISBN-13978-4585240051
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商品の説明
著者について
内海 健(うつみ・たけし)
1955年生まれ。精神科医。
1979年、東京大学医学部卒業。 現在東京藝術大学保健管理センター教授。専攻は精神病理学。
日本精神病理学会理事、日本病跡学会理事、日本うつ病学会双極性障害委員会委員。
著書に『スキゾフレニア論考』(星和書店、2002年)、『「分裂病」の消滅』(青土社、2003年)、『精神科臨床とは何か』(星和書店、2005年)、『うつ病の心理』(誠信書房、2008年)、『パンセ・スキゾフレニック』(弘文堂、2008年)、『さまよえる自己』(筑摩書房、2012年)などがある。
1955年生まれ。精神科医。
1979年、東京大学医学部卒業。 現在東京藝術大学保健管理センター教授。専攻は精神病理学。
日本精神病理学会理事、日本病跡学会理事、日本うつ病学会双極性障害委員会委員。
著書に『スキゾフレニア論考』(星和書店、2002年)、『「分裂病」の消滅』(青土社、2003年)、『精神科臨床とは何か』(星和書店、2005年)、『うつ病の心理』(誠信書房、2008年)、『パンセ・スキゾフレニック』(弘文堂、2008年)、『さまよえる自己』(筑摩書房、2012年)などがある。
登録情報
- 出版社 : 勉誠出版 (2013/7/2)
- 発売日 : 2013/7/2
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 264ページ
- ISBN-10 : 4585240055
- ISBN-13 : 978-4585240051
- 寸法 : 13.5 x 2 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 199,074位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今までのうつの波はすべて自己鍛錬が足りない神経症だとして神経症的アプローチ(シュルツの自律訓練法・森田療法・V.フランクルのロゴセラピー・禅的療法内観・交流分析など)できりぬけてきた。DSMで神経症がパージされたのを著者も不満に思っているように感じる。しかし最近人生史上最悪な鬱に陥り、近くの心療内科を受診した。30項目ほどのチェックリストに答えたらすぐ診察が始まって【鬱病】ですねと言われた。ここから診療がスタートするものと思っていたらSSRIを処方されて終わり。過去に服薬履歴としてデュロキセチンを慢性疼痛緩和の目的で服用したら、自腹を切って何度も宴会を開くは・権威に噛みつく正義の書簡を送るは・夜中にネットで数十万円もする買い物をするはで、家内にも変だと指摘され服薬をやめた経緯は言っておいたのでSNRIにはならなかった。しかし躁転は一か月後にやってきた。初めて自分がBipolarであることを悟った瞬間である。当然ながらリチウムへの変更を勧められ承諾したが、リチウム濃度の測定についてはそんなの不要だと頑として断られたのである。今は近くの内科の先生の協力を得てSelf-Medication(自分も内科医)で匙加減をしている。やる気のない、Empathyのない、幸福そうに見えない心療内科医は社会にとって有害である。本書でも書かれているように医原的な行動化の事例の発生源である。患者を表現するのに著者が【ヌケヌケと】と言うのが的を得ていると思った。本書の終章はほとんど理解できなかった。高橋義孝氏のフロイトの翻訳や小此木 啓吾氏の一般向けの著作は読んだことがあるので【超自我】という言葉が出てきた時、著者の精神分析を背景にした持論なのかくらいは伝わった。終章は心なしか著者の【軽躁】が伝わってくる内容ではあった(笑)。
2014年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
精神科医にはもちろん、当事者にもお勧めします(ただしある程度知識がないと若干難しいかもしれません)。
旧版「 うつ病新時代―双極2型障害という病 (精神科医からのメッセージ) 」から大幅加筆されています。
大きな加筆があったのは旧版の第四章「治療覚書」(改訂版「治療の指針」)と第六章「躁と鬱 ── その根源に向けて」(改訂版「混合状態」)の二章。
この2章の加筆により、投薬治療についての詳細かつ厚みをもった知見と、躁鬱混合状態についてのより深い考察が加わりました。
これらのパートが重点的に加筆され詳細に踏み込んだ記述となったことは、大きな意味があります。
第四章で指摘される、気分変動の速い波と混合状態が収拾されない時に生じる問題についての諸々の指摘は、大変重要なものです。
専門家諸氏においては大いに治療に際しての参考となるでしょうし、当事者にとっても自身の陥った状態を読み解く参考になり、治療者が十分な治療を施せていない場合に、治療方針の見直しを促す指針ともなるでしょう。
第四章にある「士気低下(demoralization)」についての警告は非常に重要なものだと思います。双極II型障害では士気低下が生じやすく、一端生じるとその進行が急速であり、場合によっては数ヶ月を要さずに「人格と病気の混交」とも言うべき人格の変容が生じる場合があり、これを防ぐことが非常に重要であることは、どれだけ強調しても足りません。
士気低下に関連しては、同じく第四章「速い波と混合状態から抜け出すこと」でも非常に重要な指摘を行っています。
気分変動の速い波と混合状態は患者を巻き込み、自己を見失わせ、回復の足がかりをも見失わせます。「これがある限り、回復の軌道に乗ることは困難」(P97)であり、患者は自己の病前を思い出すことすら困難になります。この状態に患者が疲弊し、人格までが侵食されることが人格の変容、士気低下の根底にあるのです。
士気低下に陥る前に速い波と混合状態を収束させることは患者のその後の人生をも左右する、非常に非常に(大事なことだから二回言いました)重要なことなのです。
そのための具体的な治療指針として、気分安定薬の十分な投与と抗うつ薬を原則的に用いない治療が詳しく述べられていることが、本書の大きな追加要素のひとつです。
ことに、とかく安牌と見られがちなSSRIやSNRIの投与におけるリスク(*)を指摘し、基本的にはTAC(三環系抗うつ薬。パワフルな分、躁転リスクが高い)に準ずる扱いをすべきと明記されたことは大きいと思います。
さらに、OD(過量服用)についての以下の記述は全ての医療者に肝に命じて頂ければと痛切に願います。
P117より。
“死ぬリスクが少ないから、過量服用しても大丈夫だと思っている人がいるとしたなら、その場合、患者は自己価値の低下とモラルの低下という、大きな傷を負うことを思い起こして欲しい。「過量服用は絶対にさせない」という気持ちで処方に望むべきである。”
速い波や混合状態から逃れることができない患者は、自己統制の不能から自尊心を急速にすり減らしてゆきます。そしてついに治癒への希望を失い、制御できない自分を叱咤することに疲れ果て「最初からこうだったのだ、自分は自制心など元々ない卑小で倫理に値しない存在なのだ」と考えることで僅かに楽になり、自身の本来備えていた誇りや倫理観を手放してしまうことになる。自尊心を手放すことで波に翻弄されることをやっと耐えられる、そんな状態になってしまう前に、波を穏やかにする必要があるのです。
また、人格の変容が生じた際に、境界性パーソナリティ障害と非常に紛らわしい状態に至るため、その場合の鑑別の指針についても踏み込んで記載されています。(P73)
逆に、既に境界性パーソナリティ障害と診断されている人でも、詳細に腑分けしていくと人格の変容をきたした双極II型障害である場合も多いのではと思います。本書はそういう方にとっても診断と処方を見直す重大な手がかりを提示していると思います。
ところで本書は、旧版から大幅加筆にも関わらずページ数はわずか20Pしか増えていません。
それもそのはず、本文の文字サイズがわずかに小さくなっている。要するに密度を上げて単価を据え置いたんですね。価格を上げずに継続販売する努力に出版社の心意気を感じます。
(*)補足。双極性障害では、抗うつ薬の使用は躁転(うつ状態から一気に躁状態へ転じてめちゃくちゃな状態になる)のリスクをはらみます。双極II型障害の場合は、躁転はもちろん、非常に自殺リスクの高い躁鬱混合の状態を招く可能性が高く、一般に安全とされるSSRIやSNRIでも爆発的な焦燥を引き起こすリスクが無視できない頻度でありえることが指摘されています。うつ病や躁うつ病の投薬を受けて激しい焦燥感や易怒性、強い衝動、急な気分のアップダウンなどが生じた場合は主治医と相談し処方の見直しをするべきでしょう。
旧版「 うつ病新時代―双極2型障害という病 (精神科医からのメッセージ) 」から大幅加筆されています。
大きな加筆があったのは旧版の第四章「治療覚書」(改訂版「治療の指針」)と第六章「躁と鬱 ── その根源に向けて」(改訂版「混合状態」)の二章。
この2章の加筆により、投薬治療についての詳細かつ厚みをもった知見と、躁鬱混合状態についてのより深い考察が加わりました。
これらのパートが重点的に加筆され詳細に踏み込んだ記述となったことは、大きな意味があります。
第四章で指摘される、気分変動の速い波と混合状態が収拾されない時に生じる問題についての諸々の指摘は、大変重要なものです。
専門家諸氏においては大いに治療に際しての参考となるでしょうし、当事者にとっても自身の陥った状態を読み解く参考になり、治療者が十分な治療を施せていない場合に、治療方針の見直しを促す指針ともなるでしょう。
第四章にある「士気低下(demoralization)」についての警告は非常に重要なものだと思います。双極II型障害では士気低下が生じやすく、一端生じるとその進行が急速であり、場合によっては数ヶ月を要さずに「人格と病気の混交」とも言うべき人格の変容が生じる場合があり、これを防ぐことが非常に重要であることは、どれだけ強調しても足りません。
士気低下に関連しては、同じく第四章「速い波と混合状態から抜け出すこと」でも非常に重要な指摘を行っています。
気分変動の速い波と混合状態は患者を巻き込み、自己を見失わせ、回復の足がかりをも見失わせます。「これがある限り、回復の軌道に乗ることは困難」(P97)であり、患者は自己の病前を思い出すことすら困難になります。この状態に患者が疲弊し、人格までが侵食されることが人格の変容、士気低下の根底にあるのです。
士気低下に陥る前に速い波と混合状態を収束させることは患者のその後の人生をも左右する、非常に非常に(大事なことだから二回言いました)重要なことなのです。
そのための具体的な治療指針として、気分安定薬の十分な投与と抗うつ薬を原則的に用いない治療が詳しく述べられていることが、本書の大きな追加要素のひとつです。
ことに、とかく安牌と見られがちなSSRIやSNRIの投与におけるリスク(*)を指摘し、基本的にはTAC(三環系抗うつ薬。パワフルな分、躁転リスクが高い)に準ずる扱いをすべきと明記されたことは大きいと思います。
さらに、OD(過量服用)についての以下の記述は全ての医療者に肝に命じて頂ければと痛切に願います。
P117より。
“死ぬリスクが少ないから、過量服用しても大丈夫だと思っている人がいるとしたなら、その場合、患者は自己価値の低下とモラルの低下という、大きな傷を負うことを思い起こして欲しい。「過量服用は絶対にさせない」という気持ちで処方に望むべきである。”
速い波や混合状態から逃れることができない患者は、自己統制の不能から自尊心を急速にすり減らしてゆきます。そしてついに治癒への希望を失い、制御できない自分を叱咤することに疲れ果て「最初からこうだったのだ、自分は自制心など元々ない卑小で倫理に値しない存在なのだ」と考えることで僅かに楽になり、自身の本来備えていた誇りや倫理観を手放してしまうことになる。自尊心を手放すことで波に翻弄されることをやっと耐えられる、そんな状態になってしまう前に、波を穏やかにする必要があるのです。
また、人格の変容が生じた際に、境界性パーソナリティ障害と非常に紛らわしい状態に至るため、その場合の鑑別の指針についても踏み込んで記載されています。(P73)
逆に、既に境界性パーソナリティ障害と診断されている人でも、詳細に腑分けしていくと人格の変容をきたした双極II型障害である場合も多いのではと思います。本書はそういう方にとっても診断と処方を見直す重大な手がかりを提示していると思います。
ところで本書は、旧版から大幅加筆にも関わらずページ数はわずか20Pしか増えていません。
それもそのはず、本文の文字サイズがわずかに小さくなっている。要するに密度を上げて単価を据え置いたんですね。価格を上げずに継続販売する努力に出版社の心意気を感じます。
(*)補足。双極性障害では、抗うつ薬の使用は躁転(うつ状態から一気に躁状態へ転じてめちゃくちゃな状態になる)のリスクをはらみます。双極II型障害の場合は、躁転はもちろん、非常に自殺リスクの高い躁鬱混合の状態を招く可能性が高く、一般に安全とされるSSRIやSNRIでも爆発的な焦燥を引き起こすリスクが無視できない頻度でありえることが指摘されています。うつ病や躁うつ病の投薬を受けて激しい焦燥感や易怒性、強い衝動、急な気分のアップダウンなどが生じた場合は主治医と相談し処方の見直しをするべきでしょう。
2017年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
牛島先生の著書にある「サイクロイドパーソナリティ(循環病質)」の文面と合わせて読むとスッキリする。とくに最近の精神病院は一昔前と違って何か混沌としている。分裂病者の対応を中心に治療を築いて来た精神病院は、もはや認知症とうつ病(PD圏内)、さらに隠れ双極2型で溢れている。そしてまた、多くの治療者(医師を含む)は彼らの対応方法や心の機構に鈍感である。これから増えるであろう、この手の疾患の基礎を学ぶには最適の本である。人のタイプも2極化されつつある時代。あらためて人にはメランコリー型とマニー型がいて、さらに両極の循環病質の者がいて、その中間層の彼らが善良で同調性がすぎる故に愛する者や信頼する組織を失った時に、病者へと移行してしまうのかが理解できる。精神医療の中で「気分が上がったり下がったりして安定しない人」という、医療者の無知から来るレッテル貼りから治療と理解が一向に進まない患者を救済してくれる一冊です。
2016年11月17日に日本でレビュー済み
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後半、社会的な見方をすると、こういうこと(ドイツと日本の戦後)も言えるんだな、新たな見方だというのが感想です。前半は難しい内容でした。2度読み直しました。結構大変な病気だとズシンときます。統合失調症も早めに治療ルートに乗れば、状態にもよりますが治療効果が高いと思います。問題はここです。Ⅱ型双極性がいかに早く把握されるかですよね。医師たちの診療体制が、患者一人にかかる時間が少ないのではないかと思います。診療報酬の問題もある。切った貼ったの外科医の方が、言いたい放題言って点数は高い。精神疾患が世間に普及されてきてはいますが、それと同時に脳の研究や医療体制が法的にも実務的にも、きちんと位置づけられたらいいのにね。
2016年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は読みにくいです。
横文字が多いし、文章も硬いし。
診断を受けても、「医者にはそういわれたけど、性格の問題だよね」と思いました。
医者には分からない、複雑な生い立ちでできた性格の問題だから、短い診察で自分の何がわかるというのか。こんな印象でした。
でも一応タイトルにひかれて読んでみました、この本を。
挫折しそうになりながら、もうちょっと親切に書いてよと思いながらも読みました。
診断が合ってればの話ですが自分の病気に向き合うことで症状が軽くなると思います。
この本に書いてありましたが、この病気は、性格と病気が入り混じった状態が特徴らしいです。
性格、生い立ちの問題だけじゃないです、つまり病気です。この本に感謝です。
しかしこの本じゃなくても、よくわかるシリーズみたいな本でも充分知識は手に入ると思います。
境界性の人には読むだけの価値はない本なのかも。誤診も多いようです。
横文字が多いし、文章も硬いし。
診断を受けても、「医者にはそういわれたけど、性格の問題だよね」と思いました。
医者には分からない、複雑な生い立ちでできた性格の問題だから、短い診察で自分の何がわかるというのか。こんな印象でした。
でも一応タイトルにひかれて読んでみました、この本を。
挫折しそうになりながら、もうちょっと親切に書いてよと思いながらも読みました。
診断が合ってればの話ですが自分の病気に向き合うことで症状が軽くなると思います。
この本に書いてありましたが、この病気は、性格と病気が入り混じった状態が特徴らしいです。
性格、生い立ちの問題だけじゃないです、つまり病気です。この本に感謝です。
しかしこの本じゃなくても、よくわかるシリーズみたいな本でも充分知識は手に入ると思います。
境界性の人には読むだけの価値はない本なのかも。誤診も多いようです。
2016年12月26日に日本でレビュー済み
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(私は精神科医で、著者の講演も聞いたことがあります)
内海先生は生物学的アプローチよりは精神病理学からのアプローチを得意とされる方のようです。
そして、そのようなアプローチから、(双極2型障害の病理学的特徴は)「極性のフォルムがクリアでない」という表現が繰り返され、後半のいよいよ佳境といった文脈でも改めて語られる。
しかし、冷静に考えてみると、このような言明は不要というかトートロジーなのですが(1型と別にわざわざ2型という類型を定義した経緯からすれば当たり前)、著者の格調高い(?)文調から、なにやら凄いことをいってるようだぞ、というような雰囲気に持っていっている印象です。
きわめつけは、終章「うつ病新時代」で、ポストモダンがなんちゃらかんちゃら、、、
このような人文学的なアプローチは、社会構築主義(精神疾患は社会的構築物であるという考え)に近接しやすく、私の考える精神医学(時代や文化を越えて、ある程度普遍的にみられる精神症状ないし疾患を抽出し、それに対する診断ないし治療を扱う)とは距離があります。
もともと存在していた疾患の類型が抽出されるに至ったと考えるほうが、シンプルであり、内海先生のように難しく考える必要性は乏しいと思うのですが、、、
少なくとも治療する側の人間からするとそのように感じざるを得ない。
なお、
双極2型障害について、より深く理解するためには、本書より、ナシア・ガミー先生の「一流の狂気」の方が適していると思います。
内海先生は生物学的アプローチよりは精神病理学からのアプローチを得意とされる方のようです。
そして、そのようなアプローチから、(双極2型障害の病理学的特徴は)「極性のフォルムがクリアでない」という表現が繰り返され、後半のいよいよ佳境といった文脈でも改めて語られる。
しかし、冷静に考えてみると、このような言明は不要というかトートロジーなのですが(1型と別にわざわざ2型という類型を定義した経緯からすれば当たり前)、著者の格調高い(?)文調から、なにやら凄いことをいってるようだぞ、というような雰囲気に持っていっている印象です。
きわめつけは、終章「うつ病新時代」で、ポストモダンがなんちゃらかんちゃら、、、
このような人文学的なアプローチは、社会構築主義(精神疾患は社会的構築物であるという考え)に近接しやすく、私の考える精神医学(時代や文化を越えて、ある程度普遍的にみられる精神症状ないし疾患を抽出し、それに対する診断ないし治療を扱う)とは距離があります。
もともと存在していた疾患の類型が抽出されるに至ったと考えるほうが、シンプルであり、内海先生のように難しく考える必要性は乏しいと思うのですが、、、
少なくとも治療する側の人間からするとそのように感じざるを得ない。
なお、
双極2型障害について、より深く理解するためには、本書より、ナシア・ガミー先生の「一流の狂気」の方が適していると思います。
2015年12月19日に日本でレビュー済み
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人生の長い間、自分と社会の間に違和感を感じて苦しみもがいていました。最近、双極性障害と診断されてから、この本と出会いましたが、書かれている内容が自分の症状を正しく言い当てているのに驚くばかりです。双極性障害に関する歴史、症例、治療法など有益な情報は当然ですが家族らが当症状を持つ本人への接し方を考える上でも貴重な参考になることは間違いありませんし、医師でもある著者の深い洞察と綿密な症状への調査により、この本が患者と健常者の間に立つ通訳書になることは疑いありません。
ともすると奇行を行うことの多い患者ですが、決して人には分かってもらえない精神の苦悶を抱え続ける者には、他人に理解してもらうことがどれ程有難いことであるか、、、
患者の苦しみを汲みつつ、寄り添うように社会との接点のあり方を示唆してくれる著者の温かい視線に感謝の念が止まりません。間違いなく良書です。更にはカバーデザインも秀逸です。
ともすると奇行を行うことの多い患者ですが、決して人には分かってもらえない精神の苦悶を抱え続ける者には、他人に理解してもらうことがどれ程有難いことであるか、、、
患者の苦しみを汲みつつ、寄り添うように社会との接点のあり方を示唆してくれる著者の温かい視線に感謝の念が止まりません。間違いなく良書です。更にはカバーデザインも秀逸です。