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想い出の街 単行本 – 1989/8/1
井上 孝治
(写真)
- 本の長さ1ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日1989/8/1
- ISBN-104309261175
- ISBN-13978-4309261171
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登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (1989/8/1)
- 発売日 : 1989/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 1ページ
- ISBN-10 : 4309261175
- ISBN-13 : 978-4309261171
- Amazon 売れ筋ランキング: - 193,268位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,326位アート・建築・デザイン (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は昭和30年生まれの63歳。この写真を眺め、過去を振り返って見れば一番想い出に残っているのは、小学生の頃、メンコ、ビー玉、女の子はゴム飛び その当時20歳前後の男女は凄く大人びて見えた。何かにつけて、不便で不衛生、近所のおじさん、おばさんにもよく怒られた。そんな思いが走馬燈のように駆け巡る写真集です。今、平成も終わろうとしている現在、便利にはなり、道も整備され、子供は外で遊ぶ事も少なくなり、個人情報保護のもと、人との関わりが希薄になり、今の子供たちが、歳を取った時どんな想い出が残っているだろうか。今一度原点に返り、幸せとは何かを問いかける秀逸な写真集だと思う。
2003年8月23日に日本でレビュー済み
1950~60年代にかけての福岡の街、風景、人、なによりも子供を撮った写真集。撮影は聾唖のカメラマン、井上孝治。
今よりも経済的には相当貧しい日本の普通の姿が写されている。舗装率が異常に低い道路、粗末な服装、顔つきや体格が今とは違うひとびとなど、ほんの数十年前のことなのに、とても遠いものに見えます。ただ暗さはありません。整備されていない道の上でありあわせのものを着て遊んでいる彼らの表情はイイ。報道写真だけでは窺い知れない当時の活き活きしたほんものの生活感が伝わってきます。
しかし無垢な被写体とカメラマンの視点を賛美するだけにはしたくない気がします。道路を整備したりいいものを着れたり食べたりできるようにしたいという意志はある時点までは間違っていなかったのに、それと引き換えに失ったひとびとの表情があることに、社会の営みの難しさを感じます。
今よりも経済的には相当貧しい日本の普通の姿が写されている。舗装率が異常に低い道路、粗末な服装、顔つきや体格が今とは違うひとびとなど、ほんの数十年前のことなのに、とても遠いものに見えます。ただ暗さはありません。整備されていない道の上でありあわせのものを着て遊んでいる彼らの表情はイイ。報道写真だけでは窺い知れない当時の活き活きしたほんものの生活感が伝わってきます。
しかし無垢な被写体とカメラマンの視点を賛美するだけにはしたくない気がします。道路を整備したりいいものを着れたり食べたりできるようにしたいという意志はある時点までは間違っていなかったのに、それと引き換えに失ったひとびとの表情があることに、社会の営みの難しさを感じます。
2013年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
写真のどれもに、はるか昔・昔の自分の記憶が鮮やかに蘇る!
その中には今はもういなくなってしましった、父や母そして大好きだった祖母や
親戚のおじちゃんやおばちゃん達が、昔一緒に遊んだ朋ちゃんやヤッさん達が、
こっち・こっち!!とまるで手招きしている写真集です。
何も無かった時代なのに、不思議と思い出には幸福感が溢れてます、時は過ぎ
時代が変わって、すっかり忘れていた自分の原点がその中にありました。
写真家・井上孝冶氏に「ろうあ者の・・」と付ける必要が何処にあるのでしょうか?
見て、涙が出る写真集はそうあるもんじゃございません!
ほんとに心にしみる「思い出」を思い出せて頂きました。
その中には今はもういなくなってしましった、父や母そして大好きだった祖母や
親戚のおじちゃんやおばちゃん達が、昔一緒に遊んだ朋ちゃんやヤッさん達が、
こっち・こっち!!とまるで手招きしている写真集です。
何も無かった時代なのに、不思議と思い出には幸福感が溢れてます、時は過ぎ
時代が変わって、すっかり忘れていた自分の原点がその中にありました。
写真家・井上孝冶氏に「ろうあ者の・・」と付ける必要が何処にあるのでしょうか?
見て、涙が出る写真集はそうあるもんじゃございません!
ほんとに心にしみる「思い出」を思い出せて頂きました。
2015年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当時の何気ない風景が実は生きていることの大半であったと思い返させて、いい写真とは何なのだろうか、考えさせてくれる。風景のどこかにこの地で少年時代を過ごした幼い自分がいるかもしれないと探してしまう。
2010年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
夫婦で「音のない記憶−ろうあの写真家」井上孝治(角川ソフィア文庫)を読んで、どうしても見たくなって購入し、いっきに(写真を)読みました。はじめは、福岡の文房具店で井上さんの写真の絵はがきを見て、衝撃を受けたのが始まりです。アマチュアにもかかわらず、生活を切り取る視点・全くムダのないアングル、掲載された写真の一枚一枚が「時代と生活」を切り取っています。ろうあというハンディを持ったこの人だから撮れた写真としか言いようがありません。ほぼ同時代に福岡で過ごした私にとってはもちろん、生まれも育ちも違う妻にとっても、娘にとってさえも、デジャ・ビュ感覚にとらわれた不思議な写真集です。この人の作品をもっともっと見たいと思わせる写真集です。