遥々とオーストリア・ハプスブルクから輿入れしてきた14歳の王女マリア・アントニア。
方や、ブルボン王朝の王太子ルイ・オーギュストはマリア・アントニアよりも一つ年上で大柄。
惣領先生の描くマリア・アントニア(ルイ16世になってから、マリー・アントワネット王妃となっています)は、本当に可愛らしい。
フランス・ロココ時代のセレブですね。
プティ・トリアノンでの家族水入らずの生活。マリア・アントニアは、ヴェルサイユ特有のしきたりに戸惑いを感じていました。
うわべだけの人間関係や、娼婦上がりのデュ=バリー夫人が苦手だったこと・・・
フランス革命勃発する全然前に終わっていますが、こちらも本当に良かったです。
マリー・アントワネット王妃の心の奥底が見えます・・・
家族思い、家庭を守る良い母親だったと思いますね。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
マリー・アントワネット (KCデラックス) コミック – 2016/9/23
惣領 冬実
(著)
史上初、ヴェルサイユ宮殿が衣装、建築、そして王宮儀礼のすべてを監修。壮麗なロココを紙上に再現した惣領冬実の最高傑作!はじまりはヴェルサイユ宮殿の離宮プチ・トリアノン。絢爛豪華な宮殿の喧噪を離れたその場所は、王妃が求めた家族の理想郷だった。21世紀に発表された衝撃の事実をもとに描かれる、全く新しいフランス王妃マリー・アントワネットと国王ルイ16世の物語。この漫画は、歴史に革命を起こす。
- 本の長さ196ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/9/23
- 寸法12.8 x 1.5 x 18.2 cm
- ISBN-10406377337X
- ISBN-13978-4063773378
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マリー・アントワネットの政略結婚と、フランスの仕来たりと、ヴォーギュイヨン公やデュ・バリー夫人や叔母たちに囲まれる中で、アントワネットと夫のルイが、徐々に信頼関係を築いてゆく話ですが、非常に中途半端な所で終わっています。
また、ヴェルサイユ宮殿監修で、「21世紀に発表された衝撃の事実をもとに、歴史の嘘を暴き、二人の真実の愛を描く」とありますが、それもほとんど王太子妃時代だけであり、二人の会話や周囲の噂話が多く、その他の出来事も事件も革命も描かれてはおらず、「衝撃の事実」や「歴史の嘘」という程のものではありませんでした。
ただ、ルイがアントワネットにあんな風に怒鳴ることがあったという事と、出会って間もない頃からお互い恋心を抱いていた、という二人の関係は意外だったし、新事実と言えると思います。
また、相手をかばう言動や衝突や苦悩など、他書では読んだことがない二人の会話や心理が多く、なかなか面白かったです。二人がどんな性格だったのかもよくわかります。
絵も、これ以上ないくらい非常に緻密で丁寧で上手く、髪型も服装も家具も肖像画も宮殿も、全てその当時の絵画や写真を参考にして描いており、非常にリアルです。また、若いころのルイ16世が結構素敵に描かれていて、より楽しく読めました。14歳のアントワネットも肖像画の雰囲気に似ていて可愛らしく、よく描けていると思います。
漫画の後は、登場人物紹介と人物相関図、そして婚礼、ハプスブルクの姫、王太子妃の日常、プライベートライフ、狩り、家族の幸福についての解説となっていますが、人物像やエピソードが載っていて、わずかですが、収穫がありました。
この漫画は、決まったページ数で、ヴェルサイユ宮殿とプチ・トリアノンを描いてほしいとヴェルサイユ宮殿から依頼され、1冊の本としてフランスで出版するために描かれたもので、それを日本でも発表しようということになったものだそうです。(全4話、160ページです。)
なので、生涯のほんの一部しか描かれておらず、これから様々な出来事が起こるという所で終わっていて、やはり物足りないものがありました。
このままこの二人の視点で、現在明らかになっている事実も交えて生涯や革命を描いたら、面白く、素晴らしいものになると思うので、この1冊で終わりではなく、是非続きを描いてほしいと思いました。
それに、この後フェルセンの登場により、素敵な二人の関係がどうなっていくのか、ルイがそれに対してどんな思いでいたのかなど、興味が尽きません。
絵もリアルで心理描写も非常に多くて面白く、続きにこんなに期待がふくらむ漫画は久しぶりです。続きが出ることを期待して、この1冊を大事にとっておくつもりです。
また、ヴェルサイユ宮殿監修で、「21世紀に発表された衝撃の事実をもとに、歴史の嘘を暴き、二人の真実の愛を描く」とありますが、それもほとんど王太子妃時代だけであり、二人の会話や周囲の噂話が多く、その他の出来事も事件も革命も描かれてはおらず、「衝撃の事実」や「歴史の嘘」という程のものではありませんでした。
ただ、ルイがアントワネットにあんな風に怒鳴ることがあったという事と、出会って間もない頃からお互い恋心を抱いていた、という二人の関係は意外だったし、新事実と言えると思います。
また、相手をかばう言動や衝突や苦悩など、他書では読んだことがない二人の会話や心理が多く、なかなか面白かったです。二人がどんな性格だったのかもよくわかります。
絵も、これ以上ないくらい非常に緻密で丁寧で上手く、髪型も服装も家具も肖像画も宮殿も、全てその当時の絵画や写真を参考にして描いており、非常にリアルです。また、若いころのルイ16世が結構素敵に描かれていて、より楽しく読めました。14歳のアントワネットも肖像画の雰囲気に似ていて可愛らしく、よく描けていると思います。
漫画の後は、登場人物紹介と人物相関図、そして婚礼、ハプスブルクの姫、王太子妃の日常、プライベートライフ、狩り、家族の幸福についての解説となっていますが、人物像やエピソードが載っていて、わずかですが、収穫がありました。
この漫画は、決まったページ数で、ヴェルサイユ宮殿とプチ・トリアノンを描いてほしいとヴェルサイユ宮殿から依頼され、1冊の本としてフランスで出版するために描かれたもので、それを日本でも発表しようということになったものだそうです。(全4話、160ページです。)
なので、生涯のほんの一部しか描かれておらず、これから様々な出来事が起こるという所で終わっていて、やはり物足りないものがありました。
このままこの二人の視点で、現在明らかになっている事実も交えて生涯や革命を描いたら、面白く、素晴らしいものになると思うので、この1冊で終わりではなく、是非続きを描いてほしいと思いました。
それに、この後フェルセンの登場により、素敵な二人の関係がどうなっていくのか、ルイがそれに対してどんな思いでいたのかなど、興味が尽きません。
絵もリアルで心理描写も非常に多くて面白く、続きにこんなに期待がふくらむ漫画は久しぶりです。続きが出ることを期待して、この1冊を大事にとっておくつもりです。
2018年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
悪評の多いマリー・アントワネットですが、何故か嫌いになれない人物でした。
現在伝えられている歴史は勝者によるものだと、学生時代に少し勉強しましたが、まさにその通りだと感じました。
これまでのマリー・アントワネットやルイ16世についての話とは違うだけでなく、伝えられ方に悪意を感じたので、
敗者についての話は「嘘」が沢山潜んでいると改めて確認できました。
機会がございましたら、もう少し先についても描いて頂けたら嬉しいです。
あまり書いてしまうとネタバレになってしまうので、最後に一言だけ…
絵がとても美しいことだけでも★5を付けられます♪
現在伝えられている歴史は勝者によるものだと、学生時代に少し勉強しましたが、まさにその通りだと感じました。
これまでのマリー・アントワネットやルイ16世についての話とは違うだけでなく、伝えられ方に悪意を感じたので、
敗者についての話は「嘘」が沢山潜んでいると改めて確認できました。
機会がございましたら、もう少し先についても描いて頂けたら嬉しいです。
あまり書いてしまうとネタバレになってしまうので、最後に一言だけ…
絵がとても美しいことだけでも★5を付けられます♪
2019年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヴェルサイユ監修とのことで
衣装やインテリアの描写が美しい。
アントワネットはひたすら無邪気でかわいらしい、
ルイ16世はすらりと美形、
こうあってほしいという願望でしょうか。
読み物としては楽しかったです。
私も二人はこうであって欲しかった。
衣装やインテリアの描写が美しい。
アントワネットはひたすら無邪気でかわいらしい、
ルイ16世はすらりと美形、
こうあってほしいという願望でしょうか。
読み物としては楽しかったです。
私も二人はこうであって欲しかった。
2016年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても美しく、読み応えのあるお勧めの逸品です。
本書はヴェルサイユ宮殿初の監修作品であり、当初より決められたページ数での単行本化が決定されている企画でした。作者はそのボリュームの範囲内で最大限の表現を試みており、作品の構成にその苦心のあとが見て取れます。人物描写も去ることながら、その背景、調度品、衣装の描き込みも素晴らしく1コマ1コマがまるで絵画のような美しさで眼福です。
本作は全4回に渡り、マリーアントワネットの嫁ぐ日から彼女の恐らく人生で一番充実していた瞬間までを端的に切り取っています。夫、ルイ16世との関係に焦点が当てられており、アントワネットが語られる際によく言われるフェルセン伯爵や首飾り事件、直接的なフランス革命等のエピソードは出てきません。様々な作品の解釈や噂話によって長らく歪められてきた2人のイメージが一新される素敵な作品です。
惜しむべきはやはりそのボリュームです。これから様々な受難を待ち受ける2人を想像させながら強制的に幕を降ろされてしまった気分です。幕の向こう側ではまだまだ2人のドラマが続いているのにそれが見られない歯痒さを感じます。惣領さんの解釈で首飾り事件は?ヴァレンヌ事件は?フランス革命は?2人とフェルセンの関係性はどうなっていくのか?拝読したい気持ちで一杯です。せめてあと4回分…!あどけなく可愛らしいアントワネットが、国母として、王族としての尊厳を自覚しその生涯を終える時までダイジェストで良いから見たかったです。
そういった意味では物足りなさを感じる本作ですが、アントワネットの人生を堪能出来る素晴らしい作品ですので是非お手にとってみてその世界に浸ってみて下さい。
【補足レビュー】
本書について補足致します。こちらの書籍と連動して発売された「マリーアントワネットの嘘」を是非ご一読なさって下さい。何故本書がこのような内容となったのかよく理解出来ます。また、補足となるその書籍を読まねば真の評価は下せないなと感じました。ベルサイユ宮殿から指定された範囲内で総てを表現出来なかった事がよくわかります。
また、これは完全に出版社のミスだと思うのですが、定められた範囲で表現が充分でない事を作者も編集者もよく自覚しています。その対策として副題をつけています。が、肝心の副題が和訳されておらずそれ故に本書を手に取りマリーアントワネットの生涯が充分に網羅されていない!と低評価する方がいらっしゃることに繋がっております。ここは非常に残念な点です。副題は「マリーアントワネットの青春(時代)」です。そう、フランス革命もフェルゼンもなにもかも最初から描かれる予定ではなかったのです。しかし副題を提示されていない読者が一般的なイメージを本書に求め、読後がっかりする気持ちも充分に理解出来ます。次の版からでも遅くありませんので、是非副題を和訳で追記されるのを求めます。装丁が非常に美しい本ですので、内表紙の記載が好ましいですね。デザイン的な問題もあって省かれたかもしれませんが、ここは省いてはいけない部分でした。
本書はヴェルサイユ宮殿初の監修作品であり、当初より決められたページ数での単行本化が決定されている企画でした。作者はそのボリュームの範囲内で最大限の表現を試みており、作品の構成にその苦心のあとが見て取れます。人物描写も去ることながら、その背景、調度品、衣装の描き込みも素晴らしく1コマ1コマがまるで絵画のような美しさで眼福です。
本作は全4回に渡り、マリーアントワネットの嫁ぐ日から彼女の恐らく人生で一番充実していた瞬間までを端的に切り取っています。夫、ルイ16世との関係に焦点が当てられており、アントワネットが語られる際によく言われるフェルセン伯爵や首飾り事件、直接的なフランス革命等のエピソードは出てきません。様々な作品の解釈や噂話によって長らく歪められてきた2人のイメージが一新される素敵な作品です。
惜しむべきはやはりそのボリュームです。これから様々な受難を待ち受ける2人を想像させながら強制的に幕を降ろされてしまった気分です。幕の向こう側ではまだまだ2人のドラマが続いているのにそれが見られない歯痒さを感じます。惣領さんの解釈で首飾り事件は?ヴァレンヌ事件は?フランス革命は?2人とフェルセンの関係性はどうなっていくのか?拝読したい気持ちで一杯です。せめてあと4回分…!あどけなく可愛らしいアントワネットが、国母として、王族としての尊厳を自覚しその生涯を終える時までダイジェストで良いから見たかったです。
そういった意味では物足りなさを感じる本作ですが、アントワネットの人生を堪能出来る素晴らしい作品ですので是非お手にとってみてその世界に浸ってみて下さい。
【補足レビュー】
本書について補足致します。こちらの書籍と連動して発売された「マリーアントワネットの嘘」を是非ご一読なさって下さい。何故本書がこのような内容となったのかよく理解出来ます。また、補足となるその書籍を読まねば真の評価は下せないなと感じました。ベルサイユ宮殿から指定された範囲内で総てを表現出来なかった事がよくわかります。
また、これは完全に出版社のミスだと思うのですが、定められた範囲で表現が充分でない事を作者も編集者もよく自覚しています。その対策として副題をつけています。が、肝心の副題が和訳されておらずそれ故に本書を手に取りマリーアントワネットの生涯が充分に網羅されていない!と低評価する方がいらっしゃることに繋がっております。ここは非常に残念な点です。副題は「マリーアントワネットの青春(時代)」です。そう、フランス革命もフェルゼンもなにもかも最初から描かれる予定ではなかったのです。しかし副題を提示されていない読者が一般的なイメージを本書に求め、読後がっかりする気持ちも充分に理解出来ます。次の版からでも遅くありませんので、是非副題を和訳で追記されるのを求めます。装丁が非常に美しい本ですので、内表紙の記載が好ましいですね。デザイン的な問題もあって省かれたかもしれませんが、ここは省いてはいけない部分でした。
2018年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
てっきりマリーアントワネットの生涯が描かれるのかと思ったので、拍子抜けです。
うーん、この作品が依頼元(フランスの会社)の指定でページ数が決まっていた事情があったとか…、それを全く知らないで購入した側には単なる帯詐欺が否めないです。
絵全体はとても美麗ですが、裏事情で王妃の生涯の一部をクローズアップとでもあれば帯詐欺に感じなかったかしら?
帯の誇大広告には、悲しくなりました。
もうひとつの「マリーアントワネットの嘘」購入検討してたけど、見合わせるきっかけになりました。
うーん、この作品が依頼元(フランスの会社)の指定でページ数が決まっていた事情があったとか…、それを全く知らないで購入した側には単なる帯詐欺が否めないです。
絵全体はとても美麗ですが、裏事情で王妃の生涯の一部をクローズアップとでもあれば帯詐欺に感じなかったかしら?
帯の誇大広告には、悲しくなりました。
もうひとつの「マリーアントワネットの嘘」購入検討してたけど、見合わせるきっかけになりました。
2018年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それでも何か、ついつい読み進めてしまうモノはある。マリーアントワネットに対する現代のイメージと本人の乖離を理解して、結婚の最初から女王のようなありようではなかったと感じる。しかしまだまだ1巻目。面白くなる予感はある。
2021年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語としてさらっと表面をなぞっただけの、中途半端な印象しか残りませんでした