「UWFでやってきたことが何であったか。」
と前田日明は新日Uターン時に述べたが
格闘家志向で 修斗 をスポーツにしたかった 佐山サトルと
根っからのプロレスラーでUWFをスポーツライクなプロレスにしたかった前田日明とその他諸々
といった対立軸で
「UWFが何であったか」を解き進めていく本。
なので前田日明や藤原喜明の幻想を暴くような内容に終始している。
レスラー以外のインサイダーのみの情報で、プロレスラーの情報が無いとの指摘があるが、この内容でプロレスラー(特にUWFのメイン選手)に話が聞けるはずがないので私は仕方ないと思っている。
個人的な第2次UWFの謎として
①何故前田は大嫌いな佐山の作ったUWFルールや月イチの興行を踏襲したのか?
②何故月イチ興行なのにレガースをつけて試合をしていたのか?
③何故前田日明はブクブク太っていったのか?
④何故飛ぶ鳥を落とす勢いだったUWFがメガネスーパーと提携する話になったのか?
の4点があったが、極めて単純にその謎解きをしてくれていたのでスッキリしたと言うか、後味が悪いと言うか複雑な心境に。
著者の柳澤健氏が前田日明と女子トイレで一悶着が無いように祈るばかりである。
(その際は掌底はスエーバックでかわして欲しい)
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1984年のUWF 単行本 – 2017/1/27
柳澤 健
(著)
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プロレスか? 格闘技か?
現在のプロレスや格闘技にまで多大な影響を及ぼしているUWF。新日本プロレスのクーデターをきっかけに、復讐に燃えたアントニオ猪木のマネージャー新間寿が1984年に立ち上げた団体だ。アントニオ猪木、タイガー・マスクこと佐山聡--、新間にとって遺恨はあるが新団体UWFにはふたりの役者がどうしても必要だった。UWF旗揚げに関わる男達の生き様を追うノンフィクション。佐山聡、藤原喜明、前田日明、髙田延彦……、彼らは何を夢見て、何を目指したのか。果たしてUWFとは何だったのか。この作品にタブーはない。筆者の「覚悟」がこの作品を間違いなく骨太なものにしている。
【目次】
序章 北海道の少年
第1章 リアルワン
第2章 佐山聡
第3章 タイガーマスク
第4章 ユニバーサル
第5章 無限大記念日
第6章 シューティング
第7章 訣別
第8章 新・格闘王
第9章 新生UWF
第10章 分裂
終章 バーリ・トゥード
あとがきにかえて ~VTJ95以降の中井祐樹
[特別付録]1981年のタイガーマスク
【著者プロフィール】
柳澤健(やなぎさわ・たけし)
1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、メーカー勤務を経て、文藝春秋に入社。編集者として「Number」などに在籍し、2003年にフリーライターとなる。07年に処女作『1976年のアントニオ猪木』を発表。著書に『1985年のクラッシュ・ギャルズ』『1993年の女子プロレス』『日本レスリングの物語』『1964年のジャイアント馬場』『1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代』がある。
現在のプロレスや格闘技にまで多大な影響を及ぼしているUWF。新日本プロレスのクーデターをきっかけに、復讐に燃えたアントニオ猪木のマネージャー新間寿が1984年に立ち上げた団体だ。アントニオ猪木、タイガー・マスクこと佐山聡--、新間にとって遺恨はあるが新団体UWFにはふたりの役者がどうしても必要だった。UWF旗揚げに関わる男達の生き様を追うノンフィクション。佐山聡、藤原喜明、前田日明、髙田延彦……、彼らは何を夢見て、何を目指したのか。果たしてUWFとは何だったのか。この作品にタブーはない。筆者の「覚悟」がこの作品を間違いなく骨太なものにしている。
【目次】
序章 北海道の少年
第1章 リアルワン
第2章 佐山聡
第3章 タイガーマスク
第4章 ユニバーサル
第5章 無限大記念日
第6章 シューティング
第7章 訣別
第8章 新・格闘王
第9章 新生UWF
第10章 分裂
終章 バーリ・トゥード
あとがきにかえて ~VTJ95以降の中井祐樹
[特別付録]1981年のタイガーマスク
【著者プロフィール】
柳澤健(やなぎさわ・たけし)
1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、メーカー勤務を経て、文藝春秋に入社。編集者として「Number」などに在籍し、2003年にフリーライターとなる。07年に処女作『1976年のアントニオ猪木』を発表。著書に『1985年のクラッシュ・ギャルズ』『1993年の女子プロレス』『日本レスリングの物語』『1964年のジャイアント馬場』『1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代』がある。
- 本の長さ411ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2017/1/27
- ISBN-104163905944
- ISBN-13978-4163905945
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2017/1/27)
- 発売日 : 2017/1/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 411ページ
- ISBN-10 : 4163905944
- ISBN-13 : 978-4163905945
- Amazon 売れ筋ランキング: - 363,522位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 10,141位スポーツ (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プロレスに関する本を読むのは、一世を風靡した村松友視の『金曜夜8時 私プロレスの味方です』以来かもしれない。
例にもれず、子どもの頃はプロレスが好きだった。
大人になってはいたが、80年代に初代タイガーマスクが登場したときには驚いた。
初めて、しかも唯一の体験として、当時の蔵前国技館に試合を見に行ったほどだ。
が、所詮は勝ち負けが決まったショーである。
村松本では、あたかもプロレスは勝敗が決まっていない、相手の力を最大限に引き出して勝ってみせるが、あくまでも勝敗の決まっていないスポーツだと主張したが、それははっきり言って無理筋だ。
本書は、ショーとしてのプロレスと真剣勝負としての総合格闘技との間を揺れ動いた男たちを描いている。
一般に、UWF(再生UWFも」は真剣勝負のプロレスに挑戦した、と評価されている。
が、事実は全く違って、UWFでも試合のフィニッシュはあらかじめ決められていた。
フィニッシュといのは、どちらがどの決め技で勝つか、ということである。
ただ、そこに至るプロセスの技がサブミッション(関節技)や打撃中心で、相手の協力がなければできないブレインバスターなどはあまり使われなかった、ということらしい。
真剣勝負のプロレス、というのは1970年代のアントニオ猪木が描いて見せた幻想であり、その幻想に触れたプロレスファンは80年代に至って猪木の衰えとともに、そのメッキがはがれてきた新日本プロレスのストロングスタイルの発展形として、夢の続きをUWFに見ようとしたのだ。
だが、その中で真剣勝負の格闘技をただ一人求めていた男がいた。
それが、初代タイガーマスクの佐山聡である。
信じられないほどの人気の絶頂期に新日本プロレスと決別したのは、その道を目指すためだったというから、金や人気よりも目指すものへの思いが常人を超えて強烈だった。
対してUWFの人格的中心の前田日明のことを、本書では何の格闘技への思想もなく「金と女とクルマにしか興味がない」普通のプロレスラーにしか過ぎないとある。
当時、前田は、何か新しい思想のシンボルであるかのように持ち上げられていたような気がするが・・・。
その、彼らの齟齬がUWFを破綻させ、佐山は真剣格闘技としてのシューティング(現「修斗」)に専念させる。
そのあたりの描写はなかなかのもので、スポーツグラフィック「ナンバー」の記者を長年務めた、つまり元文芸春秋社の一流記者らしい説得力があり、質の高いノンフィクション、プロレスという文化評論として成立していると思う。
ただ、現実の世界が不思議なのは、真剣格闘技をそれほどまでに目指したはずの佐山が、なぜか「修斗」を離れて勝ち負けの決まった、あれほど離れようとしたプロレスに復帰してしまうことだ。
それが、プロレスを含む格闘技という世界の魑魅魍魎ということかもしれないが・・・。
例にもれず、子どもの頃はプロレスが好きだった。
大人になってはいたが、80年代に初代タイガーマスクが登場したときには驚いた。
初めて、しかも唯一の体験として、当時の蔵前国技館に試合を見に行ったほどだ。
が、所詮は勝ち負けが決まったショーである。
村松本では、あたかもプロレスは勝敗が決まっていない、相手の力を最大限に引き出して勝ってみせるが、あくまでも勝敗の決まっていないスポーツだと主張したが、それははっきり言って無理筋だ。
本書は、ショーとしてのプロレスと真剣勝負としての総合格闘技との間を揺れ動いた男たちを描いている。
一般に、UWF(再生UWFも」は真剣勝負のプロレスに挑戦した、と評価されている。
が、事実は全く違って、UWFでも試合のフィニッシュはあらかじめ決められていた。
フィニッシュといのは、どちらがどの決め技で勝つか、ということである。
ただ、そこに至るプロセスの技がサブミッション(関節技)や打撃中心で、相手の協力がなければできないブレインバスターなどはあまり使われなかった、ということらしい。
真剣勝負のプロレス、というのは1970年代のアントニオ猪木が描いて見せた幻想であり、その幻想に触れたプロレスファンは80年代に至って猪木の衰えとともに、そのメッキがはがれてきた新日本プロレスのストロングスタイルの発展形として、夢の続きをUWFに見ようとしたのだ。
だが、その中で真剣勝負の格闘技をただ一人求めていた男がいた。
それが、初代タイガーマスクの佐山聡である。
信じられないほどの人気の絶頂期に新日本プロレスと決別したのは、その道を目指すためだったというから、金や人気よりも目指すものへの思いが常人を超えて強烈だった。
対してUWFの人格的中心の前田日明のことを、本書では何の格闘技への思想もなく「金と女とクルマにしか興味がない」普通のプロレスラーにしか過ぎないとある。
当時、前田は、何か新しい思想のシンボルであるかのように持ち上げられていたような気がするが・・・。
その、彼らの齟齬がUWFを破綻させ、佐山は真剣格闘技としてのシューティング(現「修斗」)に専念させる。
そのあたりの描写はなかなかのもので、スポーツグラフィック「ナンバー」の記者を長年務めた、つまり元文芸春秋社の一流記者らしい説得力があり、質の高いノンフィクション、プロレスという文化評論として成立していると思う。
ただ、現実の世界が不思議なのは、真剣格闘技をそれほどまでに目指したはずの佐山が、なぜか「修斗」を離れて勝ち負けの決まった、あれほど離れようとしたプロレスに復帰してしまうことだ。
それが、プロレスを含む格闘技という世界の魑魅魍魎ということかもしれないが・・・。
2019年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
kindleで5000ページ近い本書ですが、ほぼ一気に読めました。
焦点が第一次UWFと第二次UWFに当てられていて、フィックスドマッチから抜けられなかったUWFから佐山聡が修斗にたどり着き、修斗はPRIDEで活躍する人気選手を生み出し、第一次UWFで借金を一人で背負う事に決めた浦田社長が少し救われたというのが大まかな流れ。
色々とひどい話も多くて面白いのだけど、ファンからするとここもあそこも掘り下げて欲しい、となる。
船木とかスルーされすぎでしょう、と。
パンクラスやPRIDEの深い話も読んでみたい。
焦点が第一次UWFと第二次UWFに当てられていて、フィックスドマッチから抜けられなかったUWFから佐山聡が修斗にたどり着き、修斗はPRIDEで活躍する人気選手を生み出し、第一次UWFで借金を一人で背負う事に決めた浦田社長が少し救われたというのが大まかな流れ。
色々とひどい話も多くて面白いのだけど、ファンからするとここもあそこも掘り下げて欲しい、となる。
船木とかスルーされすぎでしょう、と。
パンクラスやPRIDEの深い話も読んでみたい。
2018年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本のテーマはシンプル
「U.W.F.はプロレス(シュートもちょっと混ぜた)」
プロレス関係者はこの本をクソミソにこき下ろしている。
でも、同時代の格闘家の証言を調べて読むとこの本は相当程度、事実をよく調べて書かれていると思う。
「U.W.F.はプロレス(シュートもちょっと混ぜた)」
プロレス関係者はこの本をクソミソにこき下ろしている。
でも、同時代の格闘家の証言を調べて読むとこの本は相当程度、事実をよく調べて書かれていると思う。
2017年1月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古くからのファンなら知っている内容がほとんどと思います。
しかし、UWF(特に旧UWF)に関わったレスラー、関係者の視点から団体立ち上げに至る過程は読ませるものでした。
テレビを持たず、インターネットもない時代でしたので、まとめて読める価値は高いです。
結局、UWFは当事者たちにとっての「暴露本」だったのだと感じました。
彼らはミスター高橋本に出会う私たちよりずっと以前に、踏み絵を迫られていたのです。
にもかかわらず、当時のファンはリアルファイトにプロレス的面白さを望んでいました。
1984年のUWFは、そんなプロレスファンがたどり着いた最後の希望でした。
希望を託したファン、それに応えようとしたレスラー、関係者たち。
UWFとは団体ではなく、概念だった。
ミスター高橋本の前にUWFが存在して幸せだった。・・・そんな読後感を持ちました。
UWFに幻想を抱いた古くからのファンに読んでいただきたい内容です。
しかし、UWF(特に旧UWF)に関わったレスラー、関係者の視点から団体立ち上げに至る過程は読ませるものでした。
テレビを持たず、インターネットもない時代でしたので、まとめて読める価値は高いです。
結局、UWFは当事者たちにとっての「暴露本」だったのだと感じました。
彼らはミスター高橋本に出会う私たちよりずっと以前に、踏み絵を迫られていたのです。
にもかかわらず、当時のファンはリアルファイトにプロレス的面白さを望んでいました。
1984年のUWFは、そんなプロレスファンがたどり着いた最後の希望でした。
希望を託したファン、それに応えようとしたレスラー、関係者たち。
UWFとは団体ではなく、概念だった。
ミスター高橋本の前にUWFが存在して幸せだった。・・・そんな読後感を持ちました。
UWFに幻想を抱いた古くからのファンに読んでいただきたい内容です。
2017年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白い本ではあったが、これがUWFの真実と見るのは早計である。
今まで出なかった背広組の言い分が掘り起こされたのは評価すべき点だし、
最終的に「UWFを経なければ総合格闘技が興行として成立し得なかった」と言う結論は同意である。
しかし、結局のところ様々な経緯において提示される内容に、証明する明確なデータの提示が無く、
結局は「そう言ってる人もいる」と言うだけである。それ故、決して鵜呑みにしてはならない本だ。
ただ、この本をきっかけに、当時を語る新たな証言が様々なところで掘り起こされている。
この本の果たす役目は意外に大きいかもしれない。
それを踏まえた上で読むならば十分価値のある本と言える。
今まで出なかった背広組の言い分が掘り起こされたのは評価すべき点だし、
最終的に「UWFを経なければ総合格闘技が興行として成立し得なかった」と言う結論は同意である。
しかし、結局のところ様々な経緯において提示される内容に、証明する明確なデータの提示が無く、
結局は「そう言ってる人もいる」と言うだけである。それ故、決して鵜呑みにしてはならない本だ。
ただ、この本をきっかけに、当時を語る新たな証言が様々なところで掘り起こされている。
この本の果たす役目は意外に大きいかもしれない。
それを踏まえた上で読むならば十分価値のある本と言える。
2017年9月27日に日本でレビュー済み
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これまでの柳澤本と違って批判も多い内容の様ですね。
対象者のありのままを描写した猪木、馬場、クラッシュと比較して、今回の対象はUWFという組織であり佐山と前田の2軸でありと過去の作品とは異なるアプローチである点が批判の対象になるんでしょうか。
とは言えUWFの実態をここまで描写したのは恐らく初めてでありジャーナリズムとしても高く評価される部分ではないかと思います。
前田佐山のどちらかを断罪するものでは決してなく、周辺状況を拾い集めてみたら自ずと筆者の主張の様になってしまうのも仕方ないかと。
またこれは報道記事ではなくノンフィクション作品であり柳澤氏的な視点から見た格闘技勃興前の日本のプロレス風景のひとつの作品であるので、著者が自身の解釈や主張を織り交ぜる事に対する批判もお門違いかと。
いずれにせよジャーナリズム精神も持ち合わせた骨太のノンフィクションである事には間違い無く、著者の主張と相入れないからといって批判すべきものでもない。
20世紀プロレスの最大の謎の一つであるUWF分裂に対してのひとつの意見として、度量広く受け入れる姿勢が我々に問われていると思って読み進めるのが良いのではないか。
対象者のありのままを描写した猪木、馬場、クラッシュと比較して、今回の対象はUWFという組織であり佐山と前田の2軸でありと過去の作品とは異なるアプローチである点が批判の対象になるんでしょうか。
とは言えUWFの実態をここまで描写したのは恐らく初めてでありジャーナリズムとしても高く評価される部分ではないかと思います。
前田佐山のどちらかを断罪するものでは決してなく、周辺状況を拾い集めてみたら自ずと筆者の主張の様になってしまうのも仕方ないかと。
またこれは報道記事ではなくノンフィクション作品であり柳澤氏的な視点から見た格闘技勃興前の日本のプロレス風景のひとつの作品であるので、著者が自身の解釈や主張を織り交ぜる事に対する批判もお門違いかと。
いずれにせよジャーナリズム精神も持ち合わせた骨太のノンフィクションである事には間違い無く、著者の主張と相入れないからといって批判すべきものでもない。
20世紀プロレスの最大の謎の一つであるUWF分裂に対してのひとつの意見として、度量広く受け入れる姿勢が我々に問われていると思って読み進めるのが良いのではないか。
2019年3月19日に日本でレビュー済み
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プロレスは詳しくないが、著者の本は以前から愛読している。綿密な取材に裏付けられた良質なドキュメンタリーであり、プロレスの知識はなくとも読み物として充分おもしろい。