あまり家庭では何故か犬童家の話はタブーなので、
曾祖父の実家の歴史がよくわかりました。

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肥後相良一族 単行本 – 2005/7/1
池田 こういち
(著)
- 本の長さ247ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(新人物往来社)
- 発売日2005/7/1
- ISBN-104404032536
- ISBN-13978-4404032539
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(新人物往来社) (2005/7/1)
- 発売日 : 2005/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 247ページ
- ISBN-10 : 4404032536
- ISBN-13 : 978-4404032539
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,531,549位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 852位鎌倉時代
- - 22,999位日本史一般の本
- - 154,280位ノンフィクション (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
相良家の歴史に興味があり買いましたが、少し読んでは
色々日本の歴史を調べなおしたりして、
中々すすみません。歴史好きな方ならどんどん読めるし
なかなか味がある本だと思います。
寝付きがわるそうな時、この本を読んで考えている
途中に熟睡している事も多いので
役に立っています。(*^_^*)
色々日本の歴史を調べなおしたりして、
中々すすみません。歴史好きな方ならどんどん読めるし
なかなか味がある本だと思います。
寝付きがわるそうな時、この本を読んで考えている
途中に熟睡している事も多いので
役に立っています。(*^_^*)
2008年11月30日に日本でレビュー済み
著者の池田こういち氏は、なんと相良氏とは全く縁のない石川県の出身、しかも大学教授などのプロの研究者でもない上、出版社も新人物往来社だったので正直期待せずに読み始めたのですが、この認識が大変失礼、かつ大間違いだったことをすぐに認識させられました。
九州は肥後国(熊本県)、しかも人吉という小さな地域を鎌倉時代から明治維新まで領し続けた名門・相良氏の歴史を丹念にたどった本です。相良氏というマイナーな武将の研究の一般書が出ること自体珍しいと思います。特に戦国時代の相良氏については、一族や重臣が激しく絡んだお家騒動や、伊東氏・島津氏など他氏との屈折した関係なども詳しく述べられており、南九州戦国時代の研究書としても一読に値する内容です。九州地方の南北朝の攻防についてもかなりのページを割いておられ、南北朝時代の九州地方の研究入門書としてもお奨めできます。
ただし、江戸時代中期以降の相良氏についてはほとんど書いてないも同然の内容です。紙面の関係もあったのでしょうが、これを書いてしまうと、相良氏がとても著者の力説するような「鎌倉より続いた屈指の名門」と言えないことがばれてしまうからではないかと深読みしてしまいました。このお粗末な相続争いについては『お家相続』(大森映子著)をあわせて読まれることをお奨めします。
九州は肥後国(熊本県)、しかも人吉という小さな地域を鎌倉時代から明治維新まで領し続けた名門・相良氏の歴史を丹念にたどった本です。相良氏というマイナーな武将の研究の一般書が出ること自体珍しいと思います。特に戦国時代の相良氏については、一族や重臣が激しく絡んだお家騒動や、伊東氏・島津氏など他氏との屈折した関係なども詳しく述べられており、南九州戦国時代の研究書としても一読に値する内容です。九州地方の南北朝の攻防についてもかなりのページを割いておられ、南北朝時代の九州地方の研究入門書としてもお奨めできます。
ただし、江戸時代中期以降の相良氏についてはほとんど書いてないも同然の内容です。紙面の関係もあったのでしょうが、これを書いてしまうと、相良氏がとても著者の力説するような「鎌倉より続いた屈指の名門」と言えないことがばれてしまうからではないかと深読みしてしまいました。このお粗末な相続争いについては『お家相続』(大森映子著)をあわせて読まれることをお奨めします。
2014年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
池田こういち氏は、相良氏関係文書をまとめられて書籍を出されるなど、相良氏研究に於いて第一人者の御一人であろうとは思います。事実、他の活字化された書籍(一般書店に出回らない類い)ではお目にかかれない事実等も、この本にはたくさん書かれています。
ただ、書かれてある内容を鵜呑みには出来ません。
まず、出典として『探源記』を用いられていますが、『探源記』は江戸期に書かれたもので、相良家の歴代の歴史に江戸期の出来事をその都度追加していったという、ほぼ軍記物+議事録というタチの悪い史料です。それを写して注釈などを書き添えた『歴代参考』という史料では、『探源記』の戦国期に於ける記述の間違いが数多注釈にて指摘されているほどなのです。にも拘らず、それがほぼ無批判で引用されていたり、また『日向記』も出典の一つとされているにも拘らず、相良家が伊東家と共に攻めた大明司塁の記述なども一切ありません(『八代日記』を一切出典とされていないのもあるかも知れませんが)。
無批判で――という意味では、水俣城を攻めた島津勢の数もそうです。幕末から明治にかけ編纂された『薩藩旧記雑録』の記述から無批判で引用されています。島津家のこれまでの動員数や当時の状況、出陣した衆を鑑みれば、有り得ない数字であることは少し調べて考察すればすぐにわかることなのですが・・・。
更に、八代衆は相良直臣ではないため、惣国一揆を為したうえで相良家に仕えていたのですが、それも書かれていません。私は色々な論文などを見て、既に研究者間では常識として根付いた事柄であろうと思っていたのですが。
とはいえ、そのようではありますが、相良氏関係の本は一般書店向きの本はほぼ皆無であり、この本は2014年6月の時点で唯一無二のものです。上記した様に他の活字化された書籍に無い記述もありますので、相良氏を調べる上での入り口とされるには最適であろうと思います。
ただ、書かれてある内容を鵜呑みには出来ません。
まず、出典として『探源記』を用いられていますが、『探源記』は江戸期に書かれたもので、相良家の歴代の歴史に江戸期の出来事をその都度追加していったという、ほぼ軍記物+議事録というタチの悪い史料です。それを写して注釈などを書き添えた『歴代参考』という史料では、『探源記』の戦国期に於ける記述の間違いが数多注釈にて指摘されているほどなのです。にも拘らず、それがほぼ無批判で引用されていたり、また『日向記』も出典の一つとされているにも拘らず、相良家が伊東家と共に攻めた大明司塁の記述なども一切ありません(『八代日記』を一切出典とされていないのもあるかも知れませんが)。
無批判で――という意味では、水俣城を攻めた島津勢の数もそうです。幕末から明治にかけ編纂された『薩藩旧記雑録』の記述から無批判で引用されています。島津家のこれまでの動員数や当時の状況、出陣した衆を鑑みれば、有り得ない数字であることは少し調べて考察すればすぐにわかることなのですが・・・。
更に、八代衆は相良直臣ではないため、惣国一揆を為したうえで相良家に仕えていたのですが、それも書かれていません。私は色々な論文などを見て、既に研究者間では常識として根付いた事柄であろうと思っていたのですが。
とはいえ、そのようではありますが、相良氏関係の本は一般書店向きの本はほぼ皆無であり、この本は2014年6月の時点で唯一無二のものです。上記した様に他の活字化された書籍に無い記述もありますので、相良氏を調べる上での入り口とされるには最適であろうと思います。