販売広告を読んで購入しましたが、翻訳の限界なのか話が彼方此方に飛んで読みにくいです。
また、もっと具体的な鳥たちの感覚世界の描写を期待しましたが、歴史的な記述や定性的な記述が多く、残念でした。

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鳥たちの驚異的な感覚世界 単行本 – 2013/3/8
ティム・バークヘッド
(著),
沼尻 由起子
(翻訳)
鳥は世界をどう見て、何を感じ取っているのか? 食べ物を味わい、死を悲しむのか? 紫外線も見える眼や磁気感覚など、その驚嘆すべき感覚と秘められた感情生活を科学で読み解く!
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2013/3/8
- ISBN-104309252788
- ISBN-13978-4309252780
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商品の説明
著者について
イギリスの鳥類学者・行動生態学者。シェフィールド大学動物学教授。王立協会特別会員。邦訳書に『乱交の生物学』と『赤いカナリアの探求』(いずれも新思索社)がある。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2013/3/8)
- 発売日 : 2013/3/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 288ページ
- ISBN-10 : 4309252788
- ISBN-13 : 978-4309252780
- Amazon 売れ筋ランキング: - 588,813位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 453位鳥類学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年3月18日に日本でレビュー済み
鳥であるとはどのようなことか。鳥たちは世界をどう知覚し、何を感じているのか。本書はその点を、豊富な具体例にもとづきなからじっくり考えさせてくれる好著である。
そもそも人間とは感覚器官や生息環境が大きく異なっている鳥たち。だから、彼らの感覚世界は当然われわれのものとはまるで別のものであろうし、そしてその意味で、その世界はたしかに「驚異的」といえるだろう。鳥の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)、そして磁気感覚と感情を扱っている本書では、その驚異的な事例がふんだんに紹介されている。たとえば、18mの距離から体長2mmの昆虫をその眼で発見できるというアメリカチョウゲンボウの例。あるいは、(コウモリと同じく)反響定位により暗闇でも空間認知ができるというアブラヨタカの例、などである。ページをめくるたびにこういった事例にいくつも出会えるのが、この本のなんともすてきなところだ。
また、以上のような事例だけでなく、「鳥類の感覚生物学」の研究史としても楽しめる本書。議論の合間に著者自身の体験談なども挿入されていて、読者も退屈せずに読むことができるだろう。この内容で本文230頁という分量もちょうどよいのではないかと思う。
そんな好著ではあるが、ひとつだけ注文を。こういった本ではやはり図版(とくにカラー写真)をもっと多く使ってほしかったと思う。個性的な鳥たちを眺めながら本文を読むことができたら、さらにすてきな読書になったのではないかと、そう思った次第である。まあ、ないものねだりかもしれないけど。
そもそも人間とは感覚器官や生息環境が大きく異なっている鳥たち。だから、彼らの感覚世界は当然われわれのものとはまるで別のものであろうし、そしてその意味で、その世界はたしかに「驚異的」といえるだろう。鳥の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)、そして磁気感覚と感情を扱っている本書では、その驚異的な事例がふんだんに紹介されている。たとえば、18mの距離から体長2mmの昆虫をその眼で発見できるというアメリカチョウゲンボウの例。あるいは、(コウモリと同じく)反響定位により暗闇でも空間認知ができるというアブラヨタカの例、などである。ページをめくるたびにこういった事例にいくつも出会えるのが、この本のなんともすてきなところだ。
また、以上のような事例だけでなく、「鳥類の感覚生物学」の研究史としても楽しめる本書。議論の合間に著者自身の体験談なども挿入されていて、読者も退屈せずに読むことができるだろう。この内容で本文230頁という分量もちょうどよいのではないかと思う。
そんな好著ではあるが、ひとつだけ注文を。こういった本ではやはり図版(とくにカラー写真)をもっと多く使ってほしかったと思う。個性的な鳥たちを眺めながら本文を読むことができたら、さらにすてきな読書になったのではないかと、そう思った次第である。まあ、ないものねだりかもしれないけど。