自分は小学校から大学まで国公立共学校出身ですが、長女の高校進学にあたって私立女子校を選びました。中学まではそうでもありませんでしたが、高校以上になると、共学校の女子というのは、しんどいことはうまく男子にやらせるというようなズルい立ち回りをするものです。しかし、女子しかいなければ、自分たちでなんでもやらなければいけないので、自治の力が育つのではないかと思ったのです。娘の高校は中堅校で、この本にあるような進学校ではありませんが、自分の目論見どおり充実した高校生活を送らせていただき、音楽系大学に進学しました。今は共学になってしまってとても残念です。2番目の子は男だったので、公立に行かせましたが、現在中2の末娘は、公立(大阪はすべて共学)、私立共学校、私立女子校の3つの選択肢があります。家を引っ越して歩いて行けるところにトップの女子校があるのですが、大阪でも別学がどんどん減っているのが現状です。
学校紹介はともかく、第2章「女子校だからこそできる教育」の部分は14年前、長女を女子校に行かせた時に漠然と自分が考えたことと重なる部分も多く、また自分の考えを補足してもらえました。末っ子の進学に役立てられればいいなと思います。

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女子校という選択 日経プレミアシリーズ 新書 – 2012/12/11
おおたとしまさ
(著)
社会で活躍する女性を数多く輩出し続ける女子校。「箱入りのお嬢様だらけ」「彼氏ができない」?など、様々なイメージも先行するが、その実態とは。現役教師、著名出身者などの幅広い取材を元に解き明かします。
- 本の長さ230ページ
- 言語日本語
- 出版社日本経済新聞出版
- 発売日2012/12/11
- 寸法11 x 1.4 x 17.4 cm
- ISBN-104532261813
- ISBN-13978-4532261818
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登録情報
- 出版社 : 日本経済新聞出版 (2012/12/11)
- 発売日 : 2012/12/11
- 言語 : 日本語
- 新書 : 230ページ
- ISBN-10 : 4532261813
- ISBN-13 : 978-4532261818
- 寸法 : 11 x 1.4 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 542,730位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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育児・教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ。麻布中学・高校卒業。東京外国語大学英米語学科中退。上智大学英語学科卒業。株式会社リクルートで雑誌編集に携わる。心理カウンセラーとしての活動経験、中高の教員免許、私立小学校での教員経験もある。
長男誕生後、「こどもが"パパ〜!"っていつでも抱きついてくれる期間なんてほんの数年。今、子どもと一緒にいられなかったら一生後悔する」と、2005年に独立後、育児誌、教育誌、妊婦誌、旅行誌などのデスク・監修を務め、現在は育児・教育・夫婦のパートナーシップなどに関する書籍やコラム執筆、講演活動を行う。ラジオレギュラー出演など、各種メディアへの寄稿、コメント掲載、出演も多数。
●オフィシャルサイト:http://toshimasaota.jp
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年3月14日に日本でレビュー済み
思春期を女子だけで過ごすことのいい面とわるい面を,学校関係者に取材して明らかにしていく本です。
進学校についても,付属の伝統校についてもおおよその真面目な女の子に関しては,この本の通りだと思います。
女子繋がりを上手につなぎ続けられること,それが最大の利点かもしれません。
わるい面に関しては,少しつっこみが甘いかなと感じるところもありました。
女子校はね,男を「人間」と認めず,経済力と見栄の対象にしてしまう危険もあるのですよ。
そういう「やっぱり女だけってこえ〜」な世界への言及は少なめです。
進学校についても,付属の伝統校についてもおおよその真面目な女の子に関しては,この本の通りだと思います。
女子繋がりを上手につなぎ続けられること,それが最大の利点かもしれません。
わるい面に関しては,少しつっこみが甘いかなと感じるところもありました。
女子校はね,男を「人間」と認めず,経済力と見栄の対象にしてしまう危険もあるのですよ。
そういう「やっぱり女だけってこえ〜」な世界への言及は少なめです。
2015年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
女子校ごとの特徴を知りたいと手に取ったからか、第3章までの筆者が語る
女子校の魅力や意義をうるさく感じた。何か無理に女子校の良さを論じている
ようで、素直に受け取れなかった。
一方、第4章から各学校の特色がわかりやすく書かれており、興味深く読ん
だ。中でも第6章の卒業生の言葉は重い。やはり、実際にそこに通っていた人
の発言はリアルであり、個人差はあれど有益な情報だろう。
筆者には、道徳的な判断より、客観的な取材に徹してほしい。なぜなら、具
体例に語らしめた方が、結果として読者の願いに通じる気がするからだ。
女子校の魅力や意義をうるさく感じた。何か無理に女子校の良さを論じている
ようで、素直に受け取れなかった。
一方、第4章から各学校の特色がわかりやすく書かれており、興味深く読ん
だ。中でも第6章の卒業生の言葉は重い。やはり、実際にそこに通っていた人
の発言はリアルであり、個人差はあれど有益な情報だろう。
筆者には、道徳的な判断より、客観的な取材に徹してほしい。なぜなら、具
体例に語らしめた方が、結果として読者の願いに通じる気がするからだ。
2017年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本味があります。
するめみたいに読めば読むほど・・
こういう情報を知らずに子供を進学させようとするのはちょっとアレかもしれません。
親のマウンティングの為に子供を進学させるのではなく、
子供の将来や子供の特性を考えつつ進学させるための指南書。
するめみたいに読めば読むほど・・
こういう情報を知らずに子供を進学させようとするのはちょっとアレかもしれません。
親のマウンティングの為に子供を進学させるのではなく、
子供の将来や子供の特性を考えつつ進学させるための指南書。
2020年3月7日に日本でレビュー済み
女子校=「母性」
という結論を読んでガックリ。
著者の男尊女卑な一面を見た。
という結論を読んでガックリ。
著者の男尊女卑な一面を見た。
2013年7月9日に日本でレビュー済み
来年度から新卒で私立女子校に赴任することになり、少しでも女子校の事を勉強しようと思い購入に至りました。私の目的としては合っていましたが、辛酸なめ子氏の著作のように、女子校を垣間見るという本ではありません。1冊目として読ませて頂きましたので、初めて知る内容などが多いことは確かでした。途中で各名門女子校と言われている学校の校長や理事長に話を聞いている部分がありましたが良くも悪くも、皆さん同じような内容でした。それだけ女子校が目指している教育理念は共通していると言うことが出来ると思います。ただ、学校によっては単に学校紹介のような扱いをしている学校もあり、他の方が仰っているようにもう少しこの部分の充実を図ることができたら面白くなるのではないかなと思いました。
また、本当に名門校ばかりが紹介されていたので、例えば地方の女子校であったり、偏差値的に低めの学校なども紹介をしていただければ、相違点や類似点を感じることができたのではないかなと考えています。
そういった意味では私のような目的で読む方には物足りなく感じるかもしれません。女の子をもつ保護者の方には学校選びとして読んでみてもいい1冊といえるのではないでしょうか。
また、本当に名門校ばかりが紹介されていたので、例えば地方の女子校であったり、偏差値的に低めの学校なども紹介をしていただければ、相違点や類似点を感じることができたのではないかなと考えています。
そういった意味では私のような目的で読む方には物足りなく感じるかもしれません。女の子をもつ保護者の方には学校選びとして読んでみてもいい1冊といえるのではないでしょうか。
2012年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
女子だけで教育をすることには効用がある(高い)ことと、いくつもの女子校が良い教育をしているという点については、著者の意見はその通りだと思い、深い分析がなされていると感じました。
しかし、私は、共学化の進展に伴い、変質していく現在の女子校の環境、将来の女子校の見通しについて、もっと突っ込んだ分析をしてもらいたかったと思いました。
具体的に言うと、社会のリーダー育成を目指す渋渋、渋幕、広尾学園など、新進の共学(化)校に偏差値の高い優秀層の女子が流れつつある現状の中で、少子化の流れと相まって、旧来の伝統女子校に入学してくる層のレベルが毎年少しずつ低下しているという問題があると思います。
そうすると、これまで、伝統女子校に入学してきた生徒であれば、(同じ教え方でも)当たり前にできていたことが、少しレベルの低い子供には出来ないということが徐々に起きてきていると思います。
それを10年というスパン(期間)で見た場合には、それがさらに顕著になるものと思います。学校の教育内容は変わらなくても、入学者のレベルが変質することで、学校全体の水準が変わる点に、もっと大胆に切り込んでもらいたかったと思いました。
続編あるいは「共学校という選択」名の新刊で、そこを大きく取り上げて頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
しかし、私は、共学化の進展に伴い、変質していく現在の女子校の環境、将来の女子校の見通しについて、もっと突っ込んだ分析をしてもらいたかったと思いました。
具体的に言うと、社会のリーダー育成を目指す渋渋、渋幕、広尾学園など、新進の共学(化)校に偏差値の高い優秀層の女子が流れつつある現状の中で、少子化の流れと相まって、旧来の伝統女子校に入学してくる層のレベルが毎年少しずつ低下しているという問題があると思います。
そうすると、これまで、伝統女子校に入学してきた生徒であれば、(同じ教え方でも)当たり前にできていたことが、少しレベルの低い子供には出来ないということが徐々に起きてきていると思います。
それを10年というスパン(期間)で見た場合には、それがさらに顕著になるものと思います。学校の教育内容は変わらなくても、入学者のレベルが変質することで、学校全体の水準が変わる点に、もっと大胆に切り込んでもらいたかったと思いました。
続編あるいは「共学校という選択」名の新刊で、そこを大きく取り上げて頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
2016年2月11日に日本でレビュー済み
なぜ、女子校では「女子力」の高い人材や、個性的な人材が次々と育つのだろうか?
この本は、『男子校という選択』と同じで、以前レビューを書いた『男女別学で子どもは伸びる!』(中井俊己著、学研パブリッシング)から辿り着いたものであるが、男性である私がこれを読んでみると、女子校で実際に行われている教育の内容にはただただ驚かされてしまうばかりである。
ちなみに、私の母親は女子校の出身であるが、その学校では、礼法の授業が週1コマの割合で実際に組み込まれていた。
だが、近年の女子校で行われているのは、礼法や、礼拝や、ダンスなど、実にさまざまである。
しかも、これらの教育の中には「28プロジェクト」(結婚・出産とキャリアについて考える特別授業)などの、共学校では絶対にマネすることのできないものがいくつも含まれている。
もちろん、礼法や、礼拝や、ダンスなどは共学校でも導入することが可能だが、これらを共学校(特に中学校や、高等学校)で本当に導入すると、ほとんどの場合、「格好悪い」というクレームが一般的に女子よりも精神年齢の低い男子から上がってしまうのがオチである。
しかし、女子校では男子の目に晒されることが無いため、これらの教育が心置きなくできるのである。
これらを考えると、「女子力」の高い人材や、個性的な人材が次々と育つのも頷けるはずである。
ただ、この本の中で紹介されている女子校の中には、受験偏差値の高いものが数多く含まれているが、いずれにしろ、女子校は時代の先端を行く人材を育てる上で非常に重要な役割を担っているのは明らかと言える。
だから、この本は女子校の存在価値を見直すテキストとして、多くの人に読まれて欲しいと思う。
この本は、『男子校という選択』と同じで、以前レビューを書いた『男女別学で子どもは伸びる!』(中井俊己著、学研パブリッシング)から辿り着いたものであるが、男性である私がこれを読んでみると、女子校で実際に行われている教育の内容にはただただ驚かされてしまうばかりである。
ちなみに、私の母親は女子校の出身であるが、その学校では、礼法の授業が週1コマの割合で実際に組み込まれていた。
だが、近年の女子校で行われているのは、礼法や、礼拝や、ダンスなど、実にさまざまである。
しかも、これらの教育の中には「28プロジェクト」(結婚・出産とキャリアについて考える特別授業)などの、共学校では絶対にマネすることのできないものがいくつも含まれている。
もちろん、礼法や、礼拝や、ダンスなどは共学校でも導入することが可能だが、これらを共学校(特に中学校や、高等学校)で本当に導入すると、ほとんどの場合、「格好悪い」というクレームが一般的に女子よりも精神年齢の低い男子から上がってしまうのがオチである。
しかし、女子校では男子の目に晒されることが無いため、これらの教育が心置きなくできるのである。
これらを考えると、「女子力」の高い人材や、個性的な人材が次々と育つのも頷けるはずである。
ただ、この本の中で紹介されている女子校の中には、受験偏差値の高いものが数多く含まれているが、いずれにしろ、女子校は時代の先端を行く人材を育てる上で非常に重要な役割を担っているのは明らかと言える。
だから、この本は女子校の存在価値を見直すテキストとして、多くの人に読まれて欲しいと思う。