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ソヴィエト・バレエを代表する傑作ながら、日本では一部のナンバーを除いて録音にも上演にも接するのが難しかったアサフィエフの『パリの炎』が、ついにブルーレイで登場。 ボリス・アサフィエフ[1884-1949]はリムスキー=コルサコフとリャードフの門下の作曲家。非常に多作で、バレエ曲を27篇、歌劇を10篇も残していたり、ロシア人としては唯一セゴビアのためにギター曲を作曲もしていますが、むしろ音楽学者として高名で、大著「ロシアの音楽」は邦訳もあります。「ショスタコーヴィチの証言」には卑劣漢として描かれていますが、プロコフィエフの大親友で、かの『古典交響曲』を献呈されています。 『パリの炎』は1932年の作で、フランス革命を題材とし、虐げられた人民が腐敗した貴族社会を倒す姿が描かれています。そのプロパガンダ色の強さと時代を逆行したような音楽にとまどいつつも、健康的な前向きさに感激させられます。アサフィエフの音楽はモダニズムのかけらもない古典的作風で、澄み切った管弦楽法と輝かしい金管の扱いが光ります。また、フランス古典舞曲調の美しい作品が多いのも注目です。 舞台も特筆。ことにフランス宮廷の舞踏会は衣装、踊りともに息をのむ美しさ。主役のサーヴィン、オシポワ、ワシリエフのアクロバティックな演技も流石ですが、貴族たちの優雅な舞はバレエの基礎ができている人たちならではの身のこなしで、まるで美術品のよう。ボリショイのメンバーの実力を実感できます。「キングインターナショナル」