四十半ばを越えて、いよいよ自分のサラリーマン人生も政治的な色彩を
帯びてきたと実感する。つまり、組織の中でいざ何かやろうとしてもう
まくいかない。調整が下手だと、出る杭は打たれ、足は引っ張られ、梯
子ははずされ、袋叩きにされ、さらしものになる。
その結果、組織の中枢に近づこうとすれば緊張に膝が震える。前に進め
なくなる。こうして生き方を見失うのがコワイと最近感じる
人生後半の生き方を考える上で、これほど示唆に富んだ本はない。
興味がある人には一読をオススメする。

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政治とは何か: 竹下登回顧録 単行本 – 2001/1/1
竹下 登
(著)
- 本の長さ349ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/1/1
- ISBN-104062105020
- ISBN-13978-4062105026
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
この国の「政治」とは、どのような構造を内側に秘めているのか。常に保守本流を歩き続け、あらゆる局面で竹下裁定をし続けた秘密が明らかにされる。伊藤隆、御厨貴両教授が97年から99年にわたって行なったインタビュー。
著者について
1924年(大正13年)、島根県生まれ。早稲田大学商学部卒業。掛合中学教員のあと、1951年島根県議会議員に当選。1958年旧島根全県区から衆議院議員に当選し、連続当選14期。内閣官房長官、建設大臣、大蔵大臣などの要職を歴任。1986年自民党幹事長となり、1987年第12代自民党総裁、第74代内閣総理大臣に就任。「消費税」の導入を実現したほか、「昭和」から「平成」への移行に尽力。ライフワークとして「ふるさと創生」を提唱した。1991年自民党最高顧問に就任後も、実力者として政界に重きをなした。2000年5月、病のため政界引退を表明。同年6月19日永眠、享年76。正二位大勲位菊花大綬章。著書に『素晴らしい国・日本――私の「ふるさと創生論」』(講談社)『証言・保守政権』(読売新聞社)『平成経済ゼミナール』(日経BP)などがある。
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年2月18日に日本でレビュー済み
プラザ合意前後の経済運営について調べる過程でこの本を読んだのですが、それ以外の記述全てに目を通した結果、何とも言えない読後感に教われました。
竹下登というのは、ある意味昭和後期を代表する日本の政治家だったのではないかと思います。
良くも悪くも日本の昔の人らしく、上京して一攫千金、仲間内でなあなあと、敵には一致団結して対処、そこそこ悪いこともやり、度々それがエスカレート。
政治家になる人は読んでおくといいかもしれません。
日本の政治の現実の一例として、興味深く読めるはず。。
竹下登というのは、ある意味昭和後期を代表する日本の政治家だったのではないかと思います。
良くも悪くも日本の昔の人らしく、上京して一攫千金、仲間内でなあなあと、敵には一致団結して対処、そこそこ悪いこともやり、度々それがエスカレート。
政治家になる人は読んでおくといいかもしれません。
日本の政治の現実の一例として、興味深く読めるはず。。
2004年1月15日に日本でレビュー済み
野中広務の回顧録二冊を正月休みに読んで、本書のことを思い出して手に取った。本シリーズで以前に出版された後藤田正晴回顧録に感銘を受けていたので期待して読んだが、中身はまるで床屋談義。まとまりに欠け読みやすい訳でもない。表面的な記述の印象を受けた野中回顧録と比べてもがっかり。インタビューに途中で主人公が死亡したので、「中途半端に終わって残念」と後書きで編集者は嘆いているが、竹下登の言語不明瞭さは有名な訳で、与党質問に終始して、掘り下げた内容の回答を追及しなかった質問者の学者二人の責任の方が大きいと思う。日本の政治のなあなあさだけが印象に残った。
2001年4月7日に日本でレビュー済み
キングメーカーとして知られる竹下氏が、政治的手腕の源泉を語り下ろした書。一種の奇書。回顧録といいながら、この人が日本をどうしたかったのか、政治家として何をしようとしたのか、さっぱり伝わってこないからである。役人の入省年次を覚えたり、他の党の落選代議士まで、面倒をみる、といったことは、エピソードとしては面白いが、それが政治家の本質ではないだろう。まさに、言語明瞭、意味不明瞭。なんだかケムにまかれたような読後感を残す本である。後藤田正晴回顧録と読み比べると、その違いが際立つ。
2020年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
田原総一郎の著書を読んでいて、興味を持ち購入した。対談から感じられる竹下という男の人格、☹️ウーンと唸りたくなるような、私から見て、奇妙な感じ人間関係の機微を見抜き、時期が到来すれば、宰相の地位をものにできる。田中角栄が竹下登を警戒した気持ちはよく分かる。