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無知の壁 (サンガ新書 62) 新書 – 2014/9/14
◎養老孟司氏とアルボムッレ・スマナサーラ長老の対談! 聞き手は釈徹宗氏!
問題が太刀打ちできないほど大きくなってしまうのは、
私たちの心が「自我の錯覚」という病にかかっているから。
――では、どうすればいい?
解剖学者と初期仏教長老が実践する
「自分」をはずして、楽に生きるための智慧!
◆「本当の自分」なんてない! ◆
『バカの壁』と『無知の壁』の共通点を見つけ出し
『「自分」の壁』を越えてゆく!!
著書『バカの壁』で「脳は知りたくない情報を遮断する」という事実を大胆に指摘し、新著『「自分」の壁』で「『自分探し』なんてムダなこと」と喝破する解剖学者・養老孟司氏。この「壁」の議論をさらに深めていく、初期仏教・アルボムッレ・スマナサーラ長老との対話。聞き手・釈徹宗氏の卓越した問いで、解剖学者が考える「バカ」と仏教の「無知」の共通点が明らかになり、知者の意見が一致する。「本当の自分」なんてない!
【本書の構成】
■第一章 「自分」という壁
解剖学者の「バカ」と仏教の「無知」
意識は行為の後からやってくる
五戒1 不殺生:殺すなかれ
五戒2 不偸盗:盗むなかれ
五戒3 不邪淫:邪な行為をするなかれ
五戒4 不妄語:嘘をつくなかれ
五戒5 不飲酒:酒、麻薬などの智慧を壊すものを使用するなかれ
気持ちがなければ行為にならない
人類初の科学的アプローチ
バカの壁=自分の枠組み
知識のリミット、三段階
「受け入れる」ということ
自分を守る苦悩
自分の世界で固まっていたら後退する
「本当の自分」なんてない
困難も「自分」をはずすと楽になる
■第二章 「死の壁」と「世間の壁」
「私」と「死」と「葬儀」
「死」は「生」のためのもの
「死なない」が脳の前提
文化で異なる死体への思い
脳死問題に息づく日本の村社会
脳死は死ではないという結論
中絶が議論されないのも世間の壁
■第三章 「自分」の解剖学
自分のつくり方
「私」とは蜃気楼
「自分」を決める場所が脳にある
自分のことはえこ贔屓している
頭の地図で自分の範囲を決めている
幽体離脱は自我の原型
ふだんも二つの「私」を一元化している 「世界と一体」は覚りじゃない
天才は脳機能をコントロールする
生物学的な「自分」と社会的な「自分」
修行とは、機能のコントロール
■第四章 「転換」は克服のコツ
知れば「嫌」は克服できるか
「嫌」が治る場合、治らない場合
嫌な対象を移すことは可能
視点の転換は大事
自分に移すのがいちばん簡単
虫になると苦がなくなる
役柄を入れ替えてお互いを理解する
相手の立場から考える
■第五章 信仰より智慧で自分を育てる
人は何かを信じてる
信仰は人生の手すり
仏教は理性の教え
ましなものを信じなさい
今後の日本人の生き方は?
どこまで楽をすれば気が済むのか
【著者プロフィール】
養老孟司 (ようろう・たけし)
解剖学者。1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。1995年に東京大学医学部教授を退官し、現在、東京大学名誉教授。著書『バカの壁』(新潮新書)は2003年のベストセラー第1位となった。
アルボムッレ・スマナサーラ (Alubomulle Sumanasara)
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、1980年に来日。現在、(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事。
〈聞き手〉釈 徹宗 (しゃく・てっしゅう)
僧侶。宗教学者。1961年、大阪府生まれ。大阪府立大学大学院人間文化研究科博士課程修了。専門は宗教思想、比較宗教、人間学。現在、相愛大学人文学部教授、浄土真宗本願寺派如来寺住職、NPO法人リライフ代表。
問題が太刀打ちできないほど大きくなってしまうのは、
私たちの心が「自我の錯覚」という病にかかっているから。
――では、どうすればいい?
解剖学者と初期仏教長老が実践する
「自分」をはずして、楽に生きるための智慧!
◆「本当の自分」なんてない! ◆
『バカの壁』と『無知の壁』の共通点を見つけ出し
『「自分」の壁』を越えてゆく!!
著書『バカの壁』で「脳は知りたくない情報を遮断する」という事実を大胆に指摘し、新著『「自分」の壁』で「『自分探し』なんてムダなこと」と喝破する解剖学者・養老孟司氏。この「壁」の議論をさらに深めていく、初期仏教・アルボムッレ・スマナサーラ長老との対話。聞き手・釈徹宗氏の卓越した問いで、解剖学者が考える「バカ」と仏教の「無知」の共通点が明らかになり、知者の意見が一致する。「本当の自分」なんてない!
【本書の構成】
■第一章 「自分」という壁
解剖学者の「バカ」と仏教の「無知」
意識は行為の後からやってくる
五戒1 不殺生:殺すなかれ
五戒2 不偸盗:盗むなかれ
五戒3 不邪淫:邪な行為をするなかれ
五戒4 不妄語:嘘をつくなかれ
五戒5 不飲酒:酒、麻薬などの智慧を壊すものを使用するなかれ
気持ちがなければ行為にならない
人類初の科学的アプローチ
バカの壁=自分の枠組み
知識のリミット、三段階
「受け入れる」ということ
自分を守る苦悩
自分の世界で固まっていたら後退する
「本当の自分」なんてない
困難も「自分」をはずすと楽になる
■第二章 「死の壁」と「世間の壁」
「私」と「死」と「葬儀」
「死」は「生」のためのもの
「死なない」が脳の前提
文化で異なる死体への思い
脳死問題に息づく日本の村社会
脳死は死ではないという結論
中絶が議論されないのも世間の壁
■第三章 「自分」の解剖学
自分のつくり方
「私」とは蜃気楼
「自分」を決める場所が脳にある
自分のことはえこ贔屓している
頭の地図で自分の範囲を決めている
幽体離脱は自我の原型
ふだんも二つの「私」を一元化している 「世界と一体」は覚りじゃない
天才は脳機能をコントロールする
生物学的な「自分」と社会的な「自分」
修行とは、機能のコントロール
■第四章 「転換」は克服のコツ
知れば「嫌」は克服できるか
「嫌」が治る場合、治らない場合
嫌な対象を移すことは可能
視点の転換は大事
自分に移すのがいちばん簡単
虫になると苦がなくなる
役柄を入れ替えてお互いを理解する
相手の立場から考える
■第五章 信仰より智慧で自分を育てる
人は何かを信じてる
信仰は人生の手すり
仏教は理性の教え
ましなものを信じなさい
今後の日本人の生き方は?
どこまで楽をすれば気が済むのか
【著者プロフィール】
養老孟司 (ようろう・たけし)
解剖学者。1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。1995年に東京大学医学部教授を退官し、現在、東京大学名誉教授。著書『バカの壁』(新潮新書)は2003年のベストセラー第1位となった。
アルボムッレ・スマナサーラ (Alubomulle Sumanasara)
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとったのち、1980年に来日。現在、(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事。
〈聞き手〉釈 徹宗 (しゃく・てっしゅう)
僧侶。宗教学者。1961年、大阪府生まれ。大阪府立大学大学院人間文化研究科博士課程修了。専門は宗教思想、比較宗教、人間学。現在、相愛大学人文学部教授、浄土真宗本願寺派如来寺住職、NPO法人リライフ代表。
- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社サンガ
- 発売日2014/9/14
- ISBN-104905425182
- ISBN-13978-4905425182
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登録情報
- 出版社 : サンガ (2014/9/14)
- 発売日 : 2014/9/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 184ページ
- ISBN-10 : 4905425182
- ISBN-13 : 978-4905425182
- Amazon 売れ筋ランキング: - 435,113位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 22位サンガ新書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ご両人の素晴らしさは存じ上げていたので、紙版を購入しましたが、何時も手もとに居て欲しいのでkindle版も購入しました。
2017年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
神道に興味を持ち始めたら、いろんな宗教のことが気になり、そんなところに養老孟司氏も絡んだ一冊ということで購入しました。
想定していたのは、活発な議論。どんなやりとりか・・?と思ったら、聞き手の釈撤宗氏が進行役となり、交互に発言するという形でした。
若干「うーん・・・」と思いつつ読み進めると、それはそれで面白い。この形式の方が、各発言の趣旨は分かりやすいかもですね。
内容は、大雑把に言えば養老孟司氏の著作「バカの壁」の内容を、スマナサーラ老長老が仏教的な視点からも補強した印象。
現代人が大切と考える「自我」「自分」は自分が枠組みを決めること。だけど、自分の意識には限界があるし、そもそも「本当の自分」なんてものは存在しない、と展開する「バカの壁」。
自分で作り上げた枠組みは苦悩を生み出す。苦悩を生み出す根源を「無知」と呼ぶ仏教。
「バカの壁」と「無知」の本質的な類似点を語りつつ、自分の意識から自分を外すことにより得られることなどを仏教的視点から語られたりしています。
面白いですね。
私は仏教徒ではありませんが、仏教の持つ積み重ねられた知性を感じます。
個人的には、信仰について「信仰とは、そもそも不合理」という説に最も惹かれました。
不合理だから「信じる」、合理的なものは「理解する」。信仰を合理的なこととして理解しようとすることには限界があるのでしょうか?
とても興味が惹かれる説です。
仏教に寄りすぎたり、「養老先生引き気味?」みたいに感じる(実際はわからない)箇所もあり、ちょっと気が抜けたりもしたのですが、
全体を通じては、非常に刺激的な発言が楽しめる一冊でした
想定していたのは、活発な議論。どんなやりとりか・・?と思ったら、聞き手の釈撤宗氏が進行役となり、交互に発言するという形でした。
若干「うーん・・・」と思いつつ読み進めると、それはそれで面白い。この形式の方が、各発言の趣旨は分かりやすいかもですね。
内容は、大雑把に言えば養老孟司氏の著作「バカの壁」の内容を、スマナサーラ老長老が仏教的な視点からも補強した印象。
現代人が大切と考える「自我」「自分」は自分が枠組みを決めること。だけど、自分の意識には限界があるし、そもそも「本当の自分」なんてものは存在しない、と展開する「バカの壁」。
自分で作り上げた枠組みは苦悩を生み出す。苦悩を生み出す根源を「無知」と呼ぶ仏教。
「バカの壁」と「無知」の本質的な類似点を語りつつ、自分の意識から自分を外すことにより得られることなどを仏教的視点から語られたりしています。
面白いですね。
私は仏教徒ではありませんが、仏教の持つ積み重ねられた知性を感じます。
個人的には、信仰について「信仰とは、そもそも不合理」という説に最も惹かれました。
不合理だから「信じる」、合理的なものは「理解する」。信仰を合理的なこととして理解しようとすることには限界があるのでしょうか?
とても興味が惹かれる説です。
仏教に寄りすぎたり、「養老先生引き気味?」みたいに感じる(実際はわからない)箇所もあり、ちょっと気が抜けたりもしたのですが、
全体を通じては、非常に刺激的な発言が楽しめる一冊でした
2020年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お二人の本は読んだ事があります。最初から最後迄まで緊張感の無い、対談? 司会者も安っぽく感じるしで特に本にする程の内容では無かっためと思います。なので、お二人の著書を既に読まれた方には、敢えて読むのは時間の無駄かと思います。
2016年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
頭の中に地図がある。空間定位の領野と云う。自分というのを決めている領域もそこ。
2014年9月23日に日本でレビュー済み
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この本は、2011年5月に行われた鼎談を基にした内容で、わたしはその時、渋谷の会場にいて鼎談を聞いていました。しかしこの本を読んで、あの時は「こんなことを言っていたんだ!」と改めて理解できる点が多くて本当によかったです。
養老孟司氏は、「バカの壁」という本で有名になったので知っている方が多いと思います。東大医学部の超頭のいい先生がそんなバカの壁なんていうことについて書くのは、とても刺激的なことだったから売れたのだろうと思います。しかし、あれは「刺激」に終わらせてはならない内容ですね。この本を読んで改めてそのことを思いました。壁は自分が超えるために認識するものであって、人間をバカにするための表現ではないのですからね。
養老孟司氏は、「バカの壁」という本で有名になったので知っている方が多いと思います。東大医学部の超頭のいい先生がそんなバカの壁なんていうことについて書くのは、とても刺激的なことだったから売れたのだろうと思います。しかし、あれは「刺激」に終わらせてはならない内容ですね。この本を読んで改めてそのことを思いました。壁は自分が超えるために認識するものであって、人間をバカにするための表現ではないのですからね。
2019年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分の範囲を決めるのも脳の機能が支えている、その機能が壊れた人は感じるもの全て(宇宙)を自分と感じてしまうという事例から展開する議論が面白く、興味深いです。勉強になりました。
2014年10月31日に日本でレビュー済み
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私自身は、前作のお二人の共同著書「希望のしくみ」が、さらにもう少し深く書かれているような印象でした。特に養老先生が、いろんな著書で提起している現代抱える問題の一部を、スマナサーラさんが仏教の視点で、答えている部分は、読んでいて大変に分りやすかったです。
2017年1月8日に日本でレビュー済み
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宗教家と科学者の素晴らしい対話です。あまりに共通した認識が多い事に驚きました。