背表紙のあらすじを読んで、精神的におかしくなった人たちが繋がる連作集という前知識があったので、どきどきしながら一作目から入りました。
小説に書かれているのは自分のことで、これは作家からの求愛行動だと勘違いし、作家にほれ込んで追いかけまわしたあげく、彼女を刺してしまったストーカー男、その裁判、そしてそこに現れたストーカー男の妻を詐称するストーカー女の話で、これはなかなか濃いじゃないですか、と期待したのですが・・・。
現代生活のストレスでおかしくなってしまった人たち、次々に現れるどこか精神のタガがはずれた人物たちがどこかで繋がっている・・・というおもしろさはわかるのですが、凝り過ぎというか、途中で彼らの関連を探すのが面倒になってしまいました。おかしくなり方も他の小説にもよくあるパターンで、一生懸命集中してまで読み込まないといけない話かなあ・・・と。最後まで読了はしましたが、最初に戻ってもう一度という気にはなりませんでした。辛口ですいません。この作者は初読だったのですが、他に評判の高い作品があるようなので、まずはそちらの方を読んでみたいです。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥759¥759 税込
ポイント: 23pt
(3%)
無料お届け日:
4月5日 金曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥759¥759 税込
ポイント: 23pt
(3%)
無料お届け日:
4月5日 金曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥25
中古品:
¥25

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ふたり狂い (幻冬舎文庫) 文庫 – 2016/10/7
真梨 幸子
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥759","priceAmount":759.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"759","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"JpsZ7I%2FzT9wcisCiiPZ150JcONUjwrwI%2BPTcr8QfA8LzxXzarebwceFud6ALWwNGTzYd1jcSqn03ieHytxjiemg1JmplLXOCFJZBs2TAvKTt%2FlkKjvpkPWh0mBTGNAzdCWjJbKEtdCs%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥25","priceAmount":25.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"25","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"JpsZ7I%2FzT9wcisCiiPZ150JcONUjwrwI99eNzw7WHBfp4mVlN5XHc2WSTT8%2Bj5qcrEm%2BFeMBqnEZGS2ku%2F4flbNOaEhErEvlzMI2jX8qLep1sDt%2FdKAiHzwpvivu3vPjISDPny4i4qXRgn8XuE674qr%2FOy8yuJY%2FJlRqNCFhtYpzQnYjGiC1xw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
「自分のことが書かれてる」小説の主人公と同姓同名の男が妄想に囚われ、作家を刺した。それに端を発し起こるデパ地下総菜売場異物混入騒ぎ、企業中傷ネット祭り、郊外マンション連続殺人。事件の陰には意外な“ふたり"の存在が。クレーマー、ストーカー、ヒステリー。私は違うと信じる人を震撼させる、一瞬で狂気に転じた人々の「あるある」ミステリ。
- 本の長さ377ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2016/10/7
- 寸法15.1 x 10.1 x 1.5 cm
- ISBN-104344425375
- ISBN-13978-4344425378
よく一緒に購入されている商品
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
一九六四年宮崎県生まれ。多摩芸術学園映画科卒業。二〇〇五年「孤虫症」で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー。一一年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』が大ヒット。“イヤミス"の旗手として注目を浴びる。その他の著書に『女ともだち』『みんな邪魔』『あの女』『人生相談。』『アルテーミスの采配』『6月31日の同窓会』『私が失敗した理由は』など多数。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2016/10/7)
- 発売日 : 2016/10/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 377ページ
- ISBN-10 : 4344425375
- ISBN-13 : 978-4344425378
- 寸法 : 15.1 x 10.1 x 1.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 451,886位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,987位幻冬舎文庫
- - 2,789位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編ひとつひとつも、…え?って思うラストでゾクゾクするのですが
それぞれの話が(時系列はバラバラですが)みんなある意味繋がっているところがまた怖さ倍増です。
でも、一度では「これってどの事件のどんな人だっけ?」と思って分かりにくいので
読み返すとあ~なるほど!と楽しめるようになっている気がします。
それにしても、表紙の猫ちゃんが可愛すぎてそちらに注目してしまいました。
それぞれの話が(時系列はバラバラですが)みんなある意味繋がっているところがまた怖さ倍増です。
でも、一度では「これってどの事件のどんな人だっけ?」と思って分かりにくいので
読み返すとあ~なるほど!と楽しめるようになっている気がします。
それにしても、表紙の猫ちゃんが可愛すぎてそちらに注目してしまいました。
2012年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんともいえない読後感。
心地よさか、悪さか、と言われれば後者なのだが。
何故か、著者の作品を必死で検索している自分にハッとする。
次将読書家でしたが、まだまだ未開の名著者がいるものです。
心地よさか、悪さか、と言われれば後者なのだが。
何故か、著者の作品を必死で検索している自分にハッとする。
次将読書家でしたが、まだまだ未開の名著者がいるものです。
2014年11月29日に日本でレビュー済み
随分褒めてる人が多いけど、なんで?
文章は書けてるけど、小説としてはできが悪い作品でしょ。
僕は、この人の作品、初めて読んだけど、これで他の作品を読みたいとは思わない。
そういう風につながっていくだけの魅力が、本作にはありません。
ただ、時間潰しになっただけでした。
文章は書けてるけど、小説としてはできが悪い作品でしょ。
僕は、この人の作品、初めて読んだけど、これで他の作品を読みたいとは思わない。
そういう風につながっていくだけの魅力が、本作にはありません。
ただ、時間潰しになっただけでした。
2010年9月24日に日本でレビュー済み
「孤虫症」「殺人鬼フジコ」や、ブログ内容のぶっ飛び度が
気に入って、読破。
勝手な思い込み・人格破壊・狂気を書かせたら天下一品の
真梨氏の連作短編集。
しかし、今作はまとまりが・・・。
タイトルに書いたように、絡み合う人物・事件、そして、
文中に出てくる「*」の解釈がゴチャゴチャ!
読み返したり、メモを取ったりが必須で、内容に
のめり込めなかったのが残念。
誰か、「イニシエーション・ラブ」のように、解説
してもらえませんかねぇ。
まだ、「イニラブ」の方が、読んだ自分の浅はかさに後悔し、
読み返すのが楽しかったけど、今作に至っては、ほとんど
作業に近く、整理したところで、意味もないか、と途中で
投げ出しました。
相変わらず、狂人に至る過程と表現は秀逸なんだけど、
なんだかそれも全体のプロット整理で、短絡的・希薄な印象しか
残らなかったのが残念です。
これも、氏の作戦だとしたら、ちょっとやりすぎなのでは・・・。
気に入って、読破。
勝手な思い込み・人格破壊・狂気を書かせたら天下一品の
真梨氏の連作短編集。
しかし、今作はまとまりが・・・。
タイトルに書いたように、絡み合う人物・事件、そして、
文中に出てくる「*」の解釈がゴチャゴチャ!
読み返したり、メモを取ったりが必須で、内容に
のめり込めなかったのが残念。
誰か、「イニシエーション・ラブ」のように、解説
してもらえませんかねぇ。
まだ、「イニラブ」の方が、読んだ自分の浅はかさに後悔し、
読み返すのが楽しかったけど、今作に至っては、ほとんど
作業に近く、整理したところで、意味もないか、と途中で
投げ出しました。
相変わらず、狂人に至る過程と表現は秀逸なんだけど、
なんだかそれも全体のプロット整理で、短絡的・希薄な印象しか
残らなかったのが残念です。
これも、氏の作戦だとしたら、ちょっとやりすぎなのでは・・・。
2014年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
各章ごとに異なる「狂った」人達が問題を起こして、それが連なってストーリーを作っている。ぐいぐい読ませるし、流石のクオリティです。
2009年5月9日に日本でレビュー済み
現代社会とその中で暮らす人々が抱ええる闇を
繊細かつ濃密な文章で描く著者による連作短編集
ある女性小説家が刺された事件を起点として
それに関係する人々の諸相と、彼らが巻き込まれる事件を描きます。
クレーマー、ストーカー、盗聴
ネットでの悪質な書き込み、食品への異物混入・・・
個別に語られる事件はやがて
現代人の悪意・狂気を集約した巨大なタペストリーを浮かび上がらせる。
個人的なおススメは、
読んでいるうちに頭がクラクラしてくる『デジャヴュ』
そして、終章に当たる『フォリ・ア・ドゥ』
とりわけ終章のラストシーンは
まったくの第三者としてこの場にいたい!!!と思ってしまいました☆
スッキリした解決
道徳的に正しい物語を求めない方には
この上なくおススメの本書☆
時系列や人物関係が複雑なので
一度でキチンと理解したい方は図等を書いた方がよいと思いますが
個人的には繰り返し読むことを前提に楽しんでいただければ−と思います☆
繊細かつ濃密な文章で描く著者による連作短編集
ある女性小説家が刺された事件を起点として
それに関係する人々の諸相と、彼らが巻き込まれる事件を描きます。
クレーマー、ストーカー、盗聴
ネットでの悪質な書き込み、食品への異物混入・・・
個別に語られる事件はやがて
現代人の悪意・狂気を集約した巨大なタペストリーを浮かび上がらせる。
個人的なおススメは、
読んでいるうちに頭がクラクラしてくる『デジャヴュ』
そして、終章に当たる『フォリ・ア・ドゥ』
とりわけ終章のラストシーンは
まったくの第三者としてこの場にいたい!!!と思ってしまいました☆
スッキリした解決
道徳的に正しい物語を求めない方には
この上なくおススメの本書☆
時系列や人物関係が複雑なので
一度でキチンと理解したい方は図等を書いた方がよいと思いますが
個人的には繰り返し読むことを前提に楽しんでいただければ−と思います☆
2011年12月6日に日本でレビュー済み
孤虫症より殺人鬼フジコ、それ以上にこの作品が楽しめた。
最初の話は、ストーカーにおびえる女流作家の話。
よくあるストーカー話が実は、というぞくっとしたエンディング。
そこに出てくる編集者が、証人が、また別の短編の主人公になるというように、
きれいにあやなすストーリーになり、最後にすべてがつながってゆく。
ただ、悲惨なほどにイケテナイのが、その順番。
あたしなら3話を最初に持ってくるけどなー。
タナカサンのキャラがしっかり暴露されているので1話を読んだ後に読んだ3話が。。
楽しさ半減。
他の組立ては満足だったのですが。
また、この作品に限らずこの人の話は、救いようのない人しか出てこないのが特徴。
誰にも感情移入が出来ずまったく感情が休まらないので、
短編で登場人物が増えると、加速度的にぎすぎすして気分が悪くなる。
というわけでどれだけ出来がよくとも、人には勧めにくいのでした。
最初の話は、ストーカーにおびえる女流作家の話。
よくあるストーカー話が実は、というぞくっとしたエンディング。
そこに出てくる編集者が、証人が、また別の短編の主人公になるというように、
きれいにあやなすストーリーになり、最後にすべてがつながってゆく。
ただ、悲惨なほどにイケテナイのが、その順番。
あたしなら3話を最初に持ってくるけどなー。
タナカサンのキャラがしっかり暴露されているので1話を読んだ後に読んだ3話が。。
楽しさ半減。
他の組立ては満足だったのですが。
また、この作品に限らずこの人の話は、救いようのない人しか出てこないのが特徴。
誰にも感情移入が出来ずまったく感情が休まらないので、
短編で登場人物が増えると、加速度的にぎすぎすして気分が悪くなる。
というわけでどれだけ出来がよくとも、人には勧めにくいのでした。