以前から著者さんのブログを興味深く読ませていただいており、そのブログからこの本の存在を知り購入しました。
前半はとても面白く、吹き出しながら読んでいましたが、後半の１５カ条になると、少し耳の痛いことや、それまでの価値観を正さなければならないことなどが盛り沢山で、あっという間に読み終えてしまいました。
内容にはタイトルや本のパッケージの印象とは違う深さがあり、本来、「子育ての理想」とするものは「へたれオカンの世界観」にあるのではないかと思いました。
世の中には、テレビや書籍等で、「正しい子育て」を教えてくださる先生は大勢いらっしゃり、それらと著者さんが訴えておられることは、相反している部分もありますが、その先生たちのおっしゃっていることを否定しないその姿勢が、読後の心地よさを生んでいるような気がします。
これまでたくさんの子育てに関する書籍を読んできたつもりですが、いつも著者さんとの距離を感じ、「自分の不甲斐なさ」を痛感し、内容に感心するだけで終わってしまいましたが、「へたれオカンは今日も笑う」は、著者さんをすごく身近に感じ、「自分でも大丈夫じゃないか」という勇気をもらったような気がします。
同じママ友にも勧めたいと思い、二冊目を購入しました。
私のような「正しい子育て」に凝り固まって疲れてしまったママさんたちにオススメの一冊です。
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