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ピカソになりきった男 単行本(ソフトカバー) – 2016/8/17
各紙誌にて書評掲載!
■日本経済新聞→評者:中野京子氏(『怖い絵』シリーズ著者)
■朝日新聞→評者:横尾忠則氏(美術家)
■産経新聞→評者:成毛眞氏(「HONZ」主宰)
■週刊文春→評者:池澤夏樹氏(作家)
名うての読み巧者たちが大推薦!
「その朝、俺はピカソだった」
ピカソ、シャガール、マティス、ルノワール、ダリ、モディリアーニ...
30年にわたり巨匠の贋作を描き続けた男の“痛快"自伝
複製ではなく作風をコピーして新たな作品をつくりあげた驚愕の才能
■どうして贋作は出回るのか? 鑑定書つきの贋作って? アート市場のからくり
■天才贋作画家の栄華と転落
■オークションハウス、ギャラリストなどすべて実名で描かれる
など、美術ファン必見の読みどころも多数!
■日本経済新聞→評者:中野京子氏(『怖い絵』シリーズ著者)
■朝日新聞→評者:横尾忠則氏(美術家)
■産経新聞→評者:成毛眞氏(「HONZ」主宰)
■週刊文春→評者:池澤夏樹氏(作家)
名うての読み巧者たちが大推薦!
「その朝、俺はピカソだった」
ピカソ、シャガール、マティス、ルノワール、ダリ、モディリアーニ...
30年にわたり巨匠の贋作を描き続けた男の“痛快"自伝
複製ではなく作風をコピーして新たな作品をつくりあげた驚愕の才能
■どうして贋作は出回るのか? 鑑定書つきの贋作って? アート市場のからくり
■天才贋作画家の栄華と転落
■オークションハウス、ギャラリストなどすべて実名で描かれる
など、美術ファン必見の読みどころも多数!
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社キノブックス
- 発売日2016/8/17
- ISBN-104908059454
- ISBN-13978-4908059452
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ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
<著者>
ギィ・リブ(Guy Ribes)
1948年7月、ロアンヌ近郊(フランス中東部ロワール県)生まれ。
両親は売春斡旋人で、幼少期を娼館で暮らす。8歳で絵に目覚め、以降、絵道具を肌身離さず持ち歩く。
路上生活のあと、リヨンの絹織物デザイン工房の職人を経て、フランス海軍に入隊。
除隊後、水彩画のアーティストになり、絵で生計を立てるようになる。
1975年頃に偉大な画家たちの模倣を始め、1984年、ある人物との出会いで本格的に贋作作家の道に入る。
2005年に逮捕され、2010年に禁固4年、執行猶予3年、1年間の保護観察付き処分の刑を受ける。
2012年、ジル・ブールドの映画「ルノワール 陽だまりの裸婦」のスタッフとして、絵の制作と、
ルノワール役のミシェル・ブーケが絵を描くときの手の役で協力。
<翻訳者>
鳥取 絹子(とっとり・きぬこ)
翻訳家、ジャーナリスト。
著書に『「星の王子さま」隠された物語』(KKベストセラーズ)、『フランスのブランド美学』(文化出版局)など。
訳書に『巨大化する現代アートビジネス』(紀伊國屋書店)、『庭師が語るヴェルサイユ』(原書房)、『移民と現代フランス』(集英社新書)、
『フランス人は子どもにふりまわされない』『フランスのパパはあわてない』『最新 地図で読む世界情勢」(いずれもCCCメディアハウス)など多数。
ギィ・リブ(Guy Ribes)
1948年7月、ロアンヌ近郊(フランス中東部ロワール県)生まれ。
両親は売春斡旋人で、幼少期を娼館で暮らす。8歳で絵に目覚め、以降、絵道具を肌身離さず持ち歩く。
路上生活のあと、リヨンの絹織物デザイン工房の職人を経て、フランス海軍に入隊。
除隊後、水彩画のアーティストになり、絵で生計を立てるようになる。
1975年頃に偉大な画家たちの模倣を始め、1984年、ある人物との出会いで本格的に贋作作家の道に入る。
2005年に逮捕され、2010年に禁固4年、執行猶予3年、1年間の保護観察付き処分の刑を受ける。
2012年、ジル・ブールドの映画「ルノワール 陽だまりの裸婦」のスタッフとして、絵の制作と、
ルノワール役のミシェル・ブーケが絵を描くときの手の役で協力。
<翻訳者>
鳥取 絹子(とっとり・きぬこ)
翻訳家、ジャーナリスト。
著書に『「星の王子さま」隠された物語』(KKベストセラーズ)、『フランスのブランド美学』(文化出版局)など。
訳書に『巨大化する現代アートビジネス』(紀伊國屋書店)、『庭師が語るヴェルサイユ』(原書房)、『移民と現代フランス』(集英社新書)、
『フランス人は子どもにふりまわされない』『フランスのパパはあわてない』『最新 地図で読む世界情勢」(いずれもCCCメディアハウス)など多数。
登録情報
- 出版社 : キノブックス (2016/8/17)
- 発売日 : 2016/8/17
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 254ページ
- ISBN-10 : 4908059454
- ISBN-13 : 978-4908059452
- Amazon 売れ筋ランキング: - 599,730位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 81,203位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
丁寧な梱包、スピディーな配達手手も良かったです。有難う御座いました。
2016年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ピカソだけでなく、他の有名な画家のスキルを身につけた人の闘いと、一時的な転落と逆転人生の物語。
いろいろな画家さんの技術を吸収して、そのスキルでたくさん描いた贋作をピカソの子や孫達が『本物』だと認めた事もあるとのエピソードを読んで、異種の天才の生き様に惹かれました。
フランス警察が彼の作品を偽物だと結論付けるまでにかかって逮捕に至るまで長い年月が経ったこと、出所後に、ルノワールを主人公にした映画に、『絵を描くルノワールの(筆を持った)手』を演じた事を読んで、才力を持った人には何らかの形で幸運が訪れるんだなぁと思いました。
絵を描く技術を身に付ける方法の1つとして、主人公の取った手段も、参考になるのでしょう。
ギィ・リブを画像と動画を検索して、彼の実際の作品を見ました。
もし、叶うなら、彼の画集を、どこかの出版社が出して欲しいとさえ思いました。
いろいろな画家さんの技術を吸収して、そのスキルでたくさん描いた贋作をピカソの子や孫達が『本物』だと認めた事もあるとのエピソードを読んで、異種の天才の生き様に惹かれました。
フランス警察が彼の作品を偽物だと結論付けるまでにかかって逮捕に至るまで長い年月が経ったこと、出所後に、ルノワールを主人公にした映画に、『絵を描くルノワールの(筆を持った)手』を演じた事を読んで、才力を持った人には何らかの形で幸運が訪れるんだなぁと思いました。
絵を描く技術を身に付ける方法の1つとして、主人公の取った手段も、参考になるのでしょう。
ギィ・リブを画像と動画を検索して、彼の実際の作品を見ました。
もし、叶うなら、彼の画集を、どこかの出版社が出して欲しいとさえ思いました。
2016年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小生、美術とは何か?よくわからない。ピカソやマチス、フジタを好む人がいるのはわかるけれど、それをとてつもない金額で買おうとは思わない。お金を出すなら生きている画家の絵を買いたいと思う口だからである。本書は稀代の贋作絵師の伝記である。とてもとても面白い。けれど、日本語が滅茶苦茶である。何を言っているのか、何が書いてあるのか忖度しながら読まないと読み進めない。もう少し、編集者が仕事をして欲しいね。内容は星5だと思うが、翻訳は星1で、総計星3とした。もう一度、日本語を勉強し直してわかりやすい日本語を書いて欲しい。もしかして?機械翻訳に少し手を入れた本を作った?のかな?
2017年4月11日に日本でレビュー済み
大変な技術的な才能、そして画家に関するあらゆる資料を読み込み、制作した場所にもいくことで
ピカソ、ダリ、シャガールなどの 画家に 時期をずらして なりきる。
単なる模倣ではなく、魂までこめて あらたな作品を描くゆえ、専門家でも見破ることができない。
画家に近い者にも 本物と思わせてしまう。
しかし 本人は嘘と本当の区別がつかなくなり、自分の絵を描くことができない。
捕まることで 初めて 自分に戻ることができた天才の物語。
昔 SMの雑誌の編集者の私生活が どんどんエスカレートして異常となり
捕まって 正常な世界にもどれたと 告白しているのを思い出した。
ピカソ、ダリ、シャガールなどの 画家に 時期をずらして なりきる。
単なる模倣ではなく、魂までこめて あらたな作品を描くゆえ、専門家でも見破ることができない。
画家に近い者にも 本物と思わせてしまう。
しかし 本人は嘘と本当の区別がつかなくなり、自分の絵を描くことができない。
捕まることで 初めて 自分に戻ることができた天才の物語。
昔 SMの雑誌の編集者の私生活が どんどんエスカレートして異常となり
捕まって 正常な世界にもどれたと 告白しているのを思い出した。
2017年8月12日に日本でレビュー済み
本書をざっくり要約すると、
ピカソを筆頭に超大御所の画家達の模倣品の作成で一世を風靡した著者の
天才的な美術感性と生立ち、知られざるアート業界の裏側のドキュメンタリー
といったところでしょうか。
まず、著者は天才だ。
それは本物の鑑定士を欺くような贋作を作れたからではない。
彼がある贋作を大量生産していた時に気づいたことは、
「作品に魂を吹き込んでいなかった」ことである。
間違いなく贋作は犯罪であるが、
彼は結果としては犯罪者にはなったが紛れもない天才的な芸術家であったと思う。
彼は幼いころ貧困を経験し盗みも犯したことがある。
印象的なのは「いい盗みとは、いいものだけを盗むことである」
と学んだというところである。
彼はもともと美術に興味はあったが、努力の天才でもあった。
そんな才能と経験が彼を贋作化へと変貌させることになる。
「なりきる」ために著者はなんでもした。
どんな画家が、どんな感性をどうやって育み、どんな技術、何を描き、
どんな言葉を発していたのか、徹底的に学んだのである。
時には、毎朝花を届けてもらい画家達と同じ感情を味わったのである。
とにかく売れるものは売った。
作れるものはどんどん作った。
その絵が売れるようになり、依頼が舞い込み、
最終的には美術館関係者までも彼の味方をしたのは
なかば必然だったのかもしれない。
人が美術に感動し何かを感じるのに「本物」か「贋作」か
問題はないのであるから。
この辺り、非常に考えさせられた。
単なる小銭稼ぎのために関係者は協力したのかはわからないが、
彼は求められ、認められる中で贋作化になったのである。
最後、裁判官には「ピカソが生きていれば君を雇っただろう」
と伝えたことからも、罪だけでなく才能も認めた最高の賛辞であろう。
結果として彼の行いは犯罪であったが私は彼の感性は評価したい。
彼はその画家達と全く同じ土俵で勝負したかったのだろう。
彼がオリジナルで絵を描くなら私は見てみたい。
ピカソを筆頭に超大御所の画家達の模倣品の作成で一世を風靡した著者の
天才的な美術感性と生立ち、知られざるアート業界の裏側のドキュメンタリー
といったところでしょうか。
まず、著者は天才だ。
それは本物の鑑定士を欺くような贋作を作れたからではない。
彼がある贋作を大量生産していた時に気づいたことは、
「作品に魂を吹き込んでいなかった」ことである。
間違いなく贋作は犯罪であるが、
彼は結果としては犯罪者にはなったが紛れもない天才的な芸術家であったと思う。
彼は幼いころ貧困を経験し盗みも犯したことがある。
印象的なのは「いい盗みとは、いいものだけを盗むことである」
と学んだというところである。
彼はもともと美術に興味はあったが、努力の天才でもあった。
そんな才能と経験が彼を贋作化へと変貌させることになる。
「なりきる」ために著者はなんでもした。
どんな画家が、どんな感性をどうやって育み、どんな技術、何を描き、
どんな言葉を発していたのか、徹底的に学んだのである。
時には、毎朝花を届けてもらい画家達と同じ感情を味わったのである。
とにかく売れるものは売った。
作れるものはどんどん作った。
その絵が売れるようになり、依頼が舞い込み、
最終的には美術館関係者までも彼の味方をしたのは
なかば必然だったのかもしれない。
人が美術に感動し何かを感じるのに「本物」か「贋作」か
問題はないのであるから。
この辺り、非常に考えさせられた。
単なる小銭稼ぎのために関係者は協力したのかはわからないが、
彼は求められ、認められる中で贋作化になったのである。
最後、裁判官には「ピカソが生きていれば君を雇っただろう」
と伝えたことからも、罪だけでなく才能も認めた最高の賛辞であろう。
結果として彼の行いは犯罪であったが私は彼の感性は評価したい。
彼はその画家達と全く同じ土俵で勝負したかったのだろう。
彼がオリジナルで絵を描くなら私は見てみたい。
2018年2月2日に日本でレビュー済み
学歴も無く、本来善良だが悪いことが幼少時から生活の手段だった作者は食べるために死なないために底辺の職人世界に入った。図案を考案んし売れないとしごかれるところだったが、そこでも才能を生かしていく。だが学歴は無く画壇からも無縁だった彼の絵は売れなかった。しかし絵の本物を知り、本物以上の偽モノをつくって儲けようと言う画商は彼の才能を見逃さなかった。きちんと育て上げたら、天才的な偽画家にできる。その期待と才能を自覚し、本物を乗り越える偽作品を作ろうと、生まれ変わったような努力を続けた。その腕前は正統派の画家たちの生活を支えることになったり、有名画家たちの遺族をうならせる名品を生むことになったのである。金は生まれたが心は寂しくなっていった。この本を読んでアマ将棋界の天才だった小池重明さんの本を思い出した。父は偽傷痍軍人、母は風俗関係、古びた長屋で青春時代をすごす。勉強は不振だったが、将棋が好きになり一途にのめり込んだ。かけ将棋の世界で天才と言われても、プロの将棋指しになる品格は不足していた。金を持ち逃がしたり、返せない借金がたまったりして、若くして寂しく亡くなった。出身が恵まれなくても爆発的な才能が開き、惜しまれながら破局を迎える人生は、いろいろな可能性や夢を感じさせてくれる。最後は駄目だったが、本当に凄い人だったと言われるのだろう。
2016年10月9日に日本でレビュー済み
どうしたら こんな奇妙な日本語を羅列して綴ることができるのでしょう。
平易な日本語が並んでいるので、読み進めることはできるのですが、日本語として未熟で、意味不明になってしまう作文の連続です。
きっと原著は素晴らしい作品なのでしょうから、どなたかまともな翻訳者と、まともな書物を刊行する意思を持つ編集者の手で出版してください。この本は、未熟な力量の翻訳者に対し、有益な助言をできる能力を持つ編集者が不在だったことが、最大の不幸となりました。
平易な日本語が並んでいるので、読み進めることはできるのですが、日本語として未熟で、意味不明になってしまう作文の連続です。
きっと原著は素晴らしい作品なのでしょうから、どなたかまともな翻訳者と、まともな書物を刊行する意思を持つ編集者の手で出版してください。この本は、未熟な力量の翻訳者に対し、有益な助言をできる能力を持つ編集者が不在だったことが、最大の不幸となりました。
2016年11月5日に日本でレビュー済み
著者 ギィ・リブは、長年にわたって贋作を描き続けたフランスの画家。
2005年に逮捕されて有罪になった。
この本は、彼の生い立ちから「現在」までを語り尽くした手記である。
彼には、画家として決定的な何かが欠けていたのだろう。
しかし「贋作」を書くことについては天下一品。それも、すでにある絵を模写するのではない。
その画家のあらゆる特徴を捉え、存在しない絵を描くのだ。
ここにギィ・リブの真骨頂がある。
資料などを読み込んでその画家を研究し尽くし、
まるでその画家になりきったかのように描く。こうして彼の贋作は「本物」として流通するのだ。
シャガールの娘は、ギィ・リブの絵を見て、
「これは父が描いた絵です」と言ったそうだ。
そういうエピソードも面白い。
やや翻訳がギクシャクして読みづらいのが難点。モノは面白いだけに、そこが惜しい。
2005年に逮捕されて有罪になった。
この本は、彼の生い立ちから「現在」までを語り尽くした手記である。
彼には、画家として決定的な何かが欠けていたのだろう。
しかし「贋作」を書くことについては天下一品。それも、すでにある絵を模写するのではない。
その画家のあらゆる特徴を捉え、存在しない絵を描くのだ。
ここにギィ・リブの真骨頂がある。
資料などを読み込んでその画家を研究し尽くし、
まるでその画家になりきったかのように描く。こうして彼の贋作は「本物」として流通するのだ。
シャガールの娘は、ギィ・リブの絵を見て、
「これは父が描いた絵です」と言ったそうだ。
そういうエピソードも面白い。
やや翻訳がギクシャクして読みづらいのが難点。モノは面白いだけに、そこが惜しい。