巻末に合衆国誕生(1776年)から南北戦争終結(1865年)までの年表が載っている。
物語を読んだあとにこの年表を読む。頭に入るのではなく、心に刻まれているはず。
負の歴史の伝え方はとても難しい。奴隷制度の闇を伝えるこの絵本の存在は大きい。
「ぬすみ聞き 運命に耳をすまして」。このタイトル、フォーカスの選択の仕方。すごい。
奴隷の子ども達は何故、雇い主達の会話をぬすみ聞きしなければならなかったのか。
世界史受験生にも読んで頂きたい。覚える事柄の底にある流れ、見つかると思います。

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ぬすみ聞き: 運命に耳をすまして 大型本 – 2010/6/1
- 本の長さ40ページ
- 言語日本語
- 出版社光村教育図書
- 発売日2010/6/1
- 寸法23.6 x 0.9 x 28.9 cm
- ISBN-104895728102
- ISBN-13978-4895728102
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登録情報
- 出版社 : 光村教育図書 (2010/6/1)
- 発売日 : 2010/6/1
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 40ページ
- ISBN-10 : 4895728102
- ISBN-13 : 978-4895728102
- 寸法 : 23.6 x 0.9 x 28.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,234,806位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2010年10月11日に日本でレビュー済み
家なき鳥
の作者グロリア・ウィーランの作品がやっと翻訳されました。
アメリカで、多くの黒人が奴隷として物のように売り買いされていたころ、
奴隷として綿花の栽培に携わっていた一つの家族の葛藤を描いたお話(絵本)です。
ご主人は何一つ肝心なことは奴隷に教えません。
だから奴隷達は運命に立ち向かうため、子ども達に
盗み聞きを頼み、自分達に関わる話を伝えさせていました。
夕食後、子ども達は使命感をもって、窓の下に身を隠し、ブヨや蚊にかまれても黙って
盗み聞きをします。
やがてリンカーンが大統領に選ばれたことを聞き出します。
とうさんの「自由への道は見えてきたばかりだ。きっと長くけわしい道になる。・・・おまえたちの力がほしいのは、これからなんだ」ということばが深い余韻を残します。
マイク・ベニーの描くリアルな絵に最初は違和感を覚えましたが、本を閉じるころにはストレートにそのくらしぶりが伝わってきて、感嘆しました。
ウィーランの地に足の着いた、それでいて人に対して暖かい視線がこの本からも伝わってきました。
アメリカで、多くの黒人が奴隷として物のように売り買いされていたころ、
奴隷として綿花の栽培に携わっていた一つの家族の葛藤を描いたお話(絵本)です。
ご主人は何一つ肝心なことは奴隷に教えません。
だから奴隷達は運命に立ち向かうため、子ども達に
盗み聞きを頼み、自分達に関わる話を伝えさせていました。
夕食後、子ども達は使命感をもって、窓の下に身を隠し、ブヨや蚊にかまれても黙って
盗み聞きをします。
やがてリンカーンが大統領に選ばれたことを聞き出します。
とうさんの「自由への道は見えてきたばかりだ。きっと長くけわしい道になる。・・・おまえたちの力がほしいのは、これからなんだ」ということばが深い余韻を残します。
マイク・ベニーの描くリアルな絵に最初は違和感を覚えましたが、本を閉じるころにはストレートにそのくらしぶりが伝わってきて、感嘆しました。
ウィーランの地に足の着いた、それでいて人に対して暖かい視線がこの本からも伝わってきました。
2010年8月1日に日本でレビュー済み
綿花栽培をしている家で働く黒人奴隷の物語。子どもたちの仕事後の役目は、お屋敷に忍び寄って、窓の下でこっそり「ご主人様」たちの会話を盗み聞くこと。彼らなら見つかりにくいし、見つかっても遊んでいたとごまかせるからです。
そうして情報を得たからと言って、何が変わるわけでも、できるわけでもありませんが、親子が引き裂かれる運命などに心を備えることはできます。
マイク・ベニーは、子どもたちの仕草や表情をリアルより少し強調気味に描きながら、彼らが過酷な状況の中でも力強く生きている様を示しています。(ひこ)
そうして情報を得たからと言って、何が変わるわけでも、できるわけでもありませんが、親子が引き裂かれる運命などに心を備えることはできます。
マイク・ベニーは、子どもたちの仕草や表情をリアルより少し強調気味に描きながら、彼らが過酷な状況の中でも力強く生きている様を示しています。(ひこ)