ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京(上)
殆どの作家も同じだろうと思うが、特にこの人の小説の書き方は徹底的にテーマに沿ってこれでもかと言う位にデータベースを作成、統合し、それを又ミキシングして書いているようだ。
あくまで感想として思う事であるが、他の作家と大きく違っているのはデビュー作の「Cの福音」から見続けている、楡 周平の「大ファン」を自認する自分としてはどの物語もそれぞれリズムがあって表紙を開いた瞬間からそのリズムに引き込まれてしまうのである。
そしていつも大体寝不足になる。「Cの福音」の読後の感想で「物語が加速する!」って書いてあったので「へ〜〜っ」と思いながら単行本を買って読んでみた。
ふと気が付いたら明け方になっていた記憶がある。まさに読めば読むほど引き込まれてしまい頭の(脳)の中では3D映画のように3次元投影されていたのではないだろうか?彼の作品の中ではやはりデビュー作も一度読んで戴きたい。
新品:
¥1,785¥1,785 税込
ポイント: 18pt
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お届け日 (配送料: ¥480
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4月14日 - 16日
発送元: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店 販売者: 現在発送にお時間を頂戴しております。創業15年の信頼と実績。采文堂書店
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京(上) 単行本 – 2008/2/29
楡 周平
(著)
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購入オプションとあわせ買い
「安田講堂攻防戦」の別れから30年。革命の志も理想も捨てた二人は、
息子と娘の見合いの席で、運命の再会をする。
1968年から1999年へ。二世代の男女を通じ、
日本の上流階級の実像をあらわに描く、新世代の「華麗なる一族」の壮大なるドラマ!
「息子をこの国の権力構造の頂点に立つ人間にする。それが私の願いだった」
大病院の経営者を親に持つ若き大蔵省キャリア・崇。次の総裁候補とも言われる大物 政治家の長女・尚子。
大蔵事務次官の仲介で持ち上がった二人の縁談は、だれもがう らやむ結婚となるはずだった――。
息子と娘の見合いの席で、運命の再会をする。
1968年から1999年へ。二世代の男女を通じ、
日本の上流階級の実像をあらわに描く、新世代の「華麗なる一族」の壮大なるドラマ!
「息子をこの国の権力構造の頂点に立つ人間にする。それが私の願いだった」
大病院の経営者を親に持つ若き大蔵省キャリア・崇。次の総裁候補とも言われる大物 政治家の長女・尚子。
大蔵事務次官の仲介で持ち上がった二人の縁談は、だれもがう らやむ結婚となるはずだった――。
- 本の長さ350ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2008/2/29
- ISBN-104062142538
- ISBN-13978-4062142533
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商品の説明
著者について
楡 周平
(にれ・しゅうへい)
1957年生まれ。米国系企業に勤務中の1996年に書いた「Cの福音」が30万 部を超えるベストセラーとなり、脚光を浴びる。
最近の著書に「異端の大義」「ラス トワンマイル」「陪審法廷」「クレイジーボーイズ」などがある。
(にれ・しゅうへい)
1957年生まれ。米国系企業に勤務中の1996年に書いた「Cの福音」が30万 部を超えるベストセラーとなり、脚光を浴びる。
最近の著書に「異端の大義」「ラス トワンマイル」「陪審法廷」「クレイジーボーイズ」などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/2/29)
- 発売日 : 2008/2/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 350ページ
- ISBN-10 : 4062142538
- ISBN-13 : 978-4062142533
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,009,849位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 23,500位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー

3 星
題材が古すぎる
1960年代後半、東大安田講堂占拠事件を引きつりながらそれに参加した学生が後に各分野で活躍する中、過去の亡霊が目を覚まし始める。2008年に書かれた作品だが題材が古すぎて安田講堂事件など知らない人も多かろう。発表のタイミングが悪い。一般文学通算2416作品目の感想。2020/08/03 17:25
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迅速に送ってくれました。人間模様が面白そうです。これから読むのを楽しみにしています。
2023年7月28日に日本でレビュー済み
物語の設定は少し古い1960年代後半の全共闘時代というのは理解できても、登場人物に会話でその時代を説明させています。しかも、そこに苦学物語を押し込めて。これを延々と続けられては読んでいる方は退屈します。加えて主人公の女性が安田講堂の機動隊導入の最中に、急に心が転換というかあまりにも簡単に転向してしまいます。まあ、ここまではいいとしても、その何十年後に会った元恋人同士が親となった見合いの席で、お互いを認識しない・・・こんなことってあるのかな?あまりに不自然です。物語を展開させていく上で安易過ぎる設定です。
それにしても、どの登場人物も総て同じ様な性格、上昇志向で利己主義で、他人を蹴落とすのに躊躇しないので、老若男女総て同じ人物の様にしか思えないのは自分だけでしょうか?有川三奈・白井眞一郎・有川崇は兎も角も、大学出たばかりの23歳白井尚子までが、いかに政治家の娘とはいえ、これではやり手の中年マダムです。それは笹山宣子にも言えることです。兎も角メインの全員がそんな性格なのです。
ですから上巻だけにしても、物語の展開が類型的で、策謀の段階で一流店でワインの銘柄とかそんなことばかりが、妙に詳細に描かれており、肝心の人間が個性がある様で無い。小悪人がコチョコチョと動き回っているとしか思えません。さて、下巻はどうなるか、ここまで来たら読んでみましょう。
それにしても、どの登場人物も総て同じ様な性格、上昇志向で利己主義で、他人を蹴落とすのに躊躇しないので、老若男女総て同じ人物の様にしか思えないのは自分だけでしょうか?有川三奈・白井眞一郎・有川崇は兎も角も、大学出たばかりの23歳白井尚子までが、いかに政治家の娘とはいえ、これではやり手の中年マダムです。それは笹山宣子にも言えることです。兎も角メインの全員がそんな性格なのです。
ですから上巻だけにしても、物語の展開が類型的で、策謀の段階で一流店でワインの銘柄とかそんなことばかりが、妙に詳細に描かれており、肝心の人間が個性がある様で無い。小悪人がコチョコチョと動き回っているとしか思えません。さて、下巻はどうなるか、ここまで来たら読んでみましょう。
2008年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東大法学部/医学部、東大安田講堂事件、大蔵省キャリア、米国留学、私立の大病院の経営者、政治家、閨閥結婚、女の恨み、などなど通常わからない世界。楡氏は、詳細に調べ、また自身の経験も反映しているようで、それらが非常にリアルに書かれている。
主人公の経歴は、開成中/高 → 東大法学部 → 大蔵省キャリア。 実に、タイムリーであるが、参院で否決された日銀総裁候補だった武藤氏が、まさにこのルート。
大蔵省キャリアが、どのように生まれ、考え、育っていくのかが、この小説を通して何となく分かり、面白いだけでなく、ためになる。
主人公の経歴は、開成中/高 → 東大法学部 → 大蔵省キャリア。 実に、タイムリーであるが、参院で否決された日銀総裁候補だった武藤氏が、まさにこのルート。
大蔵省キャリアが、どのように生まれ、考え、育っていくのかが、この小説を通して何となく分かり、面白いだけでなく、ためになる。
2008年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
革命を信じて、安田講堂攻防戦に参加し、その本質が革命ごっこに過ぎないことに気付き絶望したにもかかわらず逮捕され、完黙で釈放された女性活動家と。
彼女と偶然知り合った、貧乏な、でも優秀な学生。貧窮から身を起こし、学生運動に目もくれず、権力を目指し大蔵官僚から与党の政調会長まで登り詰めた野心溢れる男性が。
その息子と娘を軸にして、当時とは全く違った身分で運命の再会をし、お互い権力の頂点を目指す、というプロットで。
新聞の広告を見たとたんに、注文してしまったのだが。
読後感はというと。
うーん。微妙。
まず、最初の数十ページの台詞回しが下手すぎて。
上下巻を買ったというのに、上巻の初めで挫折しそうになった。
というのも。当初の登場人物の描写にあたり。
登場人物に様々な過去の歴史や事件、野望を語らせるのだが。
やたらと台詞が、説明的なのだ。
30年以上連れ添った夫婦が、就寝前に交わす会話で。
そこまで細かく雄弁に、お互いの忘れたい過去を語ったりはしまい。
7、8年も大蔵官僚をやってきた人物が。
正月に家族に向かって改めて官僚の立ち居振る舞いを説明したり、しまい。
もうちょっと上手い、小説の書き方があってもよかろう。
「取材の緻密さで定評のある」、との触れ込みだったが。
私の仕事と関係する部分が、物語の重要な部分をなしているのだが。
うーん、現場を知る人間からすると、ちょっとリアリティがないんだよね…。
あと、学生運動華やかりし頃に出会った二人は。
30年余を経て、日本の上流階級となっている、という設定で。
やたらと高級品、とくにワインの描写が出てくるのだが。
高級なシャンパンのコルクを抜くシーンが何度もあり。
「シルクのような」という描写が、何度も出てきて興ざめ。
とはいえ、下巻になると、ストーリーが綺麗に廻りはじめて。
ぐいぐい引き込まれ、先へ先へと読みたくなるのだが。
なーんか中途半端で消化不良のまま、終わってしまう。
ずっと我慢して読んだわけではなく、途中で先がもどかしくなったのだが。
しかし。
上下巻合わせて、700ページを終わらせて。
その終わり方は、ちょっと…。
彼女と偶然知り合った、貧乏な、でも優秀な学生。貧窮から身を起こし、学生運動に目もくれず、権力を目指し大蔵官僚から与党の政調会長まで登り詰めた野心溢れる男性が。
その息子と娘を軸にして、当時とは全く違った身分で運命の再会をし、お互い権力の頂点を目指す、というプロットで。
新聞の広告を見たとたんに、注文してしまったのだが。
読後感はというと。
うーん。微妙。
まず、最初の数十ページの台詞回しが下手すぎて。
上下巻を買ったというのに、上巻の初めで挫折しそうになった。
というのも。当初の登場人物の描写にあたり。
登場人物に様々な過去の歴史や事件、野望を語らせるのだが。
やたらと台詞が、説明的なのだ。
30年以上連れ添った夫婦が、就寝前に交わす会話で。
そこまで細かく雄弁に、お互いの忘れたい過去を語ったりはしまい。
7、8年も大蔵官僚をやってきた人物が。
正月に家族に向かって改めて官僚の立ち居振る舞いを説明したり、しまい。
もうちょっと上手い、小説の書き方があってもよかろう。
「取材の緻密さで定評のある」、との触れ込みだったが。
私の仕事と関係する部分が、物語の重要な部分をなしているのだが。
うーん、現場を知る人間からすると、ちょっとリアリティがないんだよね…。
あと、学生運動華やかりし頃に出会った二人は。
30年余を経て、日本の上流階級となっている、という設定で。
やたらと高級品、とくにワインの描写が出てくるのだが。
高級なシャンパンのコルクを抜くシーンが何度もあり。
「シルクのような」という描写が、何度も出てきて興ざめ。
とはいえ、下巻になると、ストーリーが綺麗に廻りはじめて。
ぐいぐい引き込まれ、先へ先へと読みたくなるのだが。
なーんか中途半端で消化不良のまま、終わってしまう。
ずっと我慢して読んだわけではなく、途中で先がもどかしくなったのだが。
しかし。
上下巻合わせて、700ページを終わらせて。
その終わり方は、ちょっと…。
2010年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在、ドラマでも「宿命」ってやっていますが、原作の方がやはり面白くて、一気に上下巻を読んでしまうほどハマリました。
ドラマは少し内容が短縮、省きがありますが、原作を読んでいるとドラマの中の詳しい経緯がわかります。
ドラマの最終回を迎える前に一気に読んじゃってみては・・・
ドラマは少し内容が短縮、省きがありますが、原作を読んでいるとドラマの中の詳しい経緯がわかります。
ドラマの最終回を迎える前に一気に読んじゃってみては・・・
2012年7月17日に日本でレビュー済み
評価が低かったのでコメントします。。。月10冊は読書していますが、そのなかでもかなりレベルの高い1冊だと思います。。。
2008年4月6日に日本でレビュー済み
政界の話には興味が無いが、学生運動を経験した過去と織り交ぜ親子の欲望が蠢くので、上巻を手が止まることなく一気に読めた。
学生運動でセクトに属していた女子学生三奈と苦学生だった眞一郎の2人がキイワードで
親子二代に渡る権力の欲がどう渦巻いていくのか気になって下巻がすぐ読みたくなる。
個人的には東大医学部卒でありながら学生運動で安田講堂に立てこもり服役までした鷲津が気になって仕方がなかった。
学生運動でセクトに属していた女子学生三奈と苦学生だった眞一郎の2人がキイワードで
親子二代に渡る権力の欲がどう渦巻いていくのか気になって下巻がすぐ読みたくなる。
個人的には東大医学部卒でありながら学生運動で安田講堂に立てこもり服役までした鷲津が気になって仕方がなかった。