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朝鮮総聯の大罪! ムック – 2003/8/30
1959年末から始まった在日朝鮮人の北朝鮮への帰国をとらえ、金日成は彼らを「人質」にして「朝鮮総聯」をコントロールしていきました。そしてついには、日本国内に自分たちの手足となる組織につくり変えてしまったのです。朝鮮総聯を日本へ「主体思想」「工作員」「麻薬」の類いを注ぐパイプ役に仕立てる一方で、「金」と「技術」と「人力」を吸い取る役目も押しつけてきました。このようなやり方に対し、心ある者は激しく反対しましたが、衆寡敵せず、志を遂げることなくついえ、ある者は廃人となり、ある者は自暴自棄になったりしたのでした。
本書の執筆にあたっては、まずもってわかりやすい朝鮮総聯通史とでも言うべき章を中心に、長い間見続けてきた朝鮮総聯の正体を裏面史を含めて解き明かす心づもりで取材を進めました。時にして見かける関連ニュースや、唐突に起きる北朝鮮がらみの事件がどのような背景で朝鮮総聯に結びつくのか、そうした面に注意をはらって記述しました。ですから、読者がこれまで見聞きした切れ切れのニュースが、どういう背景のもとで起こってきたのか、その全体像や仕組みに合点がいくはずです。
バブル崩壊につづき2002年の「9・17」以降、ここにきて朝鮮総聯の伏魔殿はついに破れつつあります。朝鮮総聯に属する民族学校が主張する「大学受験資格問題」についても、それなりに正しい面はありますが、しかし自らの問題を棚にあげにして論じてはならない問題でもあります。例えば、日本社会を「敵区」と規定するのはやめ、もっと開かれた、民主的な学園にすれば、こんな問題はすぐに解決するはずなのです。
北朝鮮とは相対的に距離をおき、これまでの積年の過ちを反省し、在日同胞の現実を見据えた本来あるべき姿の組織に立ち帰るといった方向に路線転換すれば、甦る可能性は大いにあると私は考えます。
本書が、在日韓国・朝鮮人はもとより、日本と朝鮮半島に横たわる問題を憂い、お互いの友好を考える人たちのための必読書となることを望んでいます。
金昌烈
- 本の長さ319ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2003/8/30
- ISBN-104796635521
- ISBN-13978-4796635523
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2003/8/30)
- 発売日 : 2003/8/30
- 言語 : 日本語
- ムック : 319ページ
- ISBN-10 : 4796635521
- ISBN-13 : 978-4796635523
- Amazon 売れ筋ランキング: - 815,489位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 183位朝鮮半島のエリアスタディ
- - 5,100位政治入門
- - 155,156位雑誌 (本)
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全部殆ど実名。書かれている内容に嘘が無い。少しはTVや雑誌の特集などで知ってた「つもり」だったのですがこれを読んで更にやり場の無い怒りが込み上げてきた。こういうのはマスコミも絶対報道しないので(報道すると電話や脅迫、来訪で捻じ込まれて大変らしい)これを読んで学ぶしかないですね。もうこういう組織や暴力団、犯罪組織には根元から根絶しないと駄目ですね。放置で黙殺して済む問題とはとても思えません。一人の日本人レビュアーとして一刻も早い破防法適用を切に望む。
星五つ。
本来ならば在日朝鮮人を擁護すべき組織である朝鮮総聯は北朝鮮の出先機関と化し、日本人・在日朝鮮人に徒なす存在となってしまった。
朝鮮総聯の誕生から組織内部の権力闘争、朝鮮総聯の堕落の根本となった帰国運動、拉致問題や送金問題という重要な問題を丹念に掘り起こし、朝鮮総聯の実態を解明しようとしている。
朝鮮総聯の堕落の原因は北朝鮮本国の強い統制と朝鮮総聯側の北朝鮮への阿諛追従であり、全体主義が如何に組織を腐敗させるかが如実に表れている。
将来的に最も重要な問題は朝鮮学校の問題であろう。
次世代を担う若者を教育する学校において金親子崇拝の反日教育が行われ、反日思想を再生産しているのは恐ろしいことである。最近㡊??生徒がそのような教育を真に受けないとも記されているが、そのような無意味なことに膨大な時間を費やす不毛さも恐ろしいことである。
記述は全体的に読みやすい。
どこかで読んだような話も多く出てくるし、急に記述のバランスをとろうとしたか、「日本も北朝鮮も問題がある」というような姿勢の文章が出てくることもある。
日本側の差別意識が朝鮮総聯や在日朝鮮人を北朝鮮支持へと追いやったのも事実であるが・・・全体に朝鮮総聯や北朝鮮への弾劾が通底するなかで唐突の感を免れない箇所がちょっと気になった。
北朝鮮の大罪は 祖国への帰国事業にあったと(日本のマスコミも同罪だが)著者の一番問題提起したいところでしょう。~
朝鮮総聯は日本に「主体思想」、「工作員」、「麻薬」を提供する代償として「金」、「技術」、
「人力」を吸い取っていたのだと。共産主義を妄信した日本共産党、社会党、朝日新聞ら
反日勢力は朝鮮総聯設立に深く関与し、色々な視点で支持支援したことが語られます。
日本人に拉致を始めとする云わば各種戦闘行為を仕掛けてくる、云わば戦闘状態の北
朝鮮と組んで国家を攻撃する彼ら反日勢力の行為は「外患誘致」、少なくとも「外患援助」
に該当するのではと感じました。
北朝鮮の出先機関として、犯罪行為に荷担している組織。日本政府の、日本の戦争責任の総括が不徹底であることと、在日朝鮮人を優遇する事は無関係である。税制などでの在日朝鮮人優遇政策は不公平である。
拉致、偽札、偽たばこ、覚せい剤製造などの犯罪行為を、国家として是認している北朝鮮の出先機関に、ほかの団体と同等の活動を許容する必要があるのか。
日本人だけでなく、在日朝鮮人も批判的に朝鮮総連という組織を見直さなければならない。