高橋さんの代表作といってもいいこの「写楽殺人事件」シリーズですが
高校生の時に読んだ本です。
だいぶ昔の本ですが、それでも違和感なく楽しく読めました。
歴史や美術品に興味のある方にはおすすめの本です。
もちろん推理小説としても楽しめます。

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広重殺人事件 (講談社文庫) 文庫 – 1992/7/3
高橋 克彦
(著)
広重は幕府に暗殺された? 若い浮世絵学者津田良平が“天童広重”発見をもとに立てた説は、ある画商を通して世に出た。だが津田は、愛妻冴子のあとを追って崖下に身を投げてしまう。彼の死に謎を感じた塔馬双太郎が、調べてたどりついた意外な哀しい真相とは? 深い感動の中で浮世絵推理3部作ついに完結! (講談社文庫)
- 本の長さ358ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1992/7/3
- ISBN-104061851918
- ISBN-13978-4061851917
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1992/7/3)
- 発売日 : 1992/7/3
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 358ページ
- ISBN-10 : 4061851918
- ISBN-13 : 978-4061851917
- Amazon 売れ筋ランキング: - 555,372位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1947年、岩手県に生まれる。早稲田大学商学部卒。
美術館勤務を経て、1983年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞。その後、1986年『総門谷』で吉川英治文学新人賞、1987年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、1992年『緋い記憶』で直木賞を受賞。
著書に『広重殺人事件』『竜の柩』『炎立つ』など多数。また、浮世絵研究家としても知られ『浮世絵鑑賞事典』がある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月30日に日本でレビュー済み
浮世絵殺人事件三部作の掉尾は残念な結末になりました。
考証もお見事で、解明された事実も衝撃的で、
ミステリとしての謎の解明過程もよくできていました。
それだけに登場人物の悲しい結末にはガックリし、
前二作は時代物とミステリが好きな老母に贈りましたが、
これはとても読ませるわけにはいかないと感じてしまいました。
当時の時代背景は分かります。
あの頃は癌は死病であり、
その告知は当事者も関係者も絶望に追い込んだものでした。
なので登場人物の心の動きは分かりますが、
また、そうでもしないとその人が
そんなことをするわけがない、というのもありますが、
それでも残念に感じました。
読めば辛くなるので、もう読まないと思います。
となると、作品としてもったいないと思いました。
考証もお見事で、解明された事実も衝撃的で、
ミステリとしての謎の解明過程もよくできていました。
それだけに登場人物の悲しい結末にはガックリし、
前二作は時代物とミステリが好きな老母に贈りましたが、
これはとても読ませるわけにはいかないと感じてしまいました。
当時の時代背景は分かります。
あの頃は癌は死病であり、
その告知は当事者も関係者も絶望に追い込んだものでした。
なので登場人物の心の動きは分かりますが、
また、そうでもしないとその人が
そんなことをするわけがない、というのもありますが、
それでも残念に感じました。
読めば辛くなるので、もう読まないと思います。
となると、作品としてもったいないと思いました。
2013年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高橋の小説はいろいろと読ませていただいていますが、この三部作(写楽殺人事件・北斎殺人事件とも)は初めて読みました。
前作同様現代の殺人事件と、浮世絵師の謎に迫る二重構造が無理なく語られ、浮世絵に対する蘊蓄もいやみでなく、改めて高梁市の力量に感嘆した次第。
また、この3部作の最後に主人公を自殺させてしまうという思い切った構成が、作家としてのケジメというか矜恃というか・・・。とにかく3部作を一気に読み通すことをおすすめします。
前作同様現代の殺人事件と、浮世絵師の謎に迫る二重構造が無理なく語られ、浮世絵に対する蘊蓄もいやみでなく、改めて高梁市の力量に感嘆した次第。
また、この3部作の最後に主人公を自殺させてしまうという思い切った構成が、作家としてのケジメというか矜恃というか・・・。とにかく3部作を一気に読み通すことをおすすめします。
2009年3月24日に日本でレビュー済み
著者の浮世絵三部作のラスト。技術的に段々上手になっていくのが分かる。広重隠密説が説得力をもって語られてる点が良い。
浮世絵ファンも納得させる学識に感嘆する。ミステリーの方もイイ調子。
浮世絵ファンも納得させる学識に感嘆する。ミステリーの方もイイ調子。
2011年1月28日に日本でレビュー済み
こんな結末になるなんて。
この3シリーズの読者は、
主人公の悲劇に、胸がつまるでしょう。
また、広重のミステリィーは、説得力もあり、
いつもながらの面白さ。
著者の視点で、
日本特有の「滅びの美学」が描かれており、
感嘆のシリーズです。
この3シリーズの読者は、
主人公の悲劇に、胸がつまるでしょう。
また、広重のミステリィーは、説得力もあり、
いつもながらの面白さ。
著者の視点で、
日本特有の「滅びの美学」が描かれており、
感嘆のシリーズです。
2004年3月29日に日本でレビュー済み
高橋氏による浮世絵三部作の最終作です。
前2作において中心的な役割を果たした人物の”死”という
悲しい事件で物語の幕は上がります。
本来は武士身分であったという広重の”本職”。
そして天童藩との関わりにおけるその旅の理由、そしてその死の謎。
おなじみ塔馬が鋭く迫ります。
しかしながら、その鮮やかな推理とは対照的な、あまりにもやるせない哀しいラスト。
涙なくしては読めません。
前2作において中心的な役割を果たした人物の”死”という
悲しい事件で物語の幕は上がります。
本来は武士身分であったという広重の”本職”。
そして天童藩との関わりにおけるその旅の理由、そしてその死の謎。
おなじみ塔馬が鋭く迫ります。
しかしながら、その鮮やかな推理とは対照的な、あまりにもやるせない哀しいラスト。
涙なくしては読めません。
2021年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
謎解きと事件が重なる様に起きて面白いです。
奥さんの死を序章に使ったのは無理があったね。
読みだしが重く為ってしまった。
奥さんの死を序章に使ったのは無理があったね。
読みだしが重く為ってしまった。