アテネオリンピックもあってか(本の内容はシドニーオリンピック)、子どもたちから大人まで、まとめて1巻から一気に読んでいます。
主役から脇役までの個性が富み、深くも浅くも上手に書かれているのでとても愛着がもてます。
ときおり出てくるトボけた会話もとても愉快です。
ごく軽く出てくる性描写に嫌悪感もありません。
人気の本です。
中学3年あたりから

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
DIVE!!(4) コンクリートドラゴン 単行本(ソフトカバー) – 2002/8/8
森 絵都
(著)
この一瞬は、今、君たちの永遠になる。
見つめあい、探りあい、やがて笑いだした彼らの瞳に少年らしい光が宿った。
一瞬先のことなんて誰にもわからない。
わずか1.4秒後のことですら。
だからこそわくわくするし、駆け足でそれを確かめに行きたくなる。
「さあ、時間よ」
夏陽子の声が4人の背を弾いた。――(本文より)
見つめあい、探りあい、やがて笑いだした彼らの瞳に少年らしい光が宿った。
一瞬先のことなんて誰にもわからない。
わずか1.4秒後のことですら。
だからこそわくわくするし、駆け足でそれを確かめに行きたくなる。
「さあ、時間よ」
夏陽子の声が4人の背を弾いた。――(本文より)
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/8/8
- 寸法12.9 x 1.7 x 18.9 cm
- ISBN-104062114143
- ISBN-13978-4062114141
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
わずか1.4秒後には何が起こるかわからない飛び込みの世界。それは、少年たちの夢を賭けた舞台。オリンピック出場権は誰の手に!? 中高生から大人まで、熱く支持されてきた青春スポーツ小説の最終巻。
著者について
■森絵都(もりえと)
1968年、東京都生まれ。第31回講談社児童文学新人賞受賞作『リズム』でデビュー。同作品で第2回椋鳩十児童文学賞受賞。著書に『リズム』の続編『ゴールド・フィッシュ』、『宇宙のみなしご』(第33回野間児童文芸新人賞・第42回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)、『アーモンド入りチョコレートのワルツ』(第20回路傍の石文学賞)、『つきのふね』(第36回野間児童文芸賞)、『流れ星におねがい』、『カラフル』(第46回産経児童出版文化賞)、「にんきものの本」シリーズ、『ショート・トリップ』、『あいうえおちゃん』などがある。
1968年、東京都生まれ。第31回講談社児童文学新人賞受賞作『リズム』でデビュー。同作品で第2回椋鳩十児童文学賞受賞。著書に『リズム』の続編『ゴールド・フィッシュ』、『宇宙のみなしご』(第33回野間児童文芸新人賞・第42回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)、『アーモンド入りチョコレートのワルツ』(第20回路傍の石文学賞)、『つきのふね』(第36回野間児童文芸賞)、『流れ星におねがい』、『カラフル』(第46回産経児童出版文化賞)、「にんきものの本」シリーズ、『ショート・トリップ』、『あいうえおちゃん』などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/8/8)
- 発売日 : 2002/8/8
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 4062114143
- ISBN-13 : 978-4062114141
- 寸法 : 12.9 x 1.7 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,090,718位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 25,466位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

1968年東京都生まれ。早稲田大学卒。91年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。同作品で椋鳩十児童文学賞を受賞。『宇宙のみなしご』 で野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を、『アーモンド入りチョコレートのワルツ』で路傍の石文学賞を、『カラフル』で産経児童出版文 化賞を、『つきのふね』で野間児童文芸賞を、『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞を受賞。2006年『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直 木賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 宇宙のみなしご (ISBN-13: 978-4043941087 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
10グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2004年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2005年9月16日に日本でレビュー済み
3巻の最後で「こう来たか~!」という終わり方をした最後の巻が、1巻まるまる使って、メインの登場人物それぞれの視点で語られます。
意外な人の視線の章があったのには驚きもあり、その視線の主の考えていることにまた感動し、「ああ、そうか」と思うところもあり。
それぞれがそれぞれの「なにか」を飛び越える巻、とも言えます。
それにしてもこの選手たちの飛び込み、見たい! と思いませんか?
読みながら本当に、「ああ、この子達の飛び込みを見たい! 空を飛ぶ姿を見てみたい!」と、何度も何度も思いました。
それだけでも、この話には素晴らしい価値があると思いますよ。
キャラがもうみんなカッコイイのがたまらないです。惚れる!
意外な人の視線の章があったのには驚きもあり、その視線の主の考えていることにまた感動し、「ああ、そうか」と思うところもあり。
それぞれがそれぞれの「なにか」を飛び越える巻、とも言えます。
それにしてもこの選手たちの飛び込み、見たい! と思いませんか?
読みながら本当に、「ああ、この子達の飛び込みを見たい! 空を飛ぶ姿を見てみたい!」と、何度も何度も思いました。
それだけでも、この話には素晴らしい価値があると思いますよ。
キャラがもうみんなカッコイイのがたまらないです。惚れる!
2005年1月29日に日本でレビュー済み
とうとうラストの「DIVE」は、
物語に関わる人たち全員の視点で展開されていきます。
知季、飛沫、要一はもちろん、弘也、未羽、夏陽子、恭子、冨士谷コーチ、
など彼らに関わってきた人々のそれぞれの思いが描かれており、
さらには当然知季、飛沫、要一の視点からも描かれてます。
始めからハイテンションで、そのテンションは落ちることなく、
最後まで突っ走り物語を完結させてくれます。
全巻通して、おもしろかった!その言葉につきます。
物語に関わる人たち全員の視点で展開されていきます。
知季、飛沫、要一はもちろん、弘也、未羽、夏陽子、恭子、冨士谷コーチ、
など彼らに関わってきた人々のそれぞれの思いが描かれており、
さらには当然知季、飛沫、要一の視点からも描かれてます。
始めからハイテンションで、そのテンションは落ちることなく、
最後まで突っ走り物語を完結させてくれます。
全巻通して、おもしろかった!その言葉につきます。
2006年12月11日に日本でレビュー済み
最終巻。
コンクリート・ドラゴンとは、飛込み台のことです。
今回は主人公たちばかりでなく、その周囲の人たちの視点からも書かれています。
彼女目線、父親目線、友達目線…
たった一つの大会に、それぞれの人生が詰まっています。
仲間がいることでより磨かれて、実力以上の何かを掴む主人公たち。
わかり合えた仲間は、遠くにあっても支えてくれる。
いいなぁ、青い春v
これは4巻全部読んでこそ、面白さがわかる作品です。
4巻、ちと道のりは長いようですが、児童書なので、文字数的には上下巻くらいでしょうか。
単行本は、いっそ上下巻で出した方が良いような…
って、上下巻で発売されてましたw
ちょっと上手く行きすぎだろうと突っ込みを入れつつも、読後感は爽やかv
面白かったですv
コンクリート・ドラゴンとは、飛込み台のことです。
今回は主人公たちばかりでなく、その周囲の人たちの視点からも書かれています。
彼女目線、父親目線、友達目線…
たった一つの大会に、それぞれの人生が詰まっています。
仲間がいることでより磨かれて、実力以上の何かを掴む主人公たち。
わかり合えた仲間は、遠くにあっても支えてくれる。
いいなぁ、青い春v
これは4巻全部読んでこそ、面白さがわかる作品です。
4巻、ちと道のりは長いようですが、児童書なので、文字数的には上下巻くらいでしょうか。
単行本は、いっそ上下巻で出した方が良いような…
って、上下巻で発売されてましたw
ちょっと上手く行きすぎだろうと突っ込みを入れつつも、読後感は爽やかv
面白かったですv
2005年10月1日に日本でレビュー済み
1~4巻までいっきに読んだんですが、この巻は心臓に悪いんじゃないか!?っていうぐらいハラハラ・ドキドキしっぱなしでした。
今までが一人称で書かれて、今度は誰だろう?と思っていたんですが、なるほどそーくるかっていう感じでした。それも、一人ひとりのキャラがきちんと立っているからできるんだろうな~と。本当に読み応えのあるシリーズでした。まだまだ、続きが読みたくなる作品です。
今までが一人称で書かれて、今度は誰だろう?と思っていたんですが、なるほどそーくるかっていう感じでした。それも、一人ひとりのキャラがきちんと立っているからできるんだろうな~と。本当に読み応えのあるシリーズでした。まだまだ、続きが読みたくなる作品です。
2002年8月20日に日本でレビュー済み
ただ単に代表選考会の話が進められていくのではなく、脇役も含めた一人一人にスポットが当てられ、そしてそれが巧みに話を盛り上げていき感動した。
もう一つは知季の成長にも感動した。1巻では失恋してどこか弱々しかったのが、この刊では「おれ」と自分を表現していることが印象的だった。
本当はもっと細部について言いたいのだけれど、ネタばれさせてはもったいないから、皆さんがそれぞれ読んで確かめてください。ホントに良かったです。
もう一つは知季の成長にも感動した。1巻では失恋してどこか弱々しかったのが、この刊では「おれ」と自分を表現していることが印象的だった。
本当はもっと細部について言いたいのだけれど、ネタばれさせてはもったいないから、皆さんがそれぞれ読んで確かめてください。ホントに良かったです。
2005年10月18日に日本でレビュー済み
始めこの本を読んだとき(友達にオススメということで借りた)、オビにスポ根小説、なんて書いてあったので、ちょっと余り乗り気でない気分で読み始めたのですが…。
一気に4巻、読んでしまいました。
このシリーズは、水泳飛込競技に興味の無い人、知識の無い人でも十分楽しめる作品だと思います。
このシリーズは本当に、飽きさせない・疲れさせないというのが凄いところだと思います。
私が思うに、主に三人の男の子たちが、オリンピックに向けるひたすら真っ直ぐな意思や、単純に色んな人と戦ってみたい、自分の「枠」を超えてみたいといったような、それぞれ境遇の違う男の子たちが、色んな環境に振り回されながらも、飛び込み競技に賭けて行く姿勢が、凄く魅力的だったからだと思います。
また飽きさせない点でのその一役をかっているのは、主に三人の男の子力の視点などからストーリーを進めていっているという点でしょうか。
この本を読んでいると、私にもこんな風に何か1つに打ち込める何かがあれば良かったのに…。
と思わされる作品です。
一気に4巻、読んでしまいました。
このシリーズは、水泳飛込競技に興味の無い人、知識の無い人でも十分楽しめる作品だと思います。
このシリーズは本当に、飽きさせない・疲れさせないというのが凄いところだと思います。
私が思うに、主に三人の男の子たちが、オリンピックに向けるひたすら真っ直ぐな意思や、単純に色んな人と戦ってみたい、自分の「枠」を超えてみたいといったような、それぞれ境遇の違う男の子たちが、色んな環境に振り回されながらも、飛び込み競技に賭けて行く姿勢が、凄く魅力的だったからだと思います。
また飽きさせない点でのその一役をかっているのは、主に三人の男の子力の視点などからストーリーを進めていっているという点でしょうか。
この本を読んでいると、私にもこんな風に何か1つに打ち込める何かがあれば良かったのに…。
と思わされる作品です。
2002年8月21日に日本でレビュー済み
今まで登場してきた脇役達の視点で物語は進行します。それぞれの視点からオリンピックに向けて戦う少年達のドラマを見ます。今までの一巻~三巻まではそれぞれ知季、飛沫、要一の視点でストーリーは進行してきましたが最後に様々な脇役達を立たせて物語をぐっと深く見せてくれてます。でも何ていったらいいのか・・・今までの三巻はそれぞれ三人の少年をそれぞれの巻の主人公にしていたので主人公の気持ちや感動がダイナミックに伝わってきてたのに、この四巻は今までの物語をまとめすぎた感じで躍動感がちょっと半減した印象があるので-1点。