最強の経営者こと樋口廣太郎が、
住友銀行よりアサヒビールに移籍し、
夕日ビールから朝日ビールへと立て直していく前半は特に面白かった。
普段社長の傍で仕事をする中で、
経営者に一番必要なことはなにかということのヒントを本書に求めていたが、
やはり「社長業とは社員の士気高揚を引き出すこと」なんだと再確認できた。
本書をこれからの自身の業務やキャリアにも役立てたい。
ただ残念なポイントとして、
今誰が発言しているのかわかりずらく読者に優しくない
ところがあるので、★は4とした。
■メモ
・仕事を共にしたということは、ご縁があったということです。
・わたくしは熱気球論なる考え方を持っています。人間としてこの世に生れたからには本来向上心を持って然るべきなのです。
従って困っている問題を取り除いてあげれば、意欲は熱気球と同じように上昇し、前向きになれると信じて疑いません。
皆さんに今欠けているのは向上心とヤル気ではないでしょうか。
・「わたくしは社員の士気高揚を引き出すことが社長の使命であり、責務であると思っています。
それができなければ社長の資格はありません。
・経営会議事項の事前根回しをしてはならんというのが社長の指示
・おまえたち、技術系、理系でつるむのは良くないでぇ。皮肉、あてこすりを言われてると思うことやな。
営業部門、製造部門、管理部門、本社と工場いろいろあるが、一体感をもつように自助努力しろ。
・運のいいやつっていうのは、フロックちゃうで。先を見て考えて汗をかいて呼び込まないやつには、絶対運は回って来ない。
俺は運がいいやつを選ぶんや。百パーセント花開くのは神様だけやからな。
・チャンスに出会った時は果敢に挑戦しなければいけません。今は準備が整っていないから、またの機会にしようと見送ったら最後、いつまたチャンスが巡ってくるか分かりません。まず逃さずタックルすることです。慎重に考えるのはそれからでいいでしょう。
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発送元: Amazon 販売者: HIRO BOOKS
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最強の経営者 小説・樋口廣太郎―アサヒビールを再生させた男 単行本 – 2016/4/27
高杉良
(著)
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企業小説の第一人者、
作家生活40年、
著者最後の企業小説!
住友銀行副頭取から「夕日ビール」と蔑まれたアサヒビールに乗り込んだ樋口廣太郎。
スーパードライを大ヒットさせ、次々と業界のタブーに挑んだ伝説の男とは。
作家生活40年、
著者最後の企業小説!
住友銀行副頭取から「夕日ビール」と蔑まれたアサヒビールに乗り込んだ樋口廣太郎。
スーパードライを大ヒットさせ、次々と業界のタブーに挑んだ伝説の男とは。
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社プレジデント社
- 発売日2016/4/27
- ISBN-104833450909
- ISBN-13978-4833450904
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商品の説明
著者について
高杉良
1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。
83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づくリアリティに富む企業・経済小説を次々に発表する。
代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。
1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。
83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づくリアリティに富む企業・経済小説を次々に発表する。
代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。
登録情報
- 出版社 : プレジデント社 (2016/4/27)
- 発売日 : 2016/4/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 336ページ
- ISBN-10 : 4833450909
- ISBN-13 : 978-4833450904
- Amazon 売れ筋ランキング: - 64,309位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 123位ビジネス人物伝 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1939年東京生まれ。
石油化学業界紙の記者、編集長を経て、75年『虚構の城』で作家デビュー。以後、『小説 日本興業銀行』をはじめ、綿密な取材に裏打ちされた企業・経済小説を次々に発表し注目を集める。
97年、書き下ろし作品『金融腐蝕列島』で銀行不祥事を暴き、以降、『再生 続・金融腐蝕列島』『混沌 新・金融腐蝕列島』『消失 金融腐蝕列島・完結編』と続く一連のシリーズは、金融大再編を描く壮大な平成金融経済史となり、スピンオフ的に書かれた『呪縛 金融腐蝕列島Ⅱ』は銀行と裏社会との癒着を告発、映画化されて話題を呼んだ。近年の代表作は『小説ザ・外資』『乱気流 小説・巨大経済新聞』、近著は『挑戦 巨大外資』『反乱する管理職』など。「高杉良経済小説全集」(全15巻)がある。
イメージ付きのレビュー

4 星
大下英治著「小説ビール戦争」に軍配
アサヒビールの奇跡の復活を描いた作品には大下英治「小説ビール戦争」がありどちらも面白かったがやはり「小説ビール戦争」の方が徐々にシェアを上げていくプロセス等に迫力があり良かったように記憶している。一般文学通算2392作品目の感想。2020/04/25 15:30
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年7月22日に日本でレビュー済み
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2023年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初から最後まで非常に興味深い展開でした。強い経営者像がよくわかる内容になっていたと思います。
2016年9月9日に日本でレビュー済み
強烈な?個性でアサヒビールを引っ張った経営者である樋口廣太郎。
住友銀行から同社に転じて「スーパードライ」のフォローの風に乗って同社の収益力を高め、文化事業にも手を広げる、といったようなストーリーです。
「最強の経営者」というタイトルですが、実際の描かれ方は
中山素平(興銀顧問)>>>磯田一郎(住友銀行会長)>>奥さん>本人>>巽外夫(住友銀行頭取)>>>>>>組合委員長のような感じでありますので
【最強の経営者】というタイトルはあくまで「自称」である点に留意する必要があります((笑)
また、本書の記述ぶりについてですが、他の方からもご指摘があるとおり、会話文が「Aの話」「Bの話」「Aの話」「Bの話」・・・・といったように
延々と続く形式が多々見られ、途中で誰が話しているか分からなくなるような感覚に陥ります。この点は割引材料として星ひとつ減の4つ星といたします。
本書のうち気になった部分を以下に記しておきます。
・出光興産を見限ったのは住友銀行が一番早かった。借金漬けで酷い会社であった。大家族主義を標榜しているが、従業員を搾取しているとの見方も成り立つ、と住友銀行では認識していた。人間尊重の大家族主義は破綻する、とさえ思われる
・アサヒビールの仕事十則、管理十則
・(社長である私に)困ったことがあったら3つ言え。その前に自助努力、先輩社員に相談せよ
・本年のビール戦争の各社のドライビールの戦いによって決する。・・・何が何でも勝たなければならないのです(←ビール戦争軍師の演説、P145)
・運のいいやつはフロックではない。先をみて考えて汗をかいて呼びこまないやつには絶対に運はまわってこない
・現場の方々があなたを支えていることを忘れないでください(夫人の言葉)
・チャンスは貯金できない、というのが私の信条だ
・チャンスに出会ったときには果敢に挑戦しなければいけません・・・まず逃さずタックルすることです。慎重に考えるのはそれからでいいでしょう
・新宿のマニンという居酒屋のトイレが面白い
・スーパードライホールのビアレストラン「フラムドール」
・スーパードライは奇跡のビール
・(フジテレビ会長の鹿内宏明を指して)興銀出身で大きな顔をしているらしいが、仕事はさほどできない、と皆がいっている
・どぜう骨せんべい(浅草の駒形どぜう)
・底力を引き出す努力もしましたが、フォローの風に乗っただけです
・(うるさい樋口社長を指して部下が)「活気と緊張の連続、とでも申しましょうか」
・宴席はパフォーマンスの場でもある。覚えておくことだ
・(副社長に次期社長の打診をしたとき樋口のことば)「こういうときはな、一晩考えさせてくださいっていうのが礼儀だ」
・フジサンケイグループはメディア文化の覇権を目指す戦闘集団(鹿内春雄の言葉)
・安藤忠雄は一時期ボクサーを志した(脚力で樋口社長後れをとる、の巻)
・小渕恵三が脳梗塞で倒れたどさくさで首相になったのが森喜朗。樋口は森喜朗が大嫌いだった
・「史上最低の首相」「一国の総理になれたのが不可解千万。日本国の国民の一人として恥ずかしくてならない」(新聞記者の言葉)
・「名誉会長の強運には頭が下がります」「自分で言っては価値が半減するが、最強の経営者であり、かつ最強の文化事業者というところだろうな」
住友銀行から同社に転じて「スーパードライ」のフォローの風に乗って同社の収益力を高め、文化事業にも手を広げる、といったようなストーリーです。
「最強の経営者」というタイトルですが、実際の描かれ方は
中山素平(興銀顧問)>>>磯田一郎(住友銀行会長)>>奥さん>本人>>巽外夫(住友銀行頭取)>>>>>>組合委員長のような感じでありますので
【最強の経営者】というタイトルはあくまで「自称」である点に留意する必要があります((笑)
また、本書の記述ぶりについてですが、他の方からもご指摘があるとおり、会話文が「Aの話」「Bの話」「Aの話」「Bの話」・・・・といったように
延々と続く形式が多々見られ、途中で誰が話しているか分からなくなるような感覚に陥ります。この点は割引材料として星ひとつ減の4つ星といたします。
本書のうち気になった部分を以下に記しておきます。
・出光興産を見限ったのは住友銀行が一番早かった。借金漬けで酷い会社であった。大家族主義を標榜しているが、従業員を搾取しているとの見方も成り立つ、と住友銀行では認識していた。人間尊重の大家族主義は破綻する、とさえ思われる
・アサヒビールの仕事十則、管理十則
・(社長である私に)困ったことがあったら3つ言え。その前に自助努力、先輩社員に相談せよ
・本年のビール戦争の各社のドライビールの戦いによって決する。・・・何が何でも勝たなければならないのです(←ビール戦争軍師の演説、P145)
・運のいいやつはフロックではない。先をみて考えて汗をかいて呼びこまないやつには絶対に運はまわってこない
・現場の方々があなたを支えていることを忘れないでください(夫人の言葉)
・チャンスは貯金できない、というのが私の信条だ
・チャンスに出会ったときには果敢に挑戦しなければいけません・・・まず逃さずタックルすることです。慎重に考えるのはそれからでいいでしょう
・新宿のマニンという居酒屋のトイレが面白い
・スーパードライホールのビアレストラン「フラムドール」
・スーパードライは奇跡のビール
・(フジテレビ会長の鹿内宏明を指して)興銀出身で大きな顔をしているらしいが、仕事はさほどできない、と皆がいっている
・どぜう骨せんべい(浅草の駒形どぜう)
・底力を引き出す努力もしましたが、フォローの風に乗っただけです
・(うるさい樋口社長を指して部下が)「活気と緊張の連続、とでも申しましょうか」
・宴席はパフォーマンスの場でもある。覚えておくことだ
・(副社長に次期社長の打診をしたとき樋口のことば)「こういうときはな、一晩考えさせてくださいっていうのが礼儀だ」
・フジサンケイグループはメディア文化の覇権を目指す戦闘集団(鹿内春雄の言葉)
・安藤忠雄は一時期ボクサーを志した(脚力で樋口社長後れをとる、の巻)
・小渕恵三が脳梗塞で倒れたどさくさで首相になったのが森喜朗。樋口は森喜朗が大嫌いだった
・「史上最低の首相」「一国の総理になれたのが不可解千万。日本国の国民の一人として恥ずかしくてならない」(新聞記者の言葉)
・「名誉会長の強運には頭が下がります」「自分で言っては価値が半減するが、最強の経営者であり、かつ最強の文化事業者というところだろうな」
2019年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつも高杉さんの本は楽しく読ませていただいています。描かれている樋口さんが想像通りの方でしたので、期待に反することなく、安心して読めました。
2018年10月11日に日本でレビュー済み
アサヒスーパードライの誕生にどんなドラマがあったのか、当時の社長がどんな英断をしたのか、
知りたくて楽しみに読んだのですが、いろいろな本の表面をなぞったような内容で
小説ならではの引き込まれ感はありませんでした。
たとえば、社長の樋口氏は実際はもっとすごい方だったのだと思いますが、
この小説を読んだ限りは、自分のいた銀行の上層部に言われてアサヒビールに来て、
すでにでき上がっていたスーパードライの発売のタイミングに合っただけ、のように読めます。
また樋口氏の次の社長がスーパードライをさらに成長させたことはわかりましたが、
この次の社長は話の中で存在感がまったくなく、がなぜ指名されたのかが謎です。
どこかで面白くなるはず、と思って期待して読みましたが、
最後まで表面的をなぞっているだけで、まったくのめりこめませんでした。
知りたくて楽しみに読んだのですが、いろいろな本の表面をなぞったような内容で
小説ならではの引き込まれ感はありませんでした。
たとえば、社長の樋口氏は実際はもっとすごい方だったのだと思いますが、
この小説を読んだ限りは、自分のいた銀行の上層部に言われてアサヒビールに来て、
すでにでき上がっていたスーパードライの発売のタイミングに合っただけ、のように読めます。
また樋口氏の次の社長がスーパードライをさらに成長させたことはわかりましたが、
この次の社長は話の中で存在感がまったくなく、がなぜ指名されたのかが謎です。
どこかで面白くなるはず、と思って期待して読みましたが、
最後まで表面的をなぞっているだけで、まったくのめりこめませんでした。
2020年4月25日に日本でレビュー済み
アサヒビールの奇跡の復活を描いた作品には大下英治「小説ビール戦争」がありどちらも面白かったがやはり「小説ビール戦争」の方が徐々にシェアを上げていくプロセス等に迫力があり良かったように記憶している。
一般文学通算2392作品目の感想。2020/04/25 15:30
一般文学通算2392作品目の感想。2020/04/25 15:30

アサヒビールの奇跡の復活を描いた作品には大下英治「小説ビール戦争」がありどちらも面白かったがやはり「小説ビール戦争」の方が徐々にシェアを上げていくプロセス等に迫力があり良かったように記憶している。
一般文学通算2392作品目の感想。2020/04/25 15:30
一般文学通算2392作品目の感想。2020/04/25 15:30
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2019年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高杉良節が随所に織り込まれて居るのでのめり込んで読破出来た😎👍