真田昌幸の死、夫、信尹の死、そして大阪冬の陣から夏の陣の開戦までが描かれています。信尹との死別の場面、摂関家筆頭の近衛家の当主の立場と無位無官の文人である自分の立場を意識しながらも悲しむ於通の描き方は逸品です。
関ヶ原の合戦に至る裏話として家康の口から、淀の方の処遇に関する秀吉との約束とそれを反故にされ、面目を潰されるにいたった話がでてきますが、フィクションとはいえ、ものすごい話が出てきます。なかなか考え付かない話です。
ただ、淀の方の設定が、誇り高い女性というところはともかく、冬の陣に至る態度などが従来の彼女の描き方とあまり変わらないところがすこし残念です。
真田家の人々の描き方いいですね。でも、大坂勢の描き方が粗雑だと思うのはわたしだけでしょうか?河村恵理のこの時代を描いた短編はうまいよな、と思っているので、ちょっと参考にして、と言いたくなりますが、於通を主人公にしている以上しかたないのかな?

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イシュタルの娘~小野於通伝~(13) (BE LOVE KC) コミック – 2016/5/13
大和 和紀
(著)
迫りくる、大坂の陣。愛する人を守るため、於通は戦う──!
豊臣か徳川か。来る戦のため、迫られる決断。蟄居の身であった真田幸村も
ついに戦に立つことを決意する。一方、争い回避すべく奮闘する於通のもとに、夫・信尹が倒れたと知らせが入り……!?
迫りくる、大坂の陣。愛する人を守るため、於通は戦う──! 豊臣か徳川か。来る戦のため、迫られる決断。蟄居の身であった真田幸村もついに戦に立つことを決意する。一方、争い回避すべく奮闘する於通のもとに、夫・信尹が倒れたと知らせが入り……!? 激動の戦国時代に生きる、小野於通の生き様を描く物語、最新刊!
豊臣か徳川か。来る戦のため、迫られる決断。蟄居の身であった真田幸村も
ついに戦に立つことを決意する。一方、争い回避すべく奮闘する於通のもとに、夫・信尹が倒れたと知らせが入り……!?
迫りくる、大坂の陣。愛する人を守るため、於通は戦う──! 豊臣か徳川か。来る戦のため、迫られる決断。蟄居の身であった真田幸村もついに戦に立つことを決意する。一方、争い回避すべく奮闘する於通のもとに、夫・信尹が倒れたと知らせが入り……!? 激動の戦国時代に生きる、小野於通の生き様を描く物語、最新刊!
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/5/13
- 寸法18 x 12.8 x 2.2 cm
- ISBN-104063945073
- ISBN-13978-4063945072
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イシュタルの娘最新巻は大坂の陣直前から。
最初に於通に家康が告白した事柄は読んでいて驚きました。
ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが実現していたら面白い歴史のIFに
なっていただろうと思いました。少なくとも戦は減っていたかもしれません。
そして大切な人との別れが於通にやってきました…。
大坂冬の陣では真田幸村が真田丸で大活躍!ちょうど大河ドラマとぴったりな時に読めて良かった。
新しい世代の愛の芽生えが見えたところで次巻。次の巻が楽しみなような怖いような複雑な気持ちです。
最初に於通に家康が告白した事柄は読んでいて驚きました。
ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが実現していたら面白い歴史のIFに
なっていただろうと思いました。少なくとも戦は減っていたかもしれません。
そして大切な人との別れが於通にやってきました…。
大坂冬の陣では真田幸村が真田丸で大活躍!ちょうど大河ドラマとぴったりな時に読めて良かった。
新しい世代の愛の芽生えが見えたところで次巻。次の巻が楽しみなような怖いような複雑な気持ちです。
2016年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大河ドラマ「真田丸」も今放映されていますし、合わせて読んでも興味深いです。本作の真田昌幸と草刈まさおを比べてみたりとか楽しめます。どれだけ幸村が魅力的な人物に描かれていても、歴史はひっくり返らないし、彼の突き進んだ道は史実のまま淡々と目の前につきつけられるのでしょう。この巻でもう一つ興味深いのは家康の描かれ方です。こちらは、史実であまり有名でないあるエピソードが挟まれていて、家康の人物的魅力により深まりが出ている気がします。12巻で読むのをやめようかな、と思っていましたが、今は読んでよかったな、と思っています。
追加:2016.9.26 昨日の大河「真田丸」に小野お通が登場しました。今後の描かれ方が楽しみです。
追加:2016.9.26 昨日の大河「真田丸」に小野お通が登場しました。今後の描かれ方が楽しみです。
2016年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近衞信尹は「それなり」に記録が残っているけれど於通の場合、あまりにも謎が多すぎるので話をつなげるのが大変だっただろうなと感じました。
娘の生没年、父親は更に謎なので… 主人公の於通は淀殿と大体同じくらいの年齢ですが没年は謎ですから。
そして娘と母親の関係は現在にも通じる「何か」がありましたし、ただ残念な部分ですが年齢的に仕方ないですが若い時の「於通」の方が好きでした。
娘の生没年、父親は更に謎なので… 主人公の於通は淀殿と大体同じくらいの年齢ですが没年は謎ですから。
そして娘と母親の関係は現在にも通じる「何か」がありましたし、ただ残念な部分ですが年齢的に仕方ないですが若い時の「於通」の方が好きでした。
2016年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
彼女の男前で自由な生き方に憧れます。これからも、戦国の世を渡っていってほしいと思います。