※読後の感想ですので多少のネタバレを含みます。
この本の中で、家入さんの言うinternetの良さは(それほどmaniacに使ってこなかった自分でも)すごく分かるし、そういう期待は今の私にもあります。
それでも、internetを通じたcommunicationにはnegativeな面が確かに存在し、いつの間にか呑み込まれてしまう。
私たちは、そうしたinternetのnegativeな面に対して、「どう向き合うのか」。
これはかなり大事な問題で、きっと魅力的な情報の発信、またcontentsやplatformを提供する事、更にその中で他者から攻撃される恐怖より、もっと大事ではないでしょうか。
しかしそうしたnegativeな面は、internetの世界にだけ存在するわけではありません。実際の生活の中でも、時には態度や言動を間違えてしまうものだし、これ自体は人間の仕方が無い所なのかも知れません。
それでもやはり、どこかでinternetが人を繋ないでいて、何らかの形でcommunicationが起きている。
結論として、自分が本当に考えるべきことは、その仕方の無い、人間のどうしようもない所を織り込んだ上で、negativeな現象に陥るriskをどうやって減らすのか、起きた後にどんなrecoveryをするかが大事なのだと気づきました。
客観的に見ると、とても単純なのですが、私のようになかなか人と語り合えない悩み事の中での「小さなブレイクスルー」というのは、物凄く貴重で大変です。
万人に通じる話題では無いと思いますが、この本を書き上げた家入さん、そして読んでいる私たちは同じように悩み、考えを共有することができます。
私はこの本をきっかけに多くの方々と語り合いたい気持ちが強いので、profileから気軽にtwitterまでお声がけください。宜しくお願いします。
新品:
¥902¥902 税込
お届け日 (配送料: ¥460
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3月30日 - 4月2日
発送元: 金沢ビーンズ 明文堂書店金沢県庁前本店 販売者: 金沢ビーンズ 明文堂書店金沢県庁前本店
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さよならインターネット - まもなく消えるその「輪郭」について (中公新書ラクレ 560) 新書 – 2016/8/8
家入 一真
(著)
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購入オプションとあわせ買い
インターネットが消える前に
およそ半世紀前に産声をあげたインターネット。その進化は社会、経済、文化、時間、人、あらゆるものを変化させた。
しかし常時接続、無線接続、IoTのなかでその姿は見えなくなり、自由と可能性に満ちた「世界」は、むしろ閉ざされつつあると家入氏は警告する。
パソコン通信からSNSを経由し、サーバー事業やプラットフォーム事業、さらに都知事選まで、ネットに人生を捧げてきた氏は、なぜ今その「世界」に別れを告げるのか?
果たしてこれから先にやってくる「世界」の姿とは? これは、その「輪郭」を取り戻すための思想の旅。
【目次】
はじめに
インターネットが「ハサミ」?/小さな世界の大きな価値/じゃあインターネットとぼくらはどこへ向かうんだろう
前章 インターネットが消える前に
インターネットという言葉の意味が変わった/無意識のネット接続/輪郭を失うことによるリスク/インターネットは最初に儀式を失った/そして「輪郭」を失ったインターネット
第一章 やさしかったその世界─ユーザーからプラットフォーマーになるまで
ぼくは確かにインターネットに救われた/やさしかった小さな世界/つながりたいことの可視化/「破壊の道具」や「逃げ込める先」としての期待/爆発し始めた自己表現/現実世界を侵食するインターネット/信じるに足る世界は確かに存在した
第二章 さよならインターネット─その輪郭を喪失するまで
「Web2・0」で決壊が始まった/ギークのためのインターネットの終わり/現実と同じ「つながり」をもたらすSNS/「Web2・0」の向こう側に姿を現したもの/即物的で現実的な期待の中で/ソーシャルゲームに参入しなかった理由
第三章 輪郭が失われた世界─まだそこは信頼に足るものだったのか
終わりの始まり/クラウドファンディングという光/輪郭が溶けたことによるポジティブな側面/「個人」の再発見/政治とインターネット/そして余る「時間」/インターネットの輪郭をつかまえる
第四章 インターネットは「社会」の何を変えたか
インターネットは何を変えて、変えなかったのか
社会
インターネットの世界はむしろ縮小している/祭りの場すら閉ざされる/インターネットに怯える人々/警備員だらけの相互監視社会/パノプティコン化したインターネット/シェア、フラット、フリー
文化
あふれる表現者と不足する鑑賞者/無理強いされた表現としての「批評」/「欲しがらない名無しさん」から「欲しがる名無しさん」へ/かつての「匿名性」は奥ゆかしさをもたらしてくれた/目出し帽を被る覚悟
経済
インターネットがポジティブな変化をもたらした分野/激減したコミュニケーション・コストがもたらしたこと/進む「CtoC」と「シェア」/コピーできるものにお金は集まらない/お金に生まれた新しい価値/善意も炎上する
第五章 インターネットは「私たち」の何を変えたか
時間
誰もが別の時間を歩み始めた/細切れになった時間/常に「オン」の弊害
空間
不幸な伝言ゲームが蔓延した/あえて伝言ゲームをしたがる人たちの登場/サードプレイスの登場
人
人の価値はポイントで決まる/「装置」になりたい人/人は「概念」にもなれる/あなたの友達はネットが選ぶ/変わる家族の意味
第六章 ぼくらはインターネットの輪郭を取り戻せるのだろうか
インターネットの輪郭を取り戻すということ/分断された世界の外へ向かおう/エクスターネット的/Six degrees の外に行こう/世界を強制的に変えてみよう/書店に行こう/プラットフォーマーになろう
など
およそ半世紀前に産声をあげたインターネット。その進化は社会、経済、文化、時間、人、あらゆるものを変化させた。
しかし常時接続、無線接続、IoTのなかでその姿は見えなくなり、自由と可能性に満ちた「世界」は、むしろ閉ざされつつあると家入氏は警告する。
パソコン通信からSNSを経由し、サーバー事業やプラットフォーム事業、さらに都知事選まで、ネットに人生を捧げてきた氏は、なぜ今その「世界」に別れを告げるのか?
果たしてこれから先にやってくる「世界」の姿とは? これは、その「輪郭」を取り戻すための思想の旅。
【目次】
はじめに
インターネットが「ハサミ」?/小さな世界の大きな価値/じゃあインターネットとぼくらはどこへ向かうんだろう
前章 インターネットが消える前に
インターネットという言葉の意味が変わった/無意識のネット接続/輪郭を失うことによるリスク/インターネットは最初に儀式を失った/そして「輪郭」を失ったインターネット
第一章 やさしかったその世界─ユーザーからプラットフォーマーになるまで
ぼくは確かにインターネットに救われた/やさしかった小さな世界/つながりたいことの可視化/「破壊の道具」や「逃げ込める先」としての期待/爆発し始めた自己表現/現実世界を侵食するインターネット/信じるに足る世界は確かに存在した
第二章 さよならインターネット─その輪郭を喪失するまで
「Web2・0」で決壊が始まった/ギークのためのインターネットの終わり/現実と同じ「つながり」をもたらすSNS/「Web2・0」の向こう側に姿を現したもの/即物的で現実的な期待の中で/ソーシャルゲームに参入しなかった理由
第三章 輪郭が失われた世界─まだそこは信頼に足るものだったのか
終わりの始まり/クラウドファンディングという光/輪郭が溶けたことによるポジティブな側面/「個人」の再発見/政治とインターネット/そして余る「時間」/インターネットの輪郭をつかまえる
第四章 インターネットは「社会」の何を変えたか
インターネットは何を変えて、変えなかったのか
社会
インターネットの世界はむしろ縮小している/祭りの場すら閉ざされる/インターネットに怯える人々/警備員だらけの相互監視社会/パノプティコン化したインターネット/シェア、フラット、フリー
文化
あふれる表現者と不足する鑑賞者/無理強いされた表現としての「批評」/「欲しがらない名無しさん」から「欲しがる名無しさん」へ/かつての「匿名性」は奥ゆかしさをもたらしてくれた/目出し帽を被る覚悟
経済
インターネットがポジティブな変化をもたらした分野/激減したコミュニケーション・コストがもたらしたこと/進む「CtoC」と「シェア」/コピーできるものにお金は集まらない/お金に生まれた新しい価値/善意も炎上する
第五章 インターネットは「私たち」の何を変えたか
時間
誰もが別の時間を歩み始めた/細切れになった時間/常に「オン」の弊害
空間
不幸な伝言ゲームが蔓延した/あえて伝言ゲームをしたがる人たちの登場/サードプレイスの登場
人
人の価値はポイントで決まる/「装置」になりたい人/人は「概念」にもなれる/あなたの友達はネットが選ぶ/変わる家族の意味
第六章 ぼくらはインターネットの輪郭を取り戻せるのだろうか
インターネットの輪郭を取り戻すということ/分断された世界の外へ向かおう/エクスターネット的/Six degrees の外に行こう/世界を強制的に変えてみよう/書店に行こう/プラットフォーマーになろう
など
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2016/8/8
- ISBN-104121505603
- ISBN-13978-4121505606
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商品の説明
出版社からのコメント
起業家、実業家、そして活動家など、いくつもの顔を持つ、著者の家入さん。家入さんと聞けば、「IT」「インターネット」を連想される方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かにその経歴をたどれば、いじめに遭い、ひきこもっていた中2のある日、パソコン通信と出会えたことで、人生に光を見出すことができたそう。そして藝大への進学をあきらめて、携わったシステム開発やDTP、そして自らサーバー事業を立ち上げて、当時最年少でジャスダック上場を果たしました。さらには初の"ネット選挙"となった都知事選出馬を経て、いまもクラウドファンディング事業などに邁進するその人生は、「インターネットと不可分」といっても過言ではないでしょう。
しかし、たどりついた現在。家入さんは「ぼくらはインターネットと別れを告げるべきところまで進んでいるのかもしれない」と言います。それは常時接続、無線接続、そしてIoTを実現してきた結果、もはや「空気」のように見えなくなったインターネットが、かつてのように自由や創造性にあふれて、ときに弱い者をやさしく包む「聖域」のような存在から、むしろ狭い世界へ私たちを閉じ込めようとする、陰鬱なものへとなりつつあるから。そして現実の世界で強い力を持つ人の声が、やはりインターネットの世界でも力を持ち、行き過ぎたつながりの結果、お互いを見張りあうような息苦しさが蔓延していることに、強い危機意識を感じているからです。
だから今こそ、消えかけたインターネットの「輪郭」を取り戻す旅へと出かけませんか? これまで社会や文化、経済、そして時間や空間、そして人の姿まで変えてきたインターネット。その輪郭をたどること、そしてその未来像を探求することは、きっとあなた自身の未来の姿を見出す試みにもなるはず。さあ、あなたも一緒に。
しかし、たどりついた現在。家入さんは「ぼくらはインターネットと別れを告げるべきところまで進んでいるのかもしれない」と言います。それは常時接続、無線接続、そしてIoTを実現してきた結果、もはや「空気」のように見えなくなったインターネットが、かつてのように自由や創造性にあふれて、ときに弱い者をやさしく包む「聖域」のような存在から、むしろ狭い世界へ私たちを閉じ込めようとする、陰鬱なものへとなりつつあるから。そして現実の世界で強い力を持つ人の声が、やはりインターネットの世界でも力を持ち、行き過ぎたつながりの結果、お互いを見張りあうような息苦しさが蔓延していることに、強い危機意識を感じているからです。
だから今こそ、消えかけたインターネットの「輪郭」を取り戻す旅へと出かけませんか? これまで社会や文化、経済、そして時間や空間、そして人の姿まで変えてきたインターネット。その輪郭をたどること、そしてその未来像を探求することは、きっとあなた自身の未来の姿を見出す試みにもなるはず。さあ、あなたも一緒に。
著者について
家入一真(いえいり・かずま)
1978年、福岡県生まれ。活動家。いじめがきっかけで高校を中退後、ひきこもりに。就職後も対人関係に悩み「誰も会わずに仕事がしたい」と起業を決意。2001年、自宅で「ロリポップ! レンタルサーバ」をリリース。2003年に株式会社paperboy&co.を創業。2008年最年少でJASDAQ市場へ上場。退任後は「CAMPFIRE」「BASE」などのウェブサービスを立ち上げ、取締役に就任。渋谷「ON THE CORNER」などのカフェ運営も。悩める若者の立場に立ち、現代の駆け込み寺「リバ邸」などを精力的に展開。2014年東京都知事選挙へ出馬し主要候補に次ぎ88,936票を得る。著書に『こんな僕でも社長になれた(イーストプレス刊)』『お金が教えてくれること(大和書房刊)』『もっと自由に働きたい(ディスカバー21刊)』など。
1978年、福岡県生まれ。活動家。いじめがきっかけで高校を中退後、ひきこもりに。就職後も対人関係に悩み「誰も会わずに仕事がしたい」と起業を決意。2001年、自宅で「ロリポップ! レンタルサーバ」をリリース。2003年に株式会社paperboy&co.を創業。2008年最年少でJASDAQ市場へ上場。退任後は「CAMPFIRE」「BASE」などのウェブサービスを立ち上げ、取締役に就任。渋谷「ON THE CORNER」などのカフェ運営も。悩める若者の立場に立ち、現代の駆け込み寺「リバ邸」などを精力的に展開。2014年東京都知事選挙へ出馬し主要候補に次ぎ88,936票を得る。著書に『こんな僕でも社長になれた(イーストプレス刊)』『お金が教えてくれること(大和書房刊)』『もっと自由に働きたい(ディスカバー21刊)』など。
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2016/8/8)
- 発売日 : 2016/8/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 253ページ
- ISBN-10 : 4121505603
- ISBN-13 : 978-4121505606
- Amazon 売れ筋ランキング: - 689,526位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

連続起業家。1978年福岡生まれ。中学時代にいじめによる引きこもり、登校拒否を経て中退。画家を目指し油絵を学ぶも、親の交通事故など家庭の事情で断念。22歳でpaperboy&co.を起業。JASDAQ市場最年少で上場する。その後退任し、40社ほどのスタートアップベンチャーへの投資を行いながら、BASEやCAMPFIREの創業、都内で多数のカフェの立ち上げ、現代の駆け込み寺「リバ邸」の立ち上げなどをしている。個人名義でも多数のウェブサービスの立ち上げを行うクリエイターでもある。2014年には東京都知事選にも出馬し5位の得票数を得る。
---
paperboy&co.創業者 http://paperboy.co.jp/
CAMPFIRE代表取締役 http://camp-fire.jp/
BASE共同創業 http://thebase.in/
ベンチャー投資企業partyfactory Inc.代表取締役 http://partyfactory.jp/
---
Web: http://ieiri.net/
Twitter: http://twitter.com/hbkr
Facebook: http://facebook.com/ieiri
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年9月24日に日本でレビュー済み
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2016年8月11日に日本でレビュー済み
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かつて著者が引きこもりから救われ、プラットフォーマーとし
て、その世界で生きて来たインターネットの変貌ぶりを振り返
り、これからの行き方を示して行きます。
著者の冷静で淡々とした筆致は、インターネットの歴史的変遷
やSNSの現状などを、とても判り易く説明してくれますので、
SNSの門外漢である下名には想像出来ない息苦しさがあること
が、感じ取れました。
回避性の身にとっては、とても近寄り難い世界です。
翻って見ると、ここに示された対応策である、偶然を創る、孤
独な時間を作る、軸を増やす、書店に行く、プラットフォーマ
ーになるというのは、SNSの狭い世界とは無縁である以上は、
関係が無い訳ですが、別世界に触れるという意識転換例として、
非常に興味深いものがありました。
それにしても、著者の「輪郭」への拘りの強さが目立ちます。
初期からインターネットに関わった世代としては、「輪郭」の
自然な消失による非在は許せないものなのでしょう。
非在を意識の隅に置いておかないと、認識や発想に影響が出る
ということでしょうか。
て、その世界で生きて来たインターネットの変貌ぶりを振り返
り、これからの行き方を示して行きます。
著者の冷静で淡々とした筆致は、インターネットの歴史的変遷
やSNSの現状などを、とても判り易く説明してくれますので、
SNSの門外漢である下名には想像出来ない息苦しさがあること
が、感じ取れました。
回避性の身にとっては、とても近寄り難い世界です。
翻って見ると、ここに示された対応策である、偶然を創る、孤
独な時間を作る、軸を増やす、書店に行く、プラットフォーマ
ーになるというのは、SNSの狭い世界とは無縁である以上は、
関係が無い訳ですが、別世界に触れるという意識転換例として、
非常に興味深いものがありました。
それにしても、著者の「輪郭」への拘りの強さが目立ちます。
初期からインターネットに関わった世代としては、「輪郭」の
自然な消失による非在は許せないものなのでしょう。
非在を意識の隅に置いておかないと、認識や発想に影響が出る
ということでしょうか。
2017年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
懐かしい時代を振り返って家入さんとあったあったと言い合い、ネット時代の変化を憂いつつ未来を考える本。わたしにはとても響いたし楽しんだけれど、掲題の通り大好きな人向け。
2017年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わが逃走をみて著者のことを知り、TWITTERで著者の方がかなり
良い本になったといわれていたので読んでみたけれど。
私には合わなかった。
良い本になったといわれていたので読んでみたけれど。
私には合わなかった。
2019年5月30日に日本でレビュー済み
かつては夢に満ちていたインターネットが今や空気のように現実に溶け込んでいる。90年代からネット起業家として活躍してきた著者が過去を振り返りつつこれからの望ましいインターネットとの接し方を考える一冊。
自由の象徴ですらあったインターネットは権力による監視や閉塞が幅を利かせる空間になりつつあり、むしろ私たちはそれを望ましいものとして受け入れている。その結果未来は予測可能になり、新しい可能性と出会う可能性は失われていく。だからこそ、インターネットの外から飛び出して、偶然や孤独に身を委ね自分と向き合う時間を確保できないか。
もはやあたりまえになった「検索」や「いいね」から離れることで世界を広げる可能性があるのではないかと説きます。
自由の象徴ですらあったインターネットは権力による監視や閉塞が幅を利かせる空間になりつつあり、むしろ私たちはそれを望ましいものとして受け入れている。その結果未来は予測可能になり、新しい可能性と出会う可能性は失われていく。だからこそ、インターネットの外から飛び出して、偶然や孤独に身を委ね自分と向き合う時間を確保できないか。
もはやあたりまえになった「検索」や「いいね」から離れることで世界を広げる可能性があるのではないかと説きます。
2016年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんな僕でも社長になれた
を読んだほうがいいかな。内容はにてる部分、かぶっているとこあるし
ひたすらうんちくを語っているだけ。
を読んだほうがいいかな。内容はにてる部分、かぶっているとこあるし
ひたすらうんちくを語っているだけ。
2016年11月12日に日本でレビュー済み
日本におけるインターネットの歴史を、
起業家がわかりやすく振り返ってくれます。
かつて引きこもりだった家入さんは、インターネットによって救われました。
そして、インターネットの世界(サーバー事業、クラウドファンディング事業、ネットショップ開設サービスなど)とリアルの世界(リバ邸や都知事選立候補など)を頻繁に行き来します。
ときに逃げ出したり、遅刻したり、すっぽかしたり、炎上したりする一方で、
あるゆる人たちに「場」(プラットフォーム)、「居場所」を提供することに注力してきました。
本書を読むと、彼は近未来を予測しており、
・最低限しか稼がず、華美な暮らしを避けて、ミニマムに暮らし、余った時間を好きなことや別のことに費やせる人の増加
・家事の合間や休日の、細切れの時間でできる仕事が再発見されていき、それを支えるサービスは増えていく
・消費へ向けられていたエネルギーが、体験や感動、承認や自己実現などへと使われるようになった
・「働き方」の先に求めるものとして、今までの出世やお金以上に「承認」いう目的が優先されるようになり、その価値が肥大した
また、現代人の生きるヒントを示唆してくれます。
・輪郭や境界が見えにくくなった世界だからこそ、本人が今いる場所から抜け出すことを意図しない限り、新しい世界へと到達することはできない
・分断された世界の外へ向かおう
・偶然を創ろう
・孤独な時間を作ろう
・軸を増やそう
・書店に行こう
・プラットフォーマーになろう
インターネットの世界は居心地が良い一方で、世界や視野を狭くしていくリスクがある。
(インターネットを捨てる必要はないけれど)インターネットに繋がりながらも偶然を求める意識と行動の大切さをあらためて教わりました。
家入ファン以外にも多くの人に手に取ってもらいたいと思えた、示唆満載の本でした。
起業家がわかりやすく振り返ってくれます。
かつて引きこもりだった家入さんは、インターネットによって救われました。
そして、インターネットの世界(サーバー事業、クラウドファンディング事業、ネットショップ開設サービスなど)とリアルの世界(リバ邸や都知事選立候補など)を頻繁に行き来します。
ときに逃げ出したり、遅刻したり、すっぽかしたり、炎上したりする一方で、
あるゆる人たちに「場」(プラットフォーム)、「居場所」を提供することに注力してきました。
本書を読むと、彼は近未来を予測しており、
・最低限しか稼がず、華美な暮らしを避けて、ミニマムに暮らし、余った時間を好きなことや別のことに費やせる人の増加
・家事の合間や休日の、細切れの時間でできる仕事が再発見されていき、それを支えるサービスは増えていく
・消費へ向けられていたエネルギーが、体験や感動、承認や自己実現などへと使われるようになった
・「働き方」の先に求めるものとして、今までの出世やお金以上に「承認」いう目的が優先されるようになり、その価値が肥大した
また、現代人の生きるヒントを示唆してくれます。
・輪郭や境界が見えにくくなった世界だからこそ、本人が今いる場所から抜け出すことを意図しない限り、新しい世界へと到達することはできない
・分断された世界の外へ向かおう
・偶然を創ろう
・孤独な時間を作ろう
・軸を増やそう
・書店に行こう
・プラットフォーマーになろう
インターネットの世界は居心地が良い一方で、世界や視野を狭くしていくリスクがある。
(インターネットを捨てる必要はないけれど)インターネットに繋がりながらも偶然を求める意識と行動の大切さをあらためて教わりました。
家入ファン以外にも多くの人に手に取ってもらいたいと思えた、示唆満載の本でした。
2017年12月29日に日本でレビュー済み
家入氏と同じ1970年代後半生まれなのでかつてあったインターネットへの期待感には同意できるところがありました。
かつてのインターネットは分散性が注目されていてそこから自由な文化が生まれたと思います。しかしWeb 2.0がブームとなり特定企業のウェブサービスに依存するようになると、それまで気づかれなかったインターネットの中央集権性が現れるようになりました。日本は東京や県庁所在地への一極集中が続いてきたせいでその特性が強く現れたのではないかと思います。
皮肉なことに既存メディアのほうが分権的なのではないでしょうか。日本は東京や県庁所在地への一極集中のせいで気づかれにくかったのです。インターネットへの不信感が高まっているいまだからこそ既存メディアは改革を行ない、書店や図書館は地域の情報ハブとして再生してほしいと思います。
かつてのインターネットは分散性が注目されていてそこから自由な文化が生まれたと思います。しかしWeb 2.0がブームとなり特定企業のウェブサービスに依存するようになると、それまで気づかれなかったインターネットの中央集権性が現れるようになりました。日本は東京や県庁所在地への一極集中が続いてきたせいでその特性が強く現れたのではないかと思います。
皮肉なことに既存メディアのほうが分権的なのではないでしょうか。日本は東京や県庁所在地への一極集中のせいで気づかれにくかったのです。インターネットへの不信感が高まっているいまだからこそ既存メディアは改革を行ない、書店や図書館は地域の情報ハブとして再生してほしいと思います。