私はミニカーマニアではないが、実車で魅力ある車種のミニカーがあれば購入している。
スケールはなるべく大きいものが良いと思い、この京商1/12シリーズの2000GTを購入してみた。
この大きさなら当然エンジン内部の表現や、ドア、バックハッチの開閉などは当然できるのだろうと思っていたら、ボディ一体形成でなにもなし。
サスペンションなどの足回りの作り込みもなにもなし。
またドア取っ手、ネームプレート、排気管等全ての接着部品が手がちょっと触れただけで剥離するので、大変心外だ。この造りは何だと思う。ちょっと持ち上げるのにも腫れ物に触るようにボディだけを持つしかない。
これで3万数千円はどうなのか?
あえて納得すべき点とすれば、その大きさ故のボリューム感、存在感と、ボディ一体形成によるボディラインの安定感、流麗さということになろうか。
私は純粋に飾っておけば満足なのでそれなりと思えるが、コアなマニアの人には値段的に見れば機能的に物足りなさを感じるのではないだろうか。
追記 この製品がドアやボンネットなどの可動部がないのでエンジン構造などをみたいと思いAUOTart 1/18ガブリオレを購入し比較してわかった事だが、フェンダー部形状の微妙な起伏などがこの1/12で正確に再現されているようだ。この辺の価値観をどう見るかでこの製品の評価が決まる気がする。