巷には尊皇攘夷の風が吹き、大きく時代がかわろうとしていた。ここ「試衛館」でも、土方と山南が尊攘運動を肴に酒をくみかわしている。二人は論を異にし、激しく論じあい最後は決まってケンカ腰になるが、どちらともなく酒をもちよっては論争をくりかえしていた。 宗次郎もまた、世間の騒がしさを体でうけとめながら日々をおくり、様々な人々との出会いと別れの中から、剣に生きることを自覚しだす。(2巻あらすじより)
沖田18歳からはじまります。1、2巻が試衛館時代。ほぼ1話完結型で話はほとんど創作。でもストーリーはおもしろいです。けっこう感動できる。さすが和田慎二、人間ドラマを描くのが上手いです。
ちなみに試衛館メンバーで美形に描かれてるのは沖田と土方だけです。土方、目立ってます。沖田の兄のような存在として描かれてて、かなり素敵です。
1979年初版発行なので、ノリも絵柄もかなり古いし、思いっきり和田慎二です。木原敏江の「天まであがれ」が好きで、和田慎二の絵が大丈夫な人なら気に入るのではないでしょうか。「天まであがれ」と漫画全体の雰囲気が似てるので。新選組漫画としては、かなり良いと思います。

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あさぎ色の伝説 1 (花とゆめCOMICS) コミック – 1979/8/1
和田 慎二
(著)
「あさぎ色の伝説」は、幕末、激動の時代を生きた、というより燃えつくした、新撰組一番隊長沖田総司の青春を描く和田慎二の意欲大作。第1部「試衛館の鷹」は、江戸小石川の町道場にすぎない試衛館に依る近藤勇以下後の新撰組の面々と、若き宗次郎の心技体の交流を描く。(カバーの作品かいせつから)。
- 言語日本語
- 出版社白泉社
- 発売日1979/8/1
- ISBN-10459211048X
- ISBN-13978-4592110484
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