内容は五つ星です。氾濫する情報が溢れる中、何を読むべきか、何を読まないべきかの指針をくれる骨太な良書です。斎藤孝著 何から読めばいいかがわかる 全方位読書案内は全くダメな本です。研究者、学者で道楽、仕事になるから時間が余りあるから読める本ばかりを紹介して、338冊も薄く思いつくままに紹介し、かつ読書の仕方も20ページ読んで、ポイントを掴めば、次の本を読んでいいという姿勢なので、ただの本のコレクター、所蔵自慢、著者の読んだ本の数自慢、知識自慢の賢バカの典型のような本です。
タイムマネイジメント、経済観念の無い学者なら、貪る知識でそれが仕事になるから良いのかもしれませんが、実務家は本を読む時間がないのです。
何を読むかより、むしろ何を読まないか、何をしないかのほうが大切です。それと違いこの本は様々な人間がスタッフとして関わっているので体系的に整理整然とし、何を抑えるべきなのかという38冊を紹介しています。
また表紙のデザインがエンボス加工になっており、非常にカッコいい装丁の本だなと感じました。
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