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シンクロの鬼と呼ばれて (新潮文庫 い 124-1) 文庫 – 2015/10/28
シンクロ日本代表コーチとして、全てのオリンピック、世界選手権でメダルを獲得し続けた著者が、突然、単身中国へ――。名コーチと称賛されていた彼女は、一転、売国奴とまで批判されながら、なぜ決意したのか。中国をシンクロ大国へと導き、2014年、日本代表コーチに復帰。翌年、低迷していた日本に8年ぶりとなるメダルをもたらす。結果は必ず出す名将の物語。『教える力』改題。
- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2015/10/28
- 寸法10.7 x 1.2 x 15.2 cm
- ISBN-104101202168
- ISBN-13978-4101202167
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2015/10/28)
- 発売日 : 2015/10/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 301ページ
- ISBN-10 : 4101202168
- ISBN-13 : 978-4101202167
- 寸法 : 10.7 x 1.2 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 238,496位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年の作品の文庫版。実績がありながら年齢を理由に代表コーチを降ろされ、中国からの要請を受けると裏切り者呼ばわり。その後メダル圏外に落ちた日本チームを救うべく、再び乞われて日本代表コーチに復帰するまでの舞台裏が描かれています。リオオリンピック関連のニュースやドキュメンタリーでもおなじみのスパルタコーチですが、人一倍の信念と愛情を持ったバイタリティ溢れる人柄は、人によって好き嫌いが大きく分かれるでしょう。
2015年11月29日に日本でレビュー済み
コーチの役割、やはり結果が全ての厳しい世界だと思い知ります。それも、対選手とだけではなく、組織の中で、嫉妬や政治とも戦わないといけない場面、コーチが選手を守ることの意味。
中国で、1、2年の短期間で選手からの信頼を勝ち取り、さらには結果を出した、その過程が、きっとほんの断片なのでしょうけど垣間見えます。
結果にこだわること、執念、そしてそのための技術と自身の切磋琢磨。
2時間ほどで読めますが、自身のこれからの2年間を変えるような学びがあります。
中国で、1、2年の短期間で選手からの信頼を勝ち取り、さらには結果を出した、その過程が、きっとほんの断片なのでしょうけど垣間見えます。
結果にこだわること、執念、そしてそのための技術と自身の切磋琢磨。
2時間ほどで読めますが、自身のこれからの2年間を変えるような学びがあります。
2016年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鬼と呼ばれる著者ではあるが、その選手に対する愛は相当なものだと本書を読んで感じる。
選手を伸ばすためならば、叱ることも、怒鳴ることも日常茶飯事の著者ではあるが、それは感情に任せて叱るのではなく、常に冷静さを保ちながら、どういう方法が選手に響くのかを言葉を選んでいる。
そこにはコーチの役割は「目的地に選手を連れて行くこと」という信念があるからだ。
中国に行ったときに協会から突如として裏切り者呼ばわれしたというが、それでも自分が世界に出ることで日本のシンクロのプレゼンスを上げることができると思ってその道を信じたという。
頑固なイメージは拭いきれないけれども、それでも自分の信じた道を行く芯の通った生き方は人の共感を呼ぶのだろう。
誰かを育成する立場にある人には指導方法について参考になるヒントが得られると思う。
人の育成に課題を感じている方におすすめ。
選手を伸ばすためならば、叱ることも、怒鳴ることも日常茶飯事の著者ではあるが、それは感情に任せて叱るのではなく、常に冷静さを保ちながら、どういう方法が選手に響くのかを言葉を選んでいる。
そこにはコーチの役割は「目的地に選手を連れて行くこと」という信念があるからだ。
中国に行ったときに協会から突如として裏切り者呼ばわれしたというが、それでも自分が世界に出ることで日本のシンクロのプレゼンスを上げることができると思ってその道を信じたという。
頑固なイメージは拭いきれないけれども、それでも自分の信じた道を行く芯の通った生き方は人の共感を呼ぶのだろう。
誰かを育成する立場にある人には指導方法について参考になるヒントが得られると思う。
人の育成に課題を感じている方におすすめ。
2016年8月28日に日本でレビュー済み
シンクロのメダル請負人として、1984年のロス五輪から2004年のアテネ五輪まで、何と 「6大会」、「連続」、「メダル獲得」。 2006年に中国代表のヘッドコーチに転じ、20008年の北京五輪、 2012年のロンドン五輪で、「中国」に、「メダル」をもたらす。 2015年1月に日本代表ヘッドコーチに出戻る。 そして2016年のリオ五輪で、デュエットとチームで銅メダル獲得という、井村雅代氏の功績は結果だけを並べてみれば、こんな人は他にいない。 素晴らしい業績だ。
一方で本書を読んでいて感じたことは、それ以外の事であった。
(1) 勝つ為に、メダルを取る為に、極端なまでの拘りが異常に強い。
各選手は日本代表になったからには、勿論勝ちたいと思っている。 しかしその度合いが、選手と、ヘッドコーチでは雲泥の差だ。 日本代表選手の練習は12時間から14時間行う。 そしてこの競技の練習は、水中で息が出来ない、死ぬ直前までの苦しい状況の練習に追い込まれる。 ヘッドコーチはそこまでやらねばメダルは取れないと、プールサイドから聞くに堪えない汚ない言葉を殴りつける。 昔の東ドイツを彷彿とさせるコーチングだ。
(2) 以前に大問題となった大阪府立高校の体罰事件を思い出させる。 あの教師は強くなる為、相手に勝つ為に、とことん選手を追い詰めて、最後は暴力を振るう。 この高校教師と、井村氏とどう違うのだろう。 実際に井村氏が暴力を振るうことはないが、共に熱血漢の権化であり、選手を極限までに追い込むことは同じだろう。 そしてメダルを取らせる為にと、高校教師も、井村氏も、選手への愛情だと言う。
(3) ブラック企業が多くあり、あの有名ないくつもの会社がそうだと喧伝される。 一般の企業でも、営業会議で目標必達に、営業マンはとことん追い詰められる。 上司にはくそみそに言われ、机上の何かを放り投げられ、相手に勝つことを強要される。 張り付けられたノルマの必達を迫られる。 この企業の経営者や上司と、井村氏とどう違うのだろうか。 徹底的に暴言を吐き、精神的に肉体的に追い詰めることは同じだろう。 ブラック企業はそうして利益を上げる。 井村氏はそうしてメダルを獲得させる。 そして社員への愛情、選手への愛情と言う。
(4) 理由は色々あっただろうが、日本を去って、中国に渡った。 井村氏の如く優秀な、必殺メダル請負人ならば、海外に出て外国選手をどしどし指導すべきだと思う。 日本のシンクロをどんどん世界に浸透させて欲しい。 イタリアでも、イギリスでも、アメリカでも、何処でも行って構わない。 しかし中国にだけは行ってはいけなかった。 アジアの中で中国を強くしても何の益も無い。 中国に日本シンクロを根付かせ、アジア全体をレベルアップさせるなどと綺麗事は全くナンセンスだ。 中国とは都合の良いことだけ奪って、何の感謝すら無い。 例えれば、中国に「松下」工場進出を懇願し、愛国無罪の反日運動で「松下」工場を打ち壊す。 中国とはこんな国だ。 他人の家にある物は全て自分の物、 魚も、天燃ガスも、尖閣も、そしてシンクロも同じだ。 そして結果は、今回のリオ五輪でも中国はデュエットもチームも、日本の上位に来て、もう日本は勝てない。 素晴らしい井村雅代氏の矜持のない威業だ。
追記(2016年9月23日): もしも私なら、五輪で銅メダルを取っても、身も心もズタズタに、ボロボロになるなら、次回のメダルなど要らない。 何の為にやっているのか、何の意味も無い。 斯様なコーチの許から一刻も早くに離れたい筈だ。 こんな選手が出て来てもおかしくない。
一方で本書を読んでいて感じたことは、それ以外の事であった。
(1) 勝つ為に、メダルを取る為に、極端なまでの拘りが異常に強い。
各選手は日本代表になったからには、勿論勝ちたいと思っている。 しかしその度合いが、選手と、ヘッドコーチでは雲泥の差だ。 日本代表選手の練習は12時間から14時間行う。 そしてこの競技の練習は、水中で息が出来ない、死ぬ直前までの苦しい状況の練習に追い込まれる。 ヘッドコーチはそこまでやらねばメダルは取れないと、プールサイドから聞くに堪えない汚ない言葉を殴りつける。 昔の東ドイツを彷彿とさせるコーチングだ。
(2) 以前に大問題となった大阪府立高校の体罰事件を思い出させる。 あの教師は強くなる為、相手に勝つ為に、とことん選手を追い詰めて、最後は暴力を振るう。 この高校教師と、井村氏とどう違うのだろう。 実際に井村氏が暴力を振るうことはないが、共に熱血漢の権化であり、選手を極限までに追い込むことは同じだろう。 そしてメダルを取らせる為にと、高校教師も、井村氏も、選手への愛情だと言う。
(3) ブラック企業が多くあり、あの有名ないくつもの会社がそうだと喧伝される。 一般の企業でも、営業会議で目標必達に、営業マンはとことん追い詰められる。 上司にはくそみそに言われ、机上の何かを放り投げられ、相手に勝つことを強要される。 張り付けられたノルマの必達を迫られる。 この企業の経営者や上司と、井村氏とどう違うのだろうか。 徹底的に暴言を吐き、精神的に肉体的に追い詰めることは同じだろう。 ブラック企業はそうして利益を上げる。 井村氏はそうしてメダルを獲得させる。 そして社員への愛情、選手への愛情と言う。
(4) 理由は色々あっただろうが、日本を去って、中国に渡った。 井村氏の如く優秀な、必殺メダル請負人ならば、海外に出て外国選手をどしどし指導すべきだと思う。 日本のシンクロをどんどん世界に浸透させて欲しい。 イタリアでも、イギリスでも、アメリカでも、何処でも行って構わない。 しかし中国にだけは行ってはいけなかった。 アジアの中で中国を強くしても何の益も無い。 中国に日本シンクロを根付かせ、アジア全体をレベルアップさせるなどと綺麗事は全くナンセンスだ。 中国とは都合の良いことだけ奪って、何の感謝すら無い。 例えれば、中国に「松下」工場進出を懇願し、愛国無罪の反日運動で「松下」工場を打ち壊す。 中国とはこんな国だ。 他人の家にある物は全て自分の物、 魚も、天燃ガスも、尖閣も、そしてシンクロも同じだ。 そして結果は、今回のリオ五輪でも中国はデュエットもチームも、日本の上位に来て、もう日本は勝てない。 素晴らしい井村雅代氏の矜持のない威業だ。
追記(2016年9月23日): もしも私なら、五輪で銅メダルを取っても、身も心もズタズタに、ボロボロになるなら、次回のメダルなど要らない。 何の為にやっているのか、何の意味も無い。 斯様なコーチの許から一刻も早くに離れたい筈だ。 こんな選手が出て来てもおかしくない。
2015年12月31日に日本でレビュー済み
「シンクロの鬼監督」がどんな厳しくも心のこもった指導をしたのか⁈
もっと具体的な方法が書かれていると期待していたのですが、あんな事もあったこんな事もあったという表現で少し残念でした。
もっと具体的な方法が書かれていると期待していたのですが、あんな事もあったこんな事もあったという表現で少し残念でした。