世界に大きな影響を与える新G7。新興国も含めたG20も注視されますが、やはり
各国のメディアも取り上げるのはG7の方です。
今年の洞爺湖サミットでは安倍総理の「世界経済はリーマンショック前と似ている」
という発言がありました。「消費税増税の先延ばしの為のいいわけ」とメディアから
は叩かれましたが、現状の世界を見てみると、イギリスの離脱問題で揺れるEU、
成長が鈍ってきた中国、エネルギー価格に左右されるロシアなど確かに問題が
山積みです。
先進国以外でも核開発を続ける北朝鮮やシリアの難民問題など未だに解決の
糸口が見えない問題もあります。問題に対する各国の足並みがそろわないと
いう現状が原因でもありますが。
世界各国の解説は分かりやすいのですが、一つ気になったのは日本の現状について。
インフラの縮小の提案やエネルギー問題の解決策の「メタンハイドレート」の推奨などは
理解ができます。デフレは決して怖くない、デフレ=平和である、という意見にも賛同
できます。ただし、その平和の為に国の借金は膨れ上がる一方です。少子高齢化、
震災復興など問題が山積みの日本が世界のトップランナーになれるのか疑問に
残りました。

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2017年 世界の真実 (WAC BUNKO 239) 新書 – 2016/8/3
長谷川慶太郎
(著)
毎年大好評、今年も長谷川慶太郎氏が大胆予測を展開します。
EUは崩壊寸前状態──この先どうなる?
アメリカ・トランプ旋風の真実──世界はこう動いている。
中国産業は今や無政府状態化。
そして、デフレ時代、日本が世界経済を引っ張り、トップランナーに躍り出る!
本書を読めば、2017年の動向がすべてわかります。
EUは崩壊寸前状態──この先どうなる?
アメリカ・トランプ旋風の真実──世界はこう動いている。
中国産業は今や無政府状態化。
そして、デフレ時代、日本が世界経済を引っ張り、トップランナーに躍り出る!
本書を読めば、2017年の動向がすべてわかります。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社ワック
- 発売日2016/8/3
- 寸法18.2 x 11.3 x 2 cm
- ISBN-104898317391
- ISBN-13978-4898317396
商品の説明
著者について
国際エコノミスト。1927年、京都府生まれ。大阪大学工学部卒業。新聞記者、証券アナリストを経て、63年から評論活動を始める。以後、その優れた先見力と分析力で、つねに第一線ジャーナリストの地位を保つ。83年、『世界が日本を見倣う日』(東洋経済新報社)で第3回石橋湛山賞受賞。近著に『今世紀は日本が世界を牽引する』(悟空出版)、『世界はこう激変する』(李白社/徳間書店)など多数。
登録情報
- 出版社 : ワック (2016/8/3)
- 発売日 : 2016/8/3
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4898317391
- ISBN-13 : 978-4898317396
- 寸法 : 18.2 x 11.3 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,064,358位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,505位外交・国際関係 (本)
- - 67,881位新書
- - 120,554位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新聞や書籍などに書かれている、誰でも知る事の出来る事実だけで9割の情報が得られると聞いたことがある。
そこから未来を予想できるかどうかは、読み解く側の視点、疑問の質(仮説の質)によるのだと思う。
インプットした変換機(脳)の性能によって、アウトプットされてくるものは異なる。
ジャーナリストとして活動していたこともあり、情報、知識、人脈、時代体験の面が豊富さを感じさせる展開だった。
政府は「デブレは悪い」と言わざるを得ないが、「デブレは悪くないし怖くない」
「デフレに対応する体制をとるのが早かった国は強い。それが日本である」
故に、「日本の国際的な地位は、これから高まりこそすれ、落ちることはない。」
という展開である。
ここ2,3年の世界(アメリカだけでなく、ヨーロッパ、ロシア、中国)情勢をさらっと教えてほしい、またはおさらいして、自分の見立てとどう違うのかを感じたい方にもおすすめの一冊。
そこから未来を予想できるかどうかは、読み解く側の視点、疑問の質(仮説の質)によるのだと思う。
インプットした変換機(脳)の性能によって、アウトプットされてくるものは異なる。
ジャーナリストとして活動していたこともあり、情報、知識、人脈、時代体験の面が豊富さを感じさせる展開だった。
政府は「デブレは悪い」と言わざるを得ないが、「デブレは悪くないし怖くない」
「デフレに対応する体制をとるのが早かった国は強い。それが日本である」
故に、「日本の国際的な地位は、これから高まりこそすれ、落ちることはない。」
という展開である。
ここ2,3年の世界(アメリカだけでなく、ヨーロッパ、ロシア、中国)情勢をさらっと教えてほしい、またはおさらいして、自分の見立てとどう違うのかを感じたい方にもおすすめの一冊。
2016年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図書館で長谷川慶太郎氏の本を借りて読み、「この人は知識があって面白いな」と感心し
長谷川氏の親書を購入しました。大物政治家や経営者、各国の要人との談話が
多くありこの人の人脈は広いなと思いました。
北朝鮮問題で悩む韓国とクリミア編入で経済制裁を受けて苦しいロシアに対して
日本はもっと強気になるべきとこの本を読んで感じました。
中国の経済状態がなぜひどいのかについて詳しく書かれており
産業が無政府状態なので過剰生産がやめられないとあります。
中国国内政治についてもパナマ文書の流出でインターネット規制をかけても香港を経由して携帯電話からパナマ文書についての
情報が入ってきており習近平にとっては頭痛の種だと。
第5章のアメリカについては転職が盛んで名門私立大学の卒業生でも苦戦していることや大学の学費の高騰で
子供が大学へ進学するのが減ってきていること、意外なことにアメリカでは労働組合が反対してロボットの導入率が
低いことが述べられており大方の日本人が知らないことがわかりました。
この本を通してわかったのはデフレは新産業の登場の可能性があるのでそれを恐れずに
デフレ恐怖症から脱却することです。
長谷川氏の親書を購入しました。大物政治家や経営者、各国の要人との談話が
多くありこの人の人脈は広いなと思いました。
北朝鮮問題で悩む韓国とクリミア編入で経済制裁を受けて苦しいロシアに対して
日本はもっと強気になるべきとこの本を読んで感じました。
中国の経済状態がなぜひどいのかについて詳しく書かれており
産業が無政府状態なので過剰生産がやめられないとあります。
中国国内政治についてもパナマ文書の流出でインターネット規制をかけても香港を経由して携帯電話からパナマ文書についての
情報が入ってきており習近平にとっては頭痛の種だと。
第5章のアメリカについては転職が盛んで名門私立大学の卒業生でも苦戦していることや大学の学費の高騰で
子供が大学へ進学するのが減ってきていること、意外なことにアメリカでは労働組合が反対してロボットの導入率が
低いことが述べられており大方の日本人が知らないことがわかりました。
この本を通してわかったのはデフレは新産業の登場の可能性があるのでそれを恐れずに
デフレ恐怖症から脱却することです。
2016年10月26日に日本でレビュー済み
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日本の経済評論家として名を馳せる著者、長谷川氏は言う。
世界中で急速に広がっているデフレという現象に対し、最も一生懸命に、最も地道に対策を練り、バブル崩壊後の経済危機から、日本は立ち直ったのだ。
消費税増税、ボーナスカット、減給、物価(食品)の値上り。
残念ながら、末端である私のところにまでは「経済危機から立ち直った」感は、まだ、やってきてはいない。でも、長谷川氏が言うのなら景気回復の波も、そろそろと私のところへ流れてくるのではないだろうか?期待感は否応にも膨らむのである。
立ち直った、という長谷川氏の根拠を軽く列挙すると。
日本の金融機関は長期資金を貸せる余裕を持っている。
ロシアが経済的に疲弊してきており金が欲しい、北方領土問題に強気に出るチャンス!
「日本経済が伸びる」と考えらえる最大の理由は、日本の経営者たちが強烈な危機感を持っていること。
一発の銃も撃たず戦死者がいない結果、日本は世界一の長寿国となった。
日本の周辺にある黒潮・親潮という大きな海流の自然エネルギーに注目すべきなのだ。
などなど。
多少人種差別的な表現が気になるところではあるが
「デフレ恐怖症から脱却せよ」
「デフレを利用して新時代を切り開け」
長谷川氏の力強い言葉が、心に響く。
世界中で急速に広がっているデフレという現象に対し、最も一生懸命に、最も地道に対策を練り、バブル崩壊後の経済危機から、日本は立ち直ったのだ。
消費税増税、ボーナスカット、減給、物価(食品)の値上り。
残念ながら、末端である私のところにまでは「経済危機から立ち直った」感は、まだ、やってきてはいない。でも、長谷川氏が言うのなら景気回復の波も、そろそろと私のところへ流れてくるのではないだろうか?期待感は否応にも膨らむのである。
立ち直った、という長谷川氏の根拠を軽く列挙すると。
日本の金融機関は長期資金を貸せる余裕を持っている。
ロシアが経済的に疲弊してきており金が欲しい、北方領土問題に強気に出るチャンス!
「日本経済が伸びる」と考えらえる最大の理由は、日本の経営者たちが強烈な危機感を持っていること。
一発の銃も撃たず戦死者がいない結果、日本は世界一の長寿国となった。
日本の周辺にある黒潮・親潮という大きな海流の自然エネルギーに注目すべきなのだ。
などなど。
多少人種差別的な表現が気になるところではあるが
「デフレ恐怖症から脱却せよ」
「デフレを利用して新時代を切り開け」
長谷川氏の力強い言葉が、心に響く。
2016年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他国、日本の近年の状況を振り返るには、情報がまとまっているので、とても役立つ。
また、よく調べているなぁと尊敬の念を抱いてしまう。他の本も読みたいと思った。
これからの話については、一つの意見として参考にし、自分で考え、行動していく必要がある。
「こうなっていく」などと断言的発言が多々多いので、過信せずに注意して読んでいただきたい。
なるほどと思ったのは、テーマと反れてしまうが、
「論理的に話をする訓練をするドイツの幼年学校」で取り上げたスピーチについて、
重要性とメリットに深く納得したため、今後の課題として、練習に励んでいこうと思う。
また、よく調べているなぁと尊敬の念を抱いてしまう。他の本も読みたいと思った。
これからの話については、一つの意見として参考にし、自分で考え、行動していく必要がある。
「こうなっていく」などと断言的発言が多々多いので、過信せずに注意して読んでいただきたい。
なるほどと思ったのは、テーマと反れてしまうが、
「論理的に話をする訓練をするドイツの幼年学校」で取り上げたスピーチについて、
重要性とメリットに深く納得したため、今後の課題として、練習に励んでいこうと思う。
2016年9月5日に日本でレビュー済み
意見としては面白いと思います。
一見識だと思う部分も多くありました。
しかし、鵜呑みにしてはいけないと思います。
支持し、共感して行動するならば、行動する前に、自分にとって真実かどうか検証すべき内容だと思いました。
私自身、インドの事情は、深く理解していると思います。
そして、自身の理解と本作品を比較すると”誇張”や”極論”だと思える部分がありました。
他の部分は、自身だけで検証する知識を持ち合わせていませんが、
インドの部分の記載からすると、そのまま受け取るのは危険なのだと理解しました。
一見識だと思う部分も多くありました。
しかし、鵜呑みにしてはいけないと思います。
支持し、共感して行動するならば、行動する前に、自分にとって真実かどうか検証すべき内容だと思いました。
私自身、インドの事情は、深く理解していると思います。
そして、自身の理解と本作品を比較すると”誇張”や”極論”だと思える部分がありました。
他の部分は、自身だけで検証する知識を持ち合わせていませんが、
インドの部分の記載からすると、そのまま受け取るのは危険なのだと理解しました。
2017年1月4日に日本でレビュー済み
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イギリスのEU離脱の国民投票には離脱支持が勝利し、アメリカ大統領選挙にはトランプ氏が当選するなど、2016年も波乱に満ちた年になりました。
2017年はどうなるんだろうと興味があったので本書を購入。
読み進めてみると、著者の予測ももちろん興味深いのですが、それと供に紹介されている歴史的背景がとても勉強になる良書でした!
大多数の方が気になっているであろう今後の中国の動向。
個人的にも興味があり、とても勉強になりました。
日本で生まれ育ち、当たり前に民主主義の恩恵を受けている私たちは、中国などの社会主義国の仕組みや体制、人々の考え方など理解できないことがたくさんあります。
例えば社会主義国は「倒産」という概念や制度が整っておらず、(倒産したくても)倒産しづらいという事実を、歴史的・治的背景を交えて紹介されていて、「倒産できないから中国の経済は衰退する」というようなことも紹介されていてなるほどなと思いました。
2017年はトランプ氏と中国の動向が個人的に気になります・・・
2017年はどうなるんだろうと興味があったので本書を購入。
読み進めてみると、著者の予測ももちろん興味深いのですが、それと供に紹介されている歴史的背景がとても勉強になる良書でした!
大多数の方が気になっているであろう今後の中国の動向。
個人的にも興味があり、とても勉強になりました。
日本で生まれ育ち、当たり前に民主主義の恩恵を受けている私たちは、中国などの社会主義国の仕組みや体制、人々の考え方など理解できないことがたくさんあります。
例えば社会主義国は「倒産」という概念や制度が整っておらず、(倒産したくても)倒産しづらいという事実を、歴史的・治的背景を交えて紹介されていて、「倒産できないから中国の経済は衰退する」というようなことも紹介されていてなるほどなと思いました。
2017年はトランプ氏と中国の動向が個人的に気になります・・・
2017年5月4日に日本でレビュー済み
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社会情勢に興味なかったが世の中の動きが少しわかった気がする。