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ブラジルの光、家族の風景: 大原治雄写真集 単行本(ソフトカバー) – 2016/4/18
大原治雄
(著)
知られざる、ブラジル移民のアマチュア写真家・大原治雄(1909-1999年)。その写真に記憶されているのは、愛おしく宝物のような日々。カメラを手にしてはじめて撮影した、妻の面影—。
2016年、高知県立美術館・伊丹市立美術館・清里フォトアートミュージアムで「大原治雄写真展—ブラジルの光、家族の風景」開催。ブラジル屈指の写真史料アーカイヴズであるモレイラ・サーレス財団に作品が収蔵されている唯一の日本人作家、"Haruo Ohara"。その貴重なモノクロ写真180点を収録した、日本ではじめての写真集。
「大原にとって写真は、人々から彼に向けて預けられた人生に、責任を持って尊厳と美を与える行為にほかならなかった」
―今福龍太(批評家・人類学者)「解説『 瞬間の歴史』を証す人」
2016年、高知県立美術館・伊丹市立美術館・清里フォトアートミュージアムで「大原治雄写真展—ブラジルの光、家族の風景」開催。ブラジル屈指の写真史料アーカイヴズであるモレイラ・サーレス財団に作品が収蔵されている唯一の日本人作家、"Haruo Ohara"。その貴重なモノクロ写真180点を収録した、日本ではじめての写真集。
「大原にとって写真は、人々から彼に向けて預けられた人生に、責任を持って尊厳と美を与える行為にほかならなかった」
―今福龍太(批評家・人類学者)「解説『 瞬間の歴史』を証す人」
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社サウダージ・ブックス
- 発売日2016/4/18
- ISBN-104907473079
- ISBN-13978-4907473075
商品の説明
出版社からのコメント
NHK日曜美術館「大地が育てた写真 ブラジル移民 大原治雄」で紹介され、大きな反響を呼んでいる感動の写真集です。アートや写真のファン以外にも幅広い読者から共感の声が届いています。
著者について
大原治雄 Haruo Ohara
1909年11月、高知県吾川郡三瀬村(現・いの町)に農家の長男として生まれる。 1927年、17歳で家族と移民としてブラジルに渡り、はじめサンパウロ州のコーヒー農園で働いた後、1933年、パラナ州ロンドリーナへの最初の開拓団として入植。1938年に小型カメラを手に入れ、コーヒーや果樹栽培の農作業の合間に趣味で撮影をはじめる。独自に研究を重ねながら技術を習得し、次第にカメラに没頭。1951年にはロンドリーナ市街地に生活を移し、「フォトシネクラブ・バンデイランチ」(サンパウロ)に入会。農業経営の一方、60年代後半まで国内外のサロンに積極的に参加。当時は無名のアマチュア写真家だったが、1970年代はじめから徐々に知られるようになり、地元新聞などで紹介される。 1998年、「ロンドリーナ国際フェスティバル」および「第2回クリチバ市国際写真ビエンナーレ」で、初の個展「Olhares(眼差し)」展が開催され、大きな反響を呼ぶ。1999年5月、家族に見守られながらロンドリーナで永眠。享年89。 2008年、日本人ブラジル移民100周年の機会に、遺族により写真と資料の一式が、ブラジル屈指の写真史料アーカイヴズであるモレイラ・サーレス財団に寄贈された。
1909年11月、高知県吾川郡三瀬村(現・いの町)に農家の長男として生まれる。 1927年、17歳で家族と移民としてブラジルに渡り、はじめサンパウロ州のコーヒー農園で働いた後、1933年、パラナ州ロンドリーナへの最初の開拓団として入植。1938年に小型カメラを手に入れ、コーヒーや果樹栽培の農作業の合間に趣味で撮影をはじめる。独自に研究を重ねながら技術を習得し、次第にカメラに没頭。1951年にはロンドリーナ市街地に生活を移し、「フォトシネクラブ・バンデイランチ」(サンパウロ)に入会。農業経営の一方、60年代後半まで国内外のサロンに積極的に参加。当時は無名のアマチュア写真家だったが、1970年代はじめから徐々に知られるようになり、地元新聞などで紹介される。 1998年、「ロンドリーナ国際フェスティバル」および「第2回クリチバ市国際写真ビエンナーレ」で、初の個展「Olhares(眼差し)」展が開催され、大きな反響を呼ぶ。1999年5月、家族に見守られながらロンドリーナで永眠。享年89。 2008年、日本人ブラジル移民100周年の機会に、遺族により写真と資料の一式が、ブラジル屈指の写真史料アーカイヴズであるモレイラ・サーレス財団に寄贈された。
登録情報
- 出版社 : サウダージ・ブックス (2016/4/18)
- 発売日 : 2016/4/18
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 176ページ
- ISBN-10 : 4907473079
- ISBN-13 : 978-4907473075
- Amazon 売れ筋ランキング: - 510,169位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,542位趣味・実用の絵画 (本)
- - 2,517位カメラ・ビデオ (本)
- - 3,514位写真 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりにマーケットプレイスを利用しましたが説明通りの状態のものが届き、手に入らない本だったのでとてもありがたかったです。
2016年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表紙の写真はお子さんに何度も演技をしてもらってできたシーンらしいです。中の写真もきっとそういったものが多いのかもしれません。ブラジル移民という過酷な状況で、ユーモアと上品なセンスが光りますブラジル移民の光の部分を撮っていますが、細かく見ていると子供が裸足だったり、段々と生活が良くなっているのを写真から見受けられます。夫婦の愛、子供への愛、家族への愛などを感じられる素晴らしい写真集です。暇ができた時、何度も見直してください。心が暖かくなります。
2019年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても素敵な写真集です。また、自分でもたくさん写真を撮ってみたくなります。
2018年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨年、fujifilmスクゥエアで初めて拝見して、即購入。それ迄全く知りませんでした。素晴らしい写真集です。印刷も素晴らしいです。
2016年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知られざるブラジル移民のアマチュア写真家、大原治雄さん。写真を見ればどんな言葉を尽くそうが、全く意味がない・・・唯々、涙がこぼれるだけ。
2016年6月5日に日本でレビュー済み
この写真集を見て感じたのは、大原という人は、ブラジルへの移民で
大変な苦労をした開拓者であるという背景を全て抜きにしても、
作品そのもので勝負できる一流の写真家であるということでした。
静謐な空間性、精緻な光のコントロール、堅固な造形感覚、
上品なユーモアを湛えた心地よい軽さ、等々その美質は枚挙に暇がありません。
その結果、家族の写真は普遍的な家族像となり、
自然は畏敬の念を呼び起こし静物は存在感と品格を感じさせます。
そして何よりも優れた芸術作品に共通する特徴(それに接する者の心を豊かに
してくれること)を備えています。
このような素晴らしい日本人がいたことを誇りに思うとともに、大原の価値を
認めその作品を大切にしてくれているブラジルの人たちに感謝したいと思います。
大変な苦労をした開拓者であるという背景を全て抜きにしても、
作品そのもので勝負できる一流の写真家であるということでした。
静謐な空間性、精緻な光のコントロール、堅固な造形感覚、
上品なユーモアを湛えた心地よい軽さ、等々その美質は枚挙に暇がありません。
その結果、家族の写真は普遍的な家族像となり、
自然は畏敬の念を呼び起こし静物は存在感と品格を感じさせます。
そして何よりも優れた芸術作品に共通する特徴(それに接する者の心を豊かに
してくれること)を備えています。
このような素晴らしい日本人がいたことを誇りに思うとともに、大原の価値を
認めその作品を大切にしてくれているブラジルの人たちに感謝したいと思います。
2016年6月9日に日本でレビュー済み
なんともいえない味わいのある写真集でした。
ブラジルの農地にて鍬を片手で支えあげる人たちや、開拓地に残る凄まじい切り株・・・
日本とは違う大地や空のすがた、その情景だけでも心にしみいってくるのですが。
ちょっと見ただけでは何を撮ったのか分からないアーティスティックな写真にも
惹きつけられましたし、懐が深く、何度も見なおしたくなる世界です。
農業で生きていた人なのでアマチュアの写真家だといいますが、
アマチュアとプロの区分などまったく意味のないものですね。
背景についてのお話などを読むと、どこか痛ましく悲しいものも見えてきますが、
やはり写真に写し出されているのは朗らかさと力強さ、美しさで、
それで私にはじゅうぶんでした。
ブラジルの農地にて鍬を片手で支えあげる人たちや、開拓地に残る凄まじい切り株・・・
日本とは違う大地や空のすがた、その情景だけでも心にしみいってくるのですが。
ちょっと見ただけでは何を撮ったのか分からないアーティスティックな写真にも
惹きつけられましたし、懐が深く、何度も見なおしたくなる世界です。
農業で生きていた人なのでアマチュアの写真家だといいますが、
アマチュアとプロの区分などまったく意味のないものですね。
背景についてのお話などを読むと、どこか痛ましく悲しいものも見えてきますが、
やはり写真に写し出されているのは朗らかさと力強さ、美しさで、
それで私にはじゅうぶんでした。
2017年12月4日に日本でレビュー済み
これぞ、記録の神髄。貴重なアーカイヴそのもので見るものの心を打つ。
よくぞ日本でやってくれたと思う。
よくぞ日本でやってくれたと思う。