
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
LES MISERABLES (8) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル) コミック – 2016/7/12
ついに最終巻ーーー!!!
長き革命の一夜が過ぎ、祝祭の朝が訪れる。
パリの街は謝肉祭に沸き、コゼットとマリユスはついに結ばれ
幸せの絶頂にあった。
そんな中、最愛のコゼットの幸せを願うヴァルジャンは
一人暗闇へと身を引くのだった。
宿敵テナルディエによって全ての真実が明らかになる時、
数奇な運命をたどった哀れな男の物語は終幕へと向かう―――
長き革命の一夜が過ぎ、祝祭の朝が訪れる。
パリの街は謝肉祭に沸き、コゼットとマリユスはついに結ばれ
幸せの絶頂にあった。
そんな中、最愛のコゼットの幸せを願うヴァルジャンは
一人暗闇へと身を引くのだった。
宿敵テナルディエによって全ての真実が明らかになる時、
数奇な運命をたどった哀れな男の物語は終幕へと向かう―――
- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2016/7/12
- 寸法18 x 12.8 x 2.2 cm
- ISBN-104091273505
- ISBN-13978-4091273505
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまりの面白さに夢中になって時間をとられた。漫画で表現する難しさがあったと思うがちゃんと面白かった
2016年7月18日に日本でレビュー済み
近年、これほどまでにキャラクターの心情と表情とを描ける漫画家が、どのくらい存在するだろうか。
アニメーションにおけるキャラクターの「瞳」は、三日月型でなく、また丸型でもなく、やや平べったい楕円形だと述べたアニメーターがいらっしゃった。
Studio 4℃、映画『<harmony>』のインタビュー記事に載っております。
絵というものは現実にあるそれとは別であり、ありのままリアルな人間を描く方は少ない。
単に大変な労力を要する、というのもあるけれど、元々は目の前にある日常とは異なる光景、つまり「羨望」や「刺激」が根源にあった。
今となっては、日本という国も様々な人種の方が旅行に来られ、多種多様な文化がごった返す世界でもちょっと風変わりな様相を見せています。
その時代の移り変わりは、物語というフィクションの世界に影響を与えやすい。
漫画においても、今では「貼り付けられたテンプレート」、「リアル寄りの濃いもの」など、様々な絵柄が並んでいる。
どちらが良くてどちらが悪い、という話ではありません。
確かに、昨今流行りの「シナリオや絵の味わいなどより、キャラクターそのものの可愛さや暖かさ」を求めがちな流れは好きじゃない。
しかし時代――もしくは需要――がそれを欲しているのだから、受け入れなくてはならない。
では、とことん現実をつきつける物語は、不必要になったのか。もちろん、そんなことは無い。
本作、『レ・ミゼラブル』はもう百年か二百年か前の物語だ。
原作は恐ろしく難解で、中々パラパラと読み進められるほどの軽さではない。何より長いし。
漫画版においては、あの『ダレン・シャン』を12巻というあまりに短い巻数(これは編集部の方針に従っただけらしいけれど)でまとめ上げ、人気にはならなかったが『ARAGO』にて設定の細かさ、キャラの魅せ方、何より圧倒的な画力を極めた新井隆広氏。
七巻にて、僕は「ジャヴェルの表情」に打ち震えた、とレビューしました。
最終巻の前半においても、彼の変化、彼の葛藤にスポットが当てられています。
これまで、とにかく堅物で一方通行で、ジャンにとっても、読者にとっても「敵役」であったジャヴェル。
それがこうも、「ただ一人の人間」として映るとは。
髪型が変わったわけでも、キャラデザが変わったわけでもない。しかし、まるで別人のように感じる。
ジャンは二巻以降、一貫してビヤンヴニュ司教の教えを守り、内なる葛藤に囚われつつも、その表情を崩すことは殆どなかった。
その反面で、徐々に老いを感じさせる見た目の変化があった。
それに対し、ジャヴェルは二巻以降、見た目の変化があまりなく、最終巻にして初めて「変化」を起こしたキャラである。
不勉強ながら、中世ヨーロッパは大好きだけれど、この時代のヨーロッパ、フランス革命付近に関してはあまり詳しくない。
だからABCだとか思想の違いだとかはいまいちピンとこなくて、
どちらかというとジャンとジャヴェルの対極的な正義感、ジャンとコゼットの血の繋がり無き愛情、エポニーヌのもつマリユスへの恋心……などに惹き込まれていった。
なので、この最終巻ではそれら全てがきちんと繋がり合い、死したもの、生き残ったもの問わず、あらゆるキャラクターに光が当たり、圧巻のラストシーンへと導いてゆく。
最初の話に戻るけれど、キャラクターというのは現実にあるそれとは異なる形になりやすい。
それはつまり、現実と絵とでは決定的に違う景色を持っており、我々は「漫画は漫画だ」と無意識的に判断して読んでいる。
しかし、時々。
こうした、表情や心情といったものを、モノローグでなく「絵」をもってして表現しうるものに出会うと、心を揺さぶられる。鳥肌が立ち、喜び、怒り、悲しみ、ドキュメンタリー映画を見るかのごとく拳を握りしめてしまう。
それだけの魅力があった。それだけの迫力があった。
だからこそ、僕はこの漫画を愛し、そしてこんなにも長ったらしいレビューをもってして、他の方へとこの想いを伝えたい。
決して単純な話ではない。勧善懲悪でもない。正直言って、頭空っぽにして読める類ではない。
ただ、映画がテンプレートな予告映像の上に成り立ってしまっている今。
ゲームがソーシャルゲームという簡素で分かりやすい手軽さに侵食されている今。
小説が娯楽から「教養」に変わり、読んでいない方が当たり前になりつつある今。
たまには、頭を使って悩みましょう。現実とは異なる、空想の世界で、敢えて。
それを無駄な時間と捉えず、嗜みや歓びとして楽しめたなら、きっとこの物語は貴方の為に語りかけてくる。
いつの時代も、人間は悩み、答えのない世界で、それでもなお生き続けているのだと、再認識する事となる。
次回作では、どんな情景を見せてもらえるのか、期待して待つ事としましょう。
アニメーションにおけるキャラクターの「瞳」は、三日月型でなく、また丸型でもなく、やや平べったい楕円形だと述べたアニメーターがいらっしゃった。
Studio 4℃、映画『<harmony>』のインタビュー記事に載っております。
絵というものは現実にあるそれとは別であり、ありのままリアルな人間を描く方は少ない。
単に大変な労力を要する、というのもあるけれど、元々は目の前にある日常とは異なる光景、つまり「羨望」や「刺激」が根源にあった。
今となっては、日本という国も様々な人種の方が旅行に来られ、多種多様な文化がごった返す世界でもちょっと風変わりな様相を見せています。
その時代の移り変わりは、物語というフィクションの世界に影響を与えやすい。
漫画においても、今では「貼り付けられたテンプレート」、「リアル寄りの濃いもの」など、様々な絵柄が並んでいる。
どちらが良くてどちらが悪い、という話ではありません。
確かに、昨今流行りの「シナリオや絵の味わいなどより、キャラクターそのものの可愛さや暖かさ」を求めがちな流れは好きじゃない。
しかし時代――もしくは需要――がそれを欲しているのだから、受け入れなくてはならない。
では、とことん現実をつきつける物語は、不必要になったのか。もちろん、そんなことは無い。
本作、『レ・ミゼラブル』はもう百年か二百年か前の物語だ。
原作は恐ろしく難解で、中々パラパラと読み進められるほどの軽さではない。何より長いし。
漫画版においては、あの『ダレン・シャン』を12巻というあまりに短い巻数(これは編集部の方針に従っただけらしいけれど)でまとめ上げ、人気にはならなかったが『ARAGO』にて設定の細かさ、キャラの魅せ方、何より圧倒的な画力を極めた新井隆広氏。
七巻にて、僕は「ジャヴェルの表情」に打ち震えた、とレビューしました。
最終巻の前半においても、彼の変化、彼の葛藤にスポットが当てられています。
これまで、とにかく堅物で一方通行で、ジャンにとっても、読者にとっても「敵役」であったジャヴェル。
それがこうも、「ただ一人の人間」として映るとは。
髪型が変わったわけでも、キャラデザが変わったわけでもない。しかし、まるで別人のように感じる。
ジャンは二巻以降、一貫してビヤンヴニュ司教の教えを守り、内なる葛藤に囚われつつも、その表情を崩すことは殆どなかった。
その反面で、徐々に老いを感じさせる見た目の変化があった。
それに対し、ジャヴェルは二巻以降、見た目の変化があまりなく、最終巻にして初めて「変化」を起こしたキャラである。
不勉強ながら、中世ヨーロッパは大好きだけれど、この時代のヨーロッパ、フランス革命付近に関してはあまり詳しくない。
だからABCだとか思想の違いだとかはいまいちピンとこなくて、
どちらかというとジャンとジャヴェルの対極的な正義感、ジャンとコゼットの血の繋がり無き愛情、エポニーヌのもつマリユスへの恋心……などに惹き込まれていった。
なので、この最終巻ではそれら全てがきちんと繋がり合い、死したもの、生き残ったもの問わず、あらゆるキャラクターに光が当たり、圧巻のラストシーンへと導いてゆく。
最初の話に戻るけれど、キャラクターというのは現実にあるそれとは異なる形になりやすい。
それはつまり、現実と絵とでは決定的に違う景色を持っており、我々は「漫画は漫画だ」と無意識的に判断して読んでいる。
しかし、時々。
こうした、表情や心情といったものを、モノローグでなく「絵」をもってして表現しうるものに出会うと、心を揺さぶられる。鳥肌が立ち、喜び、怒り、悲しみ、ドキュメンタリー映画を見るかのごとく拳を握りしめてしまう。
それだけの魅力があった。それだけの迫力があった。
だからこそ、僕はこの漫画を愛し、そしてこんなにも長ったらしいレビューをもってして、他の方へとこの想いを伝えたい。
決して単純な話ではない。勧善懲悪でもない。正直言って、頭空っぽにして読める類ではない。
ただ、映画がテンプレートな予告映像の上に成り立ってしまっている今。
ゲームがソーシャルゲームという簡素で分かりやすい手軽さに侵食されている今。
小説が娯楽から「教養」に変わり、読んでいない方が当たり前になりつつある今。
たまには、頭を使って悩みましょう。現実とは異なる、空想の世界で、敢えて。
それを無駄な時間と捉えず、嗜みや歓びとして楽しめたなら、きっとこの物語は貴方の為に語りかけてくる。
いつの時代も、人間は悩み、答えのない世界で、それでもなお生き続けているのだと、再認識する事となる。
次回作では、どんな情景を見せてもらえるのか、期待して待つ事としましょう。
2016年7月13日に日本でレビュー済み
この作品は1巻から読んでいましたが、
完結したので初めてレビューを書きます。
フランス文学に燦然と輝く原作に、真っ正面から挑んだ傑作がついに完結しました。
これだけの怒り、悲しみ、怯え、そして、
愛という登場人物それぞれの感情を
描ききった作者に敬意を表して、
8巻を通して、星5つです。
新井隆広先生の次回作にも期待しています。
完結したので初めてレビューを書きます。
フランス文学に燦然と輝く原作に、真っ正面から挑んだ傑作がついに完結しました。
これだけの怒り、悲しみ、怯え、そして、
愛という登場人物それぞれの感情を
描ききった作者に敬意を表して、
8巻を通して、星5つです。
新井隆広先生の次回作にも期待しています。
2022年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全体的に駆け足すぎてキャラクターに愛着がわかない。
世界名作劇場版と比べて、死ぬ人物が多いだけで内容は変わらない。
作者の構成力や技量は素晴らしいと思うが、話を面白く見せる能力は低い。
全ての巻において「次はどうなるんだ?」という好奇心が沸く構図になってないんだ。
世界名作劇場版と比べて、死ぬ人物が多いだけで内容は変わらない。
作者の構成力や技量は素晴らしいと思うが、話を面白く見せる能力は低い。
全ての巻において「次はどうなるんだ?」という好奇心が沸く構図になってないんだ。
2016年7月24日に日本でレビュー済み
実力派の作者による世界的文学を8巻かけて忠実かつ丁寧に描ききった作品。
漫画によって1冊で概要だけ知る作品(それの意義も大きいが)が多い中でこういうしっかりした形での名作コミカライズ
がもっと増えてくれればとの思いをさらに強く抱きました。
漫画によって1冊で概要だけ知る作品(それの意義も大きいが)が多い中でこういうしっかりした形での名作コミカライズ
がもっと増えてくれればとの思いをさらに強く抱きました。
2017年5月4日に日本でレビュー済み
幼い頃に原作を読もうとして挫折、ミュージカルは何度も観に行くほど好きでしたが、漫画版が一番衝撃を受けそして感動しました。
ミュージカルのイメージを損なうことないキャラクターデザインで、原作の重要なシーンや台詞を切り取って大切に描かれていると思いました。
テナルディエ一家が裏の主人公に思えるほど目立ってましたが、そこに「ああ、無情」な社会が映し出された気がします。
ミュージカルのイメージを損なうことないキャラクターデザインで、原作の重要なシーンや台詞を切り取って大切に描かれていると思いました。
テナルディエ一家が裏の主人公に思えるほど目立ってましたが、そこに「ああ、無情」な社会が映し出された気がします。
2016年8月16日に日本でレビュー済み
明治期の黒岩涙香による翻案以来、老若男女を問わず『レ・ミゼラブル』が熱狂的に受け入れられ、繰り返し漫画化、アニメ化され、根強い生命力を保っているのは、欧米以外では日本が唯一でしょう(あくまで私見ですが…)。「漫画で早わかり」的なダイジェストと異なり、ジャン・ヴァルジャンを始め、登場人物一人一人のキャラクター像だけではなく、その心象風景まで壮大に描き切っているところに、作者の原作への深い理解と愛を感じました。終局の場面は涙無くして見られません。人々の命の繋がりと未来への希望が高らかに謳いあげられています。
余談ですが、『レ・ミゼラブル百六景』(鹿島茂著・文春文庫)とアニメ『レ・ミゼラブル~少女コゼット』も、本作と併せて見られることをお勧め致します。前者では原書の挿絵と共に、作品の時代背景について詳細に触れられており、物語をより深く味わうことができます。後者では本作&原作と異なる意外なストーリー展開等、見比べてみると実に興味深いものがあります。『レ・ミゼラブル』はこれからも、様々な形で多くの人々の心に、命と希望の灯を燈し続けるでしょう。
余談ですが、『レ・ミゼラブル百六景』(鹿島茂著・文春文庫)とアニメ『レ・ミゼラブル~少女コゼット』も、本作と併せて見られることをお勧め致します。前者では原書の挿絵と共に、作品の時代背景について詳細に触れられており、物語をより深く味わうことができます。後者では本作&原作と異なる意外なストーリー展開等、見比べてみると実に興味深いものがあります。『レ・ミゼラブル』はこれからも、様々な形で多くの人々の心に、命と希望の灯を燈し続けるでしょう。
2016年9月7日に日本でレビュー済み
映画、舞台、アニメーション、漫画と様々なレミゼラブルを見てきましたが、その中でもトップクラスの完成度です。原作ファンにこそ読んでほしい。