OL茉由子はとあるテレビ局主催のシナリオコンクールで佳作に入賞する。
脚本家になることを目標にしてきた茉由子はこの入賞に浮かれ立つ。
しかし、そんな彼女であったが、
なかなか脚本家としての仕事は回ってこない。
その前段階のプロットライターとして仕事を回されるが、
どの作品もダメ。
しまいにはPにセクハラ攻撃は受けるは、
会社ではなんだかスパイ容疑までかけられるは、
本業にしたい脚本の方もさっぱり。
それでも恋の予感に胸膨らむ。
が、それもやっぱり横槍が入り、成就せず。
そんな茉由子に明日はあるのか・・・。
吉野さんといえば、
同じようにOLからシナリオコンクールに入選した方ですが、
茉由子と違うのは実際に脚本家としてデビューし、
現在はこの作品も含めて小説家としても活躍中の方です。
なので、この作品は半ば自叙伝風?な感じですが、
さて、どこまでが事実なのやら・・・。
物語自体は
脚本家になるべく奮闘する茉由子と
OLとして仕事をする茉由子と
偶然であった俳優のタマゴとの恋愛(結構一方通行?)など
盛りだくさんの内容ですが、
どれもが散発な感じにならず
いい感じで展開していって、読んでてかなり面白かったですね。
ちょっとした裏情報なんかも盛り込まれ、
ギョーカイ好きならたまらない?
(そこまで大げさではないですが)
『秋の大三角』でう〜んと首をひねったんですが、
この作品はかなり面白く読ませてもらいました。

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ドラマデイズ (小学館文庫 よ 9-4) 文庫 – 2016/5/7
吉野 万理子
(著)
OL人生一発逆転なるか?リアルお仕事小説
仁藤茉由子28歳OL。仕事はデータの入力。会社では気の合わない同僚と嫌味な上司に囲まれ、帰宅後は部屋で一人ビールを飲む毎日。そんなかわり映えのしない日々からの脱却を目指す茉由子に、大手テレビ局が主催するシナリオコンクルール入賞の朗報が届きます。「会社を辞めて書くことに専念しよう!」そう心に決めて臨んだ授賞式でしたが、突きつけられたのは厳しい現実でした。
仕方なくOLを続けながら脚本家を目指すことにした茉由子に、ドラマ制作会社からプロット書きの仕事が舞い込みます。脚本家としての足掛かりにと、徹夜を続けて必死にプロットを書きあげますが、執筆料は出ないありさま。一方会社では、華やかな世界に身を置く茉由子をねたんでか、同僚の態度はどこかよそよそしくなり……。
落ち込む茉由子の前に現れたのは、駆け出しの俳優、秋月愁。「いつの日か、君が脚本を書いて、僕が主演する」――愁の言葉に書くことへの意欲を取り戻した茉由子でしたが、愁はまたたく間に人気俳優へと駆け上がり、あっという間に遠い存在に。
そんな中、いつもの職場で待っていたのは、予想もしなかった事件。茉由子はようやく、自分が気づかずにいた人々の温かさ、自分自身の本当の思いに気づき始めます。そして、自分が本当に書きたい「ドラマ」を見つけるのでした。
【編集担当からのおすすめ情報】
「このまま平凡な退屈な毎日を続けていて、いいのだろうか」そう思う人はたくさんいるはず。そんな方々にこそ是非読んでいただきたい,ハートフルなお仕事小説です。
いったん良いことが起こったように見えて、その後はしょっぱい展開が待っていたり。平凡だと思っている日常にこそドラマは溢れています。
あまりにリアルなヒロインの奮闘ぶりに、いつの間にか力一杯応援したくなる、そんな元気が湧いてくる作品です。
痛快お仕事小説であり、癒やされる人間ドラマでもあり、甘酸っぱい恋愛小説でもある、贅沢な一冊。脚本家としてデビューの経験がある筆者だからこそ書ける描写ばかりです。
巻末の対談、脚本家の後藤法子さんをお招きして実現した「『ドラマデイズ』あるあるエピソード」も必読です。
仁藤茉由子28歳OL。仕事はデータの入力。会社では気の合わない同僚と嫌味な上司に囲まれ、帰宅後は部屋で一人ビールを飲む毎日。そんなかわり映えのしない日々からの脱却を目指す茉由子に、大手テレビ局が主催するシナリオコンクルール入賞の朗報が届きます。「会社を辞めて書くことに専念しよう!」そう心に決めて臨んだ授賞式でしたが、突きつけられたのは厳しい現実でした。
仕方なくOLを続けながら脚本家を目指すことにした茉由子に、ドラマ制作会社からプロット書きの仕事が舞い込みます。脚本家としての足掛かりにと、徹夜を続けて必死にプロットを書きあげますが、執筆料は出ないありさま。一方会社では、華やかな世界に身を置く茉由子をねたんでか、同僚の態度はどこかよそよそしくなり……。
落ち込む茉由子の前に現れたのは、駆け出しの俳優、秋月愁。「いつの日か、君が脚本を書いて、僕が主演する」――愁の言葉に書くことへの意欲を取り戻した茉由子でしたが、愁はまたたく間に人気俳優へと駆け上がり、あっという間に遠い存在に。
そんな中、いつもの職場で待っていたのは、予想もしなかった事件。茉由子はようやく、自分が気づかずにいた人々の温かさ、自分自身の本当の思いに気づき始めます。そして、自分が本当に書きたい「ドラマ」を見つけるのでした。
【編集担当からのおすすめ情報】
「このまま平凡な退屈な毎日を続けていて、いいのだろうか」そう思う人はたくさんいるはず。そんな方々にこそ是非読んでいただきたい,ハートフルなお仕事小説です。
いったん良いことが起こったように見えて、その後はしょっぱい展開が待っていたり。平凡だと思っている日常にこそドラマは溢れています。
あまりにリアルなヒロインの奮闘ぶりに、いつの間にか力一杯応援したくなる、そんな元気が湧いてくる作品です。
痛快お仕事小説であり、癒やされる人間ドラマでもあり、甘酸っぱい恋愛小説でもある、贅沢な一冊。脚本家としてデビューの経験がある筆者だからこそ書ける描写ばかりです。
巻末の対談、脚本家の後藤法子さんをお招きして実現した「『ドラマデイズ』あるあるエピソード」も必読です。
- 本の長さ325ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2016/5/7
- ISBN-104094062939
- ISBN-13978-4094062939
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2016/5/7)
- 発売日 : 2016/5/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 325ページ
- ISBN-10 : 4094062939
- ISBN-13 : 978-4094062939
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,403,803位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,141位小学館文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年5月10日に日本でレビュー済み
芸能界のお話はけっこう好きなのもありますが、おもしろかったです。
シナリオコンクールに入賞するも、なかなか脚本家として活躍できない主人公。
仕事<恋!?
なんだかんだで続けられるということは大きな才能だと思います。
元脚本家で現小説家の作者ということで内容はリアルなようですよ。
シナリオコンクールに入賞するも、なかなか脚本家として活躍できない主人公。
仕事<恋!?
なんだかんだで続けられるということは大きな才能だと思います。
元脚本家で現小説家の作者ということで内容はリアルなようですよ。
2010年4月1日に日本でレビュー済み
まわりの人が成功しているのをみて、自分のことを考えると悲しくなることがある。でも自分の努力を見てくれている人は必ずいるものだと思った。