小学生の頃に図書室で読みあさっていたシャーロック・ホームズ。
今回改めて読み直してみたのだが、自分でもビックリするほど楽しめた。
身体になじむとしか言えない。
物語がすんなりと身体に入ってきて血沸き肉躍るのだ。
子供の頃の読書体験が人間形成にいかに重要であるか思い知らされる至福のひとときだった。
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バスカヴィル家の犬 (新潮文庫) 文庫 – 1954/5/12
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ホームズ、魔の犬に挑む!爛々と光る目、火を吐く口、青い炎で包まれた身体。
恐怖に彩られた伝説を追う、シリーズ最高の長編。
「月9」TVドラマ化!
「シャーロック」フジテレビ系にて2019年10月7日スタート。
名探偵にディーン・フジオカ、相棒・ワトソンは岩田剛典。
深夜、銀幕のような濃霧のたちこめた西部イングランドの荒野に、忽然と姿を現わした怪物。らんらんと光る双眼、火を吐く口、全身を青い炎で燃やす伝説にまつわる魔の犬は、名家バスカヴィル家の当主ヘンリ卿を目がけて、矢のように走る――。
きわだった叙景によって舞台となる特殊地帯を一種の密室のように仕上げ、息づまるばかりの緊張を生む、ホームズ物語中最大の長編。
目次
第一章 シャーロック・ホームズ君
第二章 バスカヴィル家の祟り
第三章 問題の鍵
第四章 ヘンリー・バスカヴィル卿
第五章 三度目も失敗
第六章 バスカヴィルの館
第七章 博物学者ステープルトン
第八章 脱走の殺人犯
第九章 暗夜の怪光
第十章 怪しい女の名は
第十一章 岩上の怪人物
第十二章 沼沢地に死ぬ
第十三章 網をはる
第十四章 魔の犬の正体
第十五章 追想
解説 延原謙
本文より
ああしかし、彼ら三人の猛者が慄然としてうちふるえたのはその娘の死体ではなかった。また娘の近くに倒れているヒューゴー・バスカヴィルの死体でもなかった。それは犬の形をしているけれどもどんな犬にもまして巨大で獰猛な黒い獣が、いまやヒューゴーの死体に乗りかかり、喉もと深く食い入っている物凄い光景であった。しかもその怪物はヒューゴーの喉笛を食いちぎるとともに、その下あごに血潮を滴らせつつ、らんらんたる眼光するどく三人をにらみつけたのである。……(第二章「バスカヴィル家の祟り」)
コナン・ドイル Doyle, sir Arthur Conan(1859-1930)
アイルランド人の役人の子として、スコットランドのエディンバラに生れる。エディンバラ大学の医学部を卒業し、ロンドンで開業するが、家計の足しにするために文筆に手を染める。『緋色の研究』(1887)を皮切りに次々と発表された私立探偵シャーロック・ホームズと友人ワトスン博士を主人公とする一連の作品は世界的大人気を博し、「シャーロッキアン」と呼ばれる熱狂的ファンが今なお跡を絶たない。
延原謙(1892-1977)
岡山県生れ。早稲田大学卒。逓信省電気試験所勤務の後、「新青年」(博文館)「雄鶏通信」(雄鶏社)編集長を務める。のち、翻訳に専念、コナン・ドイルを始め英米推理小説の翻訳多数。
恐怖に彩られた伝説を追う、シリーズ最高の長編。
「月9」TVドラマ化!
「シャーロック」フジテレビ系にて2019年10月7日スタート。
名探偵にディーン・フジオカ、相棒・ワトソンは岩田剛典。
深夜、銀幕のような濃霧のたちこめた西部イングランドの荒野に、忽然と姿を現わした怪物。らんらんと光る双眼、火を吐く口、全身を青い炎で燃やす伝説にまつわる魔の犬は、名家バスカヴィル家の当主ヘンリ卿を目がけて、矢のように走る――。
きわだった叙景によって舞台となる特殊地帯を一種の密室のように仕上げ、息づまるばかりの緊張を生む、ホームズ物語中最大の長編。
目次
第一章 シャーロック・ホームズ君
第二章 バスカヴィル家の祟り
第三章 問題の鍵
第四章 ヘンリー・バスカヴィル卿
第五章 三度目も失敗
第六章 バスカヴィルの館
第七章 博物学者ステープルトン
第八章 脱走の殺人犯
第九章 暗夜の怪光
第十章 怪しい女の名は
第十一章 岩上の怪人物
第十二章 沼沢地に死ぬ
第十三章 網をはる
第十四章 魔の犬の正体
第十五章 追想
解説 延原謙
本文より
ああしかし、彼ら三人の猛者が慄然としてうちふるえたのはその娘の死体ではなかった。また娘の近くに倒れているヒューゴー・バスカヴィルの死体でもなかった。それは犬の形をしているけれどもどんな犬にもまして巨大で獰猛な黒い獣が、いまやヒューゴーの死体に乗りかかり、喉もと深く食い入っている物凄い光景であった。しかもその怪物はヒューゴーの喉笛を食いちぎるとともに、その下あごに血潮を滴らせつつ、らんらんたる眼光するどく三人をにらみつけたのである。……(第二章「バスカヴィル家の祟り」)
コナン・ドイル Doyle, sir Arthur Conan(1859-1930)
アイルランド人の役人の子として、スコットランドのエディンバラに生れる。エディンバラ大学の医学部を卒業し、ロンドンで開業するが、家計の足しにするために文筆に手を染める。『緋色の研究』(1887)を皮切りに次々と発表された私立探偵シャーロック・ホームズと友人ワトスン博士を主人公とする一連の作品は世界的大人気を博し、「シャーロッキアン」と呼ばれる熱狂的ファンが今なお跡を絶たない。
延原謙(1892-1977)
岡山県生れ。早稲田大学卒。逓信省電気試験所勤務の後、「新青年」(博文館)「雄鶏通信」(雄鶏社)編集長を務める。のち、翻訳に専念、コナン・ドイルを始め英米推理小説の翻訳多数。
- 本の長さ268ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1954/5/12
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104102134077
- ISBN-13978-4102134078
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【1】シャーロック・ホームズの冒険 | 【2】シャーロック・ホームズの帰還 | 【3】シャーロック・ホームズの思い出 | 【4】シャーロック・ホームズの事件簿 | 【5】緋色の研究 | 【6】四つの署名 | |
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価格 | ¥605¥605 | ¥781¥781 | ¥781¥781 | ¥781¥781 | ¥506¥506 | ¥605¥605 |
【新潮文庫】『シャーロック・ホームズ』シリーズ | ロンドンにまき起る奇怪な事件を追う名探偵シャー ロック・ホームズの推理が冴える第一短編集。「赤髪組合」「唇の捩れた男」等、10 編。 | 読者の強い要望に応えて、作者の巧妙なトリックにより死の淵から生還したホームズ。帰還後初の事件 「空家の冒険」など、10 編収録。 | 探偵を生涯の仕事と決める機縁となった「グロリア・スコット号」の事件。宿敵モリアティ教授との決死の対決「最後の事件」等、10短編。 | 知的な風貌の裏側に恐るべき残忍さを秘めたグルーナー男爵との対決を描く「高名な依頼人」など、難事件に挑み続けるホームズの傑作集。 | 名探偵とワトスンの最初の出会いののち、空家でア メリカ人の死体が発見され、続いて第二の殺人事件が……。ホームズ初登場の長編。 | インド王族の宝石箱の秘密を知る帰還少佐の遺児が 殺害され、そこには”四つの署名”が残されていた。犯人は誰か?テムズ河に展開される大捕物。 |
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【7】バスカヴィル家の犬 | 【8】恐怖の谷 | 【9】シャーロック・ホームズ最後の挨拶 | 【10】シャーロック・ホームズの叡智 | |
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価格 | ¥605¥605 | ¥693¥693 | ¥649¥649 | ¥737¥737 |
爛々と光る眼、火を吐く口、全身が青い炎で包まれているという魔の犬──恐怖に彩られた伝説の謎を追うホームズ物語中の最高傑作。 | イングランドの古い館に起った奇怪な殺人事件に端を発し、アメリカ開拓時代の炭坑町に跋扈する悪の集団に挑むホームズの大冒険。 | 引退して悠々自適のホームズがドイツのスパイ逮捕に協力するという異色作「最後の挨拶」など、鋭い推理力を駆使する名探偵ホームズ。 | 親指を切断された技師がワトスンのもとに駆込んでくる「技師の親指」のほか、ホームズの活躍で解決される八つの怪事件を収める。 |
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ドイル傑作集(I)―ミステリー編― | ドイル傑作集(II)―海洋奇談編― | ドイル傑作集(III)―恐怖編― | |
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価格 | ¥605¥605 | ¥506¥506 | ¥473¥473 |
【新潮文庫】『ドイル傑作集』 | 奇妙な客の依頼で出した特別列車が、線路上から忽然と姿を消す「消えた臨急」等、ホームズ生みの親によるアイディアを凝らした8編。 | 十七世紀の呪いを秘めた宝箱、北極をさまよう捕鯨船の悲話や大洋を漂う無人船の秘密など、海にまつわる怪奇な事件を扱った6編。 | 航空史の初期に、飛行士が遭遇した怪物との死闘「大空の恐怖」、中世の残虐な拷問を扱った「革の漏斗」など自由な空想による6編。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1954/5/12)
- 発売日 : 1954/5/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 268ページ
- ISBN-10 : 4102134077
- ISBN-13 : 978-4102134078
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 80,563位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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イメージ付きのレビュー

2 星
汚れ
内容は素晴らしいです。コナンドイルは悪くありません。ですが新品なのに表紙の汚れが酷いです日本郵便の所為なのかウェットティッシュで拭いても落ちない汚れ(掠れ?)がたくさん新品の本を買った気がしないです。保存や発送には気をつけて頂きたいです
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古本を購入しましたが綺麗な状態で届きました。
内容もおどろおどろしくて面白く読ませてもらいました。
底なし沼とか、犬の伝説とか設定が面白かった。
内容もおどろおどろしくて面白く読ませてもらいました。
底なし沼とか、犬の伝説とか設定が面白かった。
2021年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スヌーピーのコミックに「バスカヴィル家の犬」って登場したことがきっかけで購入しました。
読みごたえありました。
読みごたえありました。
2017年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
息子に頼まれて購入しました。面白かったそうで、あっという間に読み終えてました!
2020年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
急いで届けてもらったので、間に合いました。面白かったです。
2018年6月29日に日本でレビュー済み
いまだに人気の衰えないコナン・ドイルの「ホームズ・シリーズ」だけあって、「バスカヴィル家の犬」は、2018年6月現在、入手可能な文庫本だけでも、新潮文庫、創元推理文庫、光文社文庫、河出文庫、角川文庫と5種類出ています。
その中で私が読んだのは新潮文庫(延原謙 訳)と光文社文庫(日暮雅通 訳)だけなので、もとより5種類の文庫を公平に論じる資格はありません。
が、新潮文庫と光文社文庫の2つにかぎって言えば、(私の好みに過ぎないかも知れませんが) 翻訳で選ぶなら新潮文庫、豊富な挿絵で選ぶなら光文社文庫です。
→ただし挿絵の豊富さという点では、河出文庫版のほうが上らしく原作の挿絵をすべて収録しているようです。(原作にあるシドニー・パジットの挿絵採用枚数は、光文社文庫版が30枚、河出文庫版が全60枚)
「バスカヴィル家の犬」は、何しろ私の愛読書のひとつであり、ミステリーに加えて怪奇小説的な要素もあるので、しばしば夏 (怪談の季節) になると読んでいます。
それでも飽き足らずに、新潮社のCDブックス (2枚組 [長編縮約版]) まで買って、これも夏になると愛聴しています。
いやがうえにも恐怖をあおる効果音や不気味な劇伴音楽に、時々背筋をゾクッとさせながら聴いています。
ストーリーはもう分かっているのに、何がそんなに面白いかといえば、その理由はざっと以下の3つです。
(1) 霧ふかく荒涼とした、いかにも怪事件が起こりそうなダートムアの沼沢地帯がドラマの舞台であること
(2) 次から次へと謎めいた出来事が起こるため、読者はズンズンと物語の深間にハマって行かざるを得ないこと
(3) ホームズとワトソンの名コンビは言うにおよばず、血気盛んなヘンリー・バスカヴィル卿、誠実なモーティマー医師、バスカヴィル館の謎めいた使用人バリモア夫妻、いっぷう変わった隣人ステープルトンとその美貌の妹、頑固ジジイのフランクランド、プリンスタウンの監獄から脱走してバスカヴィル館の近辺に潜伏している凶悪殺人犯セルデン、等々、個性豊かな、あるいは謎めいた、あるいは危険な人物たちがドラマを大いに盛りあげていること
ミステリーが好きで、なおかつ「ジーキル博士とハイド氏」のような怪奇小説も好きな方には、まさしく垂涎の逸品だと思います。
その中で私が読んだのは新潮文庫(延原謙 訳)と光文社文庫(日暮雅通 訳)だけなので、もとより5種類の文庫を公平に論じる資格はありません。
が、新潮文庫と光文社文庫の2つにかぎって言えば、(私の好みに過ぎないかも知れませんが) 翻訳で選ぶなら新潮文庫、豊富な挿絵で選ぶなら光文社文庫です。
→ただし挿絵の豊富さという点では、河出文庫版のほうが上らしく原作の挿絵をすべて収録しているようです。(原作にあるシドニー・パジットの挿絵採用枚数は、光文社文庫版が30枚、河出文庫版が全60枚)
「バスカヴィル家の犬」は、何しろ私の愛読書のひとつであり、ミステリーに加えて怪奇小説的な要素もあるので、しばしば夏 (怪談の季節) になると読んでいます。
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いやがうえにも恐怖をあおる効果音や不気味な劇伴音楽に、時々背筋をゾクッとさせながら聴いています。
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(1) 霧ふかく荒涼とした、いかにも怪事件が起こりそうなダートムアの沼沢地帯がドラマの舞台であること
(2) 次から次へと謎めいた出来事が起こるため、読者はズンズンと物語の深間にハマって行かざるを得ないこと
(3) ホームズとワトソンの名コンビは言うにおよばず、血気盛んなヘンリー・バスカヴィル卿、誠実なモーティマー医師、バスカヴィル館の謎めいた使用人バリモア夫妻、いっぷう変わった隣人ステープルトンとその美貌の妹、頑固ジジイのフランクランド、プリンスタウンの監獄から脱走してバスカヴィル館の近辺に潜伏している凶悪殺人犯セルデン、等々、個性豊かな、あるいは謎めいた、あるいは危険な人物たちがドラマを大いに盛りあげていること
ミステリーが好きで、なおかつ「ジーキル博士とハイド氏」のような怪奇小説も好きな方には、まさしく垂涎の逸品だと思います。