良かった~😃こう言う作品を探していた❗と思わず思ってしまった。本を読む人は、誰でも良い本と巡り会いたいと思いながら、頁を開く。
読後の形のない充実感がたまらない。読み終えて良かった~😃と思える一冊だと本当に嬉しい‼
そう言う一冊でした。
『六月を綺麗な風の吹くことよ』正岡子規

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クローバー・レイン (一般書) 単行本 – 2012/6/6
大崎梢
(著)
作家=小説を書く人。
文芸編集者=小説のためになんでもする人。
老舗の大手出版社に勤める彰彦は、過去の人と目されていた作家の
素晴らしい原稿を偶然手にして、どうしても本にしたいと願う。
けれど会社では企画にGOサインが出なくて――。
いくつものハードルを越え、本を届けるために、奔走する彰彦。
その思いは、出版社内の人々に加えて、作家やその娘をも巻き込んでいく。
本に携わる人たちのまっすぐな思いに胸が熱くなる一作。
文芸編集者=小説のためになんでもする人。
老舗の大手出版社に勤める彰彦は、過去の人と目されていた作家の
素晴らしい原稿を偶然手にして、どうしても本にしたいと願う。
けれど会社では企画にGOサインが出なくて――。
いくつものハードルを越え、本を届けるために、奔走する彰彦。
その思いは、出版社内の人々に加えて、作家やその娘をも巻き込んでいく。
本に携わる人たちのまっすぐな思いに胸が熱くなる一作。
- 本の長さ315ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2012/6/6
- 寸法2.3 x 13.4 x 19.4 cm
- ISBN-104591129667
- ISBN-13978-4591129661
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登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (2012/6/6)
- 発売日 : 2012/6/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 315ページ
- ISBN-10 : 4591129667
- ISBN-13 : 978-4591129661
- 寸法 : 2.3 x 13.4 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 989,758位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2012年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりに深夜まで読みふけり、その余韻で朝までずっとうつらうつらとしていました…
とてもよかったです。
一冊の本ができるまでの、たくさんの人の熱い思い、努力が伝わり、この「クローバーレイン」もまさしくそうやってできた本であることを改めて思いました
装丁、帯などじっくり見なおしました
本ができてからも、書店員さん、出版社の人たちの頑張りがあることがよくわかり、本は買って蔵書にしないと申し訳ないなあ…としみじみ思い、図書館で借りて読んだのですが、思い切って新書で買わせていた
だきました(笑)
東野圭吾さんの「歪笑小説」の最後の短編も思い出しました。作中にも東野圭吾さんの名前が何度も出ていて、書店員だったころの大崎梢さんをなんとなく思い浮かべてしまいました
この小説の中で主人公が運命的に「シロツメクサの頃」という原稿に出会い、いろんな人に出会い、現実を知り、人の心の中を思い、思い遣り、困難に立ち向かい成長していくのですが、並行して語られる別の物
語も深く、結構テンコ盛りだなという気がしました。そういう点で本題から逸れてしまい不満を持つ人もいるかもしれないけど、わたしは個人的に、不幸な生い立ちの尚樹という少年がとても愛おしく、彼の物語
を思わずにいられませんでした。今、幸せでいますようにと…(だから眠れなくなってしまった)
大崎梢さんの本は初めてでしたが、こういう本に出会うから、読書はやめられないないんですよね
とてもよかったです。
一冊の本ができるまでの、たくさんの人の熱い思い、努力が伝わり、この「クローバーレイン」もまさしくそうやってできた本であることを改めて思いました
装丁、帯などじっくり見なおしました
本ができてからも、書店員さん、出版社の人たちの頑張りがあることがよくわかり、本は買って蔵書にしないと申し訳ないなあ…としみじみ思い、図書館で借りて読んだのですが、思い切って新書で買わせていた
だきました(笑)
東野圭吾さんの「歪笑小説」の最後の短編も思い出しました。作中にも東野圭吾さんの名前が何度も出ていて、書店員だったころの大崎梢さんをなんとなく思い浮かべてしまいました
この小説の中で主人公が運命的に「シロツメクサの頃」という原稿に出会い、いろんな人に出会い、現実を知り、人の心の中を思い、思い遣り、困難に立ち向かい成長していくのですが、並行して語られる別の物
語も深く、結構テンコ盛りだなという気がしました。そういう点で本題から逸れてしまい不満を持つ人もいるかもしれないけど、わたしは個人的に、不幸な生い立ちの尚樹という少年がとても愛おしく、彼の物語
を思わずにいられませんでした。今、幸せでいますようにと…(だから眠れなくなってしまった)
大崎梢さんの本は初めてでしたが、こういう本に出会うから、読書はやめられないないんですよね
2013年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前半はどうかな~と思いながら読んでいたけど、主人公が同じ会社の違う仕事(営業)も理解し、協力してひとつの物語を世にだすために奔走するあたりから面白くなってきます。出版社、編集者といってもただ作家さんから原稿をもらうだけじゃなく、ダメだしもすれば装丁も考える、そういう側面が見えるところも良かった。
2013年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
見るとも無く流れていたテレビから、女性の書店員さんからお勧めの言葉を聞きました。気になって早速アマゾンを開けると、レビューも良く、中古がありましたのでポチっと押してしまいました。知らない作家さんの本をテレビの知らない方の推薦で新品は買えませんでした。済みません。
同時に紹介のあった中脇初枝さんの「きみはいい子」も入手し、こちらも良かったので、しかるべき人に回っています。64(ろくよん)も面白そうでしたが、あっと言う間に中古は売り切れになりました。改めてそちらのレビューを拝見しましたら、私にはこの”クローバー‥”の方がずっと会っていました。
本当に本当にいい本に出合えたなあ。としみじみしてしまい、登場人物みんな好きになってしまいました。途中何度も涙して、もう最後は止まらなくなってしまいました。読んでもらいたい人の顔が浮かび、早く渡したい気持ちでいっぱいです。きっとその人も泣きながら読むんだろうな。
この本も映画になって欲しいです。私の中で、赤崎さんは島崎和歌子さん。若王子さんは木村拓也さん。鈴村さんは宮崎美子さん。あーでも肝腎の主人公の工藤さん、家永さん、冬実さんが浮かんで来ない。尚樹さんも。しばらく勝手にキャスト選考してしまうなぁ。アー私が監督したいー!!
同時に紹介のあった中脇初枝さんの「きみはいい子」も入手し、こちらも良かったので、しかるべき人に回っています。64(ろくよん)も面白そうでしたが、あっと言う間に中古は売り切れになりました。改めてそちらのレビューを拝見しましたら、私にはこの”クローバー‥”の方がずっと会っていました。
本当に本当にいい本に出合えたなあ。としみじみしてしまい、登場人物みんな好きになってしまいました。途中何度も涙して、もう最後は止まらなくなってしまいました。読んでもらいたい人の顔が浮かび、早く渡したい気持ちでいっぱいです。きっとその人も泣きながら読むんだろうな。
この本も映画になって欲しいです。私の中で、赤崎さんは島崎和歌子さん。若王子さんは木村拓也さん。鈴村さんは宮崎美子さん。あーでも肝腎の主人公の工藤さん、家永さん、冬実さんが浮かんで来ない。尚樹さんも。しばらく勝手にキャスト選考してしまうなぁ。アー私が監督したいー!!
2013年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表紙の絵で分かりますが、この物語は、本を題材にした数々の名作を生み出した大崎梢さんの恋愛物語だと思いました。
出版社の内情、作家の事情、書店の事情、読者の事情、全てがきっちりエッセンスとして入っていて、しかも集大成のように全く隙がないというか、より取材した跡の見える舞台設定で、編集者が恋に落ちるまでを描いています。
恋に落ちる相手も作家の隠し子、また編集者も複雑な家庭環境で育っていて、恋愛モノだけ見ると普通に見えますが、そこは大崎梢さんの舞台設定がねじりあいのように絡んできて、簡単には見せません。
それでいながらデートのシーンなどは描写がきれいで感情の機微も細かく描かれていて、極上の物語に仕上がっています。
老若男女全てにお勧めの一冊です。
出版社の内情、作家の事情、書店の事情、読者の事情、全てがきっちりエッセンスとして入っていて、しかも集大成のように全く隙がないというか、より取材した跡の見える舞台設定で、編集者が恋に落ちるまでを描いています。
恋に落ちる相手も作家の隠し子、また編集者も複雑な家庭環境で育っていて、恋愛モノだけ見ると普通に見えますが、そこは大崎梢さんの舞台設定がねじりあいのように絡んできて、簡単には見せません。
それでいながらデートのシーンなどは描写がきれいで感情の機微も細かく描かれていて、極上の物語に仕上がっています。
老若男女全てにお勧めの一冊です。
2015年12月3日に日本でレビュー済み
そんでもって、読者に届かせる為の戦略過程が楽しかった。
ついでに「プリティ~」を読み返したくなった。手元にセットで揃えてから読めばよかったな。
ついでに「プリティ~」を読み返したくなった。手元にセットで揃えてから読めばよかったな。
2015年6月14日に日本でレビュー済み
元書店員の大崎梢さんの作品は、本好きの人にとっては本屋さんや出版関係の事情が伺えて面白い。
「配達あかずきん」から始まる成風堂書店事件メモシリーズで好きになった大崎梢さんの作品で、読んでいないものがあったので図書館で手に取ったのですが、返却日が来たのに読んでなかったので今朝、読み始めたらもうガッツリその世界に捕らわれてしまいました。
どちらかというと小気味よい作品が好きだった大崎梢さんですが、これは一番かも。うん、今年読んだ本の中でも、読後の気持ちよさは一番です。
大手出版社の千石社で働く彰彦は、期待通りの仕事をそつなくこなす編集者。
ある出版パーティーで最近全く売れていないベテラン作家の家永を自宅まで送ったところ、まだどの出版社とも話を付けていない新作小説に巡り会う。
“行き先の決まっていない原稿があり、予想以上の感動作であり、自分は出版社に勤める編集者だ。”
彰彦は、すぐに本にしたいと望むが、家永の言葉はつれなかった。
「やめてくれ。よかったと言ってもらえるのは嬉しいが、しょせん君とは縁のない原稿だ。きれいさっぱり忘れてくれ。
作家が創造した物語を、本の形に整えて、その本を読む人に届ける文芸編集者、の話。
家永が書いた小説についてはストーリーだけが語られるだけで、物語は彰彦が作家、上司である編集長、営業担当、書店、同業のライバルなど周囲の人々とのやり取りが描かれています。
正直な所、主人公である彰彦が抱える家族のバックボーンと作家・家永が抱える家族のバックボーンがあざといくらいに重なることや、物語の展開が早すぎるかなという荒っぽい実感はあるのですが、ラストのある人物からの届くことを考えていないメッセージにはやられました。危うく涙腺が緩みかけました。
物語に登場する家永が書いた小説「シロツメクサの頃」のように、シンプルに著者が読者に届けたい言葉がある小説だと感じました。
と、読み終えてすぐにこうやってレビューを書いているあたり、何か受け取った印です。
「配達あかずきん」から始まる成風堂書店事件メモシリーズで好きになった大崎梢さんの作品で、読んでいないものがあったので図書館で手に取ったのですが、返却日が来たのに読んでなかったので今朝、読み始めたらもうガッツリその世界に捕らわれてしまいました。
どちらかというと小気味よい作品が好きだった大崎梢さんですが、これは一番かも。うん、今年読んだ本の中でも、読後の気持ちよさは一番です。
大手出版社の千石社で働く彰彦は、期待通りの仕事をそつなくこなす編集者。
ある出版パーティーで最近全く売れていないベテラン作家の家永を自宅まで送ったところ、まだどの出版社とも話を付けていない新作小説に巡り会う。
“行き先の決まっていない原稿があり、予想以上の感動作であり、自分は出版社に勤める編集者だ。”
彰彦は、すぐに本にしたいと望むが、家永の言葉はつれなかった。
「やめてくれ。よかったと言ってもらえるのは嬉しいが、しょせん君とは縁のない原稿だ。きれいさっぱり忘れてくれ。
作家が創造した物語を、本の形に整えて、その本を読む人に届ける文芸編集者、の話。
家永が書いた小説についてはストーリーだけが語られるだけで、物語は彰彦が作家、上司である編集長、営業担当、書店、同業のライバルなど周囲の人々とのやり取りが描かれています。
正直な所、主人公である彰彦が抱える家族のバックボーンと作家・家永が抱える家族のバックボーンがあざといくらいに重なることや、物語の展開が早すぎるかなという荒っぽい実感はあるのですが、ラストのある人物からの届くことを考えていないメッセージにはやられました。危うく涙腺が緩みかけました。
物語に登場する家永が書いた小説「シロツメクサの頃」のように、シンプルに著者が読者に届けたい言葉がある小説だと感じました。
と、読み終えてすぐにこうやってレビューを書いているあたり、何か受け取った印です。
2012年12月25日に日本でレビュー済み
大手出版社の社員が主人公。
ある出版パーティーで酔ってしまった作家(ちょっと世間から忘れられかけてる中堅作家)を
家まで送る。テーブルの上には夜間中学を舞台にした小説の原稿が。
主人公はどうしてもこの小説を出版したいと、奮闘する・・・・というお話。
ラストの十数ページ読み進める間、私の頭の中では、
中島みゆきの「時代」がずーーと流れていました。
まるでドラマや映画のクライマックスシーンのように。
小説読みながら、頭の中で音楽が流れるって・・・得難い経験をしました。
本屋さん大賞は「舟を編む」でしたが、
同じ「本を作るまでの小説」といっても、こちらは「編集者」「作者」「作者の娘」
「主人公の編集者の家族・親族」「ライバル社の編集者」それぞれの思いが交錯していきます。
物語は「ひとつの小説が世に出るまで」なんですが、
この小説はそれだけにとどまりません。
人が生きていくことってなんだろう、人がかかえる「思い」とは、
その思いをかなえるってどういうことか?
人生について、あらためて考えさせられた小説でした。
私も、しおれたクローバーの上にふりそそぐ、慈雨のような人になりたいと、
なれるだろうかと思った本です。
ある出版パーティーで酔ってしまった作家(ちょっと世間から忘れられかけてる中堅作家)を
家まで送る。テーブルの上には夜間中学を舞台にした小説の原稿が。
主人公はどうしてもこの小説を出版したいと、奮闘する・・・・というお話。
ラストの十数ページ読み進める間、私の頭の中では、
中島みゆきの「時代」がずーーと流れていました。
まるでドラマや映画のクライマックスシーンのように。
小説読みながら、頭の中で音楽が流れるって・・・得難い経験をしました。
本屋さん大賞は「舟を編む」でしたが、
同じ「本を作るまでの小説」といっても、こちらは「編集者」「作者」「作者の娘」
「主人公の編集者の家族・親族」「ライバル社の編集者」それぞれの思いが交錯していきます。
物語は「ひとつの小説が世に出るまで」なんですが、
この小説はそれだけにとどまりません。
人が生きていくことってなんだろう、人がかかえる「思い」とは、
その思いをかなえるってどういうことか?
人生について、あらためて考えさせられた小説でした。
私も、しおれたクローバーの上にふりそそぐ、慈雨のような人になりたいと、
なれるだろうかと思った本です。