流れ星が消えないうちに [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 波瑠, 葉山奨之, 入江甚儀, 小市慢太郎, 黒島結菜, 柴山健次 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 4 分 |
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商品の説明
悲しみは、きっといつか勇気に変わる。
★主演はNHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロイン、幅広い層から支持を集める今最も注目の女優・波瑠。
★原作は「半分の月がのぼる空」シリーズで知られる稀代の作家・橋本紡。
「痛みも書きたい。得ることは失うことでもある」そういった想いを持つ作者の映画化に、製作陣は力を結集させ、本作に挑んだ。
★入江甚儀(『キカイダー REBOOT』)、葉山奨之(NHK連続テレビ小説「まれ」)、黒島結菜(「アオイホノオ」)など、最も注目の集まる若手キャストが揃った。
★メガホンを取るのは『君の好きなうた』の柴山健次監督。
美しい映像構成、緻密な心理描写は見ている者の心を掴んで離さない。
撮影は武蔵野市・三鷹市で行われ、その街並みは物語の世界をより魅力的なものとしている。
【特典】特報、予告編
【ストーリー】
本山奈緒子(波瑠)は、かつての恋人・加地径一郎(葉山奨之)の事故死の影響から、玄関でしか眠れなくなってしまった。
流れる時間の中、いまでは新しく付き合っている恋人・川嶋巧(入江甚儀)との日常が、奈緒子にはあった。
加地の親友であった巧と奈緒子にとって、この現実は加地に対する裏切りだと感じ、自分を責めていた。二人の時計の針は止まったまま…
ある日、奈緒子の父・本山諒(小市慢太郎)が突然東京にやってきた。本山の転勤を機に家族は大分に引っ越し、奈緒子は東京で一人暮らしをしていた。
「家出をしてきた」という父との二人暮らしが始まる。奈緒子、巧、本山の時間がゆるやかに動き始める。
やがて、妹の本山絵里(黒島結菜)が加わり、それぞれが抱える問題が次第に明らかになっていく。
それは、加地がよく口にしていた言葉。かけがえのない存在が、この世に残していった言葉。
奈緒子たちの心に変化がもたらされようとしていた。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 80 g
- EAN : 4988111249982
- 監督 : 柴山健次
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 4 分
- 発売日 : 2016/7/8
- 出演 : 波瑠, 入江甚儀, 葉山奨之, 黒島結菜, 小市慢太郎
- 販売元 : KADOKAWA / 角川書店
- ASIN : B01E584J04
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 5,775位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 44位日本のラブロマンス映画
- - 229位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
そのドラマ直後に上映された作品です。
存在感のある女優さんになったと思います。
波瑠ファンとしては、是非押さえておきたい1本です。
「何かを得る、ということは、何かを失うということだ」とは原作者の橋本紡の言葉だ。
では、何かを失う、ということは、何かを得る、ということになるのだろうか。
人の一生は片道切符だ。時間を遡及してやり直すことは出来ない。失い続け、得続ける。そして最後は死という形で全てを失う。遺すことはできても、何かを得て死を迎えることはできない。そして、遺す物が心であった場合、残された者は一方的な心を抱えることになってしまう。
死んだ者のことは忘れなければならない。
僕はずっと思っている。忘れなければ、今の自分の所在を死者の所為にしてしまうからだ。
だけど、それがどうしても忘れられなかったとしたら?
今の自分が、死者に後ろめたさを感じていたとして、それでも忘れられなかったとしたら?
それが業というものなのか。
玄関でしか眠れなくなった彼女は、その業を背負うことができなかった。
玄関は、ただいま、と、おかえり、の交差するところ。出口であり入口であるところ。立ち止まり、居続ける場所ではない。
彼女の苦しさは彼女だけのもので、悲しみは彼女だけのもので、業も彼女だけのもの。誰かと分け合うことはできない。彼女だけの絶対の権利。例え、その権利に押しつぶされることになっても。
でも、同じ重さを背負う彼がいた。死者に対し後ろめたい気持ちを抱え、それでも彼女を支えると決めた彼。
死者と心を通わせることは出来ない。
業を分け合うことは出来ない。
それでも彼女と彼は手を繋いで、心を通わせて、生きていくと決める。
流れ星は昼夜関係なく地球に降り注いでいる。でも、それが地表に届くことはほとんどない。
そして、光っても刹那だ。
そんな儚いものに僕たちは願いをかける。
分かっているのだ。そんなことで願いは叶わない。
願うこと、それそのものに意味がある。自分の願いを、刹那の間でも、再度確かめる。
私の流れ星は、まだ消えていない、と。
例えるなら、未完のまま急に終わりを告げられた恋愛小説の読者の状態です。
戸惑いと、ショック、喪失感、怒り、何故?と、問いかけても問いかけても答えては貰えない虚しさ、
そしてその本に夢中になっていたらいただけ、一生 気になって忘れられない。その小説を超えるような新たな物語に夢中にならない限り、スッキリしないモヤモヤした気持ちは小さくならない。
彼の親友と付き合うことで新しく読み始めた物語は
彼の遺産を本棚(心)の中心から、片隅に移す事が出来るくらい大事な存在になるでしょうか?
彼と物語を読み進めて行くことで笑顔になれるのか?苦しいだけではないのか?
そんな風に考えながら静かに見守るように鑑賞しました。
波瑠の柔らかいナチュラルな演技がとても良かったです。
何度も見返してしまいました。
波瑠さんの演技力も魅力も垣間見る事が出来ました。
おすすめです!
しっとりとけれど深く生きる事について優しく教えてくれました。
秋の夜長にもピッタリの作品です!