産後に原因不明の足の痺れに悩まされ、脳神経外科、整形外科、接骨院…と色々な所に頼りましたが、治りませんでした。
たまたま接骨院で測った体組成の検査結果を見て、たんぱく質が不足気味であることが判明。
その後、食事でたんぱく質をしっかり摂るように心がけたら、足の痺れはすっかり治り、今までの病院代は何だったのかと思いました。
本書を読んで、ほとんどの病気は、身体のバランスが崩れていることによって起こるのだということが分かり、自身の経験と照らし合わせても非常に納得しました。
私も医療従事者ですが、病院に行って医師に診てもらうことで、治療を医師に丸投げしてしまう患者さんが多いように思います。
頼りたくなる気持ちは分かりますが、医師も、薬も、万能ではありません。
そんなものよりも、人の身体に元々備わっている「治す力」の方がよっぽど有能であり、病は自分で治せるのだと思いました。

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自己治癒力を高める医療 実践編:バイオロジカル検査でわかるあなたの「治る力」 単行本 – 2016/7/20
小西 康弘
(著)
アトピー、うつ、潰瘍性大腸炎、慢性疲労症候群……
治りにくい病気を根本的に治すための新しいアプローチ。
病気や症状は突然現れるのではなく、
それまでに自己治癒力を低下させるさまざまな原因が潜んでいる。
だからこそ対症療法ではなく根本原因にまで遡って治療を行うことが重要。
全人的な治癒を目指し「新しい医療」を実践する著者が、
ふだん現場で実践している実際の検査方法や治療方針をまとめた。
慢性疲労症候群、起立性調節障害、潰瘍性大腸炎、難治性のアトピー性皮膚炎、
気管支喘息、食事アレルギー、うつ病の治療体験記も掲載。
【推薦の言葉】(抜粋)
実は、原因不明といわれる患者さんの多くが、
ビタミン・ミネラルなどの基本的な栄養素が足りていないために病気が起きています。
これらの足りない栄養素を手軽に摂取可能なサプリメントという形で処方するのが栄養外来です。
サプリメントは薬と違い必要量の個人差が激しいため、
実際の栄養外来では、体内のビタミン・ミネラル量を測定し、
足りない栄養を足りない分だけ処方するのですが、理屈通りうまく行かない人も多くいます。
なぜなら、栄養を摂っても「効果を邪魔する要因」に阻まれてしまい、
うまく消化、吸収、利用できないからです。
その要因とは例えば、本書にあるように「胃腸が悪くて栄養素を消化吸収利用できないこと」と
「重金属がたまっているために、体内に入ったミネラルがその力を十分に発揮できないこと」です。
重症の患者さんほど、栄養バランスの崩れに加えて、「栄養を消化、吸収、利用する力」が落ちています。
私は15年前から栄養療法外来を行っていますが、単純な栄養外来から、効果が出ない理由をみつけ、
その力を取り戻させてあげる根本治療外来にシフトすることで、治療成績はかなり向上しました。
そこで、この治療法を広めるべく、定期的に勉強会を行っています。
小西先生ほど、この治療に熱心な方はいないでしょう。
この本には、小西先生と私が行っていることのエッセンスが詰まっています。
しかも、ちょっと理屈っぽい難しい話が、絶妙な例を用いて非常にうまく説明されています。
具合の悪い理由がわからず悩んでいる方はぜひ、小西先生と話し合い、
検査を受けてみてください。今まで見えなかった本当の原因が見えてくると思います。
また、具体的な方法を知りたい医師の方にもぜひお勧めさせていただきます。
臨床分子栄養医学研究会 代表 宮澤賢史
治りにくい病気を根本的に治すための新しいアプローチ。
病気や症状は突然現れるのではなく、
それまでに自己治癒力を低下させるさまざまな原因が潜んでいる。
だからこそ対症療法ではなく根本原因にまで遡って治療を行うことが重要。
全人的な治癒を目指し「新しい医療」を実践する著者が、
ふだん現場で実践している実際の検査方法や治療方針をまとめた。
慢性疲労症候群、起立性調節障害、潰瘍性大腸炎、難治性のアトピー性皮膚炎、
気管支喘息、食事アレルギー、うつ病の治療体験記も掲載。
【推薦の言葉】(抜粋)
実は、原因不明といわれる患者さんの多くが、
ビタミン・ミネラルなどの基本的な栄養素が足りていないために病気が起きています。
これらの足りない栄養素を手軽に摂取可能なサプリメントという形で処方するのが栄養外来です。
サプリメントは薬と違い必要量の個人差が激しいため、
実際の栄養外来では、体内のビタミン・ミネラル量を測定し、
足りない栄養を足りない分だけ処方するのですが、理屈通りうまく行かない人も多くいます。
なぜなら、栄養を摂っても「効果を邪魔する要因」に阻まれてしまい、
うまく消化、吸収、利用できないからです。
その要因とは例えば、本書にあるように「胃腸が悪くて栄養素を消化吸収利用できないこと」と
「重金属がたまっているために、体内に入ったミネラルがその力を十分に発揮できないこと」です。
重症の患者さんほど、栄養バランスの崩れに加えて、「栄養を消化、吸収、利用する力」が落ちています。
私は15年前から栄養療法外来を行っていますが、単純な栄養外来から、効果が出ない理由をみつけ、
その力を取り戻させてあげる根本治療外来にシフトすることで、治療成績はかなり向上しました。
そこで、この治療法を広めるべく、定期的に勉強会を行っています。
小西先生ほど、この治療に熱心な方はいないでしょう。
この本には、小西先生と私が行っていることのエッセンスが詰まっています。
しかも、ちょっと理屈っぽい難しい話が、絶妙な例を用いて非常にうまく説明されています。
具合の悪い理由がわからず悩んでいる方はぜひ、小西先生と話し合い、
検査を受けてみてください。今まで見えなかった本当の原因が見えてくると思います。
また、具体的な方法を知りたい医師の方にもぜひお勧めさせていただきます。
臨床分子栄養医学研究会 代表 宮澤賢史
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社創元社
- 発売日2016/7/20
- ISBN-104422410911
- ISBN-13978-4422410913
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商品の説明
著者について
小西康弘(こにし・やすひろ)
小西統合医療内科院長。
天理よろづ相談所病院・京都大学消化器内科などで内科全般を研修し、
消化器内科を専門とする。認定内科専門医。
「病気になるプロセス」を川の流れにたとえ、
上流から中流、下流を含めた統合医療の立場から、
「自己治癒力を高める医療」を提唱している。
小西統合医療内科院長。
天理よろづ相談所病院・京都大学消化器内科などで内科全般を研修し、
消化器内科を専門とする。認定内科専門医。
「病気になるプロセス」を川の流れにたとえ、
上流から中流、下流を含めた統合医療の立場から、
「自己治癒力を高める医療」を提唱している。
登録情報
- 出版社 : 創元社 (2016/7/20)
- 発売日 : 2016/7/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 160ページ
- ISBN-10 : 4422410911
- ISBN-13 : 978-4422410913
- Amazon 売れ筋ランキング: - 428,151位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 604位自然治癒力・免疫力
- カスタマーレビュー:
著者について
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京都大学医学部卒業。総合内科専門医。医学博士。天理よろづ相談所,京都大学消化器内科勤務を経て現在は大阪で統合医療の内科クリニックの院長。
原因の分からない慢性的な症状に対して、機能性医学の観点から、8000人以上の患者を診察。
体の土台を整えることの重要性を発信している。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長年苦しんできた慢性疲労の治療を受けるため、
小西統合医療内科を受診しようかどうか迷っていましたが、
まずそこの院長医師が書いたこの本を読んでみようと思い、購入しました。
専門的な内容ですが、素人でも分かるように解説されてます。
慢性疲労だけでなく、アトピー性皮膚炎・食物アレルギー・起立性調節障害・
うつ病・潰瘍性大腸炎、などなど他の病気についても書かれてます。
何故こんな症状が出るのか、どんな検査をすれば悪いところが分かるのか、
それに対してどのような治療を行っていくのか、
と順を追ってわかりやすく解説されてますが、そのどれもが革新的で説得力があります。
少しずつ読み進めるつもりでページを開きましたが、今の自分の体に出ている症状と
重ねてみるとあまりもドストライクだったので読むのが止まらなくなりました。
小西統合医療内科を受診することに決めました。
慢性疲労の治療をするため今まで色んな病院に行き、
どの医師にも口を揃えて「悪いところは無いです」と言われ続けてきましたが、
ここの病院なら原因も分かってちゃんとした治療を受けられると思います。
この本は、家庭で行う治療法を紹介している本ではありません。
素人判断での治療(サプリの服用)は、治る場合もあるけど大きなリスクも
伴うからと本書で書かれてます。
私自身の体験からして、これはその通りです。
腸内カンジダ・リーキーガット症候群の情報をネットで調べ、
ビタミン・ミネラルのサプリ、乳酸菌やビフィズス菌のサプリは以前から服用してたところに
カンジダ菌を除菌するサプリと抗真菌薬を海外から取り寄せて服用したところ、
酷いダイオフ反応が3ヶ月ほど続きました。
死滅したカンジダ菌が抱えていた重金属や毒素が、弱った腸内に一気に放出されたためでしょう…
もの凄い疲労感が3ヶ月も続いたんです。
それで結局まだ慢性疲労は治ってません。
本書を読んで知ったことですが、腸内環境が整ってないのに除菌を行うと重篤な副作用が
出ることがあるそうです。
ネットで調べられる情報は有益な情報もありますが、それが全てではなかったです。
専門医を受診するかどうかは別として、自己流で治療をしようか考えてる人は
まずその前に本書を読むことをお勧めします。
あと… 全国の医療関係者の人達にもこの本を読んで欲しいです。
小西統合医療内科を受診しようかどうか迷っていましたが、
まずそこの院長医師が書いたこの本を読んでみようと思い、購入しました。
専門的な内容ですが、素人でも分かるように解説されてます。
慢性疲労だけでなく、アトピー性皮膚炎・食物アレルギー・起立性調節障害・
うつ病・潰瘍性大腸炎、などなど他の病気についても書かれてます。
何故こんな症状が出るのか、どんな検査をすれば悪いところが分かるのか、
それに対してどのような治療を行っていくのか、
と順を追ってわかりやすく解説されてますが、そのどれもが革新的で説得力があります。
少しずつ読み進めるつもりでページを開きましたが、今の自分の体に出ている症状と
重ねてみるとあまりもドストライクだったので読むのが止まらなくなりました。
小西統合医療内科を受診することに決めました。
慢性疲労の治療をするため今まで色んな病院に行き、
どの医師にも口を揃えて「悪いところは無いです」と言われ続けてきましたが、
ここの病院なら原因も分かってちゃんとした治療を受けられると思います。
この本は、家庭で行う治療法を紹介している本ではありません。
素人判断での治療(サプリの服用)は、治る場合もあるけど大きなリスクも
伴うからと本書で書かれてます。
私自身の体験からして、これはその通りです。
腸内カンジダ・リーキーガット症候群の情報をネットで調べ、
ビタミン・ミネラルのサプリ、乳酸菌やビフィズス菌のサプリは以前から服用してたところに
カンジダ菌を除菌するサプリと抗真菌薬を海外から取り寄せて服用したところ、
酷いダイオフ反応が3ヶ月ほど続きました。
死滅したカンジダ菌が抱えていた重金属や毒素が、弱った腸内に一気に放出されたためでしょう…
もの凄い疲労感が3ヶ月も続いたんです。
それで結局まだ慢性疲労は治ってません。
本書を読んで知ったことですが、腸内環境が整ってないのに除菌を行うと重篤な副作用が
出ることがあるそうです。
ネットで調べられる情報は有益な情報もありますが、それが全てではなかったです。
専門医を受診するかどうかは別として、自己流で治療をしようか考えてる人は
まずその前に本書を読むことをお勧めします。
あと… 全国の医療関係者の人達にもこの本を読んで欲しいです。
2016年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「自己治癒力を高める医療 実践編」を
読ませて頂きました。
家族が難病を宣告されて 2年半になります。病院では 対処療法しかないと言われましたが 諦めきれずに 何かできることはないか…と 色々試し 調べていくうちに
この本と 出会いました。
読ませて頂き 病気なるプロセスや 検査の意味や仕方 治療法 心の持ち方など
どれも 分かりやすく記されていました。
「治るかも」という 一筋の光が見えた様に思いました。まだまだ やれることはあると 前向きな気持ちになれました。
今ある症状をとるだけではない 患者への
希望の光を灯す医療が この本には
書かれていると感じました。
小西康弘先生 有難うございます。
読ませて頂きました。
家族が難病を宣告されて 2年半になります。病院では 対処療法しかないと言われましたが 諦めきれずに 何かできることはないか…と 色々試し 調べていくうちに
この本と 出会いました。
読ませて頂き 病気なるプロセスや 検査の意味や仕方 治療法 心の持ち方など
どれも 分かりやすく記されていました。
「治るかも」という 一筋の光が見えた様に思いました。まだまだ やれることはあると 前向きな気持ちになれました。
今ある症状をとるだけではない 患者への
希望の光を灯す医療が この本には
書かれていると感じました。
小西康弘先生 有難うございます。
2020年2月23日に日本でレビュー済み
ベースはオーソモレキュラーですが、対処療法の西洋医学を元々あてにしてない自分にとっては、これまでに一番しっくり来る本でした。特に、腸内環境が整っていれば、フードアレルギーは起きない、重金属とかも排斥出来ると言うことは目から鱗でした。他の本も腸内環境大切と書かれていますが、ここまで大切だと言う実感は有りませんでした。
ただ、検査の方法とかは書いていますが、じゃあ、どうすれば治るの?と言うのが分からりません。実践編と書いている割に具体的な実践方法が良く分からないので、-1点(結局、病院に来いと言うこと?遠すぎて行けません)。
体調不良を抱えている人(特に西洋医学では治らない不調を抱えている人)は、読むべき本かと思います。
この本を読んでから、腸内環境などの本を読むことをおすすめします。
ただ、検査の方法とかは書いていますが、じゃあ、どうすれば治るの?と言うのが分からりません。実践編と書いている割に具体的な実践方法が良く分からないので、-1点(結局、病院に来いと言うこと?遠すぎて行けません)。
体調不良を抱えている人(特に西洋医学では治らない不調を抱えている人)は、読むべき本かと思います。
この本を読んでから、腸内環境などの本を読むことをおすすめします。
2016年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいてもスーっと入ってこない。
腸漏れ(リーキーガット)について書かれてあり、これがアトピーに関係しているのではないかと思っており、興味深いです。
実践編と銘打ってある割には???という印象を受けました。
腸漏れ(リーキーガット)について書かれてあり、これがアトピーに関係しているのではないかと思っており、興味深いです。
実践編と銘打ってある割には???という印象を受けました。
2016年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本来持っている自己治癒力を回復させることで、病気を治していくことが出来れば、それが最善である、と多くのかたが考えると思います。
しかし現実的には、
「 自己治癒力のバランスが崩れた状態は、どのような検査によって診断できるのか? 」
「 崩れた自己治癒力のバランスは、どうすれば整えることができるのか? 」
この問いに対する答えがまだ充分に確立されていないのです。
このために様々な説が飛び交い、根拠が明確でないものも多く存在するため、混乱に繋がっているのが現状だと思います。
著者は本書の目的を、
『 「自己治癒力の低下した状態」を科学的に評価する方法をきちんと示し、治療する方法を明らかにすること。』
として掲げ、以下のような方法を提示しています。
まず、「 バイオロジカル(生物学的)検査 」を用いて、その結果を数値化することで、自己治癒力を「 目に見えるように 」する。
これは血液、尿、便、毛髪を材料として細胞や分子のレベルでの異常をみつける検査を、それぞれの特徴を踏まえて
うまく組み合わせることで、問題となっている原因や自己治癒力を客観的に評価する方法です。
そしてこれを踏まえて、近年発達が著しい「 機能性医学 」、「 分子栄養学 」、「 抗炎症・抗酸化治療 」という分野に基づいた治療をアレンジされています。
具体的には、腸内環境の整備、カンジダの除菌、重金属をはじめとする有害物質の除去、ビタミンやミネラルの補充などがその治療方法で、
それに対する「なぜ?(意義)」 「どうやって?(方法)」 「効果と安全性は?(根拠)」 がとてもわかりやすく解説されています。
一方で、本書の中では具体的な薬剤の投与量やサプリメントの摂取量などが示されているわけではありません。
これは必要とするものの種類や量、タイミングが各個人で異なること、
十分な理解のない個人による安易な治療が重大な副作用に至る可能性があるからだと思います。
「バイオロジカル(生物学的)検査」、「機能医学」や「分子栄養学」は新しいものですが、いずれも根拠が示されているものです。
しかし、これらを組み合わせて根本的な原因に対して治療を進めていくという方法はまだ広くは認識されていません。
これに対して、著者は地道に科学的な根拠を積み上げていくという姿勢を貫いています。
このことは、新しい方法が信頼を勝ち得ていくためには絶対に必要であるとともに、治療を受ける側の安心・安全につながっていると思います。
論理的、科学的である一方で、学生時代の著者は小説家志望で、医師を目指してからも心理学に深い興味をもち、
ご自身がそれにより救われた経験を通じて、「 病気を治すためには、体だけではなく心も重要 」と考えておられます。
このため、病気の原因となる心身の不調へとつながっていく心のストレスに対しても、じっくり話を聞くことや専門家によるカウンセリングなど、
その人の中で起こっていることに可能な限り向き合い、「 心と体を一緒に扱える統合医療 」というスタイルを大切にされています。
病院で一般的に行われている現代医療を尊重しつつ、その欠けているものに対して著者が提案された新たなアプローチ方法は、
これまで原因がはっきりしなかった症状や多くの慢性疾患の治療に寄与する大きな可能性を感じます。
新しい方法を進めていく苦労の中でも、科学的な立場を崩さず真摯に患者さんと向き合う姿勢に深く感銘を受けました。
そうして形づくられた方法を示してくださった著者に深く感謝しています。
実例を挙げながら一般のかたにもわかりやすい表現で伝えられているため、
従来の方法でよくならなかった患者さんが新たな治療法を探す際の大きな助けになると思います。
しかし現実的には、
「 自己治癒力のバランスが崩れた状態は、どのような検査によって診断できるのか? 」
「 崩れた自己治癒力のバランスは、どうすれば整えることができるのか? 」
この問いに対する答えがまだ充分に確立されていないのです。
このために様々な説が飛び交い、根拠が明確でないものも多く存在するため、混乱に繋がっているのが現状だと思います。
著者は本書の目的を、
『 「自己治癒力の低下した状態」を科学的に評価する方法をきちんと示し、治療する方法を明らかにすること。』
として掲げ、以下のような方法を提示しています。
まず、「 バイオロジカル(生物学的)検査 」を用いて、その結果を数値化することで、自己治癒力を「 目に見えるように 」する。
これは血液、尿、便、毛髪を材料として細胞や分子のレベルでの異常をみつける検査を、それぞれの特徴を踏まえて
うまく組み合わせることで、問題となっている原因や自己治癒力を客観的に評価する方法です。
そしてこれを踏まえて、近年発達が著しい「 機能性医学 」、「 分子栄養学 」、「 抗炎症・抗酸化治療 」という分野に基づいた治療をアレンジされています。
具体的には、腸内環境の整備、カンジダの除菌、重金属をはじめとする有害物質の除去、ビタミンやミネラルの補充などがその治療方法で、
それに対する「なぜ?(意義)」 「どうやって?(方法)」 「効果と安全性は?(根拠)」 がとてもわかりやすく解説されています。
一方で、本書の中では具体的な薬剤の投与量やサプリメントの摂取量などが示されているわけではありません。
これは必要とするものの種類や量、タイミングが各個人で異なること、
十分な理解のない個人による安易な治療が重大な副作用に至る可能性があるからだと思います。
「バイオロジカル(生物学的)検査」、「機能医学」や「分子栄養学」は新しいものですが、いずれも根拠が示されているものです。
しかし、これらを組み合わせて根本的な原因に対して治療を進めていくという方法はまだ広くは認識されていません。
これに対して、著者は地道に科学的な根拠を積み上げていくという姿勢を貫いています。
このことは、新しい方法が信頼を勝ち得ていくためには絶対に必要であるとともに、治療を受ける側の安心・安全につながっていると思います。
論理的、科学的である一方で、学生時代の著者は小説家志望で、医師を目指してからも心理学に深い興味をもち、
ご自身がそれにより救われた経験を通じて、「 病気を治すためには、体だけではなく心も重要 」と考えておられます。
このため、病気の原因となる心身の不調へとつながっていく心のストレスに対しても、じっくり話を聞くことや専門家によるカウンセリングなど、
その人の中で起こっていることに可能な限り向き合い、「 心と体を一緒に扱える統合医療 」というスタイルを大切にされています。
病院で一般的に行われている現代医療を尊重しつつ、その欠けているものに対して著者が提案された新たなアプローチ方法は、
これまで原因がはっきりしなかった症状や多くの慢性疾患の治療に寄与する大きな可能性を感じます。
新しい方法を進めていく苦労の中でも、科学的な立場を崩さず真摯に患者さんと向き合う姿勢に深く感銘を受けました。
そうして形づくられた方法を示してくださった著者に深く感謝しています。
実例を挙げながら一般のかたにもわかりやすい表現で伝えられているため、
従来の方法でよくならなかった患者さんが新たな治療法を探す際の大きな助けになると思います。
2016年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原因不明の不定愁訴でどこで検査しても異常が無い。
そういった方は多いのではないでしょうか?
でも本当は原因は潜んでいるのです
その原因に値するモノを発見出来る検査をやっている施設が少ない
知識の幅を広げようと努力する医師が少なくて
そういった新たな検査法すら知らない
患者の方がその疾患についての知識量の多い場合も多々あります。
その新たな原因の発見法や治療法を
取り入れられていらっしゃるのが小西先生
世の中は常に進んでいる
現状維持は衰退も同然
小西先生のように新たな試みを
積極的に取り入れられる医師が増える事を望みます。
根本治療とは、新たな健康の考え方とは、
是非、一人でも多くの方に読んで頂きたい一冊です。
そういった方は多いのではないでしょうか?
でも本当は原因は潜んでいるのです
その原因に値するモノを発見出来る検査をやっている施設が少ない
知識の幅を広げようと努力する医師が少なくて
そういった新たな検査法すら知らない
患者の方がその疾患についての知識量の多い場合も多々あります。
その新たな原因の発見法や治療法を
取り入れられていらっしゃるのが小西先生
世の中は常に進んでいる
現状維持は衰退も同然
小西先生のように新たな試みを
積極的に取り入れられる医師が増える事を望みます。
根本治療とは、新たな健康の考え方とは、
是非、一人でも多くの方に読んで頂きたい一冊です。
2016年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自己治癒力を高めるという内容の本は
巷にあっても
漫然とした内容が多く
どのようなメカニズムで発症し
どんな原因が考えられ
どんな風な検査があり
どのようにアプローチしたらよいか
丁寧に記載されていてとても勉強に
なります。
本の中に脱線して
PATMという奇妙な症状について記載され
てましたが。
とても興味深く読ませてもらいました。
巷にあっても
漫然とした内容が多く
どのようなメカニズムで発症し
どんな原因が考えられ
どんな風な検査があり
どのようにアプローチしたらよいか
丁寧に記載されていてとても勉強に
なります。
本の中に脱線して
PATMという奇妙な症状について記載され
てましたが。
とても興味深く読ませてもらいました。