角田さんの本好きでほかにもたくさん読んでます。対岸の彼女とか空中庭園とか。
普通の主婦が補欠の裁判員に選ばれ裁判傍聴するうち虐待する主婦の気持ち感情に重なり
自分の事のように裁判見聞きするようになる。。。描写が丁寧で主婦の日常と人間関係軋轢
姑近所の人の人間関係が浮き彫りになりどんな平凡な人間でも1歩間違うと子供を虐待してしまうかもしれないという危惧がある話。裁判の部分がすごく長く見ていてしんどい部分もあったけどよみごたえがありました
あわせてwowwow柴崎コウさん主演でドラマ化されててドラマの方も面白いです
心理的に凄く重く考えさせられます。。。
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坂の途中の家 単行本 – 2016/1/7
角田光代
(著)
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購入オプションとあわせ買い
2007年『八日目の蝉』、2012年『紙の月』、
そして2016年――著者の新たな代表作が誕生する!
最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない――。
虐待事件の補充裁判員になった里沙子は、子どもを殺した母親をめぐる証言にふれるうち、いつしか彼女の境遇に自らを重ねていくのだった。
社会を震撼させた乳幼児虐待事件と〈家族〉であることの光と闇に迫る心理サスペンス。
感情移入度100パーセントの社会派エンターテインメント!
私は、果たして、文香を愛しているんだろうか。もちろん愛していると思っている。いなくなったらと考えただけで胸がふさがる思いがする。(略)それでも、文香を自分より大切なものと思えるだろうか。かわいい、かけがえのない子どもと思えるだろうか。(本文より)
そして2016年――著者の新たな代表作が誕生する!
最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない――。
虐待事件の補充裁判員になった里沙子は、子どもを殺した母親をめぐる証言にふれるうち、いつしか彼女の境遇に自らを重ねていくのだった。
社会を震撼させた乳幼児虐待事件と〈家族〉であることの光と闇に迫る心理サスペンス。
感情移入度100パーセントの社会派エンターテインメント!
私は、果たして、文香を愛しているんだろうか。もちろん愛していると思っている。いなくなったらと考えただけで胸がふさがる思いがする。(略)それでも、文香を自分より大切なものと思えるだろうか。かわいい、かけがえのない子どもと思えるだろうか。(本文より)
- 本の長さ424ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2016/1/7
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.7 cm
- ISBN-104022513454
- ISBN-13978-4022513458
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2016/1/7)
- 発売日 : 2016/1/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 424ページ
- ISBN-10 : 4022513454
- ISBN-13 : 978-4022513458
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 289,899位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,093位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前半は子育て中の女性なら感情移入しやすく、すぐに物語へ入り込める面白さがあると思います。
後半、被告人の印象が変わってるくと主人公と同じくモヤモヤした気持ちになりました。結局、事件が起こった過程、被告人がどうして虐待に至ったのか、主人公の夫は本当に妻を見下していたかったのか。。。真実がわからないまま終了。主人公は元の生活に戻れなくなり、読み終わっても自分ならどうするのだろうと重ねて考えさせられました。
虐待への警鐘がテーマかと思いきや、男女差別(夫婦間や、息子、娘の扱いの差)の問題のほうが印象に残った気がします。
女性はもちろん、妻が最近怒りっぽくて原因がわからない男性にもおすすめです。読んでみたら何か気づくことがあるかもせれません。
年配の人には理解しがたいかも。物語にでてくる年配の裁判員たちと同じように 。
後半、被告人の印象が変わってるくと主人公と同じくモヤモヤした気持ちになりました。結局、事件が起こった過程、被告人がどうして虐待に至ったのか、主人公の夫は本当に妻を見下していたかったのか。。。真実がわからないまま終了。主人公は元の生活に戻れなくなり、読み終わっても自分ならどうするのだろうと重ねて考えさせられました。
虐待への警鐘がテーマかと思いきや、男女差別(夫婦間や、息子、娘の扱いの差)の問題のほうが印象に残った気がします。
女性はもちろん、妻が最近怒りっぽくて原因がわからない男性にもおすすめです。読んでみたら何か気づくことがあるかもせれません。
年配の人には理解しがたいかも。物語にでてくる年配の裁判員たちと同じように 。
2023年11月17日に日本でレビュー済み
家庭を持ち子を育てるという人生最大のイベントを、妻・母親・女性の肩にのみ背負わせる日本社会の宿痾。それを個人レベルに落とし込められた刑事事件被告と裁判員となった女性との表裏近接性が。
2016年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公は、ある事件の被告に、補充裁判員というまったく一方的な形でかかわる。
法廷で耳に入ってくる検察側、弁護側からのさまざまの情報によって
彼女の心は揺さぶられ続け、自分の中に沈んでいた澱、自覚したくない現実に気づく。
夫と幼い子どもと自分。たった3人の中でしか存在していない、自分。
至らなさばかりをクローズアップしてしまう自分。
社会との接点を見失ってしまった主人公はあまりに影がうすく、儚い。
角田さんがつづる、主人公の思いや感情は発展しようのない繰り言かもしれない。
(じっさい読んでいて、じれったく、ずーんと疲れてしまう。
角田さんの『森に眠る魚』を思い出した)
閉塞した毎日に入り込んでしまうのは、
子育てに右往左往している母だからということが理由ではないと思う。
出口を見つけられないのは、主人公だけではない。
物語の終盤、主人公が補充裁判員としての自分の考えを述べるシーンで、
ようやく私はほっとした。儚い姿の主人公に、細い線ではあるが輪郭ができたように思えた。
主人公のじれったさよりも、イライラさせられたのは
裁判員の一員として登場する歳を重ねた女性と、義母である。
彼女たちは、常識やあるべき姿によって、現実を諮る。
その正義ゆえに他者を慮ることができない。
その狭隘さ。恐ろしさを感じる。
法廷で耳に入ってくる検察側、弁護側からのさまざまの情報によって
彼女の心は揺さぶられ続け、自分の中に沈んでいた澱、自覚したくない現実に気づく。
夫と幼い子どもと自分。たった3人の中でしか存在していない、自分。
至らなさばかりをクローズアップしてしまう自分。
社会との接点を見失ってしまった主人公はあまりに影がうすく、儚い。
角田さんがつづる、主人公の思いや感情は発展しようのない繰り言かもしれない。
(じっさい読んでいて、じれったく、ずーんと疲れてしまう。
角田さんの『森に眠る魚』を思い出した)
閉塞した毎日に入り込んでしまうのは、
子育てに右往左往している母だからということが理由ではないと思う。
出口を見つけられないのは、主人公だけではない。
物語の終盤、主人公が補充裁判員としての自分の考えを述べるシーンで、
ようやく私はほっとした。儚い姿の主人公に、細い線ではあるが輪郭ができたように思えた。
主人公のじれったさよりも、イライラさせられたのは
裁判員の一員として登場する歳を重ねた女性と、義母である。
彼女たちは、常識やあるべき姿によって、現実を諮る。
その正義ゆえに他者を慮ることができない。
その狭隘さ。恐ろしさを感じる。
2016年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の里沙子の、心理描写、こどもに対する複雑な思い、自分自身が娘を育ててきて
いろいろなことが思い出され あまりにも苦しくて苦しくて 読み進むことがなかなかできず
ようやく読み終わり、胸のなかのどっしりとした重みをどうしたらいいやら ・・・
自分自身、暴力と罵倒のなかで育ちました。だから実家とは疎遠です。
でも 親は今は罪滅ぼしのつもりか、経済的援助をしてくれてます。そのことにも自分に嫌悪感を感じます。
私はこどもをうむつもりはまったくありませんでした。
暴力で育てられた自分はきっと同じことをする、確信がありました。
被告人の女性も、里沙子も実家とはうまくいっていません。
そのことも 身に染みてあらためて苦しくなりました。
娘を産んだ以上 責任をもって育てなければいけない
その思いが、「かわいい」「いとおしい」と思う以上に大きい。
娘が中学生になったいまも その気持ちはあります。
小さいころ保育園から帰り、ぐずる娘にいらいらして手がでたこともありました。
虐待まがいのこともしました。
今 中学生になった娘に あのころはごめん、と謝っています。
でももう遅いような気がしてなりません。
3歳児くらいまでのお子さんを育てるお母さんの環境がお母さんにとっても
お子さんにとってもおだやかなものであるよう、まわりのケアが充実していくよう願ってやみません。
いろいろなことが思い出され あまりにも苦しくて苦しくて 読み進むことがなかなかできず
ようやく読み終わり、胸のなかのどっしりとした重みをどうしたらいいやら ・・・
自分自身、暴力と罵倒のなかで育ちました。だから実家とは疎遠です。
でも 親は今は罪滅ぼしのつもりか、経済的援助をしてくれてます。そのことにも自分に嫌悪感を感じます。
私はこどもをうむつもりはまったくありませんでした。
暴力で育てられた自分はきっと同じことをする、確信がありました。
被告人の女性も、里沙子も実家とはうまくいっていません。
そのことも 身に染みてあらためて苦しくなりました。
娘を産んだ以上 責任をもって育てなければいけない
その思いが、「かわいい」「いとおしい」と思う以上に大きい。
娘が中学生になったいまも その気持ちはあります。
小さいころ保育園から帰り、ぐずる娘にいらいらして手がでたこともありました。
虐待まがいのこともしました。
今 中学生になった娘に あのころはごめん、と謝っています。
でももう遅いような気がしてなりません。
3歳児くらいまでのお子さんを育てるお母さんの環境がお母さんにとっても
お子さんにとってもおだやかなものであるよう、まわりのケアが充実していくよう願ってやみません。
2017年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
未婚で子供なしの女です。両親とも他界し身内は世帯を持った弟のみです
そういう女の人生の王道?から外れた女の感想としては正直、子どもに対しての感情は他人事として冷静に読めました
徹底的に冷めた目で見ても興味深く面白かったです
我が身にひきつけて切実さを感じたのは残りわずか数ページに書いてあった理沙子の母親への記憶。。まさに私と同じでした
母は表向きは私を応援してるふりをしましたが自分の不本意きわまりない結婚生活のうさを晴らしたいのかそれとも自分より若い同性への単なる嫉妬なのかわかりませんが、私をことあるごとにけなしまくり私が友人と遊ぶのを嫌い自分と違う自由で幸福な人生を選ぶのを全力で阻止しました
自分のような男に依存するだけの人生を選んで苦しんでほしくないという純粋な母心と、一人の女としては自分とは違ってあらゆる選択肢を選べる時代に生まれた娘に対する羨望と嫉妬でおそらく母親自身も切り裂かれていたんでしょう
母の私に対する態度と弟(母にとっては息子)に対する態度の違いは死ぬまで変わりませんでした
よくあることですけど娘は奴隷扱い、息子は王子様→夫で満たされなかった男性からの愛を代替的に満たしたんでしょうね
女の人は思春期をすぎたら母親を冷静に見たほうがいいですよ。母親なんてそんなきれいなもんじゃないです
母親といえど人間、一人の人間の一つの属性にすぎないです(世間はそう見てないようですけどね)
そういう女の人生の王道?から外れた女の感想としては正直、子どもに対しての感情は他人事として冷静に読めました
徹底的に冷めた目で見ても興味深く面白かったです
我が身にひきつけて切実さを感じたのは残りわずか数ページに書いてあった理沙子の母親への記憶。。まさに私と同じでした
母は表向きは私を応援してるふりをしましたが自分の不本意きわまりない結婚生活のうさを晴らしたいのかそれとも自分より若い同性への単なる嫉妬なのかわかりませんが、私をことあるごとにけなしまくり私が友人と遊ぶのを嫌い自分と違う自由で幸福な人生を選ぶのを全力で阻止しました
自分のような男に依存するだけの人生を選んで苦しんでほしくないという純粋な母心と、一人の女としては自分とは違ってあらゆる選択肢を選べる時代に生まれた娘に対する羨望と嫉妬でおそらく母親自身も切り裂かれていたんでしょう
母の私に対する態度と弟(母にとっては息子)に対する態度の違いは死ぬまで変わりませんでした
よくあることですけど娘は奴隷扱い、息子は王子様→夫で満たされなかった男性からの愛を代替的に満たしたんでしょうね
女の人は思春期をすぎたら母親を冷静に見たほうがいいですよ。母親なんてそんなきれいなもんじゃないです
母親といえど人間、一人の人間の一つの属性にすぎないです(世間はそう見てないようですけどね)
2016年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「八日目の蝉」や「紙の月」のような映像化されるような作品ではないので
劇的な人間ドラマを期待するととんでもなく肩すかしを喰らうでしょう。
子育ての恐ろしさ、家族との気持ちのズレなどを丁寧に描いているが
私は途中まで「なんでこんなリア充主婦の子育ての愚痴を長々と読まされるのか」とゲンナリした。
私の友人で会う度に自分の環境の愚痴をヒステリックに話し続け再三エキサイトした挙句
最後に「もぅこうなっちゃうから会わないで距離とろうと思っていたんだよね」などという
開いた口が塞がらなくなるような事を云う友人がいるのだが
友人が去った後、「何故話を聞いたこちらに非があるみたいに言うのだろう」
と思い、心がささくれ会ったことを後悔する。
この作品の主人公の精神的緊迫は友人のそれとダブり読んでいてストレスが溜まった。
答えの無い問答が長いのだ。
心情を吐嘔し続けるのではなくもっと動きや展開でシンパシーを感じさせてほしい。
後半ようやく加速するが物足りない。
主人公の心情より法廷シーンとかもっと描いてほしかった。
子育てをした女性ならば「それそれわかるわ~」の連発かもしれないが
私にはテーマは十分伝わったが 面白くはない、というのが正直な感想である。
しかしそこは角田光代である。つまらないのに文章力でなんとか読めた。
劇的な人間ドラマを期待するととんでもなく肩すかしを喰らうでしょう。
子育ての恐ろしさ、家族との気持ちのズレなどを丁寧に描いているが
私は途中まで「なんでこんなリア充主婦の子育ての愚痴を長々と読まされるのか」とゲンナリした。
私の友人で会う度に自分の環境の愚痴をヒステリックに話し続け再三エキサイトした挙句
最後に「もぅこうなっちゃうから会わないで距離とろうと思っていたんだよね」などという
開いた口が塞がらなくなるような事を云う友人がいるのだが
友人が去った後、「何故話を聞いたこちらに非があるみたいに言うのだろう」
と思い、心がささくれ会ったことを後悔する。
この作品の主人公の精神的緊迫は友人のそれとダブり読んでいてストレスが溜まった。
答えの無い問答が長いのだ。
心情を吐嘔し続けるのではなくもっと動きや展開でシンパシーを感じさせてほしい。
後半ようやく加速するが物足りない。
主人公の心情より法廷シーンとかもっと描いてほしかった。
子育てをした女性ならば「それそれわかるわ~」の連発かもしれないが
私にはテーマは十分伝わったが 面白くはない、というのが正直な感想である。
しかしそこは角田光代である。つまらないのに文章力でなんとか読めた。
2020年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今年60歳になる女性です。読んでいくうちに自分が子育てしていた頃にタイムスリップしてしまい、何度も泣けてきました。あの頃この小説を読んでいたらどう思ったんだろう?救われたのかもしれない…って。子育て中の親御さんにも読んでもらいたい。
そして人の心の危うさ、同じ言葉もまったく違う意味を持って心に刺さる…いろいろと考えさせられました
そして人の心の危うさ、同じ言葉もまったく違う意味を持って心に刺さる…いろいろと考えさせられました