戦後、約10年で生まれた私ですが、平和の尊さを学んできました。しかし、戦後70年にもなると歴史の彼方へといってしまうのか?
人を人と思わぬ行為を昔のの本はやってきた。
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NHKスペシャル 特攻 ~なぜ拡大したのか~ [DVD]
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![NHKスペシャル 特攻 ~なぜ拡大したのか~ [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/71qb+amnOvL._AC_UL116_SR116,116_.jpg)
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商品の説明
終戦から70年の2015年、
あらためて戦争と平和をみつめて
NHKが制作したNHKスペシャルをDVD化。
昭和19年10月フィリピンをめぐるアメリカ軍との戦いのさなかに始まった「特攻」。
当初は現地部隊によるあくまでも例外的な作戦として始まったが、その後終戦まで加速度的に拡大、20歳前後の若者を中心に、数多くの戦死者を出した。
搭乗員の死を前提にした他に類を見ない作戦はなぜ拡大していったのか。
新たに発掘した資料や関係者の録音テープなどから、軍部の意志決定のプロセスを追うとともに、最前線の現場で特攻作戦に関わった兵士たちの証言を集め、特攻が歯止めなく拡大していった真相に迫る。
■封入物:リーフレット 番組制作者による取材記(予定)
○2015年8月8日 NHK総合で放送
ドキュメンタリー/セル/50分/16:9LB/ステレオ・ドルビーデジタル/片面一層 /カラー
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 60 g
- EAN : 4988066215919
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 50 分
- 発売日 : 2016/6/24
- 販売元 : NHKエンタープライズ
- ASIN : B01CCADSOK
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 35,326位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 582位ドキュメンタリー (DVD)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年1月7日に日本でレビュー済み
とにかく酷いDVDです。
特攻の生存者を含む軍関係者の証言と、NHKが調査したらしい史実を絡めながら、当時の日本政府や日本軍は降伏も決断できないバカだ無能だと延々とバッシングし続ける構成ですが、軍関係者の証言は重いもので心に響くものがあるとしても、NHKが調査したという事実がデタラメだらけで本当にちゃんと調査したの?資料提供にアメリカ公文書館と書いてるけど本当に行ったの?行った言い張るなら出典は?と問い詰めたくなるものばかりです。
まずは、日本軍はフィリピン戦での特攻の総合戦果として、232隻の敵艦艇を撃沈撃破したと評価していましたが、NHKが“アメリカの資料”を調査してみたら、たった58隻しか撃沈破してなかったことが判明したので日本軍の戦果分析は過大評価だとナレーションしてます。
しかし、今時は“アメリカの資料”は第二次世界大戦での米軍最上級の報告書公式報告書United States Strategic Bombing Survey Summary Reportの(Pacific War)や(Japanese Air Power)とか米海軍公式HPに掲載されている戦時中に米海軍が作成した特攻分析及び対策資料Anti-Suicide Action Summaryなどの公式資料を含めてネットでも見れるし、アメリカの書籍も気軽にネットで購入できるので、NHKの吹聴するデタラメはすぐにバレてしまって、資料によって多少のばらつきはありますが、撃沈は20~23隻 撃破は120隻前後と合計140隻以上になってます。
ドキュメント 神風〈下〉 (徳間文庫)
Kamikaze Attacks of World War II: A Complete History of Japanese Suicide Strikes on American Ships, by Aircraft and Other Means
ジャパニーズ・エア・パワー―米国戦略爆撃調査団報告/日本空軍の興亡
このDVDでは報じられませんが、“アメリカの資料”によれば米軍は公式記録でフィリピン戦の特攻の有効率を26.8%と算出しています。
フィリピン戦では“アメリカの資料”によれば650機の特攻機が失われたのですから(United States Strategic Bombing Survey Summary Report Japanese Air Powerより、日本側の戦史叢書では陸海軍合計679機、ちなみにNHKは500機と言っているが該当する資料不明)単純に計算しただけでも米軍の撃沈破艦は174隻(艦船の被害率なので1隻に複数の特攻機が命中しても数字に変動はなし)になるはずで、NHKが調査したと言い張る“アメリカの資料”とやらが何なのかぜひ知りたいものです。
確かに正当な数字でも日本軍の主張からすれば約半分で過大評価には違いありませんが、それでもNHKの主張の倍ですから視聴者の印象も変わってくるでしょう。
NHKがどうしてこのような特攻の戦果を“過少評価”したのかについては、その後に日本軍がその過大評価に基づき、実際は大して役に立ってなかった特攻を拡大したのをバカだ無能だとバッシングするためだと思われます。
しかし敵の米軍は、実際の損害が日本軍の過大戦果判断の半分であっても、大損害を被ったという評価をしており、それは米軍指揮官らの回想でも明らかです。
米軍指揮官らのフィリピン戦での特攻に対する回想の例を出すと
太平洋艦隊司令ニミッツ
「神風特別攻撃隊という攻撃兵力はいまや連合軍の侵攻を粉砕し撃退するために、長い間考え抜いた方法を実際に発見したかのように見え始めた」
西太平洋連合軍最高司令官マッカーサー
「カミカゼが本格的に姿を現した。この恐るべき出現は、連合軍の海軍指揮官たちをかなりの不安に陥れ、連合国海軍の艦艇が至るところで撃破された。空母群はカミカゼの脅威に対抗して、搭載機を自らを守る為に使わねばならなくなったので、レイテの地上部隊を掩護する事には手が回らなくなってしまった」
米海軍第7水陸両用部隊司令ダニエル・バーベイ
「日本軍は自殺機という恐るべき兵器を開発した。日本航空部隊がその消耗に耐えられる限り、アメリカ海軍が日本に近づくにつれて大損害を予期せねばならない。」
等々、明らかに重大な驚異になると予想し、賢明な米軍指揮官らのこれらの予想通り、この後の沖縄戦で米海軍は第二次世界大戦で最悪の損失を被るのですが、アメリカ公文書館で"アメリカの資料"を調べて作られたと称されるこの番組には、この様な米軍側の評価は一切登場しません。
一事が万事こんな有様で、軍関係者の特攻に否定的な証言を集め視聴者の情感に訴えた後、その後に自分等の珍論に沿うデタラメな情報で特攻叩きをやって、NHKの歪んだ史観に視聴者を導こうとする構成です。
他にも、『93式中間練習機』(通称赤トンボ)による特攻も、生存者の方の証言をうまく“利用”して、こんなオンボロ複葉練習機を特攻に出した日本軍はバカだ無能だとバッシングしてます。
そのナレーションで、この練習機を120機出撃させて「戦果は挙げることは殆どありませんでした」と言ってますが、『93式中間練習機』で特攻に出撃したのは120機どころかたった11機に過ぎません(損失7機)。
他に中翼単葉の練習機の『白菊』が115機出撃していますが、画面上には『白菊』の写真も登場しなければ当然名前も登場しません。
『白菊』もバリバリの実戦機とは言えませんが、推察するに、いかにもオンボロそうな紙張り布張りの複葉機の方が絵柄的にインパクトがあるからわざと『白菊』の存在を無視したのでしょう。
また海軍練習機合計では120機以上が出撃しましたが、接敵できなかったり故障したりで意外と生還した機が多く、損失機数は両機合わせて約半分の63機です。
それに練習機特攻は戦果を挙げていないなんてとんでもありません。
撃沈だけでも、駆逐艦ドレクスラー 駆逐艦キャラハン 輸送駆逐艦(高速輸送艦)バリー 中型揚陸艦 LSM-59の4隻、確定している大破艦が駆逐艦カシンヤング 損傷艦が駆逐艦ホラス・A・バスで、この6隻で米軍は241名の戦死者と252名の負傷者(死傷者合計493名)の戦果を挙げていますので、失われた練習機の特攻隊員と対比すれば、極めて有効でした。
それは大損害を被った米軍がもっとも痛感させられており、戦時中に作成された米海軍の特攻対策マニュアル『Anti-Suicide Action Summary』(米海軍公式HPで閲覧可能)で練習機特攻について
①木製や布製でありレーダーで探知できる距離が短い
②近接信管が作動しにくい(通常の機体なら半径30mで作動するが、練習機では9m)
③非常に機動性が高く、巧みに操縦されていた
と緻密な分析をしていますが、米公文書館までわざわざ出向いて作ったはずのこの番組には一切このような評価は登場しません。
そしてこの番組の締めが、降伏が決断できなかっため“役立たず”の練習機を数合わせで特攻に投入しようとしていた日本軍はバカだ無能だのバッシングになります。
これだけは、日本側の事情としては大きくは間違っていないのですが、じゃあ米軍はどう分析・評価していたのか?と言えば
日本本土上陸作戦時における日本軍の特攻による損失を撃沈破約1000隻とシミュレートし
「連合軍の空軍がカミカゼを上空から一掃し、連合軍の橋頭堡や沖合の艦船に近づかない様にできたかについては、永遠に回答は出ないだろう。終戦時の日本軍の空軍力を見れば連合軍の仕事は生易しいものではなかったと思われる」
とか
「十分な訓練も受けていないパイロットが旧式機を操縦しても、集団特攻攻撃が水上艦艇にとって非常に危険であることが沖縄戦で証明された。終戦時でさえ、日本本土に接近する侵攻部隊に対し、日本空軍が特攻攻撃によって重大な損害を与える能力を有していたことは明白である。」
と、それまでの特攻で受けた大損害に懲りて、かなり高い評価をしていました。
本土決戦をするのが正しいかどうかは置いといて、その主戦術を『特攻』とした日本軍の分析は非情ながらもっとも有効であったと敵が認定してたことになります。
こういうアメリカ側の評価も視聴者に公平・中立に提示し視聴者が自分で判断する材料を提供するのがマスコミ、特に公共放送であるNHKの役割であって、一方の情報を隠して自分らの意図する結論に誘導するのは間違っていると私は思います。
このDVDでのNHKの主張である、降伏が決断できなかったから多くの人命が失われた・・・という史実は結果論としては正しいかとは思いますが、と言って、嘘までついて特攻をその結論に誘導するために利用するのはいかがなものでしょうか?
確かに特攻は日本史上最大の暗部の1つであり、その否定は視聴者の共感を得やすいからと言って、それを自分の主義主張のおしつけに利用するなんてマスコミ、特に公共放送であるNHKのすることでは絶対にないと思います。
この番組を初め特攻バッシング派は特攻隊員が無能で非情な日本軍に無駄死にさせられた被害者である・・・という視点を絶対に変えようとはしませんが、ネット時代到来で、アメリカの公式資料も気軽に閲覧できるようになって、特攻が米海軍を徹底的に苦しめたというのは、翻訳機能があれば一目瞭然なのですから、そのコチコチに固まった価値観をいい加減是正してもらって、志願にしろ命令にしろ敵に一矢報いようとして出撃し、実際に一矢以上報いて米軍を徹底的に苦しめ誇り高く亡くなっていった特攻隊員を客観的・統計的に評価してほしいものと思います。
特攻の生存者を含む軍関係者の証言と、NHKが調査したらしい史実を絡めながら、当時の日本政府や日本軍は降伏も決断できないバカだ無能だと延々とバッシングし続ける構成ですが、軍関係者の証言は重いもので心に響くものがあるとしても、NHKが調査したという事実がデタラメだらけで本当にちゃんと調査したの?資料提供にアメリカ公文書館と書いてるけど本当に行ったの?行った言い張るなら出典は?と問い詰めたくなるものばかりです。
まずは、日本軍はフィリピン戦での特攻の総合戦果として、232隻の敵艦艇を撃沈撃破したと評価していましたが、NHKが“アメリカの資料”を調査してみたら、たった58隻しか撃沈破してなかったことが判明したので日本軍の戦果分析は過大評価だとナレーションしてます。
しかし、今時は“アメリカの資料”は第二次世界大戦での米軍最上級の報告書公式報告書United States Strategic Bombing Survey Summary Reportの(Pacific War)や(Japanese Air Power)とか米海軍公式HPに掲載されている戦時中に米海軍が作成した特攻分析及び対策資料Anti-Suicide Action Summaryなどの公式資料を含めてネットでも見れるし、アメリカの書籍も気軽にネットで購入できるので、NHKの吹聴するデタラメはすぐにバレてしまって、資料によって多少のばらつきはありますが、撃沈は20~23隻 撃破は120隻前後と合計140隻以上になってます。
ドキュメント 神風〈下〉 (徳間文庫)
Kamikaze Attacks of World War II: A Complete History of Japanese Suicide Strikes on American Ships, by Aircraft and Other Means
ジャパニーズ・エア・パワー―米国戦略爆撃調査団報告/日本空軍の興亡
このDVDでは報じられませんが、“アメリカの資料”によれば米軍は公式記録でフィリピン戦の特攻の有効率を26.8%と算出しています。
フィリピン戦では“アメリカの資料”によれば650機の特攻機が失われたのですから(United States Strategic Bombing Survey Summary Report Japanese Air Powerより、日本側の戦史叢書では陸海軍合計679機、ちなみにNHKは500機と言っているが該当する資料不明)単純に計算しただけでも米軍の撃沈破艦は174隻(艦船の被害率なので1隻に複数の特攻機が命中しても数字に変動はなし)になるはずで、NHKが調査したと言い張る“アメリカの資料”とやらが何なのかぜひ知りたいものです。
確かに正当な数字でも日本軍の主張からすれば約半分で過大評価には違いありませんが、それでもNHKの主張の倍ですから視聴者の印象も変わってくるでしょう。
NHKがどうしてこのような特攻の戦果を“過少評価”したのかについては、その後に日本軍がその過大評価に基づき、実際は大して役に立ってなかった特攻を拡大したのをバカだ無能だとバッシングするためだと思われます。
しかし敵の米軍は、実際の損害が日本軍の過大戦果判断の半分であっても、大損害を被ったという評価をしており、それは米軍指揮官らの回想でも明らかです。
米軍指揮官らのフィリピン戦での特攻に対する回想の例を出すと
太平洋艦隊司令ニミッツ
「神風特別攻撃隊という攻撃兵力はいまや連合軍の侵攻を粉砕し撃退するために、長い間考え抜いた方法を実際に発見したかのように見え始めた」
西太平洋連合軍最高司令官マッカーサー
「カミカゼが本格的に姿を現した。この恐るべき出現は、連合軍の海軍指揮官たちをかなりの不安に陥れ、連合国海軍の艦艇が至るところで撃破された。空母群はカミカゼの脅威に対抗して、搭載機を自らを守る為に使わねばならなくなったので、レイテの地上部隊を掩護する事には手が回らなくなってしまった」
米海軍第7水陸両用部隊司令ダニエル・バーベイ
「日本軍は自殺機という恐るべき兵器を開発した。日本航空部隊がその消耗に耐えられる限り、アメリカ海軍が日本に近づくにつれて大損害を予期せねばならない。」
等々、明らかに重大な驚異になると予想し、賢明な米軍指揮官らのこれらの予想通り、この後の沖縄戦で米海軍は第二次世界大戦で最悪の損失を被るのですが、アメリカ公文書館で"アメリカの資料"を調べて作られたと称されるこの番組には、この様な米軍側の評価は一切登場しません。
一事が万事こんな有様で、軍関係者の特攻に否定的な証言を集め視聴者の情感に訴えた後、その後に自分等の珍論に沿うデタラメな情報で特攻叩きをやって、NHKの歪んだ史観に視聴者を導こうとする構成です。
他にも、『93式中間練習機』(通称赤トンボ)による特攻も、生存者の方の証言をうまく“利用”して、こんなオンボロ複葉練習機を特攻に出した日本軍はバカだ無能だとバッシングしてます。
そのナレーションで、この練習機を120機出撃させて「戦果は挙げることは殆どありませんでした」と言ってますが、『93式中間練習機』で特攻に出撃したのは120機どころかたった11機に過ぎません(損失7機)。
他に中翼単葉の練習機の『白菊』が115機出撃していますが、画面上には『白菊』の写真も登場しなければ当然名前も登場しません。
『白菊』もバリバリの実戦機とは言えませんが、推察するに、いかにもオンボロそうな紙張り布張りの複葉機の方が絵柄的にインパクトがあるからわざと『白菊』の存在を無視したのでしょう。
また海軍練習機合計では120機以上が出撃しましたが、接敵できなかったり故障したりで意外と生還した機が多く、損失機数は両機合わせて約半分の63機です。
それに練習機特攻は戦果を挙げていないなんてとんでもありません。
撃沈だけでも、駆逐艦ドレクスラー 駆逐艦キャラハン 輸送駆逐艦(高速輸送艦)バリー 中型揚陸艦 LSM-59の4隻、確定している大破艦が駆逐艦カシンヤング 損傷艦が駆逐艦ホラス・A・バスで、この6隻で米軍は241名の戦死者と252名の負傷者(死傷者合計493名)の戦果を挙げていますので、失われた練習機の特攻隊員と対比すれば、極めて有効でした。
それは大損害を被った米軍がもっとも痛感させられており、戦時中に作成された米海軍の特攻対策マニュアル『Anti-Suicide Action Summary』(米海軍公式HPで閲覧可能)で練習機特攻について
①木製や布製でありレーダーで探知できる距離が短い
②近接信管が作動しにくい(通常の機体なら半径30mで作動するが、練習機では9m)
③非常に機動性が高く、巧みに操縦されていた
と緻密な分析をしていますが、米公文書館までわざわざ出向いて作ったはずのこの番組には一切このような評価は登場しません。
そしてこの番組の締めが、降伏が決断できなかっため“役立たず”の練習機を数合わせで特攻に投入しようとしていた日本軍はバカだ無能だのバッシングになります。
これだけは、日本側の事情としては大きくは間違っていないのですが、じゃあ米軍はどう分析・評価していたのか?と言えば
日本本土上陸作戦時における日本軍の特攻による損失を撃沈破約1000隻とシミュレートし
「連合軍の空軍がカミカゼを上空から一掃し、連合軍の橋頭堡や沖合の艦船に近づかない様にできたかについては、永遠に回答は出ないだろう。終戦時の日本軍の空軍力を見れば連合軍の仕事は生易しいものではなかったと思われる」
とか
「十分な訓練も受けていないパイロットが旧式機を操縦しても、集団特攻攻撃が水上艦艇にとって非常に危険であることが沖縄戦で証明された。終戦時でさえ、日本本土に接近する侵攻部隊に対し、日本空軍が特攻攻撃によって重大な損害を与える能力を有していたことは明白である。」
と、それまでの特攻で受けた大損害に懲りて、かなり高い評価をしていました。
本土決戦をするのが正しいかどうかは置いといて、その主戦術を『特攻』とした日本軍の分析は非情ながらもっとも有効であったと敵が認定してたことになります。
こういうアメリカ側の評価も視聴者に公平・中立に提示し視聴者が自分で判断する材料を提供するのがマスコミ、特に公共放送であるNHKの役割であって、一方の情報を隠して自分らの意図する結論に誘導するのは間違っていると私は思います。
このDVDでのNHKの主張である、降伏が決断できなかったから多くの人命が失われた・・・という史実は結果論としては正しいかとは思いますが、と言って、嘘までついて特攻をその結論に誘導するために利用するのはいかがなものでしょうか?
確かに特攻は日本史上最大の暗部の1つであり、その否定は視聴者の共感を得やすいからと言って、それを自分の主義主張のおしつけに利用するなんてマスコミ、特に公共放送であるNHKのすることでは絶対にないと思います。
この番組を初め特攻バッシング派は特攻隊員が無能で非情な日本軍に無駄死にさせられた被害者である・・・という視点を絶対に変えようとはしませんが、ネット時代到来で、アメリカの公式資料も気軽に閲覧できるようになって、特攻が米海軍を徹底的に苦しめたというのは、翻訳機能があれば一目瞭然なのですから、そのコチコチに固まった価値観をいい加減是正してもらって、志願にしろ命令にしろ敵に一矢報いようとして出撃し、実際に一矢以上報いて米軍を徹底的に苦しめ誇り高く亡くなっていった特攻隊員を客観的・統計的に評価してほしいものと思います。
2019年8月16日に日本でレビュー済み
偏向報道っぷりが凄まじかったです。
ネットで真実と嘘をうまく見分けて情報を得るように、NHKによるそれを冷静に見分けて視聴ができる自信の無い人は、これを観るのはやめたほうがいいと思います。1つ1つウラをとるのも大変な作業になりますので。
ネットで真実と嘘をうまく見分けて情報を得るように、NHKによるそれを冷静に見分けて視聴ができる自信の無い人は、これを観るのはやめたほうがいいと思います。1つ1つウラをとるのも大変な作業になりますので。