誰もレビューを書かれていないので、僭越ながら私が.....エッヘン!!
谷 啓は、クレージィーキャッツの植木、ハナに続く第三の男として、谷ダー、ガチョーン、ビローン等の言葉を駆使し、ちょっとストイックそしてエクセントリックな演技で一世を風靡しました。
現在では、釣りバカ日誌、TVの出演でよく知られ、先日亡くなられたのは、よくご存知だと思います。
このCDは、その谷(呼び捨て申し訳ない。)の代表作を集めたもので、私たちの年代では、図々しい奴、愛してタムレ、ヘンチョコリンなヘンチョコリンな娘等は、懐かしい曲です。
また谷は、シテイースリッカーズに参加していて、そこで植木と知り合うのですが、そのへんのところは、このCDの解説書、また、テレビの黄金時代等を参考にしてください。ただし、ジャズメンは大法螺吹きが多いので、話半分に聞いてください。
そして谷は、スウイングジャーナルのトロンボーン部門でランクインするぐらいの腕前でしたので、その片鱗は、スターダスト等で確かめられます。また、自宅録音で演奏は、ムーンライトセレナーデ、しかし、歌っているのは、星影のワルツといった珍曲も収められています。
願わくば、アイスティルクレージーホーユーも収めてほしかったな。これなかなか良いです。また、映像もつけてほしかったな......
でもマニアの方には、お勧めです。