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幻影の星 (文春文庫 し 48-3) 文庫 – 2014/9/2
白石 一文
(著)
3・11が生み出した「傑作」
見つかるはずのない場所で見つかった「ぼくのコート」の謎を追う武夫は、やがてこの世界の秘密に触れる。「白石文学」の新境地!
見つかるはずのない場所で見つかった「ぼくのコート」の謎を追う武夫は、やがてこの世界の秘密に触れる。「白石文学」の新境地!
- 本の長さ282ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2014/9/2
- ISBN-10416790179X
- ISBN-13978-4167901790
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2014/9/2)
- 発売日 : 2014/9/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 282ページ
- ISBN-10 : 416790179X
- ISBN-13 : 978-4167901790
- Amazon 売れ筋ランキング: - 558,695位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,650位文春文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話が少し広がりすぎて、わかりにくいところあったので星3です。
2017年2月24日に日本でレビュー済み
冒頭、「僕」のコートが田舎で見つかり、送ってもらうと、まさしく自分のコートなのだが、クローゼットには本来のコートが存在する。そのコートのポケットにはSDカードが入っており、復元すると、同世代の見知らぬ女が映っていた。
中盤にさしかかる手前で、「私」の携帯が戻ってくる。とはいえ、本来の携帯は失くしていないので、本物とコピーの二つの携帯があるのだ。そのコピー携帯には、同世代の見知らぬ男の写真があった。
「僕」と「私」はやがて終盤で出会うのだが、この入り方がとても自然で、見事としか言いようがない。
何万光年も遠くの星の輝きは、実は、何万光年も昔の輝きに過ぎない――1/10を過ぎた辺りで小説の登場人物がそう言い、ここで「幻影の星」のタイトルの意味が、微かに判るようになっている。
私の“外側”で誰が生きていても、誰が死んでいてもそんなことは何一つ意味などないのだ、と私は初めて気がついた。大切なのは彼らが私の“内側”で息づいているか否かだ。
「僕」と「私」のストーリーは、「私」の行きたいところへ行こうとする。ただラストのラスト、「僕」についてきた迷い犬が、「僕」の両腕を上手くかわして走り去っていったのが、意味深だった。
中盤にさしかかる手前で、「私」の携帯が戻ってくる。とはいえ、本来の携帯は失くしていないので、本物とコピーの二つの携帯があるのだ。そのコピー携帯には、同世代の見知らぬ男の写真があった。
「僕」と「私」はやがて終盤で出会うのだが、この入り方がとても自然で、見事としか言いようがない。
何万光年も遠くの星の輝きは、実は、何万光年も昔の輝きに過ぎない――1/10を過ぎた辺りで小説の登場人物がそう言い、ここで「幻影の星」のタイトルの意味が、微かに判るようになっている。
私の“外側”で誰が生きていても、誰が死んでいてもそんなことは何一つ意味などないのだ、と私は初めて気がついた。大切なのは彼らが私の“内側”で息づいているか否かだ。
「僕」と「私」のストーリーは、「私」の行きたいところへ行こうとする。ただラストのラスト、「僕」についてきた迷い犬が、「僕」の両腕を上手くかわして走り去っていったのが、意味深だった。