戦前の歴史教育は皇国史観という現在と異なる観点で教えていたという事は知っていましたが、実際にどう違うのかはよく知りませんでした。著者の平泉氏は皇国史観の親玉みたいな立場の方らしいのですが、戦後占領政策後の、父祖の辛苦と功業とを知らぬままになっている少年たちの為に「少年日本史」という本を書き上げ、同じ内容のものを改題して講談社から出版したものがこの「物語日本史」であると序に書いております。少年向けに書き上げたものだけに、教科書風ではなく、お爺さんが孫に語るかのような優しい語り口調で書かれています。流石に戦後に出版したものであり、昭和天皇の御真影に敬礼するが如きの強烈な軍国主義の臭いは綺麗に拭い取られていながらも、天皇もしくは先祖への敬意で満ち満ちています。
中巻の室町幕府をバッサリと切り捨て、南朝時代ばかり説明するところなんか大変特徴的です。
皇国史観の歴史教育ってどんな感じだったんだろうな、と興味を持った人にはお勧めです。
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物語日本史(上) (講談社学術文庫) 文庫 – 1979/2/1
平泉 澄
(著)
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われわれ日本人は、どのような歴史をあゆんできたのか。本書は、著者が一代の情熱と長年にわたる学問・研究のすべてを傾け、若き世代に贈った日本歴史の通史である。上巻では、日本国家の成り立ちを神々の時代にまで遡って探り、大和・奈良時代にいたる古代日本の姿を明らかにする。更に天皇を中心とする貴族政治が平安朝において頂点に達し、比類なき王朝文化が花開くまでを人物中心に通観する。
- ISBN-104061583484
- ISBN-13978-4061583481
- 出版社講談社
- 発売日1979/2/1
- 言語日本語
- 寸法10.8 x 1.1 x 14.8 cm
- 本の長さ249ページ
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商品の説明
著者について
1895年生。福井県出身。東京帝国大学文科大学国史学科卒業。1926年文学博士、同大助教授。欧州留学。35年教授。45年辞職。主著『中世に於ける精神生活』『我が歴史観』『国史学の骨髄』『万物流転』『芭蕉の俤』『山河あり』『父祖の足跡』『明治の源流』等。1984年2月18日没。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1979/2/1)
- 発売日 : 1979/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 249ページ
- ISBN-10 : 4061583484
- ISBN-13 : 978-4061583481
- 寸法 : 10.8 x 1.1 x 14.8 cm
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2022年3月24日に日本でレビュー済み
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小学校の卒業記念のプレゼントにしました。
2018年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は明治生まれの歴史学者で、代表的な皇国史観学者です。
戦後。GHQによって戦前の国史教育が禁止され、子どもたちが日本歴史についての知識がないとことに愕然としたことが、この本を書くきっかけです。
内容は、戦前の国史そのものです。
当時はこれが日本の歴史の定説でした。
いわゆる皇国史観です。
現代の日本史の定説を、要領よく描いたのが石森章太郎の「マンガ日本の歴史全55巻」です。
55巻とボリュー^ミーですが、一般人が日本史を概観するには一番スタンダードな歴史書だと思います。
完成したのは1994年です。
古代から現代までの歴史を、定説を軸に豊富な史料をもとにマンガで描いています。
上巻は、神武天皇から平安時代の延喜・天暦時代までです。
神代から奈良時代の持統天皇までは日本書紀の内容そのものです。
イザナミノミコトとイザナミノミコトによって淡路島を始め日本が造られ、天孫降臨で天照大神の孫がk獣臭の高千穂に天下りました。
ヤマトタケルの英雄譚、神宮皇后の百済救援、仏教伝来と聖徳太子、大化の改新、遣唐使、白村江の敗戦、平城京遷都、万葉集と歴史的事件が語られます。
最澄、空海による仏教隆盛、和気清麻呂と道鏡事件、菅原道真の悲運、万葉集、平仮名、古今集、竹取物語、源氏物語と枕草子、など文芸興隆が語られます。
蘇我氏、道鏡など皇統系譜を脅かす存在は徹底して悪者扱いしているのは、皇国史観の面目躍如たるところです。
醍醐天皇・村上天皇の親政による王朝政治・王朝文化の最盛期となった時代で上巻は終わります。
皇国史観では皇紀を使いますが、さすがにそのまま使ったのでは欠史八代の天皇の寿命が100歳以上がゴロゴロいることになり非現実的非科学的です「。
口を濁して使用した暦に原因を求めています。
かと言って皇紀を否定していないのは、皇国史観の限界でしょう。
歴史と神話を混在させており歴史書とは言えません。
皇紀についても、現代の考古学、中国の暦の研究で、現実の歴史的事実との食い違いは解明でき整合性は取れると考えます。
近年の考古学の研究調査で、日本古代史は従来の定説がかなり変更を余儀なくされています。
歴史的な学術研究未発達で材料が少ない明治時代は、古代日本を語るには記紀以外に、これと言った歴史書がなかったのでしょう。
歴史的神話としてならともかく、神話的歴史をそのまま歴史書としては認められません。
戦後。GHQによって戦前の国史教育が禁止され、子どもたちが日本歴史についての知識がないとことに愕然としたことが、この本を書くきっかけです。
内容は、戦前の国史そのものです。
当時はこれが日本の歴史の定説でした。
いわゆる皇国史観です。
現代の日本史の定説を、要領よく描いたのが石森章太郎の「マンガ日本の歴史全55巻」です。
55巻とボリュー^ミーですが、一般人が日本史を概観するには一番スタンダードな歴史書だと思います。
完成したのは1994年です。
古代から現代までの歴史を、定説を軸に豊富な史料をもとにマンガで描いています。
上巻は、神武天皇から平安時代の延喜・天暦時代までです。
神代から奈良時代の持統天皇までは日本書紀の内容そのものです。
イザナミノミコトとイザナミノミコトによって淡路島を始め日本が造られ、天孫降臨で天照大神の孫がk獣臭の高千穂に天下りました。
ヤマトタケルの英雄譚、神宮皇后の百済救援、仏教伝来と聖徳太子、大化の改新、遣唐使、白村江の敗戦、平城京遷都、万葉集と歴史的事件が語られます。
最澄、空海による仏教隆盛、和気清麻呂と道鏡事件、菅原道真の悲運、万葉集、平仮名、古今集、竹取物語、源氏物語と枕草子、など文芸興隆が語られます。
蘇我氏、道鏡など皇統系譜を脅かす存在は徹底して悪者扱いしているのは、皇国史観の面目躍如たるところです。
醍醐天皇・村上天皇の親政による王朝政治・王朝文化の最盛期となった時代で上巻は終わります。
皇国史観では皇紀を使いますが、さすがにそのまま使ったのでは欠史八代の天皇の寿命が100歳以上がゴロゴロいることになり非現実的非科学的です「。
口を濁して使用した暦に原因を求めています。
かと言って皇紀を否定していないのは、皇国史観の限界でしょう。
歴史と神話を混在させており歴史書とは言えません。
皇紀についても、現代の考古学、中国の暦の研究で、現実の歴史的事実との食い違いは解明でき整合性は取れると考えます。
近年の考古学の研究調査で、日本古代史は従来の定説がかなり変更を余儀なくされています。
歴史的な学術研究未発達で材料が少ない明治時代は、古代日本を語るには記紀以外に、これと言った歴史書がなかったのでしょう。
歴史的神話としてならともかく、神話的歴史をそのまま歴史書としては認められません。
2019年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本史の通史として良く出来ていて面白い。日本史の通史というと百田尚樹の日本国記、渡辺昇一の日本史、井沢元彦の逆説の日本史、古いものでは徳富蘇峰や江戸時代のものもあるが、この物語日本史は歴史上の文献の原文も多く含まれ、特に和歌などの記載が多いので全部は分からないがそれでも原点のエッセンスがたのしめるのが特徴となっている気がする。読むと少しは利口になった気がする本。
2015年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史叙述に重要な要素ってのは、2つあって、
一つは「事実」。もうひとつは「意見」(意義付けとか価値付けのようなもの)。
この本は、事実を事実として提示している点は無問題だけど、
「意見」(→意義とか価値観のようなもの)に戦前のにおいが強くします。
典型的な例を出すと、たとえば足利尊氏は逆賊という考え方。
戦前に教えられていた「歴史」が発していた臭いがどのようなものであったのかを
推測する道具としては秀逸かもしれませんが、この本で歴史を学ぶというのはちょっとしんどいかも。
ただ、タイトルに「物語」を謳っているように登場人物の意思の流れはいい感じで伝わってくるので
歴史上の出来事をイメージとして収納するのにはなかなかいいです。
ただ、その際につきまとう皇国史観的な臭いが個人的には好きになれないですが。
特定の物語については高校日本史系の詳述参考書より細部が詳しいので、その意味では面白いともいえます。
ただ個人的にはかなり鼻につく臭いに閉口します。
一つは「事実」。もうひとつは「意見」(意義付けとか価値付けのようなもの)。
この本は、事実を事実として提示している点は無問題だけど、
「意見」(→意義とか価値観のようなもの)に戦前のにおいが強くします。
典型的な例を出すと、たとえば足利尊氏は逆賊という考え方。
戦前に教えられていた「歴史」が発していた臭いがどのようなものであったのかを
推測する道具としては秀逸かもしれませんが、この本で歴史を学ぶというのはちょっとしんどいかも。
ただ、タイトルに「物語」を謳っているように登場人物の意思の流れはいい感じで伝わってくるので
歴史上の出来事をイメージとして収納するのにはなかなかいいです。
ただ、その際につきまとう皇国史観的な臭いが個人的には好きになれないですが。
特定の物語については高校日本史系の詳述参考書より細部が詳しいので、その意味では面白いともいえます。
ただ個人的にはかなり鼻につく臭いに閉口します。
2018年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の歴史を学ぶことが、いかに生きるかにつながり、日本という国を知類のは、とても大切な事と実感しました。
日本を大切に感じます。
この本を書いてくださった事に深く感謝します。
日本を大切に感じます。
この本を書いてくださった事に深く感謝します。
2014年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
序文にもありますが、お祖父さんが孫に語りかけるような文になるよう配慮されています。大好きだった祖父母はこういう歴史を教わっていたんだなと。自分の生まれ育った国を大切に思う素地となる歴史観は個人の中にあって当然なのになと考えさせられました。「言葉の意味が解らない時がある」という小学生の息子に「赤ちゃんは言葉の意味知らないでも、聞いているうちに言葉を覚えるんだから大丈夫よ~」とか言いながら寝る前に読んで聞かせています。あっという間に寝てしまい、今のところは其方の効用しかないみたいですが・・・。
2017年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これから読もうと思っています。自分が日本人だと自覚が深まる気がします。