犬塚稔先生や池広一夫監督のインタビューと思母沢寛の原作、犬塚先生の脚本の掲載は素晴らしいし貴重です。
しかし、北里宇一郎氏の第十作目の「座頭市二段斬り」が三作目の「新・座頭市物語」の続編という誤認がとても残念です。
共通のヒロインが坪内ミキ子と言うだけで名前も違うし全くの別人です。
ちゃんと調べてから書いてほしかったので星を一つ減らしました。
それ以外は座頭市の資料としても価値のある本です。

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シナリオ9月号別冊 娯楽映画傑作選「座頭市」の世界 雑誌 – 2014/8/26
英語版
登録情報
- ASIN : B00MR40VIS
- 出版社 : 日本シナリオ作家協会 (2014/8/26)
- 発売日 : 2014/8/26
- 言語 : 英語
- Amazon 売れ筋ランキング: - 3,727位映画・演劇・芸能の雑誌
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
3グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一冊まるごと座頭市の本です。一般書店ではほとんど出回っていないようなので、AMAZON等で買いましょう(笑)
「座頭市」の世界と謳うからには、過去に映画・TVで公開された全作品リストが欲しいところですが、それを補完するには2008年に綾瀬はるか主演映画「ICHI」公開時に講談社から出た「ICHI公式ビジュアルブック」がおススメ。“座頭市映像全目録”があってちょっと調べるのに便利です。
座談会でも語られていますが、小生もキネ旬「日本映画作品全集」(1972年刊)の“座頭市の原作は子母澤寛の随筆「ふところ手帖」にたった1、2行記されていたあんまの話”というくだりを長年の間、信じていました。この本を読めば、たった1、2行ではないことがよく分かります(笑)。この原作で「いつ抜いたか、いつ斬ったか」の映画の煽り文句や、「御法度の裏街道を行く渡世だ。」の決まり文句がすでに登場しています。この短い原作を膨らませて脚本にした犬塚稔さんがすごい。
3氏による座談会が実に面白いです。映画全26作について見どころをマニアックに語られているんですが、香取慎吾の「座頭市 THE LAST」(2010年)については皆さん無言になって「・・・・・」「・・・・・」となるのが爆笑もの。
「座頭市」の世界と謳うからには、過去に映画・TVで公開された全作品リストが欲しいところですが、それを補完するには2008年に綾瀬はるか主演映画「ICHI」公開時に講談社から出た「ICHI公式ビジュアルブック」がおススメ。“座頭市映像全目録”があってちょっと調べるのに便利です。
座談会でも語られていますが、小生もキネ旬「日本映画作品全集」(1972年刊)の“座頭市の原作は子母澤寛の随筆「ふところ手帖」にたった1、2行記されていたあんまの話”というくだりを長年の間、信じていました。この本を読めば、たった1、2行ではないことがよく分かります(笑)。この原作で「いつ抜いたか、いつ斬ったか」の映画の煽り文句や、「御法度の裏街道を行く渡世だ。」の決まり文句がすでに登場しています。この短い原作を膨らませて脚本にした犬塚稔さんがすごい。
3氏による座談会が実に面白いです。映画全26作について見どころをマニアックに語られているんですが、香取慎吾の「座頭市 THE LAST」(2010年)については皆さん無言になって「・・・・・」「・・・・・」となるのが爆笑もの。
2014年9月15日に日本でレビュー済み
犬塚氏ノインタビューは必読。どうせなら、「罰当たり座頭市」のシナリオも掲載して欲しかった。
もし続刊するなら、中村努氏のインタビューが読みたいです。内容は「勝氏とシナリオの関係」についてで。
それから、対談で丹波哲郎氏と座頭市との共演が見たかった等書かれてますが、丹波氏はテレビ版の「師の影に泣いた」(映画3作目のリメイク)に出演されています。
『座頭市―時代小説英雄列伝 (中公文庫) 』も併せて読むと面白いでしょう。
もし続刊するなら、中村努氏のインタビューが読みたいです。内容は「勝氏とシナリオの関係」についてで。
それから、対談で丹波哲郎氏と座頭市との共演が見たかった等書かれてますが、丹波氏はテレビ版の「師の影に泣いた」(映画3作目のリメイク)に出演されています。
『座頭市―時代小説英雄列伝 (中公文庫) 』も併せて読むと面白いでしょう。