青山ライフ出版の一連の著作で、大嶋先生は、多重多元構造になっているこの世界のレイヤー構造を一つ一つ解き明かしていっているようにも見えます。それぞれが、メタファであり、フレームであり、世界観であり、これらを通してみた世界。
「ミラーニューロンがあなたを救う!」2012年9月12日・・・ミラーニューロンの世界
「支配されちゃう人たち」2014年7月8日・・・支配者・虚無・光の人の世界
「無意識さんの力で無敵に生きる 」2014年12月17日・・・意識・無意識の世界
「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」2015年7月8日・・・トラウマの世界
「言葉でホルモンバランスを整えて「なりたい自分」になる!」2016年3月18日・・・ホルモンの世界
「あなたを困らせる遺伝子をスイッチオフ!」2016年10月27日・・・遺伝子の世界
この本は、青山ライフ出版から出ている大嶋本の第4作。
最初から具体例と対策が連続で続きますが、
第6章 ストレス刺激に対する様々な反応
で、通常の反応ではない反応をするトラウマやネグレクトにあった人たちの事例が
1.情緒的ネグレクトで学習性無力症タイプ
2.後からストレスがやってくるタイプ(遅延タイプ)
3.ストレス刺激に無反応って大変(無反応タイプ)
4.共依存タイプ
5.過剰反応タイプ
という感じに、まとめられていて大変参考になります。
そして、続く第7章では、ストレス刺激時に生じる「解離」現象について詳細に述べられています。
☆☆☆☆☆
私個人は、子供の頃のことを思い返すと「哀しみに満ちている」と長年感じて来ました。
自然に、あるいは何かがきっかけで、はたまた自分の意志で思い出そうとすると、
涙がこぼれてきたり、感情が激してめちゃくちゃになったりして、見ないようにしてきました。
あるとき、ある記憶について、甦ってきた時に、感情が激しくなり泣きながらも正視して受け入れたら、
解消していき、その後、その記憶に対する解釈が変わったという経験をしました。
それから、似たような経験を繰り返して思ったのは、
人間は、経験して自分の中で処理しないといけない記憶を、何らかの理由から処理できないままでいると
それが何度も甦ってきて処理を要求したり、
そのことに関わる連想や思考ができずに、不自然な思考や感情的反応等をしてしまうことになる。
そして、これらのことを解消するには、真正面から見て、自分のなかに受け入れて、無意識過程で処理してもらうしかない
というようなことでした。
この「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」が提示する、
恐怖を見つけて、言葉を唱え、それをより根底の恐怖へとさかのぼっていく方法ですが、
起こったことを起こったこととして、無意識のうちに正視し自分の中に受け入れることに繋がり、
経験に自然な解釈がなされ、状況記憶と感情記憶が統合されていくことになっているのかもしれません。
折に触れて繰り返し読むことになると思います。
追記
レビューを書き終わって思い出したことがありました。
過去を、記憶を受け容れたとき、何を思ったか。
あのとき起こったことは起こったこととして、事実は事実として受け入れよう。認めよう。
起こった事実は事実として、そのときに思った想いも生じた感情も事実として
認めて受け入れようと思いました。
涙が溢れてきて、感情のコントロールができなくなり、自分がどうにかなりそうになっても。
そして、実際に自分が何度も何度も限界を超えることを繰り返しました。
どれくらい時間が経ったでしょうか。
自分は、まだ生きていて、落ち着きを取り戻していました。
静寂を取り戻していました。
記憶は残っていましたが、解釈が、印象が変わってしまっていました。
思い出しても、普通になってしまっていました。
この本に書かれているメソッドに限らずですが、
大嶋氏の示すメソッドは、
こうした経験をすることなしに、問題解決を図る方法ではないかと思います。
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それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも? あなただけの簡単な言葉を唱えるだけで、”いまここ”で楽になる! 単行本 – 2015/7/10
大嶋信頼
(著)
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トラウマ治療の専門のカウンセラー大嶋信頼が、トラウマと脳の関係を事例を挙げながらわかりやすく解説し、誰でも簡単にトラウマから解放される方法を提案する。 人はトラウマの恐怖を回避するためにダミーの恐怖を作り出す。そこで、根本的な恐怖を探りその恐怖に浸ればトラウマから解放されることがわかった。だが、恐怖に浸るのはそう簡単ではない。著者は、催眠のメカニズムから、「言葉」が人の脳にダイレクトに働きかけることに着目し、トラウマ治療の画期的な方法を見つけた。本書では、著者が臨床の現場でその効果を実感したテクニックを伝授している。考えながら読むのではなく、読みながら自然に理解が深まっていく構成になっている。
- 本の長さ394ページ
- 言語日本語
- 出版社青山ライフ出版
- 発売日2015/7/10
- 寸法19 x 13 x 2.7 cm
- ISBN-104434206680
- ISBN-13978-4434206689
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商品の説明
出版社からのコメント
本書のテクニックは、トラウマから解放するためだけではなく、誰もがもっている『無意識に入っている思い込み』から自由になり、なりたい自分になれるテクニックでもあるのです。自分の考え方のくせや思い込みからいつも同じ失敗をしてしまう、何故か同じ状況を呼び寄せてしまう、心当たりがあるあなた、まずは読んでみてください。「気がついたら楽になっていた」「なんだかとっても自由な気がする」「あれ? なぜか毎日楽しいぞ」――あなたの人生を変える1冊です。
著者について
米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。 アルコール依存症専門病院、周愛クリニックに勤務する傍ら東京都精神医学総合研究所の研修生として、また嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室非常勤職員として依存症に関する対応を学ぶ。嗜癖問題臨床研究所原宿相談室室長を経て、株式会社IFF代表取締役として勤務。現在、株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。 ブリーフ・セラピーのT.F.T.(Thought FieldTherapy)を学び認定トレーナー資格取得。 著書に『ミラーニューロンがあなたを救う!』(青山ライフ出版)、『支配されちゃう人たち』(青山ライフ出版)、『無意識さんの力で無敵に生きる』(青山ライフ出版)、『サクセス・セラピー』(小学館)、共著『児童虐待〔臨床編〕』(金剛出版刊)がある。
登録情報
- 出版社 : 青山ライフ出版 (2015/7/10)
- 発売日 : 2015/7/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 394ページ
- ISBN-10 : 4434206680
- ISBN-13 : 978-4434206689
- 寸法 : 19 x 13 x 2.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 233,549位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,181位心理学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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米国・私立アスベリー大学心理学部心理学科卒業。アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックに勤務する傍ら東京都精神医学総合研究所の研修生として依存症に関する対応を学ぶ。現在、株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。近著に、ベストセラーとなった『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』。その他著書に、『それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?』『無意識さんの力で無敵に生きる』『支配されちゃう人たち』など
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生きているけど生きてる感じがしない
なんで生きているのかわからない
そんな感覚で40年以上も生きた
なんとかしたくて
心理や自己啓発やスピリチャル
沢山の本も読んだし何百万とかけて
セミナーにも行っていた…
少しずつマシになった気はしてたが
なぜか現実はヒドくなる一方で
「あれ?何かがおかしい」
ずっと感じていた
頭と心、体の分離感
喜び楽しいがわからない…
「自分とちゃんと
向き合ってないからだ!」
とか
「変わらないお前がおかしい」
とか
そんな言葉も浴びせられてきた
昔から考え過ぎる癖があるのも
周りからは
「考え過ぎだよやめなよ」
「暇だから考えるんだよ」
と言われても
やめる事も出来ずいつも
「私が悪いのか?」
「やめられたら苦労しねーんだよ」
と思っていた
あーそれが
本書を読んだら…
「私の人生見てきましたか?」
と言うくらいに
そのまんま悩んでた事
全部が書いてあってびっくりした
そのまま過ぎて、なかなか
読み進められなかったくらいだ
そして今まで勉強してきた事さえ
全て回避だったのかもしれない…
と思ったら………
オーマイガッ!
「幸せを感じたい」
「普通になりたい」
そう思って使ってきた
数百万は不幸になる為に
使ってたのか?!
「一生の仲間が出来る!」
との謳い文句にも
どこにいっても居場所は
感じられず、より
人との付き合いが辛く
なってきていた
まーそんな経緯を辿って
遠回りはしたけれど…
それでも
「やっとわかってもらえた」
「あーそういう事だったのか…」
という
救われた感が
本書を読んで感じられた
著者の本は最近出たものの方を
先に読んでしまったが
まずは
「〇〇の恐怖×7」を唱えて変化を
みたいと思います
(絞らないと多分また思考を使って
回避をしようとするだろうから)
「何をやっても変わらない!」と
今までも思ってきたが、
その事にも触れて変化の段階を
書かれてるのもありがたい
「自分が自分じゃない感覚」
「誰もわかってくれない」
「生きてるけど生きている感じがしない」
そんな感覚をお持ちで
アレコレ彷徨って来た方は
読んでみると良いと思います
今まで沢山の本を読んできて
レビューを書こうと思った事
なかったんですが
初めて書きたいと思い
書いています。
同じような方の
参考になれば幸いです。
長文乱文失礼しました。
なんで生きているのかわからない
そんな感覚で40年以上も生きた
なんとかしたくて
心理や自己啓発やスピリチャル
沢山の本も読んだし何百万とかけて
セミナーにも行っていた…
少しずつマシになった気はしてたが
なぜか現実はヒドくなる一方で
「あれ?何かがおかしい」
ずっと感じていた
頭と心、体の分離感
喜び楽しいがわからない…
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向き合ってないからだ!」
とか
「変わらないお前がおかしい」
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「考え過ぎだよやめなよ」
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と言われても
やめる事も出来ずいつも
「私が悪いのか?」
「やめられたら苦労しねーんだよ」
と思っていた
あーそれが
本書を読んだら…
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と言うくらいに
そのまんま悩んでた事
全部が書いてあってびっくりした
そのまま過ぎて、なかなか
読み進められなかったくらいだ
そして今まで勉強してきた事さえ
全て回避だったのかもしれない…
と思ったら………
オーマイガッ!
「幸せを感じたい」
「普通になりたい」
そう思って使ってきた
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使ってたのか?!
「一生の仲間が出来る!」
との謳い文句にも
どこにいっても居場所は
感じられず、より
人との付き合いが辛く
なってきていた
まーそんな経緯を辿って
遠回りはしたけれど…
それでも
「やっとわかってもらえた」
「あーそういう事だったのか…」
という
救われた感が
本書を読んで感じられた
著者の本は最近出たものの方を
先に読んでしまったが
まずは
「〇〇の恐怖×7」を唱えて変化を
みたいと思います
(絞らないと多分また思考を使って
回避をしようとするだろうから)
「何をやっても変わらない!」と
今までも思ってきたが、
その事にも触れて変化の段階を
書かれてるのもありがたい
「自分が自分じゃない感覚」
「誰もわかってくれない」
「生きてるけど生きている感じがしない」
そんな感覚をお持ちで
アレコレ彷徨って来た方は
読んでみると良いと思います
今まで沢山の本を読んできて
レビューを書こうと思った事
なかったんですが
初めて書きたいと思い
書いています。
同じような方の
参考になれば幸いです。
長文乱文失礼しました。
2023年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルの通り、問題行動に対して、なぜそうなってしまうのか?なにがそうさせるのか?を、過去のトラウマ的体験に紐付いて分析する本。
トラウマという無意識的・潜在的なものへどう対処すればよいかを上手に噛み砕いた言葉で説明してくれるので、非常に理解しやすかったです。
ただ個人的には、分析方法は明確だけどその後の対処がすこし曖昧だったのでもう少し書いてもらえるとなお良かったと思う点と、
文章構成として、具体例が随所にあることが分かりやすい反面、同じことをかなり繰り返しており、途中で理解が出来た人は斜め読みぐらいで進めてもいいかなと思いました。
トラウマという無意識的・潜在的なものへどう対処すればよいかを上手に噛み砕いた言葉で説明してくれるので、非常に理解しやすかったです。
ただ個人的には、分析方法は明確だけどその後の対処がすこし曖昧だったのでもう少し書いてもらえるとなお良かったと思う点と、
文章構成として、具体例が随所にあることが分かりやすい反面、同じことをかなり繰り返しており、途中で理解が出来た人は斜め読みぐらいで進めてもいいかなと思いました。
2021年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大嶋先生の本は10数冊目です。
先生のメソッドはそのほとんどが言葉を唱えるだけ。いや、本を読むこと自体でも変化が起こる。
私が先生の本を読んでいるのは、こんな簡単なことなら自分にも続けられると思ったからです。
精神的に悩みやすい、傷つきやすい性格であり、また、普段から何もないのに漠然と不安感、恐怖感を抱いているところを改善したく、いろいろな本を読みました。ですが、たとえ続ければ効果がありそうな内容でも、「ステップ1~15を毎日30分間繰り返す」などやたら長かったり、複雑だったり(e.g.タッピングなど)、自分が本を見ながら毎日行うにはハードルの高いものばかりでした。
・普段から頭の中で嫌な思い出がぐるぐる湧き出てくる。
・あの時ああいうべきだった、こうするべきだった、と後で悩む。
・身体が動かなくてやろうと思っていることが思い通りにできない。
・待ちに待った休日のはずがなぜかイライラ・不安で楽しめない。
・毎日良い人、良い人と皆から言われる。本当は常にイライラ、不安なのに。
この本は、上記のような自分にピッタリの内容だと思い購入したのですが、正直、これまでで一番読み終えるのが大変でした。
本当にこんな長さが必要なのかと思ってしまうくらいに長く、しかも同じような内容で視点を少し変えたような内容が延々と続く。先生の著書が単なるハウツー本ではなく、本を読むこと自体に意味があることを理解していなければとても読み終えることができなかったと思います。
そして何よりも辛かったのは、第3章以降は「〇〇の恐怖」の○○を特定できたという前提で話が進められていることです。第2章を読んだ時点で少し確認してみたけれど自分の根底の恐怖がよくわからなかったので、あれもこれも「○○の恐怖」と唱えることで解決と言われても、この「○○」を見つけられなかったら、自分は一生トラウマを引きずったまま今を楽しめずに生きていくのかと、焦りと恐怖とイライラを感じながら読みました。これが正直な読後の感想です。
ですが、この本で書かれている内容がまさに自分に当てはまり過ぎていて、しかも、他人に怒りを感じたり批判したりすればするほど、何となくそれが本当の問題ではなくて何かを回避しようとしていることは薄々気づいていて、さらに回避しようとして怒りなどですり替えることによって恐怖感が増大していることまでピッタリでした。。
このままではいられないと思い、いろいろ検索してみると、やはり「恐怖の探し方がわからない」という読者が多いようで、皆さんそれぞれ諦めずに試行錯誤されているようです。そういえば大嶋先生だって、相談者に対して、ああでもない、これでもない、とピッタリの言葉を試行錯誤して試しながら探していらっしゃるようなので、私たちが一発で見つけられるわけはないですよね。
・孤立する恐怖
・蔑まれる恐怖
・暴力を振るわれる恐怖
・馬鹿にされる恐怖
・笑われる恐怖
・注目される恐怖
・批判される恐怖
・無視される恐怖
・敵意を向けられる恐怖
・・・何となくこれかもしれないというのが出てきました。
この本ほど、トラウマについての対処法の可能性を広げる本は他にないと思います。
ぜひ、この本をヒントにして、みんなでトラウマを乗り超えていけたら良いなと思います。
先生のメソッドはそのほとんどが言葉を唱えるだけ。いや、本を読むこと自体でも変化が起こる。
私が先生の本を読んでいるのは、こんな簡単なことなら自分にも続けられると思ったからです。
精神的に悩みやすい、傷つきやすい性格であり、また、普段から何もないのに漠然と不安感、恐怖感を抱いているところを改善したく、いろいろな本を読みました。ですが、たとえ続ければ効果がありそうな内容でも、「ステップ1~15を毎日30分間繰り返す」などやたら長かったり、複雑だったり(e.g.タッピングなど)、自分が本を見ながら毎日行うにはハードルの高いものばかりでした。
・普段から頭の中で嫌な思い出がぐるぐる湧き出てくる。
・あの時ああいうべきだった、こうするべきだった、と後で悩む。
・身体が動かなくてやろうと思っていることが思い通りにできない。
・待ちに待った休日のはずがなぜかイライラ・不安で楽しめない。
・毎日良い人、良い人と皆から言われる。本当は常にイライラ、不安なのに。
この本は、上記のような自分にピッタリの内容だと思い購入したのですが、正直、これまでで一番読み終えるのが大変でした。
本当にこんな長さが必要なのかと思ってしまうくらいに長く、しかも同じような内容で視点を少し変えたような内容が延々と続く。先生の著書が単なるハウツー本ではなく、本を読むこと自体に意味があることを理解していなければとても読み終えることができなかったと思います。
そして何よりも辛かったのは、第3章以降は「〇〇の恐怖」の○○を特定できたという前提で話が進められていることです。第2章を読んだ時点で少し確認してみたけれど自分の根底の恐怖がよくわからなかったので、あれもこれも「○○の恐怖」と唱えることで解決と言われても、この「○○」を見つけられなかったら、自分は一生トラウマを引きずったまま今を楽しめずに生きていくのかと、焦りと恐怖とイライラを感じながら読みました。これが正直な読後の感想です。
ですが、この本で書かれている内容がまさに自分に当てはまり過ぎていて、しかも、他人に怒りを感じたり批判したりすればするほど、何となくそれが本当の問題ではなくて何かを回避しようとしていることは薄々気づいていて、さらに回避しようとして怒りなどですり替えることによって恐怖感が増大していることまでピッタリでした。。
このままではいられないと思い、いろいろ検索してみると、やはり「恐怖の探し方がわからない」という読者が多いようで、皆さんそれぞれ諦めずに試行錯誤されているようです。そういえば大嶋先生だって、相談者に対して、ああでもない、これでもない、とピッタリの言葉を試行錯誤して試しながら探していらっしゃるようなので、私たちが一発で見つけられるわけはないですよね。
・孤立する恐怖
・蔑まれる恐怖
・暴力を振るわれる恐怖
・馬鹿にされる恐怖
・笑われる恐怖
・注目される恐怖
・批判される恐怖
・無視される恐怖
・敵意を向けられる恐怖
・・・何となくこれかもしれないというのが出てきました。
この本ほど、トラウマについての対処法の可能性を広げる本は他にないと思います。
ぜひ、この本をヒントにして、みんなでトラウマを乗り超えていけたら良いなと思います。