多くの名言が収録されているので、常に手許において繰り返して読む価値があると思います。1ページに大きめの字で2~4行の代物です。ですから、小型の手帳サイズにしてもよいくらいです。しかし、文庫サイズではないし、装丁もガッチリとした「単行本」なので、手帳などと一緒にカバンの中に入れて持ち運ぶには不便です。
ということで、私は読み返すときに、広い余白に気づいたこと、感想・所感、関連情報などをメモしています。人間力アップのサブノートのような感じですね。余白が8割方埋まったら、一応「卒業」ということにあるでしょうか。本書の格言1つをとっても、同じようなことを言っている先人はいるわけで、そうしたことを確認してメモしていくだけで、刺激に満ちた知的な旅につながります。

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インスタントラーメン発明王安藤百福かく語りき 単行本 – 2007/2/1
安藤 百福
(著)
- 本の長さ237ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104120038130
- ISBN-13978-4120038136
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2007/2/1)
- 発売日 : 2007/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 237ページ
- ISBN-10 : 4120038130
- ISBN-13 : 978-4120038136
- Amazon 売れ筋ランキング: - 214,219位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 372位ビジネス人物伝 (本)
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トップレビュー
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2020年8月27日に日本でレビュー済み
60ページくらいまでは反骨精神や真実を追求する人としての
強さに裏付けられた言葉が多いです。
これ以降のページは大企業の役員のような小さなことばかり。
安藤翁も事業規模の拡大で守らなければならないことが多く
なったのだろうなあ、と。
読んでいると企業とは人としてのスケールを小さくさせる
負の力に溢れているのかもしれません。
ビジネスマンでいることが嫌になっているときに読むものでは
ないですね・・・いや、却って独立したいという思いが強く
なったのでよかったのか。
強さに裏付けられた言葉が多いです。
これ以降のページは大企業の役員のような小さなことばかり。
安藤翁も事業規模の拡大で守らなければならないことが多く
なったのだろうなあ、と。
読んでいると企業とは人としてのスケールを小さくさせる
負の力に溢れているのかもしれません。
ビジネスマンでいることが嫌になっているときに読むものでは
ないですね・・・いや、却って独立したいという思いが強く
なったのでよかったのか。
2012年2月5日に日本でレビュー済み
「語録を作りたいという話を断っていたら、部下が作っちゃったよ恥ずかしいなぁ」といった感じのまえがきが付いている。
どうやら、日清製粉の社員が創業社長の言葉を集めて編纂したものらしい。
騙されたり無実の罪を着せられたりと苦労の多い人生を歩みながら、48歳で即席麺を発明し、96歳で亡くなるまで元気に働いていたとのこと。
「人類は麺類」という言葉に笑みが溢れ、「食品は平和産業です」という言葉に信念を感じ、会社の稟議書を起案する側・決済する側それぞれに覚悟を問う言葉に仕事に対する姿勢を問い直したい思いだ。
ただ、安藤氏がこれらの言葉を発した背景や文脈の説明が全くないのが残念だ。
もちろん前後の関係が無くともわかるような言葉が語録として集められているのだが、できれば説明を付けていただきたいと感じた。
星が4つでなく3つなのは、そういう理由による。
安藤百福氏を良く知っている方には問題ないのであろう。
どうやら、日清製粉の社員が創業社長の言葉を集めて編纂したものらしい。
騙されたり無実の罪を着せられたりと苦労の多い人生を歩みながら、48歳で即席麺を発明し、96歳で亡くなるまで元気に働いていたとのこと。
「人類は麺類」という言葉に笑みが溢れ、「食品は平和産業です」という言葉に信念を感じ、会社の稟議書を起案する側・決済する側それぞれに覚悟を問う言葉に仕事に対する姿勢を問い直したい思いだ。
ただ、安藤氏がこれらの言葉を発した背景や文脈の説明が全くないのが残念だ。
もちろん前後の関係が無くともわかるような言葉が語録として集められているのだが、できれば説明を付けていただきたいと感じた。
星が4つでなく3つなのは、そういう理由による。
安藤百福氏を良く知っている方には問題ないのであろう。
2009年2月24日に日本でレビュー済み
これまでに読んだ書籍に類似の格言があるが、実際に成功した人の言葉には重みと深みがある。
印象的な格言を引用すると
・いつも心の窓を開いておけ。するとほかの人には見えないものまで見えてくる
・開発のリーダーに必要なのは、安易に妥協しない頑固さである
この対立が止揚した先にブレイクスルーがあるのだろう。
わたしも、「心の窓をひらき」ながらも「頑固」な開発リーダーでありたい。
印象的な格言を引用すると
・いつも心の窓を開いておけ。するとほかの人には見えないものまで見えてくる
・開発のリーダーに必要なのは、安易に妥協しない頑固さである
この対立が止揚した先にブレイクスルーがあるのだろう。
わたしも、「心の窓をひらき」ながらも「頑固」な開発リーダーでありたい。
2007年3月11日に日本でレビュー済み
何だか「ツァラトゥストゥラかく語りき」のような題名だが、ラーメン王安藤百福が自身の哲学を語った情熱の書である。浅間山荘事件が起きた時、私は高校生だった。その時、山荘を取り囲んだ警察隊が常食としていたのがカップヌードル。理由はお湯さえあれば簡単に作れて、しかも体が温まるというものだった。これが口コミで広がり、カップヌードルは一躍ヒット商品となった。何が幸いするか分からない。今や、カップヌードルは世界中で愛食されている。これを安藤氏は「人類は麺類」と言い放つ。
カップヌードルを開発する際、安藤氏はエビを入れる事に拘ったと言う。日本人のエビ好きを見越してである。そして、氏の開発の基本コンセプトは「私はラーメンを売っているのではない。お客様に"時間"を提供しているのである」。だが勿論、上述の通り味も大切にしているのは言うまでもない。「Time is money」という言葉は英語にもあるが、これを徹底させ、更に質も落とさないというのが信条である。
机上の論では無く、長年の汗と努力の結集で即席麺を世界に広めた人の言葉だけに重みがある。即席麺の発想に辿り付くまでだけで48年間掛かったと言う。まさに即席ラーメン道を極めた麺男が語る箴言の書。
カップヌードルを開発する際、安藤氏はエビを入れる事に拘ったと言う。日本人のエビ好きを見越してである。そして、氏の開発の基本コンセプトは「私はラーメンを売っているのではない。お客様に"時間"を提供しているのである」。だが勿論、上述の通り味も大切にしているのは言うまでもない。「Time is money」という言葉は英語にもあるが、これを徹底させ、更に質も落とさないというのが信条である。
机上の論では無く、長年の汗と努力の結集で即席麺を世界に広めた人の言葉だけに重みがある。即席麺の発想に辿り付くまでだけで48年間掛かったと言う。まさに即席ラーメン道を極めた麺男が語る箴言の書。